Action Blogger’s Night!! トーン・アンド・マナーで導くデザインの正解とは?
Posted in カンファレンス・勉強会・仕事 on 10月 21st, 2009 by chibirashka – 1 Comment金曜の夜(10月16日)、ハイスコアキッチンで開催された「Action Blogger’s Night トーン・アンド・マナーで導くデザインの正解とは?」に行ってきました。
『視覚マーケティングのススメ』の著者である、ウジトモコさんがゲスト。
『視覚マーケティングのススメ』(通称シカマケ)は、発売された直後にAmazonでぱっと気になって買ったんだけど、デザインに無頓着であろう経営者の方でも、なぜデザインが大事なのかがすーっと腑に落ちるような内容の本で、ビジネス界にも一石を投じるんではないかと思い読んだ(大げさか)。一度著者の方にも会ってみたいと思っていたので、グッドタイミング!
ボスである長谷川さんがひょんなことからウジトモコさんと知り合いになり、その関係でこのイベントにお邪魔することに。
ちょうど、コンセントのグループ会社BNN新社から、ウジトモコさんが新しい書籍『売れるデザインのしくみ -トーン・アンド・マナーで魅せるブランドデザイン-』が刊行されたばかりで、トークの中にもその内容がふんだんに盛り込まれていた。
覚えてる範囲だと・・・
- 肩書きやフレームを伝えることが大事だったマスマーケの時代から、個々の魅力や個性を見せるperson to personという時代に移り変わってきたよ
- 自分で考えて持っているイメージで情報が形作られるので、同じ画を見ていても、実は同じ画を見ていない(経験や考えで見え方が変わる)。そのため、どっちのデザインが良い(優れている)ということではなく、どっちにも惹かれる人は存在するので、誰が対象なのってことを考えることがトンマナ
- ポジショニングからトンマナへの落とし込み
⇒ブラウザの”競合引き離し作戦”の例(ロゴの色味やトーンにポジショニングや戦略が見える)
⇒自由が丘の「黒船」の”とらやなりすまし作戦”の例 - トンマナは、タイプフェイス、配色、レイアウトやキービジュアル、キーカラーなど全体の世界観、雰囲気。これまでのトンマナは「○○業界の雰囲気でよろしく!」というスタンスだった。これからは、新ビジネスを可視化する時、どのトンマナを取れば勝てるのかを考えること。ポジショニングし、勝てるところを可視化することがトンマナ。
というようなお話。面白い。
ウジトモコさんが主役ではあったんだけど、長谷川さんのことをけっこうことあるごとに引合に出してくれて、かつ『IA100』のPRもさせてくれました。なぜか最後は、ウジさんと長谷川さんのトークセッションみたいなことに・・。
ありがとうございます。
ちょうど、このイベントに『IA100』の編集者の村田さんが、できたてほやほやの『IA100』の見本誌を持ってきてくれた。涙が出るほど嬉しいねー。苦節○年の難産の末の子って感じで。良い本ができたと思います。装丁も素敵だし。