ハンドメイド

Handmade Skirt

Posted in Fashion, ハンドメイド on 1月 6th, 2011 by chibirashka – Be the first to comment

我が家の近所はアパレルのアトリエとかオフィスとかショップが多いんだけど、そのひとつのお店がセールのついでに(?)ハギレも売っていた。お洋服屋さんだけあって、お洋服に使えそうな感じのものがいっぱいなのに激安。1mとか3mとかのウール地のハギレ(もはやハギレと呼んでいいのか分からないでかさ)が500円とか700円とか。

何種類か買ったんだけど、1mぐらいのハギレを使ってスカートを作ってみた。

ウールのハギレ

ウールのハギレ

先日のレザーペンケースに引き続き、ハンドメイドモードだ!

前もって言っとくと、作ったスカートを写真に撮って、instagramとかtwitterに載せたら、「お裁縫もできるのー?」とか「器用だねー」など色々お褒めの言葉をいただいたけど、そんなことはない。お裁縫など、中学校か高校の家庭科でやった程度だし、趣味ってわけでもない。中学校時代の家庭科の先生からの評価は「要領が悪く下手くそ」である(ショック過ぎて今でも覚えてるぞー!)。

※ちなみに言っとくと、たまに「料理はどこで習ったの?」って言われるけど、習ったことなんてない。強いていえば、中学校、高校時代の家庭科ぐらいなので、世の中の大半の人と同じぐらいと思う。

なんだかんだ、犬の洋服やら、ティッシュケースやらクラッチバッグやらを作ったりはするけれど、上手ってわけじゃないし、チャレンジ精神だけ旺盛ってぐらいのもんである。

さて、スカート作ろう!ってひらめいたものの、「スカートってどうやって作るの?」ってとこからスタート(おいっ)。

サイトを検索してみるも、これといって分かりやすいページもない。フリーの型紙とかおいてるサイトもあったけど、Mサイズじゃでかいし、型紙を補正する技術もないのでゼロから自分でやることに。

「ファスナーが必要なスカートは避ける」という方針にして(だって難しそう)、ラップ(巻き)スカートに決定。

とりあえず手持ちのスカートのうち、簡単に作れそうなやつをサンプルにして、型紙作り。といっても、紙にスカートを乗せて、「大体こんなもんかね?」というフリーハンドで鉛筆で線を引くだけ。重宝してるスカートのため分解はできないから、前身頃と後身頃のように分割されるべきところはイマジネーションで乗り切る(謎)。

型紙

型紙はダーツ位置も書き込み、折ってみたりして、ある意味プロトタイピング

型紙にはいわさきちひろカレンダー

ちなみに模造紙とかはないので、いわさきちひろカレンダー(2010年)の裏紙でございます

その後、ハギレの上に型紙をおいてまち針で止め、「縫い代とか多分必要だべ」と思い、型紙より1-2cm、場所によっては5cmぐらいでかいラインでテキトーにザクザクとはさみで切る。3つの身頃と1つのベルト部分ができあがるんだけど、身頃部分3枚はそれぞれ長さがマチマチという大雑把さ。「ま、試着しながら好きな長さで切ればいいし〜」ぐらいのテキトーさがないとやってられない。

とりあえず3つの身頃をしつけ糸で1枚につなげてみて、部分部分、ダーツを取って、ウエストとヒップの補正などしてみる。まぁ、大体こんなベースかね、というのが決まったら、縁という縁に、ジグザグの縫い裁ち目かがりを施し、あとはガーガーミシンをかける。

ベルトっぽい部分も合体させ、ボタンホールも作る。そして試着を何度か繰り返して、ボタン位置(最終的なウェスト位置)を決め、ボタンをつける。

そんな感じでできあがり。

ラップスカートのできあがり

ラップスカートのできあがり

めちゃざっくり書いたけど、なんだかんだ実際には7〜8時間ぐらいかかってると思う。私が持ってるミシンでは色々できるのを知ってたけど、直線縫い以外に使ったことがなかったから、ボタンホール作りや、ジグザグ縫い目裁ちかがりの練習(押さえパーツの着脱等々)などからスタートしてるし。

ま、初めて作ったにしては、まぁ悪くないんじゃない?作ったというか、手持ちスカートのリクリエイトって感じだし。なんか大学時代のDTPの授業でやった、レイアウトやフォントを完璧にコピーする、とかいうようなリクリエイトのクラスを思い出したよ…。

今日試しに、会社に履いていってみたけど、歩いてる途中でパーツが分解してパンツ丸見えとかマンガみたいなことにはならなかったから、一応実用に耐えれる程度には仕上がったということは立証できたと思う。

鯛を自分でさばいた時とかも思ったけど、自分でやってみると、(要領が悪いというのはあるにせよ)お店ってすごいなーと思う。お刺身が高いのも納得というか、自分であれだけの手間かけるんだったら、さばいてあるやつを買った方が効率的と思うし、自分では買わないもののH&Mとかで安くスカートが売られていることにも感激してしまう。自分でちょっとPhotoshopでなんかいじって、イチイチ時間がかかることを体験するたびに、デザイナーさんすごいよなーって思うのと同じ感じ。知ってるのとやって見るのは全く別だし、ただ作れることと、クオリティ高く仕上げられることは全く別だ、ということ。もちろん、自分で作ったものにはなんとなく愛着が持てるとか、なんとなく美味しく感じるとか、そういうのはあるけれど。

私が何かを手作りするというのは、上手に作れるからとか、自分にしか作れないものを作りたいから、というよりも、自分でやってみることで、自分がいかにできないか(できるけど、プロのクオリティにはならない)、ということを感じて、身の回りにある物にありがたみを感じたいからなのかもしれない。

それにしてもだ!私が持ってるJANOMEのミシンだけかもしれないけど、ミシンってものすごくデザインが良くない。ミシンの一部が外れてそこが入れ物になっていて、縫いパターンごとに必要なパーツとか、色んなものが収納されてるんだけど、「ここって外れそうだ」「ここは収納部分になってそうだ」というようなヒントが、デザインから全く得られない。「ホニャララができたら、ホニャララボタンを押してください、そうするとホニャララになります」というインストラクションがあり、ボタンを押してみるんだけど、押した感が全くないボタンで、押されてモードが変わったのかしら、どうなのかしら、ということが実際縫ってみるまで分からないけど、もし間違って縫われた場合には致命的になるので、躊躇してボタンが押せない、というようなこととか。

本体のデザインの悪さに加え、取説のインストラクションがこれまた、いまどきなかなか見ないような質の悪さでびっくり。テクニカルコミュニケーター協会に加盟して、色々勉強した方がいいよ、と思わずにいられないのでした…。(加盟したらよくなるというもんでもないが)

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Handmade Leather Pencase

Posted in ハンドメイド, モノ、グッズ on 12月 30th, 2010 by chibirashka – 1 Comment

今月はホームパーティが立て続けにあり、やたらと料理を作っていた。
料理も私にとってはクリエイティブワークなのだけど、料理じゃない何かをしたいと思い、この間、大量に布(1mとか2mとかのハギレ)を買った(まずは形から)。

布を広げてみてワンピでも作ろうかなーと考え(作ったことないけど作れるのか?)、とりあえずデザインを考えようと思ったんだけど、そうこうしてるうちに、クローゼットの奥からレザーのハギレを発見し、まずはこちらをどうにかしようか、と思い直し、突然レザークラフト。

ボルドーっぽい色のレザー

ボルドーっぽい色のレザー

大きさも中途半端だし小物しか作れない。何を作ろうかなーと考え、ペンケースを作ることに決定。

前からDELFONICSとか行く度に気になるペンケースがあって、買おうと思うのに、なんとなくピンとこなくて買ってなかったから。DELFONICSでよく見かけるのは、キャンバス地やレザーでできていてくるくる丸めて収納できるやつ。ペンを1本1本収納できるような小さなポケット式になっている。

そのイメージで最初は考えていたけど、1本1本収納するためのポケットを作ろうとすると、ステッチ数が増えてめんどいと思い、結局、封筒式+くるくるロールできる、そんなやつにすることにした。

ざっくりサイズ測って、はさみでレザー切って、ちょっとデザインを加えるためにシンプルなカシメを打って、手縫い用に菱目打ち(4穴)とトンカチ(?)で穴を打っていき、麻手縫い糸と2本の針を使って手縫い。

そうやって袋状の部分を作り、それが終わった後はフタになる部分に穴を開けて、今度はスターのカシメを2個所アクセントとして打つ。最後に、紐を通す穴をあけ、レザーの紐を通して終わり。

ほんとは紐用の穴にはハトメを止めたかったけど、家になかったので、穴あけっぱなし。

封筒式というのはつまりこういうことです

封筒式というのはつまりこういうことです

レザーがまだ少し残っていたので、ほぼ同じサイズ、同じデザインでもう一つ作ってみました。

広げた状態のものと丸めた状態のもの

広げた状態のものと丸めた状態のもの

ペン1本ずつといった仕切りがないので、大きいものも収納できます。(もはやペンケースじゃないんだけど)

ペン1本ずつといった仕切りがないので、大きいものも収納できます。右側のものには、モレスキンのCITYを入れています。

右側のものには、モレスキンのシティノートブックを入れています。そして紐のエンドにチャーム代わりの鍵などを結んでみました。

細めに巻くことも可能

細めに巻くことも可能

レザーそのものもハギレだからヨレていたりするし、私が大雑把すぎて縫い目も雑だし、レザーの端の処理とかちゃんとやってないから微妙だけど、まー、自分で使う分にはいいかなーと思う。壊れたらボンドで留めればいいし〜♪

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クラッチバッグをハンドメイド

Posted in Fashion, ハンドメイド on 12月 1st, 2009 by chibirashka – 1 Comment

夏休みももう終わってしまう。

なんだかんだ先週は、レーシック中心で終わってしまって、何もやっていない。夏休みの思い出としては、もちろん視力が回復したっていうのがビッグニュースだけど、コンタクトしてるのと変わらんしなぁ〜、という感じで、特別感がない。

強いて夏休みの思い出といえば、土曜日に行って来た中学時代のプチ同窓会ぐらい。中学卒業以来多分初めて会う男の子がJALのパイロットになっててびっくり、とか、仕事帰りだという監査法人で会計士やってる同級生は、出張でもないのにキャビントロリー持ち歩いてて、ほんとに、DVD『監査法人』みたいなんだな、と思ったり、なかなか大変そうな学校で難しそうな子たちを相手に、ヤンクミみたいに先生やってる子にすごいなーと思ったり…

でも、なんというかそれじゃー、何かを成し遂げた感がないではないか。

というわけで、最後のあがき的に何かやろう!と思い立ち、お裁縫。
(前置き長いくせに、ただの裁縫かよっ!)

クローゼットの奥の方に、スウェードや山羊皮やらのハギレがあるのが見えたので、いい加減、その革たちをどうにかするか…と。

手縫いだと目打ちで穴打ってくのがめんどいし疲れるし、ごつくなるし、今日はミシン縫いにしようと心に決め、とりあえずグレーのスウェードをピックアップ。何を作ろうかと革を眺めること数分。

「そうだ!クラッチバッグを作りましょう!」

クラッチバッグって言っても、色んな形があるし、しかもどうやって作るのだ?

ま、そんな時はハンズだ。ハンズで色んな材料を見れば、なんかイメージも浮かぶでしょう。

というわけで、ハンズへ。渋谷センター街を抜ける途中、TVの取材クルーっぽいグループに囲まれる、でかい外人のおっさんを見た。

ハンズに行くと、色々ありすぎてまた迷う。。とりあえず、今年流行ってるし、あれば使うんじゃね?と思い、スタッズを色々買った。

しかし、革とスタッズだけじゃ、ただのキラキラがいっぱいついた布切れのままじゃん、ってことに気づき、渋谷駅前のマルナンに。

色々見てるうちにだんだんアイディアもまとまってきて、ファスナーとかリボンとか芯とかマグネットとか裏地用布とかゲット。裏地用の布はハギレコーナーで1m×2mみたいなやつを買ったんだけど、なんと160円がさらに値引きで128円!えー、タダみたいじゃん!

帰宅して、まずはハーゲンダッツ食べて気合いを入れ(謎)、ミシンとお裁縫セットを出して、いざ開始。

型紙を作るようなもんでもないし、そもそも、おおまかなイメージしかないから、精密に設計とかできるわけでもなく、目分量で革をカット。

ミシンで縫える厚さなのかおそるおそるミシンを走らせてみると案外いけたので、しばらく縫う。ファスナーをつけてみようと思い立ち、片側を何とか縫うも、反対側を縫う段になって、「やべ、革が厚すぎて融通がきかず縫えないorz」みたいなことに遭遇しつつ、いけるとこまで無理やりやって、縫えてないとこがあっても放置(おいっ)。

革の厚みでミシンで縫えないところをどうしようかと考え、穴あけ工具で穴をあけスタッズで止めることにした。

バッグ全体がリボンみたいになるようにしたかったので、絞って止めるようなループ兼留め具を、買って来たゴールドのリボンで作ってみる。マグネットを仕込んで留められるようにし、中央部分にはポイントとなるよう特大スターのスタッズを刺してみた。

こうしてできあがったのが、こちらで〜す。

手作りクラッチバッグ

縫い目も曲がってるし、ゴールドのリボン部分などは、もうミシン縫いするのがイヤで、革用ボンドで止めたりしてるけれども、思ったよりかわゆくできたので、満足。

あまり実用性はないけど、ハンカチとiPhoneぐらいは入るはず。でも、すぐ壊れそうだなー。常に、クラッチバッグの中に、ボンド入れておこうかなー。

ちなみに、これまでのハンドメイド〜

あ、そうそう、クラッチバッグ作りながらテレビでニュース見てたら、さっきセンター街で見かけたおっさんが出ていた。マイケル・ムーアだった。

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