NRT-FRA便(LH711/LH710、A380ビジネスクラス)
ヴェネツィアへは成田からフランクフルト経由で行った。ルフトハンザのFRA便なのでA380。というか、A380に乗ろうと思ってわざわざルフトハンザにした。エコノミークラスは何度か乗っているけどビジネスに乗るのは初めてのA380。
その中身について。
A380は総2階建てででかい!普通の飛行機だと、搭乗ゲートからボーディングブリッジを進んで行くと手前にビジネスクラス、ファーストクラスの乗り口があり、奥に進むとエコノミークラスの乗り口がある。
でも、A380はビジネス、ファーストクラスとエコノミーは階が違うので、ボーディングブリッジを進んでいくと二股になっていて途中から別方向に進んでいく。
2Fの入り口を入ると、エコノミークラスか!?って思うぐらいダダダダーッとビジネスクラスシートが並んでいて、全くもってありがたみもないし、全部同じ大きさのシートなので比較対象がない分、シートが大きく・広く見えない。
窓側には収納があるので(最新のユナイテッドビジネスも確かそう)荷物はそこか足元に置いておけばいいんだけど、それにしても頭上の棚が普通よりも高さがないように感じた。実際、荷物が全然入らなかったし。
ちなみに、シートはレカロ。一見良さそうに見えるんだけど、このシート、フルフラットにならないんだよねー。というか、ほぼまっすぐになるんだけど、床面に対して水平じゃないというか、足元がやや下がる感じで、満足度としてはかなり低かった。ユナイテッドビジネスの方が圧倒的にいい。
コントローラーはだいたい他と同じ。
とりあえず離陸前はシャンパン。それはいいんだけど、シャンパン手前に「Table」ってボタンが見えるかな?押すとテーブルがニョキっと出てくるんだけど、このボタンが、爪が長いと押せなくて困った。指を曲げて関節で押したね、私は。
水平飛行に入ると、ナッツとメニューが配られる。
メニューの中身。和食膳にした。
フードカートにお花が挿してるのが面白い。ルフトハンザはお花挿してるのが特徴なのかね。去年、ルフトハンザのファーストクラスに乗った時は、各シートに一輪差しがあったんだよねー。
食事(日本⇒フランクフルト)
多分、おやつ?
多分、到着前のご飯
行きの便では、同じキャビンにサッカーのザッケローニ監督がいた。私たちの席の2-3シート前に関係者が座っているようで、しょっちゅうそこに行き来しているようだった。
フランクフルトの空港
《成田からの到着時》
ここの空港のイミグレ担当官はイケメン揃いでビビる。
またセキュリティチェックがあるんだけど、ここFast Lane、Economy Lane、Business/First Laneの3つに分かれている。空港によってFast Laneの意味が違ってたりするからややこしい。ここではFast Laneはdepartureが間近で急いでいる人用のレーン、エコノミーはエコノミー、Business/Firstはビジネスクラス・ファーストクラス用。多分、マイレージ上級会員用のレーンはなかったと思う。
フランクフルトの空港は免税店がかなり充実している。コネクティングで時間の余裕があるなら成田で買うよりここで買った方がいいかも。にしても、各ゲートへの方向を示すサインはそのゲートまで徒歩で何分かかるか(または何メートルか)書いてほしい。急いだ方がいいのかそうでもないのかが分からん。フランクフルトに限らず空港ではいつも思うことなんだけど。
乗り継ぎはA16というゲートからだったんだけど、そこにはフリードリンクのマシンがあった。カプチーノやマキアート、レギュラーコーヒー、紅茶などわりとちゃんとしてる。いいね。
《フランクフルトから成田に帰る時》
チェックインが大混雑!ビジネスクラス用のレーンでもかなり混んで並んでいて疲れた。さらに、C16ゲートからの搭乗だったんだけどこのC16が激しく遠い。
C16の直前にパスポートコントロールがあるんだけど、通過する時担当官に「Business?」と聞かれた。入国でもないのになんで旅の目的なんぞ聞かれるんだ?と思いつつ、 「え?」と訝しげな顔をしていたら、「Business Class?」と聞き直されたので、「あー、そうそう。ビジネスクラスだよ。てっきりVacationかBusinessかを聞いてるのかと思った」と返したら、「いいなー。ビジネスクラスかー。しかもA380でしょ。おい、この人達A380のビジネスだってよ。」と隣の担当官にも話しかけてて、その人も「いいなー」って言ってた。一体どんな出国審査なんだよ。
Lufthansa Senator Lounge
パスポートコントロールを抜け、その後セキュリティチェックを抜けると、パスポートとボーディングパスをチェックする係員がいた。セキュリティチェックのレーンの途中にこういう人がいるのはよくあることなんだけどなぜセキュリティチェック抜けた後にもいるんだ?と思いつつ、パスポートとボーディングパスを見せると、そこでビジネスクラス、ファーストクラスとエコノミークラスが振り分けられた。
ビジネス、ファーストは左手、エコノミーは右手。左手に進んで行くと手前にSenator Loungeのサインがあり、さらに進むとBusiness Loungeのサインがある。サインに従ってエレベーターで階上にあがって、ラウンジ入り口でボーディングパスを見せると「あなたゴールドメンバーでしょ?ファーストクラス用のラウンジ使ったら?Senator Loungeっていうのが下の階にあるからそっち使った方がいいわよ。」と教えてくれたので、言われる通りにまた下に降りて、Senator Loungeのサインに従って進み、また別のエレベーターで階上へ。
Business LoungeもSenator Loungeも同じ階にあり、その2つのエリアは関係者以外開閉禁止のドアでつながっているんだけど、アクセスは別々のエレベーターってことらしい。搭乗時刻になるとラウンジ内で「◯◯便のお客様、搭乗を開始しますのでホニャララ」とアナウンスがあるんだけど、そのアナウンスとともにこのドアが開き、Senator LoungeからBusiness Lounge内を通過して搭乗ゲートに向かう。A380は前述の通り、ビジネス・ファーストクラスが2F席にある。ラウンジからは1階分だけエスカレーターを降りてボーディングブリッジに接続。ゴールドメンバーなどでラウンジは使えるけれどもエコノミークラスの人とかもいるので、そういう場合はさらにもう1階分エスカレーターを降りていく。
ところでこのSenator Lounge、さすがドイツだけあって、ドラフトビールのタップがあった。瓶ビールとかじゃなくドイツビールの飲み放題!(ま、瓶でも飲み放題ではあるけどタップがあるって本格的で楽しい)
もっとも、私はビールがそんなに好きなわけじゃないから、日経新聞読みながらひたすらフルーツジュースを飲みまくってたけど。
普通の席の他に、一見、シアタールーム?と思うようなシェードのついたエリアもあった。ガラス張りの明るい室内なので、確かにこういうエリアはあって正解かもね。
トイレでは、パウダールームエリアとトイレエリアの間にわざわざ間仕切りの自動ドアがあったな。あと、トイレでは自動便座クリーナーシステムだった。これ、何年か前に別の空港だったと思うけど、ルフトハンザのビジネスクラスラウンジのトイレで見て大笑いだったんだよねー。今ではすっかり慣れたけど。当時、あまりの衝撃にわざわざ一旦iPhone取りに席に戻って動画撮影してYouTubeにアップしたので、興味ある人はどうぞー。
それはそうと…、
食事(フランクフルト⇒日本)
またまたひたすら和食をチョイス。
ちなみに、A380とは全然関係ないんだけどルフトハンザでは従業員有志でHelp Allianceという子供たちを支援する活動をしているとのことだった。座席前のポケットにこんな袋があってどの国の通貨でも、いくらでもいいということだったので、私も海外通貨と日本円でいくらかドネーションしておきました。フライト中あるいは飛行機を降りる時に乗務員に渡せばいいだけ。簡単。海外通貨のコインはどうせ換金もできないし、こういうのいいかもね。
アメニティ
そうだ、ビジネスクラスのアメニティはこんな感じ。ま、普通だね。
まとめ
A380についての感想をまとめると
- シートがフルフラットにならないのが残念
- ビジネスクラス客が大変多いのでサービスのスピードが遅い(接客はもちろん丁寧)
- とにかく巨大旅客機で乗客が多いゆえ、ゲート周辺や入国審査が超混雑。
- バゲージクレームのカルーセルは、エコノミー用とプレミア(ビジネス・ファースト)用の2レーンが稼働するけど、それでも大量の荷物なので混み合う。
というわけで、エコノミークラスだとA380はものすごくクオリティが高く感じられるけど、ビジネスクラス以上だったらA380はできるだけ乗らないようにするかもなー、今後。
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アメニティがちと安っぽいね。。。今ではUnited Business Firstのほうがいいのを出すかも。
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>Takahiroさん
そうなんですよー!!でもアメニティって席にないとなんとなく不安だけど、あっても案外使わないので、まぁ、これぐらいでいいやーと。
とかいいつつ、このポーチは旅行中、なにげに街歩き用バッグに細々したものを入れとくのに便利なサイズだったので、けっこう使ってましたw