ファーストクラス専用チェックイン
今回、ビジネスクラスが全然取れなかったので、ファーストクラスで行ってみることにした。
1タミ南ウィング入ってすぐ、いつものようにビジネスクラスやファーストクラスのチェックインカウンターに向かって歩いてたんだけど、チェックインカウンター手前の所に係員の人がいて、「ビジネスクラスですか?ファーストクラスですか?」と聞かれる。
「ファーストクラスです」というと、「お待ちしておりました、河内さま。ファーストクラス専用のお部屋にご案内いたします」といって、サブウェイ近くの換金所隣の部屋に連れて行かれた。ファーストクラスってチェックインエリアも違うのか!こんなとこに部屋があったとは!
そんなことよりパスポートも書類も見せる前から「河内さま」ってなぜ知ってるのじゃ!すげー。
広くはないけどシックな内装のお部屋で、チェックインを済ませ、セキュリティチェックのプライオリティパスみたいなカードをもらって、成田ショッピングに出かける。持ってくるのを忘れたルームウェアとかをユニクロで買ったり、機内で読む用の本をTSUTAYAで買ったり。
買い物を終え、さきほどのチェックインの部屋近く(Meeting Pointの大画面TVの裏らへん)の優先セキュリティチェック専用エリアから、セキュリティチェックを受ける。人が少ないのでスイスイだし、通常のセキュリティエリアより若干丁寧。出国も自動化ゲートでスルっと抜けて、第二次成田ショッピング。現地で使う化粧品類やもうすぐなくなっちゃう普段使いの化粧品、夫の場合はタバコなどを買う。
ファーストクラス専用ラウンジ
普段ならここで、ユナイテッド航空のRed Carpetラウンジ(またはANAのビジネスラウンジ)に行くんだけど、ファーストクラス専用ラウンジがあるというので、そっちに行ってみた。
フロアが違う。ファーストラウンジ(ANA)に行ってみたけど、お料理も充実してるし、ヌードルバーもあるけど、それだったらANAのビジネスラウンジとの差はほとんどない気がする。唯一良い点としては、ビジネスクラスラウンジよりも空いてることぐらいかなー。
機内
ま、そうこうしてボーディングの時間になったので搭乗。A380でなかったのが残念。それ考えると、ミュンヘンじゃなくフランクフルトに行けばよかったと思ってしまう。
機内に入ってからもそれこそファーストクラスのおもてなし。1-2-1の配列で、私たちは最前列の2席の並び席だったんだけど、そのフライトではファーストクラス客が私達だけだったので、好きな席を自由に使って良いと言われ、CAの方のおすすめにしたがって2列目に移った。そちらの方が足元がより広く、自由に使えるスペースが多かった。
シャンパンサービスからスタート。これはビジネスクラスと変わらない。でも、アミューズとかも出てきたなー。アメニティやパジャマ、スリッパなどを持ってきてくれた。とにかく、常に世話をしてくれている、そんな感じ。
離陸し、安定飛行に入ってからはお食事の用意が始まる。これもほっといたら全部やってくれるんだけど、驚いたのは、ビートル(車)みたいに試験管みたいな花器に入った一輪挿しを挿す部分が各席のひじかけエリアについていること。お食事、フライト中ずっとお花がそばにあるってステキ!
ひじかけもでかいので、ちょっとした軽食はそこで済ませることができる。
ピローには、不織布ではないちゃんとしたらファブリックのピローケースに入った羽根枕。ブランケットはUAビジネスクラスの薄い羽根布団ではなかったけど、しっかりした作りのキルティングっぽい感じのブランケット。
壁にはHOTSPOTのサインもあった。日本ーミュンヘンでは多分サービス提供されてないんだよね。アメリカーヨーロッパ線では多分ネットができるんだと思う。聞かなかったけど。
食事
私はずっと和食を選んだけど、クオリティ高い!普段、都内にいるときも、けっこうそれなりのお店で美味しいものをいただくことが多いので、多少のことじゃ驚かないけど、出てきたお料理は飛行機の中で提供されるものとしてはかなり力が入っていると思う。
スナックやデザートには、ありとあらゆるチーズにケーキ、プディング、フルーツなどなど。
ファーストクラスが我が家で貸切というのもあって、和食か洋食かを選ぶといっても、結局は両方を食べてもよくて、私も和食メニューにないものも、ちょっともらった気がする。(すでにあまり覚えてないけど)
多分、アミューズ
キャビアとレモン、白身と黄身が別々になってサワークリームが添えられたやつ
和食のランチ
和食のランチ続き
和食のランチ続き
デザート。確か、選択肢としてはおまんじゅうとかもあったような…。
好きなチョコを選ぶ。1個だけにした。機体がけっこう揺れてた時のコーヒー。ギリ!
スナックの時間かなー。ケーキとかもあったはず。お腹いっぱいすぎてフルーツを選択。
到着前のランチかな。和食選んだけど、洋食もおいしそうだったから左のお皿は多分洋食のやつ。
和食の続き
デザート
アメニティ
前述の通り、ファーストクラスではアメニティとして色々出てくる。まずはポーチに入ったアメニティ。ビジネスクラスでもその類のポーチはもらえるんだけど、今回のルフトハンザのファーストクラスではBOGENのポーチに入ったものだった。そして男女でポーチが違う。どっちも可愛い!(しかし、夫はいらないといって置いてきたので、男性用ポーチに何が入っていたかはよく分からない)
そしてパジャマ。ルフトハンザのファーストクラスのパジャマというのを、以前ある人からもらったことがあったので、パジャマがあるのは知ってた。機内で着なかったので、一旦返してしまい、でもランディング後にやっぱりちょうだいといってもらってみた。その時にゲットしたものがXLサイズのでかいやつだったので、やはり女性物のパジャマがどんな風だったのかもはや分からないんだけど、それなりにいい素材のパジャマ。
トイレにもアメニティが色々。まず、ここでも生花が飾られている。
そして、カゴの中に、メイク落としシート(ビオレのとは違ってローションがひたひたになったガーゼみたいな素材)や髭剃り、ボディ洗浄タオルなどなど。
CAさんの対応
ファーストクラスではベテランの乗務員が配されている。当然だけど言葉遣いや立ち居振る舞い、気遣いなどなど、見ていて不安になるところが全くない。もちろん丁寧だけど、でも丁寧すぎて硬い感じはなく、初対面でもすーっとやり取りできるようなフレンドリーな雰囲気も同時に持ちあわせている。
機内に入ってすぐ、ちょっと寒いなと思ってブランケットください、といったときも、ブランケットを持ってきてくれるのはもちろん、空調をすぐに変えてくれたり、ほんとは就寝時間であっても、私も夫も本読んだりしていれば、私たちにあわせて室内の照明を明るくしてくれたり、細やかに配慮してくれる。
フライト中けっこう揺れることがあって、CAさんが「揺れが続いて申し訳ございません」と言いにきた。外を見たらモクモク雲がたくさんあったから「積乱雲ですかね」と言ったら、わざわざ機長に確認した上で「機長に確認したところ、積乱雲とのことでした。」と教えてくれた。
また、揺れが続く時は、飲み物がこぼれそうになったりするので、コーヒーなどもカップ半分ぐらいまでわざわざ減らして注ぎ替えてきてくれたり。
着陸に向け最終下降を始める頃には、搭乗のお礼などなど、改めて丁寧にご挨拶に来てくれる。
成田ーミュンヘンはそれなりに長いフライトだけど、「あー、もう着いちゃうよ」って思っちゃうぐらい快適で心地良いフライトだった。