フランス人とお食事会

昨晩は、理佳ちゃんに誘われて(頼まれて?)、理佳ちゃんがひょんなことから知り合ったフランス人のguysとご飯を食べに行った。

なにやら、日本に出張に来ているフランス人で、職業としては監査らしい。Kateと同じだ。というか、ざっくり言えば、私よりはうちの旦那さんの領域の方が近そう。

そんな彼らのために理佳ちゃんがセレクトしたのは、永田町にある(駅としては溜池山王)「永田町 黒澤」。

黒澤っていうのは、そう、あの名映画監督の黒澤明。店舗は、黒澤組の美術スタッフが舞台セットのように、内装や外装の演出を手がけたそう。そしてお料理も黒澤家の味というか、彼が客人をもてなしたというお料理が振る舞われる。そんなお店。映画のポスターとかが貼ってあったり。かといって、安っぽいような印象でも、変に観光客向けになりすぎてる風でもなく、上品で落ち着いていてなかなか良い。
しゃぶしゃぶのコースだったんだけど、お肉も上質で良かったし!

永田町 黒澤のしゃぶしゃぶ

すっかりごちそうになりました。ほぼ見ず知らずのフランス人の方に。

こちらも向こうも母国語ではないけど、コミュニケーションは英語。でも、せっかくなので、短大のフランス語のクラスで習ったフランス語の覚えているもの全部(っつっても、3つか4つで全部という記憶力のなさ)のフレーズを言ってみた。どれも、挨拶とかだけどさ。

あんまり内容のある話はしなかったんだけど、一番印象に残ったのは、というか、ほんの会話の一部で、別に話題の中心がそれだったわけじゃないのに、妙に印象的だったのが、「ビジネスはどこで勉強したの?」というような会話。

私は特別titleも持っていないからあれだけど、理佳ちゃんの場合、取締役なので、そういう質問が彼らから出たんだろうな。

フランスはよく分からないけど、アメリカでは、大学を出るときにはそれなりに、ある程度の専門性を持って卒業するわけで、日本のように、「社命により、予期しない部署に配属される」ってことは基本なく、自分の専門性を生かせる会社やポジションを選ぶわけじゃない?フランスももし同じような感じなのだとしたら、「会社に毎日通ってるうちになんとなくビジネスのことを学びました」みたいなスタンスって基本ないのかな、って思えた。

実際、彼らはビジネススクールに行ったとか、MBA取ったとか言ってたし。

もちろん、ビジネススクールを出たからといって、そしてMBAホルダーだからといって、イコールビジネスができるという風には思わないんだけど、とはいっても、「よし、今日から会社を辞めて自分で仕事をしよう。私は社長よ。ビジネスをやるわ!」という意気込みだけで通用するのって、日本だけなんじゃ?って一瞬思ったんだよね。真偽は分かりませんが。

まぁ、二度と会うこともない人たちかもしれないけれど、それなりに楽しかったし、色々考えることもあって、なかなか良い機会でした。

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