カンファレンス・勉強会・仕事

WebEXP:新春企画 Web系企業PR座談会

Posted in Diary, カンファレンス・勉強会・仕事 on 1月 10th, 2012 by chibirashka – Be the first to comment

[Summary]

I had a round-table talk on PR strategy with 2 other PR women in Web industry: Mayumi Takahashi from Six Apart; Kazue Nakata from Loftwork in end of December. And the discussion came into an article and released on the website called WebEXP today. Discussion was conducted in Japanese language and so is article. Take a look.

>> http://www.webexp.jp/feature/201201/przadankai01_01.html

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年末、OpenCUでもおなじみのロフトワークの長者原さんにお声がけいただいて、WebEXP(ウェブエキスパート)という情報ポータルの特集用座談会に参加し、その記事の前編が今日公開されました。

WebEXP新春企画PR座談会

広報担当という立ち位置上、普段自分が表立って何かに出ることはないので、柄にもなく緊張などしてしまいましたよ。

テーマが2012年のPR戦略といったものだったので、まさにちょうど来年度の計画を立てているところで、どこまで話せるかしらという辺りも不安材料でしたが、座談会のメンバーが、シックス・アパート高橋さん(@mayumine)、ロフトワーク中田さんという、ステキ女子だったので、あっという間に緊張も溶け楽しくお話ししてきました。

女子会チックに普通に盛り上がってしまい、これ原稿起こすの大変そうだなーなどと思ってたけど、華麗に記事にしていただきました。ありがとうございます。

12月にロンチした、コンセントの広報用ウェブマガジン『サストコ』についても掲載してもらえました。Yay!

他社の広報の方とお話をすると、その活動量であったり、社内のみんなからの協力の取り付け方であったり、普段の仕事の幅であったり、色々参考になると共にたくさんの刺激を受けますね。

自分が座談会に参加するとかって苦手だけど、余りあるほどのメリットも感じます。

あ、あとは、普段長谷川さんがレギュラーで出ている、Web Site Expert(技評)のキーパーソン座談会なんかも、けっこう大変なんだなーと苦労がわかったり。

ぜひ、みなさんも読んでみてください。

WebEXP:Web系企業PR座談会(前編)「楽しい会社にヒトは惹かれる!オープン時代のPR戦略」
コンセント河内尚子 × シックス・アパート高橋真弓 × ロフトワーク中田一会

IA Summit 2011

Posted in IA / UX / HCD / UI, カンファレンス・勉強会・仕事 on 5月 3rd, 2011 by chibirashka – Be the first to comment

デンバー出張の楽しいところだけを先に書いたけど、本題のIAサミット自体のことも書こう。

今年のIAサミットは3月30日〜4月3日まで開催された。3月30、31日はワークショップなどのセッション(カンファレンス料金とは別)、4月1日〜3日はカンファレンス。

私が参加したのは3日間のカンファレンス。

今年のIAサミットには19か国466名の参加があったらしい。内訳は、

  1. US本国(414)
  2. カナダ(11)
  3. UK(11)
  4. 日本(5)
  5. デンマーク(4)
  6. メキシコ、オーストラリア(各3)
  7. スウェーデン、韓国、ロシア(各2)
  8. ドイツ、ベルギー、ニュージーランド、ノルウェー、パナマ、ペルー、サウジアラビア、スロベニア、オランダ(各1)

だそう。
でも、日本人は6人いたはずだから、数があってないのが気になるんだけど…。

4つのテーマでパラレル進行するので、3日間の約50のセッションが展開された。

私は19のセッションに参加。
1日ずつ各セッションのメモを記事にしておこうかと思う。

  1. IA Summit 2011: DAY1
  2. IA Summit 2011: DAY2
  3. IA Summit 2011: DAY3

ちなみに、4月22日にクリエイティブスペース「amu」でIA Summit 2011 Redux in Tokyoを開催し、参加報告もした。Ustream中継し、アーカイブされたものがこちら。

※受講したセッションの全部を紹介したわけではない

その時のプレゼンテーション資料の私が作った部分だけを抜き出したのが以下。

IA Summit 2011: DAY3

Posted in IA / UX / HCD / UI, カンファレンス・勉強会・仕事 on 5月 3rd, 2011 by chibirashka – Be the first to comment

Solving World Problems with UX

by Olga Howard

UXで世界の問題を解決する、という壮大なテーマのセッション。

イラク建国の立役者的役割を果たしたと言われている、アラブの冒険家(登山家でもあり、スパイでもある)Gertrude Bellという女性を例にとって、彼女がUXメソッドを作ってどのようにアラブの国々を形作ったのかについて振り返り、それをどのように現代のworld problemsに当てはめられるかについて考えてみる、というキャッチーな説明文が載っていたので、受講してみたら、だいぶがっかりなセッション。

UX Common Language(UX共通言語)にはいろいろある。マーケット分析や競合分析、タクソノミー、ユーザビリティ、バリュープロポジションとかIAとか。

これのどれを使うのかはケースごとに異なる。UX Common LanguageをUX以外の外の世界にも使え。

Gertrudeは、世界の問題を解決するスパイになるためUXメソッドを使った。例えばTask Analysis。まずは言語を学び、アラブの国々を旅行し、部族と一緒に暮らして、その土地の人にとって何が価値とされているかについて学んだ。現状どうなのかと、どうあるべきかについて理解するため。

その後、Olgaのプロジェクトの紹介。Substitute teacher(代理教師)になるためのステップ(タスク)を分解してフローにした例(?)。この事例が結局どういう話なのか、何をレッスンとして学べるのか、さっぱり分からなかった。

ヒアリングやインタビューにより漠然とした問題をブレークダウンしてステップに分けて考えよ、ってこと?

質疑応答でも「結局何がポイントか分からないんだけど」「観点は?」という質問が相次いでいたので、私の英語力のせいというわけでもなさそうだ。

セッションのあと、Stacyやもう1-2人とお茶しながらこのセッションについて聞いてみたけど、みんな口をそろえて意味不明と言っていたので、そういうことで。

Content Strategy on a Shoestring Budget

by Carrie Hane Dennison

限られた予算内でもコンテンツストラテジーは実践できるよ、という話。

コンテンツストラテジーとは、コンテンツに関するプロセスとプランを持つことである。

HouseをWebsiteのメタファーとして紹介。

  • Furniture=Content
  • Paint/Decor=Design
  • Blueprint=Navigation System

空っぽのWebsiteに何を入れる?新品の家具?使い古した家具?予算が限られてる時にはリソースをどこに使うかプライオリティをつけて次のように考えてみよう。

  • よく見られる部屋には:best furniture
  • 機能的な部屋には:new, but inexpensive furniture
  • 自分しか見ない部屋には:keep your old furniture

コンテンツストラテジーには色んな要素(納品物)があるが、メリハリをつけることが大事。

コストを抑える方法の例として

  • コンテンツインベントリーやストラテジードキュメントを省略する
  • ページスペックシートは、いくつかのテンプレとサンプルを作り、あとはクライアントにcompleteしてもらう

組織によって、時間をセーブしたいのか、コストをセーブしたいのか異なるので、何を節約すべきかROIを理解せよ。

大事なことは、やはりサイロにならずにコラボして動き理解しあうこと。

質疑応答では、誰がコンテンツストラテジストになれるか(どういう素養が必要か)といった質問があった。バックグラウンドとしてはcommunicationやeditingがよさそう。But anybody those who can see big picture and also details(大きい絵を描く=全体像を描くことができつつ、ディテールも見れる人)、といっていたので、ミクロとマクロ両方で物事を見れるメタな人ってことか。

ROUNDTABLE: Toward an Information Architecture Curriculum and Canon

by Dan Klyn

round table round table round table

IAの学生でもあり先生でもあり実践者でもあるDanのラウンドテーブル(ワークショップ・ディスカッション)セッション。

IA教育のカリキュラムを考えるのに、みんなの知恵を貸しておくれ!といった内容で、IA learner(学生)、IA teacher(先生)、IA consumer(消費者=採用担当とか講師を使う人とか)の3グループに分かれてワークショップを行った。

私はIA consumerのチームへ。私のチームでは、USCのWebsiteのIA(UCLAでIAの先生もやっている)をやっているLynnがファシリテーターとなってワークを進めた。

まず1つめは、それぞれの立場で、IAをどのように見ているか(考えているか)などを洗い出すワーク。

2つめは、1つめのワークに基づき、それぞれ理想的なIAカリキュラムについてセールスピッチ(Elevator Pitch Sentence Structure)を完成させるワーク。

FOR (the IA leaner) WHO HAS (customer needs) the ideal IA curriculum IS A (market category) THAT (one key benefit) UNLIKE (competition), THE PRODUCT (unique differentiation).

それぞれの立場で作って、最後にチームごとにプレゼンテーション。すると、学生や先生達からは「consumerチームのセールスピッチに驚いた。専門性が大事だと思ったら、balanceが大事と言っているから」というように、ギャップが浮き彫りになったりもした。

ちなみに、私のチームで作ったセールスピッチは

For the (Consumer of IAs) who has the need for people who (hit the ground running and keep running) the ideal IA curriculum is (a broad approach to current practical and theoretical learning) that unlike (micro certifications) the product (goes beyond the core competencies. )

On ‘Shrink It and Pink It’: Designing Experiences for Women

by Jessica Ivins

design for women

女性向けデザインに関するステレオタイプと本来あるべき姿についての話で、女性向けだからとピンクや小さくする前に考えよ、という話。

なぜ、女性向けのデザインについて配慮する必要があるかというと、

  1. Eコマースの50%以上は女性が占めている(US)(アメリカでは消費購買の80%について女性が実際行なっている・または影響を与えている)
  2. 自分以外のもの(家族のもの)を買う
  3. SNSをよく利用している

女性に関するmyths(神話、伝説)やステレオタイプがたくさんある。例えば…

「女性は男性と比べてゲームをあまりやらないという伝説」
⇒「実際には、カジュアルゲームユーザーの75%は女性」

まずは先入観を捨てる必要がある。

いいデザインの例として、

  1. Visible Design(明らかに女性向け-あるいは男性向け-誰向けのデザインであるかが明快なデザイン)
    Visibleの例としてGilletteのVenus(女性向けシェーバー)
  2. Transparent Design(積極的には、女性向け・男性向けと言わないデザイン)
    Transparentの例として、FlipというカムコーダーとESPN。
    Transparentの場合、結果的にどちらのジェンダーにもアピールできることが多い。

ダメなデザインの例として、

  • ビデオデッキ
    イエール大学の調査では、男性のタスク達成率が68%なのに対して、女性は16%。女性は男性ほど、製品を征服したい欲求がない。

女性向けデザインのガイドライン

  1. Emphasize benefits over features or specs:Wiiの例
  2. Consider the full experience:ブランドとの関係。sony styleリアル店舗の例。
  3. Identify a spot on the spectrum:フェミニンとそうでないもののスペクトラムのどこに位置するのか

成功例として、Online datingサイト”Herway”とファイナンシャルサービスの”LEARNVEST”

Closing Plenary

by Cennydd Bowles

IA/UXの今後の方向を指し示していくような話。

UXはメインストリームになり一般にも認知されてきている。一方、一般化していくことでIA、デザインプリンシプルやコーディングスキルなど、必要な前提知識や基礎が欠落したUXを名乗る人たちも増えてしまっている。

そうした現状に対して、今後どうなっていくか、どんな視点が必要か、といった話。キーワードを挙げて、それに補足する形で進行。
Mainstream/ Public Awareness/ Catalysts of Change/ Trouble Ahead/ Pollution/ Backlash/ Factions/ Stagnation/ Global Outlook/ The Way Forward/ Labelism/ Focus on Delivery/ Consider Ethics/ Question Value/ Gaining Influence/ Attempts to Date/ Design & Science/ A New Angle/ Obliquity/

◯The Golden Rule of UX = Create PErsonal Value

自分達をどうラベルを付けて呼ぼうと関係ない。

何を生み出し、どれだけのハッピネスを作れるかでUX業界をjudgeすべき。
Beyond Modernism/ The Changing World/ Subversive UX/ Leadership/ Know Our Limits/ What’s Next/ A Possible Future
来年のIAサミットはニューオーリンズにて3月21日〜25日に開催。

IA Summit 2011: DAY2

Posted in IA / UX / HCD / UI, カンファレンス・勉強会・仕事 on 5月 3rd, 2011 by chibirashka – 1 Comment

Discussing Design: The Art of Critique

by Adam Connor, Aaron Irizarry

IGNエンターテイメント社のAaronとPad MowのシニアエクスペリエンスデザイナーのAdamによる、デザインクリティック(批評・評論)に関するセッション。

マーケター、ディベロッパーそれぞれに少しずつ異なるボキャブラリーを使っているので共通のボキャブラリーが必要。

クリティックとはプロダクトをより良くするためのasking & understandingである。誰かを批評するということではなく、プロダクトにフォーカスすることが大事。良いクリティックとは常に良い対話のことである。

◯具体的なクリティックセッションの持ち方について

  • そのデザインについて何が起きているかを良く知っている人をセッションに呼ぶ
  • どんな立場の人であれ同等に扱われるべき
  • 何が問題か明らかにするよりついソリューションを提案しがちだが、decision makingはデザイナーに任せる
  • クリティックは何度も繰り返す
  • クリティックを受ける人は、どうやってここまでたどり着いたかではなく、何を目指しているのかをアピールしセッション参加者と共有する

◯紹介されていたツールとテクニック

  • Six Thinking Hats:6つの色の違う帽子が思考モードのメタファとなり、黄色はポジティブとか、赤は情熱的で感情的とか、それぞれのモードで思考する方法
  • laddering:「なぜ」を繰り返すことでコアバリューに到達するインタビューのテクニック

I’m Not Just Making This Up: The Value of Thinking Time in Experience Design

by Tim Caynes

UKのエクスペリエンスデザインエージェンシーでコンサルタントをしている人のセッション。すげー静かにしゃべる人で、なに言ってるかさっぱり分からない。

クライアントはプロトタイプやデザイン案など手にとって分かりやすいものをすぐ欲しがるものだが、一方、制作サイドはそれらを作るためには調査や分析の必要性を説く。つまりソリューションを提供する前にthinking timeが必要。考える部分(thinking time)についてお金が発生するということをクライアントに理解してもらうことは難しい、という問題意識に基づく話。

発見とコンセプトの間には、Ideation & Innovationがある。

プロジェクトにおける Thinking Timeを推測するための 変な計算式が登場。10年の経験の粋を集めて…というようなことを真顔で言ってたけど、多分ジョークと思われる。
ThinkingTime(tt) = days(uxd)/days(week) * crq

計算とかせずとももっとスマートな方法がある。それは、思考過程をビジュアライズすること。
More than 1 head > 1 head(1人で考えるより、みんなで考えた方が効果が大きい)

ワークショップをすることで、Thinking Timeをマキシマイズせよ。コラボレーションはThinking Timeをmultiplyするので、コスト減につながる。

これはまさにコンセントがクライアントプロジェクトで普段やっていることなので、納得度が高い話だった。

Toilet Paper and Information Sharing: Designing Compelling Information Ecosystem

by Justin Davis

toiletpaper

Thinking TimeのTimとは打ってかわり、超アメリカンイングリッシュで声がでかいJustinによる話。

トイレットペーパー買い忘れるとマジ、ブルーだよね、というような話からスタート。グロッセリーショップとはWebサイトやE-mail、買い物の時のチェックアウト(レジでの支払い)といった接点があるにも関わらず、なぜトイレットペーパーを書い忘れちゃうんだろう、トイレットペーパーを買い忘れないためのシステムとは…という題材で、インフォメーションエコシステムについて話された。

ユーザーのインタラクションは連続しており、タスクごとに関係している各デバイスは必要とする情報が異なり、またタイミング(時間)も大事ということを協調。

◯インフォメーションエコシステムについて

  • Information Ecosystemは他の人や会社といった実体とのインタラクションにより作られる生態系。
  • Information Ecosysytemの中にInteraction Ecologyがある。
    このInteraction Ecologyとは「週ごとの食料調達のためのショッピング」といった1つのストーリーを支えるもの。
  • Interaction Ecologyの中に複数のInteractionがある。
    このInteractionとは、food needs audit(何の食料が必要かのチェック)やlistmaking(買い物リスト作成)、shopping(買い物)といった行動そのもの
  • Interactionの中にDeviceがある。
    このDeviceとは、携帯、PC、POSなど。
  • Deviceの中に複数のDataがある。
    このDataとは、例えば食品アイテム、買い物客IDとか、時間や日付、場所や支払い情報など。

例えばfood needs auditを例に取ると、まず情報を集め、買い物リストを作成し、車運転して店にいき、商品選んで、チェックアウトする、というように複数のインタラクションが連続して起きる。

そのため、ユーザーの一連のインタラクションをホリスティックなモデルとしてとらえ、各インタラクション間をデータがどのように移動するのか、といったことに注意することで、よりリッチなexperienceを作れる。

つまり、各インタラクションが発生する場所(家、仕事場)、デバイス(PC、モバイル)、時間がキーになる。

具体的には、「POSが買い物リストを認識してたらどんなことが出来るだろうか」「ユーザーがいつスーパーにいるかを携帯が知っていたらどんなアラートが出せるだろうか」といったように、どのデバイスが、どんな情報を、どのように把握していれば、何を起こせるか、といった検討をするといいよ、ということ。

ちなみに、トイレットペーパーを買い忘れさせないシステムを構築するための3つのポイントとしては。

  • buying trend(どんな頻度で買っているか)
  • shopping trend(週のいつ買っているか)
  • Email borrows data from POS(どんなアイテムを買っているか、顧客IDとヒモづいて持っているなら、リンクさせて活用する)

わりと聞きやすいセッションだったけど、帰国したらすっかり忘れてるところもあり、そんな矢先(?)にたまたまスピーカーのJustinからTwitterでフォローされたので、それをきっかけに、理解を深めるべくメールとかで色々聞いて教えてもらっちゃった。お得。

PANEL: Beyond Digital: What IAs Need to Know About Service Design

by Jess McMullin, Samantha Starmer, Andrea Resmini, Priyanka Kakar

「サービスデザインについてIAが知っておくべきこと」というタイトルで、大きく3つの事例が紹介された。

Jessによるオープニングトークでは、「UX」と「Service Design」という言葉の出現について。「UX」という言葉は1908年(100年以上前)には、マーケティングの差別感のために出現。「Service Design」はそれに比べると新しい(1980年代)。その後、Service DesignについてTheaterをメタファーの紹介。

  • Channel=コールセンターやチラシ
  • Backstage=retail storeのストックルーム=オーサリングコンテンツとか
  • Support=サーバーやpaymentプロセスとか

◯事例1
PriyankaによるVanguard社の
死亡時の保険金関連のサービスにおいて。

人間の感情に配慮したデザインが必要な顕著な例。サービスを受けるためには遺族側が情報提供すべきだが、decision makingすべき人は最もどん底にある人であるケースが多い。

単なるfinancial serviceの提供ではなくそれ以上が求められる。

また、ユーザーの感情は変わりゆくのでホリスティック(総体的)なexperience mapが必要。

例えば、死亡証明書を提出させる変わりに、社会保障情報と連携することで、certificate of deathを送るようにし、遺族側からあれこれ情報を出させずに最低限のやりとりで済ませるような配慮をしたり。

また、人と人との信頼に基づくものであるので、単なるチェックリストにとどまらない、従業員トレーニングを施したり。
◯事例2:
SamanthaによるREI(アウトドア用品のECやretail shop)の例。

REI sells a lifestyle. Lifestyle is made of experience。そのためREIが提供するサービスはexperienceをサポートするものであるようにしている。カヤックを教えるイベント、プロダクト情報だけでなくどうやってプロダクトを選んだらよいかのコンテンツなど。

店舗とオンラインショップの一貫性(プロダクトインフォページに、「カートに入れる」ボタンだけでなく「find in store」ボタンを配置するなど)。

やはりキモは、cross-team pollination(各セクションのチームがどんなことをしているか共有し、理解する)。terminology matters(どんな言葉が使われているのかを知り、共有するのも大事)。
◯事例3:
Andreaによるスウェーデンの交通システムの事例

増える旅行者(通勤)の増加とCO2削減という相反する目的達成のためのデザイン。車通勤者が週の1日だけチャリや歩きでの通勤にすれば目標達成は可能、ただし現実ではない。なので、公共交通システムを改善。ガバメントと起業家、デベロッパー間でデータをAPIを公開しあって、データをオープンにし、より良い道路、より良いサービス、より良いシステムを提供するようにし、シームレスなエクスペリエンスを体験できるようにした。例として自転車レンタル。バスや電車で移動してる間にケータイで、レンタル可能な自転車があるかどうかを確認できるといったサービスとか。
3つの事例に共通するポイントは、

  • holistic experience(総体的な体験)
  • シチュエーションにあったdeliverable(アウトプット)をつくるための柔軟性

The Journey to ‘Yes’

by Alla Zollers, Jeff Parks

けっこう一般論な話なので、そんなに印象に残っていないセッション。

Yesと言わせる(「君たちの会社に任せたよ!」と言わせるとか、ボスを納得させるとか)ための道のり、というタイトル。

「My boss is the problem」というアテンションゲッターからスタート。どんな風にproblemなのか会場からコメントを募る。「くそったれ」「支配的」「とにかく意味不明」などなどFワードに近い単語がバンバン飛び出すww…。

コミュニケーションの90%以上はノンバーバル(非言語的)であるので、E-mailとかで賛同を得ようとしてもそもそもが無理である。

人間はemotionalでsocialなcreatureである。誰もが価値があると思われたい。また、否定的な反応・反抗(Resistance)はエモーショナルなプロセスとして一般的なことであるので、いちいちシリアス(or personal)に受け止めなくて良い。

Closing: Beyond User Research

by Lou Rosenfeld

白クマ本のLouによる土曜日のクロージングの話。Silo(※)をやめて(とっぱらって)、ちゃんと共有していこうぜ、という話。
※家畜飼料貯蔵庫、ミサイル格納庫、他部門と連携を取らない自己中心的な仕事のやり方

Insightsはどこにあるのか
⇒User Research/query data/log from the call center/analytics apps like omniture/voice of the customer research/report from CRM app like Salesforce/research center/agency’s user mental model/agency’s brand architecture research/net promoter score

組織のゴールとユーザーのゴールを理解せよ。

サイロがそれぞれが独立するのではなく、お互いのデータから学べ、またお互いのストーリーを語れ、デザインよりよくするために解決せよ、お互いの仮説をテストせよ。

Challengeとして:Thinking with whole brain
⇒プラクティショナーはどうやって?

  • surf those silos(それぞれのサイロの人と話せ、出かけろ)
  • establish what’s common
  • brown bag it
  • map it

⇒決定者はどうやって?

  • Blue sky it
(どんなだか忘れた)
  • Refudiate it
(どんなだか忘れた)
  • Put them together
  • Win it(
insightsのサイロをintegrateできる会社は競合を出し抜ける)

IA Summit 2011: DAY1

Posted in IA / UX / HCD / UI, カンファレンス・勉強会・仕事 on 5月 3rd, 2011 by chibirashka – 1 Comment

Keynote: Data: potential and pitfalls

by Nate Silver

統計学によりインサイトを明らかにする「スプレッドシートの魔術師」Nateによる基調講演。2008年の大統領選では統計学により、50州のうち49州について予想を的中させた人物。
データとは、生の素材であり、フィクションストーリーではない。
80/20の法則:8割のデータは割とたやすく手に入る。2割から差別化、競争力のある優位性が生まれる。
まずは信用度の高いデータを使え。数と質のマトリクス。

  1. High Quality×High Quantity ⇒ 最も理想的。でも現実にはほとんど起き得ない。
  2. High Quality×Low Quantity ⇒ 次に理想的。さらなる調査の強固な基礎となりえる。
  3. Low Quality×High Quantity ⇒ 3番目。
  4. Low Quality×Low Quantity ⇒ 使えない。

We Are All Content Strategists Now

by Karen McGrane

スピーカーは、以前、レーザーフィッシュにいたUXの人。現在は、School of Visual Artsでデザインマネジメントを教えたりもしている、カレン・マクグレーン。

綺麗にラッピングされているのに箱をあけてみたら空っぽというギフトボックスをメタファーに、IAの人達は、なにが問題かを特定し、プロセスを定義し、ダイアグラムを作るのも得意だが、コンテンツがない、ということを指摘。コンテンツについてもっと議論すべきではないか、という話。

  • 美しいラッピング=ビジュアルデザイン
  • どんな状況でプレゼントをあげるか、開ける時のエクスペリエンス=IA、UX
  • 箱の中身=コンテンツ

媒体がいろいろあるので、チームが同じ方向をむいてコンテンツを作って行くには強力なストラテジーが必要。コンテンツストラテジーは、IA(およびUX)、CMS(およびテクノロジー)、ソーシャルメディアマーケティング(およびマーケティング)のどれにも関係するエリアの話である。今日からできるコンテンツストラテジーとして、次の4つ。

1. Think Beyond the template(テンプレートにとらわれるな)
既存コンテンツの扱い方。 Webサイトが新しくなると、 同じコンテンツを使っているにも関わらず、がっかり度が高くなったりする。bestとworseのexampleコンテンツのプロトタイプを作れ。プロジェクトプランのタイムラインの中に、コンテンツについても入れよ。コンテンツ移行については早い段階からとりかかれ

2. Evaluate Content quality(コンテンツの質の評価)
ただ目録を作るのではなく、中身を精査せよ。ステークホルダーに対してのアプローチが適切であるような戦略を練ろ。持っているものと必要なもののギャップに関する分析を行え。コンテンツに対してもユーザビリティテストを行え。ゴミをいくら分類したとこでゴミである。なにがゴミで、なにがそうでないかを見極めろ

3. Plan for content creation(コンテンツ制作のプラン)
コンテンツについて考えるときには、全体のブランドメッセージについて考えよ。組織のパーソナリティがどうであるか。画像・ビデオなどについてのガイドライン、コンテンツのライフサイクル(どんなタイミングで更新され、編集され、削除されるか)について指示せよ。web、メール、ソーシャルなどさまざまなタイプのチャネルについてどのように扱うか指示せよ。

4. Don’t fear new roles(新しい役割について恐れるな)
UXなんちゃらとか、ホニャララデザイナーとか、名前がいろいろマッシュアップされている。役割や領域の量に圧倒されている? オーバーラップするところもあるし、そうでないところもある。 お互いにコラボレーションすれば良い。

Creating a Navigation System… for Your Career

by Shai Idelson

元ミリタリーにいたという異色の経歴を持つShaiによる、キャリア形成についての話。

ミリタリーにいた時、(中東に派兵されてた時だっけな)とても寒く、とても暗い夜中、次のミッションを待つ間、ほんとにやりたいことはこれなんだろうか?そんな風に思った…、みたいなところから話がスタート。

IAはナビゲーション作るの得意なんだから、自分のキャリアを考えるときにも、ナビゲーション設計せよ、というような話。

  • Understand where you are now.(今いる位置を知れ)
  • Decide where you want to go(どこに向かいたいのか決めろ)
  • Identify the gap, then plan to close it(ギャップを特定し、埋めろ)

今の仕事を最大限活用しつつも、いつが去り時か知り(会社の組織がダメな時とか、モチベーションを下げる要因があるような時)、次の仕事を探す(自分にとってのドリームカンパニーはどんな会社なのか、また、誰と/誰のために働きたいと思えるか)ように、ということを話していた。

Upping Your Game: Five Things Information Architects Need To Talk About More

by Leanna Gingras

IAはIA以外のトピックについてあまり話をしていないのではないかという懸念から行われたセッション。

例えば以下5つのトピックについてもっと見識を広めたらいいのではないかという提案。

  1. Statistics:”R in a nutshell”というオライリーの本を紹介。エクセルは使えないので代替として。訴えたいことを訴えるストーリーになってるように。
  2. Business Skill:”SWITCH”という本。ステークホルダーや組織について学べ。
  3. Psychology:人間のためにデザインしているのだから人間について学べ。human behaviorとか。
  4. Narrative Fiction:プロットやシナリオ、ライティングのスキルをあげよ。相関やストラクチャ。
  5. Interpersonal Relations:結局は信頼を培うことが、仕事を終わらせるのに効果的である。

いろんな分野の本を読んだりして互いにシェアしましょう。色んなことに好奇心を持って、オープンマインドで、吸収するのが大事。

UX Communities: Starting from the Beginning (panerl)

by Matthew Solle, Martin Belam, Joe Sokohl, Eric Reiss

UXコミュニティについてのパネルディスカッション。ブリティッシュイングリッシュでモシャモシャしゃべるモデレーターとパネル達で、私には何言ってるかさっぱり分からなかった。

パネルというかオーディエンスも丸く輪になって、ディスカッションに参加するスタイルで、各地域のUXコミュニティ運営について、相談したり、アイディアを出したり…といった内容。

唯一聞き取れたのは、サウスフロリダから参加してた人の悩み(スポンサーのいないUXコミュニティ運営でスピーカーを確保するのが難しい)に対して、LAの人が、ぺちゃくちゃナイト(show&tellみたいに参加者がマイクを持って話すスタイル)がいいよ、と言っていたことぐらい。


Posting Our Hearts Out: Understanding Outline Self-Disclosure for Better Designs

by Javier Velasco-Martin

コミュニケーションツールごとに、intimacy(親しさ)を感じる度合いがあるのか、オンラインで個人的なことを打ち明ける(Self Disclosure)モチベーションは何なのか、またそこでデザインはどんな役割を果たすのか、についての研究。

オーストラリアのドナ・スペンサーというIAの彼女がtwitterで「明日デートだから楽しみ!」と発言していたのを引き合いに出して「何でそれ書いたの?」と本人にインタビューするなど、オーディエンスとやりとりしながらのセッション。

オンラインSDのモチベーションや実際に行うかどうかのvariables(影響する要素)として、Personal(Catharsis, Loneliness, Self-esteem, Work Experienceとか)、Technology(Frequency of use, Social response)、Social(social context, the people we are having a conversation with)という異なる3グループがあるとみている。

調査では、5つの主要なCMC-Computer Mediated Communication-ツール(Email, IM, Blog, Facebook, Twitter)でのSDとfrequency of useには強い相関があることが示唆されている。

現在もまだ進行中の研究なので、最終的な明快な結論はまだ出ていなそう。

Closing: The Most Valuable UX Person in the World

by Jared Spool

有名NASCAAドライバーやシャラポアなど超有名テニスプレーヤーとそれぞれの獲得賞金の写真を見せながら、スポーツ界ではランク付けが容易で、誰が最も価値あるプレーヤーなのかを測ることができる。

では、UXについてはどうやって、良し悪しを見極めるのか、というのがこのクロージングのテーマ。

採用担当を助けるための視点として、certificate、ポートフォリオ(decision processがどうであるかを知る)などがある。

どうやったらvaluableなUXパーソンになれるか。そのためにはプロジェクトワークだけではなく、practiceやcritiqueも必要。mentor-and-apprentice(徒弟)モデルも必要、デザインボキャブラリーを増やすことや、カリキュラムを作っていくことも大事。(body of knowledge trapを避けよ)。

世界で最もValuableなUXパーソンというキャッチーなタイトルだったけど、特定の誰かや特定の分野にフォーカスするという風でもなく、要は、It’s You! みたいな話か、と理解した。

Posters & Reception

concent-model_to_page-design_ias11

コンセントの今年のポスターは、”Content Model for Page Design”。
AppleのiPadのコンテンツモデルとWebページを例にあげて、コンテンツモデルを用いてページデザインを行うことができるということを説明。

Introduction to Project Management

Posted in カンファレンス・勉強会・仕事 on 9月 15th, 2010 by chibirashka – 2 Comments

近年はクライアントプロジェクトにもコミットしていない、ましてや肩書きがPMでもない、もっと言えば、そんなにPMに強い関心があるわけでもない私なんかが話すのはヒジョーにおこがましいのですが、ひょんなことから機会をいただきまして、13日の月曜日、とある会社の社内勉強会で、プロジェクトマネジメントについてお話をさせてもらいました。

「PMについて話してほしいんだけど」とMike(誰)に頼まれた時は、私なんかがPMについて語れることなんて、これっぽっちもないんだけど…と、最初は躊躇。PMについて体系的に学んだことはないし、プロのスピーカーでもない。でも、Mikeは大事なお友達。なので、これまでの経験した大規模プロジェクトの中で、自然と覚えたキーワードなり、観点なりを、私が知っている範囲内で、そして独自の解釈でお伝えすることにしました。

IAについて話すのであれば、ボスのプレゼン資料をパクるなり(おいっ)、色々やりようもあるのだけど、PMについては全くプレゼン素材がなかったので、これを機会にあらためて本を眺め直したり、これまで自分が作ったPM系ドキュメントを引っ張り出してきたり、一番いいたいことを伝えるためにキーワードを絞ったり、案外大変な作業でした。

プレゼンのスピーカーって大変なんだな〜と、こないだモバイル夜間大学でのスピーカーをムチャぶりしたジョージ旨さん、WCANに対応してもらったd4rくん、そして年間でかなりの量の講演をこなしているボスのことを考えながら…。

月曜日に使ったプレゼンテーション資料(一部資料を削除して)。
自己紹介ページには、@yacciiに撮ってもらった写真を使いました。シミ・シワ取り加工(レタッチ)をばっちりやってもらっているので♪

時間、コスト、スコープの把握が大事、ということを話して、それらを把握するための有用なツールの一つとしてWBSを、そして大事な考え方の一つとしてクリティカルパスを紹介したんだけど、具体的な例で考えたほうが分かりやすいかと思い、ホームパーティを題材に、WBS、ネットワーク図、クリティカルパスを順を追って説明。

wbs

ホームパーティのWBSの例

WBSの各タスクの関係性を表したネットワーク図

WBSの各タスクの関係性を表したネットワーク図

最後にクリティカルパスを表したもの

最後にクリティカルパスを表したもの

突っ込みどころはいっぱいあったと思うけど、参加してくれた方が熱心に聞いてくれて、質問も色々してくれてありがたかったです。

今回こういう機会をもらって自分なりに改めて考えてみたけど、やはり思うところは、IAもそうだけどPMも、「PM」という専門の肩書きの人だけができればいいものではなく、誰でもができるべきだと思うし、同時に、IAがそうであるようにPMも、使えるフレームワークは使えばいいけど、決してそれだけで万能ではない、ということかな。

ちなみに、免罪符的に(謎)、PMについてちょっと勉強してみようかなと思う人には、私のプレゼンテーションとかを鵜呑みにしないで本とかも読んでもらいたくて、かいつまんで紹介したのは次の4冊。絶対的な良書というより、とっつきにくくない読みやすい本という感じ。

   

Webプロジェクトマネジメント標準 PMBOK(R)でワンランク上のWebディレクションを目指すは、私の大好きな千晶さんが書いた本で、読みやすいし要点も分かりやすくて、WebプロジェクトのPMについてを全体的に眺めてみるのに良いと思う。

でも、私の一番のお気に入りは、パイロットが空から学んだ一番大切なこと。具体的な手法というよりマインドセット寄りなんだけど、なんだかんだ、一番大事なことが詰まってる気がする。興味ある方はぜひ読んでみてください。

キーパーソン座談会

Posted in カンファレンス・勉強会・仕事 on 2月 28th, 2010 by chibirashka – Be the first to comment

毎日コツコツとブログを書くのができないので、思い立った時にワーッとポストしてしまう。ちょっと古いけど、楽しかったのでログに残そうかと思ったこの話。

私のボスがレギュラーメンバーを務めている、WebSiteExpert(技評さん)の「キーパーソンが見るWeb業界」座談会。今回は、2月18日にコンセントのサロンで収録があったんだけど、ゲストはなんと学生さん。

キーパーソン座談会@コンセントサロン

けっこうこの座談会というのが、いつもテーマは違うのに、話のオチ的に「結局は、教育よね、人材よね」という風になることが多い。年末の忘年会を兼ねた座談会で、若い子達の話を聞いてみたいという話が出てきたことから、今回はこの学生さん達が登場。

詳しくは次号のWebSiteExpertを見てもらうとして、同席して座談会の様子を見ていた私の感想は、「想像以上にしっかりしてるんだな〜」ということ。

想像以上に、なんていうと失礼かもしれないけど、なんとなく、インターネットが登場してきた頃から一緒に成長してきた世代と、物心ついた頃にはWebが当たり前のものとして存在していて、いわゆる「Web業界」みたいな業界がすでにできあがったところに入ってきた(入ってくる)世代では、色々ギャップがあるんじゃないかと思っていたのが、いい意味で裏切られたというか、けっこう同じトーンでしゃべれるんだな、という発見があったというか…。

もちろん、今回参加してくれた学生さんは、いろんな意味で優秀なので、必ずしもその世代の平均値というわけじゃないとは思うけど、けっこう感動したな〜。

いい刺激をたくさんもらいました。

WebSiteExpertの発売は、3月24日です。お楽しみに!

DEAN & DELUCAのシチリアンバスケットとサンドウィッチバスケットを準備してみました

DEAN & DELUCAのシチリアンバスケットとサンドウィッチバスケットを準備してみました

KAYAC訪問

Posted in IA / UX / HCD / UI, カフェ・レストラン, カンファレンス・勉強会・仕事 on 11月 12th, 2009 by chibirashka – Be the first to comment

9日の月曜日、鎌倉にある面白法人KAYACに行ってきました。ボスときみちゃんと私の3人で。

ことの発端は8月にさかのぼる。

8月7日に開催したHCD-Netサロンでお会いしたKAYACの方が、KAYAC社内で『デザイニング・ウェブナビゲーション』の勉強会をやっていると教えてくれた。せっかくなので、監訳者であるボスがその勉強会に参加しましょうという話になり、調整を試みていたもののなかなかスケジュールがあわなくて、実現できず…。そうこうしているうちに、ボス自身の著書『IA100』も刊行になったので、再度スケジュール調整をして、なんとか開催できることに。

鎌倉までは車で行ったんだけど、けっこう遠くて、ちょっとした旅行気分。

勉強会の前に、社内ツアーをしてもらって、「お〜、TVで見たあのオフィスだ〜」と写真をパシャパシャ。

座敷的な不思議なオフィス

座敷的な不思議なオフィス

勉強会に参加してくれたのは10名弱ぐらいかな。飲み物やお菓子も用意していただいて、とてもカジュアルな雰囲気。もはや『デザイニング・ウェブナビゲーション』でも『IA100』でもなく、情報アーキテクチャの全体像というような講演チックな感じだったんだけど、けっこうあっという間に2時間が経過。

勉強会の様子

勉強会の様子

勉強会の後は、bowlsでの懇親会。bowlsもずっと行ってみたかったので、嬉しい。ワンコさんもOKと分かったので、今度プライベートで鎌倉行くときは犬達と寄ってみよう。シラスのどんぶり、美味しかった!

シラスどんぶり…と思う。この写真じゃ見えない!?

シラスどんぶり…と思う。この写真じゃ見えない!?

Action Blogger’s Night!! トーン・アンド・マナーで導くデザインの正解とは?

Posted in カンファレンス・勉強会・仕事 on 10月 21st, 2009 by chibirashka – 1 Comment

金曜の夜(10月16日)、ハイスコアキッチンで開催された「Action Blogger’s Night トーン・アンド・マナーで導くデザインの正解とは?」に行ってきました。

『視覚マーケティングのススメ』の著者である、ウジトモコさんがゲスト。

『視覚マーケティングのススメ』(通称シカマケ)は、発売された直後にAmazonでぱっと気になって買ったんだけど、デザインに無頓着であろう経営者の方でも、なぜデザインが大事なのかがすーっと腑に落ちるような内容の本で、ビジネス界にも一石を投じるんではないかと思い読んだ(大げさか)。一度著者の方にも会ってみたいと思っていたので、グッドタイミング!

ボスである長谷川さんがひょんなことからウジトモコさんと知り合いになり、その関係でこのイベントにお邪魔することに。

ちょうど、コンセントのグループ会社BNN新社から、ウジトモコさんが新しい書籍『売れるデザインのしくみ -トーン・アンド・マナーで魅せるブランドデザイン-』が刊行されたばかりで、トークの中にもその内容がふんだんに盛り込まれていた。

覚えてる範囲だと・・・

  • 肩書きやフレームを伝えることが大事だったマスマーケの時代から、個々の魅力や個性を見せるperson to personという時代に移り変わってきたよ
  • 自分で考えて持っているイメージで情報が形作られるので、同じ画を見ていても、実は同じ画を見ていない(経験や考えで見え方が変わる)。そのため、どっちのデザインが良い(優れている)ということではなく、どっちにも惹かれる人は存在するので、誰が対象なのってことを考えることがトンマナ
  • ポジショニングからトンマナへの落とし込み
    ⇒ブラウザの”競合引き離し作戦”の例(ロゴの色味やトーンにポジショニングや戦略が見える)
    ⇒自由が丘の「黒船」の”とらやなりすまし作戦”の例
  • トンマナは、タイプフェイス、配色、レイアウトやキービジュアル、キーカラーなど全体の世界観、雰囲気。これまでのトンマナは「○○業界の雰囲気でよろしく!」というスタンスだった。これからは、新ビジネスを可視化する時、どのトンマナを取れば勝てるのかを考えること。ポジショニングし、勝てるところを可視化することがトンマナ。

というようなお話。面白い。

ウジトモコさんが主役ではあったんだけど、長谷川さんのことをけっこうことあるごとに引合に出してくれて、かつ『IA100』のPRもさせてくれました。なぜか最後は、ウジさんと長谷川さんのトークセッションみたいなことに・・。

Action Blogger's Night

ありがとうございます。

ちょうど、このイベントに『IA100』の編集者の村田さんが、できたてほやほやの『IA100』の見本誌を持ってきてくれた。涙が出るほど嬉しいねー。苦節○年の難産の末の子って感じで。良い本ができたと思います。装丁も素敵だし。

IA100

CSS Nite LP, Disk 7「IAスペシャル」

Posted in IA / UX / HCD / UI, カンファレンス・勉強会・仕事 on 9月 14th, 2009 by chibirashka – 5 Comments

9月12日、CSS Nite LP7に行ってきました。

場所はベルサール神田。半蔵門線の大手町駅でベルサールに一番近いC1出口に向かう途中、なんとなく懐かしい感じに襲われながら、階段を上っていたら、KDDビルにつながってる出口だった。あー、なるほど〜。そりゃ、懐かしいわけだよ。

でも、だからといって決して大手町の地理に明るいわけではないので、迷わずタクシーでピューッとベルサールへ。(厳密には隣のデニーズで腹ごしらえ)

関係者としての出席だったので、チラシ折り込み(?)等準備で、受付開始の1時間ぐらい前からいたんだけど、着いてまず会場の広さに圧倒された。

そして、その広い会場もどんどん埋まって、満員御礼な感じは圧巻!

CSS Nite, LP7の会場

撮影:飯田昌之氏

しかし何よりも衝撃だったのは、生きてる間に二度とこの人には会わんだろうな、と思っていた人に遭遇し、さらに名刺交換する事態になったこと。Wow!

そういうわけで、心臓がバクバクなった結果、セッション自体は7-8割しか耳に入ってこなかったような気がしなくもない(おいっ)。

各セッションをかいつまんで、とりあえず記録。

[1]
情報アーキテクチャの全体像
〜ワークフローとケーススタディ〜

株式会社コンセント 長谷川敦士 Ph. D.

IAに登場する要素の全部入り的な、全体像を伝えるセッションでした。

  • IAは分かりやすさのデザインだよ
  • IA設計っていうのはみんなでやることなんだよ

実はコンセント社内でやっている「IA塾」という勉強会で、このセッションのリハーサル的なものをやり、社内のスタッフの反応をみつつ、構成を手直ししたり、時間調整を行ったり、けっこう気合いを入れてプレゼンの準備をしたのですよ。(私じゃなく、ボスがね)。

ちなみに、このセッションの中でボスが紹介していた、ドキュメント類などでコンセントのサイトからダウンロードできるようなものについては、このブログ記事の下の方に書いてますので、興味ある人はそこからどうぞ。

[2]
プロジェクトマネジメントから見たIAの大切さ
株式会社ロフトワーク 林千晶さん

IAの専門家ではない人が、中〜大規模なサイトを作るときのTIPSを紹介するセッションでした。

  • プロジェクトマネジメント計画書を作りましょう
  • 品質計画のための手法「ベンチマーク」というのは、暗黙の前提である。ベストプラクティスを使おう

プロジェクトマネジメント計画書は、コンセントで言うとこのクリエイティブブリーフみたいなもんですね。

CCBS(CMS Corporatesite Base Structure)の紹介の時に「これを作ったのは、前から4列に座っている彼女が作ったもので、今はコンセントにいるんだけど」と紹介され、鳩が豆鉄砲を食ったようになってしまった・・。確かに作った、、懐かしい・・。今の知識とかがあればもっとこうできたな、とか色々あるけど、きっとその後ブラッシュアップされていることでしょう。

あと、千晶さんは、草間彌生さんが大好きだし、そしてプレゼンの時は勝負靴を履く、とっても女性らしいキュートな方なので、草間彌生×LANCOMEのポーチをプレゼントしました。喜んでくれて良かった♪

[3]
IAの欠点〜IAの本来の目的と役目
ソニー株式会社 佐藤 伸哉さん

制作サイド、クライアントサイドの双方が「なぜIAを行うのか」を理解するためのセッション。

  • IAは全体プロセスの1ステップでしかないことや、IAだけでは完結しない(前後の工程が必ずある)ことがIAの欠点。
  • 前後に何があって、どういうことと関係するから、そのIA作業が必要なのかを考える必要がある。(各成果物を作る理由は?)
  • 不必要な作業はやらない。
  • 良いサイトを作るためにIA作業がある。

あえて反論的なタイトルで話を進められていたのが、さとさんらしい。とても理解しやすかった。

[4]
IAワークショップ〜LPOをテーマに〜
ネットイヤーグループ株式会社 坂本 貴史さん

特定のページへの誘導を目指すリニューアル、を題材として、ワークショップで実践力を養うセッション。

同業他社のサイトをベンチマークしてみる。他社と異なるコンテンツ(独自コンテンツ)が、その企業のアイデンティティを訴求する

・最適なメインメニューを書くには、

  1. 情報の共通項を見つける
  2. 他社との共通項を見つける
  3. 重視する方向性を決める

・ナビゲーションを考えるには

  1. 文脈を正確に
  2. 利用目的で方向性が決まる
  3. 行き止まりを作らない

・導線を考えるには

  1. 始点はホームだけじゃない
  2. 目的達成のための導線は個別最適

・IAは目的を実現するためのアプローチだよ

坂本さんは「導線」という言葉を使うのですね。コンセントだと「動線」です。

このセッションは宿題が出ていたんだけど、ちゃんとこなすまでは至らず。。構造がどうなってるか考えるために、ストラクチャを途中まで書いたところで、私は力尽きてしまった。。

ユーザーニーズによりサイト要件を整理する(WorkSheet IV)というワークがあり、ずーっと前に参加したWebSig(IA分科会)でもこんなアプローチのワークがあったんだけど、ユーザーニーズやシチュエーションを考えるときのフレームワークとしてはAIDMAはどうしても使いにくい、と思ってしまう。。InterestとDesireの差が曖昧というか。

それにしても、坂本さん、ほんとよく、いい題材サイト見つけてきますね。どうやって探してるんだろ。

[5]
実装視点からのボトムアップIA
Information Architecs, Inc. 小久保 浩大郎さん

前提:ページ<フロントエンド(ページはフロントエンドに含まれる)

  • IAはデザインタスクのどのレイヤーにも必要な「情報の抽象化」スキルを取り出したもの
  • インターフェースからインタラクションが発生
  • インタラクションの結果としてUX
  • インターフェース=ブランド
  • 今からでも遅くない。HTMLの文書モデルを学ぼう。
  • 見出しには、コンテンツのグルーピングのための見出しと、コンテンツの理解を促進するための句読点的な見出しがある。

う〜ん、分かったような、分からないような。

なんかもっと、具体的にコードを見せて説明するようなセッションかなーと想像してたので、ちょっと違った。

[6]
IAからWebサイトデザインへの突破口
長谷川 恭久さん

THEヤスヒサさん、なプレゼン。

  • サイトやページを探してるんじゃない。情報を探してるんだ。
  • 「共有」というのが必須コンセプトである。
  • 体験の具現化(利用シチュエーションをUIに生かす)
  • パターン(すでに共有されている知識の再利用)
  • オープンスタンダード(人が使ってるものを使うと、障壁を取り除くことに寄与)

[7]
パネルディスカッション
ALL

まったくもって、パネルで行われたQAの中身や本質とは違うんだけど、ヤスヒサさんが言った「IAの人は言葉にセンシティブ」っていうのが「AGREEEEEEEEEEEE!」って思った。

【イベント全般】

これだけの規模のイベントをオーガナイズするのは本当に大変です。出席者の期待感やIAの理解度も全然違う状況で、セッションの企画をしなければいけないし。それ以外の細かな点についても、色々フォローしていただいて、鷹野さんには本当に感謝しています。ありがとうございました。

そして、矢野りんさんや「カニの貴公子」益子さんも、当日のMCやセッティングだけでなく、企画段階からたくさんアドバイスとかくださっていて、スピーカー以外の多くの人の支援があってこそだなーと、改めて思いました。

【補足情報】

では最後に、私がCSS Nite中に、せっせとTwitter(@chibirashka)につぶやいてた、主に長谷川セッションの補足情報を。

visual vocabularyの翻訳版はこちら http://bit.ly/N3o0X

そうです!広報会議にも掲載されました。 http://bit.ly/EVkq9 #cssnitelp7 RT @skytaxi: 広報会議にも出てた図かも #cssnitelp7

コンセントがトータルプロデュースしているカネボウ化粧品さんのサイト http://bit.ly/e1lKR

「IA100」を予約申込していただくと、なーんと、非売品のSite-it! がもらえます。配付資料をみてくださいねー。

IA Institute http://iainstitute.org/en/

EIA as Brand Strategyはこちらでダウンロードできます。日本語版もあります。 http://bit.ly/1w2IkS

メニューラベルの検討については、HCD-Netのサイトを題材に具体的な例を、Web Designing8月号の「my first IA」という連載記事の中で書いてます。長谷川が。

7つのナビゲーションの説明に使われているHCD-Netのサイトは、アックゼロヨン・アワード入賞しました。 http://bit.ly/NckF3

7つのナビゲーションの資料はこちらです。英語版ですけど。 http://bit.ly/3yBdkc

Site-it! についてはこちら http://bit.ly/5H8FK

詳細まではお見せできませんが、コンセントの、シナリオ/ペルソナを用いたプロジェクトポートフォリオです。 http://bit.ly/2wKl9n

コンセントで翻訳したクリエイティブブリーフはこちらでダウンロードできます。 http://bit.ly/Zrkw0