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チャンスをつかむ男の服の習慣

Posted in 未分類 on 12月 31st, 2014 by chibirashka – Be the first to comment
チャンスをつかむ男の服の習慣


今年もあと数時間で終わりですね。

今年を振り返りつつ、来年の目標を立てたりチャレンジしてみたいことをうっすら思い浮かべている、そんな時期ではないでしょうか。

新しい習慣を身につけるために何かをスタートさせるのに、遅すぎるということはないし、思いついたらいつでもやるべきだと思うけれど、やはり新しい年の始まりというのは、一番しっくりきます。

多額の投資をしなくても、入会などの面倒な手続きをしなくても、ちょっとした心がけで大きな効果が得られるのがファッション(装い)

年末の大掃除の時期、新年で新しいことを始めるのにいい時期、セールで洋服など服飾品を買うことも増えるかもしれないこの時期、ちょっと知っておくだけで来年からの自分が変わる。

そのちょっとした知識のために、ある書籍をご紹介します。

それが、チャンスをつかむ男の服の習慣です。
私のパーソナルスタイリングの師匠である、政近準子氏の最新刊。
タイトルの通り、男性の装いについての内容です。

ファッションというと苦手意識を持つ人は案外多いように感じます。
「何を着ようとそれは自分の勝手であって人にとやかく言われたくない」という気持ちが働く人もいるようです。

その背後には、「自分なりのスタイルがある!」という主張もあれば、「自分のよく分からないことに踏み込んできて欲しくない!」という牽制したい気持ちもあるのではないでしょうか。

ファッションについてちょっと知りたいと思っても、ファッション雑誌に興味がもてない場合にはまず何から手をつけていいか分からないということもあるのかもしれませんし、そもそもファッション雑誌を見ても、自分ごとに感じられず、一体どこを見たらいいのかさっぱりピンと来ないということもあるかもしれませんね。

でも、ファッションって(というか、装いを自分の味方につけること)、実は、普段の仕事でやっていることとある程度同じプロセスであると、自分の経験から言えます。

単純作業、単なるタスクをこなす、そういった仕事の場合はそのままでは当てはまらないかもしれないけれど、多くの仕事には、何かしらの目的・狙いがあり、与件を踏まえて、目的を実現していくためにどんな打ち手を取るかということを企画し推進し実行すると思います。必ずしも取るべき戦術はひとつではないし、毎回チームメンバーが違ったり、予算が違ったりと使えるリソースや、制約事項はさまざまのはず。

ファッションも同じで、自分をどう見せたいか、どうありたいか、そのためにはどんな装いをしなければならないのか、自分が持っているアイテムは何で、TPOといった制約がどの程度クリティカルかといったことを全体観をもって企画することなのです。

ファッションというと、「センスでしょ」「おしゃれのことでしょ」「なんかチャラそう」というリアクションが返ってくることがあるけれど、アーティスティックなモードの世界ではなく、普段の装いということに関していえば、基本的には概ねロジカルで、学習可能な領域であり、またやって終わりではなく、PDCAサイクルを回していくようなものです。

また若い頃は自分勝手な、自己表現のためのファッションが中心でも周りは大目にみてくれるかもしれませんが、ある程度年齢を重ねたら、そして社会人生活のなかではファッションはやはり教養の範疇にもなってきます。

そのちょっとした教養を身につけるファーストステップとして使えると感じるのがこの書籍。

帯には「毎日1分間のブラッシングで4万円のスーツが10万円のスーツに勝つ」とあります。

ファッションはお金がかかる、お金がないとファッションが楽しめないと言う人もいますが、仕事だって、「予算が取れないから何もやらない」で済むことはほとんどなく、「予算のなかでやれる範囲でパフォーマンスが最もあがる方法を考える」ものだと思います。あるいは、「パフォーマンスが高いかどうかは分からないが、比較対象を得るためにまずスモールスタートでやってみて検証する」という手を取るのではないでしょうか。

手入れがされているかどうかや、サイズ感があっているかどうかの方が、パッと見の印象に強く影響するということを考えれば、上記の4万円と10万円のスーツの例もキャッチーだけどあながち嘘ではないと思います。

もちろん、年相応、立場相応、どう見せたいか、自分の置かれている状況のなかで何をコンセプトとして優先すべきかによるので、10万どころか30万程度のスーツを着ていないと、それを実現できない、という状況はありえます。だから一概には言えないのですが。

では、そもそも全体感として、一体どれぐらいの幅のシチュエーションがあり得るのか、各シチュエーションでは、だいたいどれぐらい(価格やフォーマル度、カジュアル度など)が妥当なのか、といったことは、場数を踏んでいないと分からないところもあります。だからといって、無防備にいきなりそのシチュエーションに自分がおかれるというのも避けたいところです。特に失敗が許されないようなシーンでは。だから書籍からのある程度の情報入手は有効です。自分のものとして身につけていくには、トライアンドエラーが欠かせないけれど、書籍からの知識を身につけておけば、最悪の失敗というのは回避できます。

この書籍では、スーツやシャツなどの価格帯別品質ラインが説明されていたり、何色のスーツはどんな印象を与えどんな時に使えるかといった情報が提供されています。

また、フォーマルと、ど・カジュアルの間を「ポスト・カジュアル」と位置づけ、スペクトラムを描くように、それぞれの段階でどの程度が妥当かが提示されていたりします。ジャケットならどんな素材の何色はOKか、それに合せるシャツは無地なのか柄なのか、ベルトはどんなものならOKかといった組み合わせが具体的にイラストで表現されているので、イメージしやすいと思います。

ところで、この本は男性向けですが、私個人としてはぜひ女性の方に読んで欲しいと思います。特に旦那さまやパートナーがいる方。

先日、海外出張に行った際、とある方に「さっき、あなたの会社の方にお会いしたけれど、あの方はご結婚されていないの?仕事に着ていく服について注意するような奥様はいらっしゃらないの?」と指摘されました。その方は少し年配の女性でしたが、男性がTPOに合った適切な装いをしていないと、奥様がちゃんとしていないんじゃないか、と勘ぐる人も少なからずいるということなんだと思います。

仕事に着ていく服は武器です。戦闘服です。
仕事ができる人なのかどうかが伝わるような装いを心がけることは大切です。

「旦那さまのお給料がなかなかあがらない」と思う時、お給料があがるような仕事ぶりを発揮するためには、どんな装いが適切なのかを、旦那さまと一緒に考えたり、あるいは旦那さまがそこに興味をもてない場合には奥様が代わりに揃えておくといったこともできるかもしれません。

サラっと読める1~2時間程度でサラっと読める本なので、年末年始のゆっくりした気分で読んでみてはいかがでしょう?

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