銀座蔦屋書店でのCONCENT長谷川敦士さん × Takram渡邉 康太郎さんのトークイベント

銀座蔦屋書店

昨晩はGINZA SIX内銀座蔦屋書店で、Myボス、コンセントの長谷川さんとTakram渡邉さんとのトークイベントでした。

【トークイベント】「顧客志向を実践する現場の今」
長谷川 敦士 (CONCENT) × 渡邉 康太郎 (Takram)

https://store.tsite.jp/ginza/event/architectural-design/1010-1142451016.html

4年前、日本でサービスデザインが本格的に語られ始めるきっかけになった1冊といっても差し支えないであろう『THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. Basics – Tools – Casesー領域横断的アプローチによるビジネスモデルの設計』(BNN新社)。

なんと4年越しで刊行記念イベントにこぎつけたというww

サービスデザインという言葉が徐々に浸透してきたこともあり、むしろ今でも売れ続けているんだって。

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銀座蔦屋書店

トークイベントでは、分類不能なものを作ることの面白さ、可能性という話があって、それがとても興味深かった。

例えば、Takram渡邉さんの手がけたプロジェクトにLalitpurというオーガニック化粧品ブランドがクライアントの「Message Soap, in time」というのがある。
https://ja.takram.com/projects/messagesoap-in-time/

石鹸の形をしたメッセージカードというのか、見た目は石鹸で、使っていくうちに中から手紙が現れるというようなもので、メッセージがいつ届くのか、そしてそのお返事がいつ来るのか、そういう時間までもを包み込んだようなプロダクト。

この場合、このプロダクトは、一体、石鹸なのか、文具なのか、贈り物なのか、化粧品なのか…といったように、単純には分類しがたい。

こういう分類不能なものををつくると面白いのは、受け手が勝手に自分に寄せて勝手にそれがなんであるかを解釈して手繰り寄せてくれるということが起こるからだという。

確かにそういうことってあるかもしれない。

人間にはそもそも、理解したい欲求や、自分との関連を見出そうとする本能なんかがあると思うんだけど、「分類不能なもの」っていうのは、そうした欲求や本能をうまく引き出し、利用することで、新たに意味が作られたり、その人にとっての特別感を生み出したり、送り手(作り手)にとっても予期しない発見になったりすることで、新しい価値が生み出される。

そこで思い出したのが、豊橋技術科学大学の岡田美智男先生の話のなかで聞いた「グラウンディング」。

例えば、人が足を踏み出し歩く時、それは自立して歩いているように見えて、実は地面が受け止めてくれているという考え方で、つまり、地面とそこを歩く人間の身体が実は一つのシステムを成していて、価値ある行動が双方により作り上げられているということ。

参考:
「弱いIA」の可能性――World IA Day 2015 Japan vol.1 岡田美智男氏
http://www.a-m-u.jp/report/wiad2015japan_featuredtalk_1.html/

「共創」っていうと、いわゆるワークショップ型で…ということが想起されるけど、そうではない仕方で、主体と受け手の両方が(結果的に)一緒になって価値を作っていく共創ってあるなーと。

時間差もあり、そして意図的に巻き込んだわけではないのに、相手が自身との関係性を妄想して、勝手に巻き込まれてくれるようなデザインというのもあるのかな〜とか、それはすごく面白いことだと思った。

ほかにも、「用を満たすのではなく、用を探すため」のデザインの例として、時間を測ることができない「指輪の入った砂時計」の話や、コンセントがPUB.LAB.でやった「いすみ市」の、デザイナーがデザインしないで、デザイナーじゃない人がデザインできるようにするというケースとか。

公共課題をサービスデザイン思考で解決する。「PUB.LAB.」
http://sd-park.tumblr.com/about/publab

「顧客志向を実践する現場の今」というトークイベントタイトルでちょっと固めだし、いわゆるサービスデザインっぽい話がなかったわけではないんだけど、金曜日の夜に聞くにはちょうどいいラウンジトークの要素がたくさんあって、脳みそのところどころが時々、ピカーン、ピカーン!となる感覚。良い会でした。

終わった後は、居酒屋で康太郎さんと長谷川さん、編集担当の吉田さんを囲んで、CONCENTとTakramの8名ほどでご飯。

CONCENTとTakramでなんか一緒にやりたいね!という話になり、普段CONCENTでもやっているコラボのフォーマットはいくつかあるし、それはそれでやればいいと思うんだけど、全然違うこともやってみたい。そこでポップアップショップをやるのはどうかという話も出ていた。

kusakanmuriやkusakanmuriで扱っているフランスのハーブティー「LE BÉNÉFIQUE」、そして私がこれまたPRを手伝っている南仏のライフスタイルブランド「La Cigale」なんかではポップアップは日常茶飯事だけど、CONCENTでやるのは新しくて面白いかもしれない。

そのご飯の席で、私としては「不思議メガネ」を売りたいという話をした。
ここで言うメガネというのは、実際のメガネということじゃなく、レンズやフィルターって意味に近い。

形状や実態のイメージは全くついていないんだけど、康太郎さんや長谷川さん、吉田さんに話したのは、IAや編集者の人って(いや、人はみなそれぞれに)、同じものを見ても同じようには見えていない。全く違う解釈や分類になって見えていたりすると常々思っていて、そういう感覚が伝わる(認識できる)ようなものとして、何か形にできて、売ったら面白いんじゃないかなと。

書籍でもいいし、何かプロダクトでも面白いと思う。
実現させたい。楽しそう。

コンセント長谷川さん、Takram渡邉さん

がっちり握手もしてたし、CONCENTとTakramで面白いことをやっていけるはずだ!

で、改めて『This is Service Design Thinking』をパラパラ眺めてみようかと思ったら、自宅には原著しかなかった!一時期参照しまくってたから会社に置きっぱなしなのかも…。

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