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2×4 “IT IS WHAT IT IS” exhibition

Posted in Book, パーティ・レセプション・展覧会 on 10月 16th, 2009 by chibirashka – 1 Comment

そうそう、MOLESKINE Detore Tokyoを見た後、会場を出て、エスカレーターで降りようと思ったら、隣のブースというか部屋で、2×4 “IT IS WHAT IT IS” exhibitionというのをやっていた。

2x4 "IT IS WHAT IT IS" exhibition

壁にブォワァーっと、写真やグラフィックスが貼られていて、部屋の中央にはカラフルな分厚い本が積み重ねられていてきれいだったので、USM Hallerショールームオープニングレセプションに行く前に、ちらっと寄った。

説明書きを見てみると、

プラダ、MTV、ナイキ、MoMA、Vitra、MALIN+GOEZなど錚々たる顔ぶれをクライアントに持つデザイン事務所、2×4。15年の歴史を1000もの作品で辿ることができるというから、これを見ておけばデザインの現在を見たといっても過言ではない。

だそうです。

で、あまり時間もなかったのでパパッとみたんだけど、ブックがとても良かったので、分厚くて重いのについ衝動買い。だったら、さっきのMOLESKINEで、ARCHITECTの本買えば良かったじゃん!的な・・・・。色んな色があったけど、黄色にしてみた。

2x4

2x4

なんだか、パンフレットに書いてあったサイトはhttp://www.iiwii.org/で、本もここで買えるっぽいんだけど、んー、サイト自体はなんだかなぁ〜。

2×4のサイトは、多分これ。

2×4, Inc.

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IA100:ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計

Posted in Book, IA / UX / HCD / UI on 10月 11th, 2009 by chibirashka – 8 Comments

IA100

ついに!ついに!ついに、出ますよ!『IA100

Myボス長谷川さんが、睡眠を削りながら、執筆した一冊が。

自身のこれまでの知識、経験を惜しげもなく詰め込んでます。

情報アーキテクチャは、Webに関わる人であれば身につけておかなければいけないスキルの一つ。それを「情報アーキテクチャ」「IA」として認知しているかどうかは別として、むしろ実践していなければ、特に大規模サイトなんかは作るのが困難と思われます。

でも、抽象度の高いエリアでもあるので、勉強するにもとっかかりを掴みにくい分野とも言えるかもしれません。私も、IAについて知りたいと思って、どうやったら学べるんだろうと思って、過去に大学院を探したぐらい。結果的にコンセントに入って今に至るので、大学院には行かなかったけど。

他のスキルもそうだと思うけど、実践だったり、周りで実践している人のやり方を見て学ぶとか、そういうのが結局は学ぶための近道な気がする。とはいえ、やはり前提としてある一定の知識は必要だし、そうした知識はできるだけ体系だてて学ぶのが理想的だと思う。

IA100:ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計』は、これだけは知っておきたい100個の項目を、見開きで1トピックずつ丁寧に解説してます。本の作りとしては、「Design rule index—デザイン、新・100の法則」みたいな感じです。

「で、結局、IAの検討をドキュメントに落とすときは、どんな体裁になるのよ?」みたいな疑問だけが残ってしまわないように、実際のドキュメントサンプルなんかも図版としてふんだんに掲載してます。

書店に並ぶのは10月末ですが、予約受付が始まっています。

刊行キャンペーンとして、コンセントのサイトで『IA100』を予約/購入すると、コンセントが開発したSite-it! (IAプロトタイピングツール)がもれなく貰えますので、ぜひぜひお見逃しなく〜。(キャンペーンは12月20日までの期間限定です)

■書名:IA100:ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計
■著者:長谷川敦士株式会社コンセント
■出版社:株式会社ビー・エヌ・エヌ新社
■版型:A4変形 224ページ
■定価:3,360円(税込み)
■刊行:2009年10月27日

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『デザイニング・ウェブナビゲーション』読書会

Posted in Book, IA / UX / HCD / UI, カンファレンス・勉強会・仕事 on 8月 10th, 2009 by chibirashka – 5 Comments

8日の土曜日、linkerさん主催の『デザイニング・ウェブナビゲーション』読書会(第2回)に参加しました。会場はコンセントのサロン。

DWN reading club

『デザイニング・ウェブナビゲーション ー最適なユーザーエクスペリエンスの設計ー』は、Myボス長谷川さんが、浅野紀予さんと共に監訳した本で、3月に行ったIA Summitでは、原著者のJames Kalbach氏にもお会いしているので、とてもなじみ深い本。

読書会は、各参加者が1章ずつ担当し、内容をまとめて、参加者全員でそれを共有し理解を深めるというもの。全部を自分で読むと大変だから、分担して読むことで負担を減らしつつ、学ぶべきエッセンスは学べちゃう、みたいな良さがある。特に翻訳されていない原著の場合は。

ただし、日本語版の場合は、自分で読んでも、べらぼうに時間がかかるってものでもないので、負担が減るということよりも、読んでいて疑問に思うこととか、他の人はどう感じ、普段の業務ではどうしてるんだろうか、というようなことをディスカッションできる、というメリットの方が大きい。

1人でただ本を読むだけだと、読みながら疑問に思ったところがあるとしても、読んでいる間にそのことを忘れてしまって、そのままになりがちだけど、自分の担当分があると、人に説明するためによく読むし、深く考えることになるので、何がどう分からないかということも明確になるのではないかしら。

今回の読書会で、私は第8章の「アーキテクチャ」という部分を担当した。

8章の概要:
説得力のあるアーキテクチャのためには、ナビゲーションコンセプトに基づいた「サイト構造」と「ナビゲーションの組織」が大事である。

  • ナビゲーションをデザインする際には、マクロレベルとミクロレベルのアクションを念頭に置くこと
  • ナビゲーションコンセプトとは何か、またどのように作成するか
  • 情報構造にはパターンがあり、最適な型を選択し組み合わせよ
  • 各構造パターンについて(直線型、ハブ&スポーク型、ウェブ型、階層型、ファセット型、発生型)
  • 組織化とはなにか、またどのように組織化を行うか
  • 構造、組織化を検討したら、体系的かつ視覚的に示すためにサイトマップを作成せよ
  • サイトマップのレベルと構成要素、作成方法

このうち、ナビゲーションコンセプトのところで、「ジャンル」と「メタファー」という2つの方法が提示されていて、もちろん言葉自体は分かるのだけど、その説明がイマイチ腑に落ちないでいたところ、長谷川さんと浅野さんが「ジャンルとメタファーは対立するものではなく、両立するものである」ということや、「原著でも”ジャンル”は”genre”」となっていたが、言い換えればステレオタイプや定型、といったもの」と説明してくれた。

また、本の中では「ジャンル」の例として、新聞が挙げられていたけど、新聞の場合は、ヘッドラインや一面記事、見出し、といった定型(ジャンル)として捉えることもできるし、めくれる、あるいは面で全部を一覧できるというメタファーとして捉えることもできる、と補足してくれたので、すっきりした。

他にも、情報構造のパターンのところで、「ウェブ型」と「発生型」というのがあり、「ウェブ型」の例として、私はこれまでwikiっぽいものを想像していたので、「発生型構造の典型がwikiです」という文章を見て、じゃー、「ウェブ型と発生型の違いは一体何で、どうしてわざわざパターンを分けてるんじゃー!」と本を読んでる時に思っていた。

これについても、「ウェブ型」ではリンクが増えていくイメージ、「発生型(原著ではemergent structure)」ではコンテンツが増えていくイメージ、と補足してもらった。超ざっくり言えば、発生型の方は、SNSとかCGM的な活動というニュアンスっぽい。

でも、だとしたら、「発生型」が構造のパターンの1つとして扱われること自体がちょっと気持ち悪いな、と思っていたところ、この著者はいたって論理的に書いているように見えて、実はファジーな面もあり、この本の特徴(?)として、カテゴリがけっこう曖昧だったり重複しているところも多い印象があるよね、という話も出ていた。

というあたりも含め、監訳者の2人から直接説明をもらえるという何とも贅沢な読書会だったなぁ、と。

読書会って実は初めて参加したのだけど、自分の理解が深まるという点で満足度高かったし、また、他の参加者の発表を聞いて「あ〜、こういうところ気になるんだな。。確かに・・」というのも分かって、興味深かったです。

全体のオーガナイズをしてくださったcremaさん、ありがとうございました。

私の担当分の資料:

この本は、理論から実践まで網羅されていて、一時的なハウツーものではないので、Webの設計をやる人から、実際にビジュアルデザインを担当する人など、どの立場の人にも役立つ本だと思います。

そういえば、金曜日のHCD-Netサロンでお会いした面白法人カヤックの方も、カヤック社内でこの「デザイニング・ウェブナビゲーション」を使って勉強会をしていると言ってました。

まだ読んでいない方はぜひ!

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Go! Go! ベジ+ごはん

Posted in Book on 6月 4th, 2009 by chibirashka – Be the first to comment
『地球におっきなTableを創りたいんです!』

『地球におっきなTableを創りたいんです!』

ふとしたことから久しぶりに、料理研究家の五十嵐豪君に会った。

ますます大活躍で忙しそうだけど、いつも生き生きニコニコ元気そう。

前に、豪さんといかセンターというエントリーで、豪君がサントリー「金麦」ブランディングレシピサイトのイメージキャラクターをやっているという話を書いたけど、それに加え、CanCamやらオレンジページやらに出ていて、最近また本を出したとのこと。それ以外にも色んな活動をしていて、ほんとフットワーク軽いわぁ〜。

で、その本の出版記念パーティにはお誘いいただいたのに行けなくて残念に思っていたところ、今日、本を頂いてしまいました。Yay! Yay!

5分でできる!フードコーディネーター豪の Go! Go! ベジ+ごはん

お野菜のレシピがなんと140。14野菜×10レシピで、どれもこれも、普段冷蔵庫に常備してそうなものだけでできてしまうという、主婦の味方的なレシピです。有名店の味を再現!みたいなグルメレシピではないけれど、おうちご飯には十分だし、しかも「え?この組み合わせ!?」という驚きもあって、マンネリ化しなそうなところも良い。小さいお料理が多いからおつまみにも良さそう。来週また旦那さまの、というか共通のというか、知人が来てパーティ状態になるので、その時にいくつか作ってみようかな。

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YOSHIKI/佳樹

Posted in Book on 5月 31st, 2009 by chibirashka – Be the first to comment

熱狂的なファンではないのだけど、中学生の頃からYOSHIKIやXが好きだ。好きというか、なぜか気になる存在というか。

X以前にもロックにクラシックをモチーフとして取り込んでいるバンドとかはあったんだろうけど、根底にクラシックがあるというところがすごい不思議だった。ビジュアルやルックス、楽器を破壊するステージ上の行為から、反社会的なイメージを持つ人も多かったと思うけど、どっちかというと、旋律の繊細さや美しさの方が私は印象として強く持っている。ドラムを叩いている時の激しさと、ピアノを奏でている時の静粛さが両立しているというのが驚きというか。加えて、私はああいう女性的な線の細い感じの顔立ちが好みということもあり、筋肉質でありながら妖艶な感じというのも、惹かれる要因の1つかも。

まぁ、かといって、四六時中、彼らに取り憑かれるほどのファンでもなければ、音楽に陶酔しきってしまうタイプでもないので、ワイドショーとかニュース記事に出ていれば気にはとめるし、たまたまCDが目につけば買うこともあるけど、あまり色んなことは知らない。

そうしたところ、たまたまYOSHIKIに関する本が出るという記事を見つけたので、ブックマーク的にamazonで予約を入れておいた。予約したのも忘れていたけど、本が届いたので読んでみた。本を読むのが恐ろしく遅く、また読みかけの本を何日も何週間も放置することもある私にしては自己記録じゃないかと思うスピードで。2日で487ページ。

幼少期〜学生時代の、YOSHIKIを形成してきた事柄に触れられているのも興味深かったけど、Xとして成功するまでのエピソード、HIDEの死のインパクト、X解散や再生の背景や葛藤、X以外の活動や環境の変化などなど、1人の人間が経験する量として半端ない、こんなにも多くのことを許容できちゃうのか!と、驚愕するばかりだった。

音楽プロデューサーとしてだけでなく、事業家としての顔も見られて、その超人的な努力とか嗅覚とか、決断力、ネットワーク力、推進力、専門家を凌ぐほどの知識などなど、ほんとに脱帽する。もちろん環境に恵まれているところは大きいと思うけど、それすらも才能なんだと思わせる。

読者を引き込み、カリスマ的に見せるために脚色がされて、バイアスもかかっているんでしょう。YOSHIKIやXに興味がない人が読めば、胡散臭いという意見もあるだろうし、本人がすごいんじゃなくて、お母さんがすごいんじゃね?とか思う人も多いと思うけど、まぁ、それでも私はすごいと思う。

私の分類(謎)では、中田英寿とYOSHIKIは似ていて、most precious, valuable and  irreplaceableなJapaneseの1人だなぁ、と思う。

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幸せの北海道スイーツ〜極上のお菓子案内〜

Posted in Book on 4月 24th, 2009 by chibirashka – 1 Comment

というわけでですね、5月28、29日に北海道で開催されるHCD-Netフォーラムに行かれる際には、こちらの本を持参するのをお忘れなく。

ユーザデザインラボの田附さんからご紹介いただいたこの本、見てるだけでほんと幸せになります。

北海道中から48種類もの極上スイーツを集めて、写真をふんだんに使って紹介している本なんだけど、洋菓子、和菓子、牧場生まれのお菓子、ふるさとのお菓子という風に章立てされてるから、各ジャンルにめちゃめちゃ入り込める。

北海道といえば、酪農のイメージ!新鮮なミルクに新鮮な卵使ってたら、もう美味しいに決まってるでしょー!なんか、子どもの頃にトラピスト修道院のクッキーをよく食べてたから、北海道のスイーツといって真っ先に思いつくのは実はトラピスト。

あと、北海道ってあんまり和菓子というイメージが私はなかったけど、よくよく考えたら、小豆だって北海道産なら間違いないよねー。

北海道のお菓子ばかりだし、鮮度が厳重に管理されないといけないものだと現地でしか入手できないものも多いのだけど、なかには通販もOKというものもあるので、私も注文してみようと思っている。

私が今のとこ狙っているのは、

  • キャセロールの「キャラメル・アプリコ」
  • プリン専門店アンデリスのプリン
  • 千秋庵総本家のどらやき
  • 増毛フルーツワイナリーのシードル(スイーツじゃないけどさ)

どんな素敵なスイーツなのかは、本を読んでみて〜。

ちーなーみーにー、六花亭とかROYCE’とか白い恋人とか花畑牧場の生キャラメルとか、メジャー級なのは載っていないのもポイントで、地元の人ぞ知る的なスイーツが多いから(いや、実際にそうかどうかは分かんないけど私のイメージ)、お取り寄せしてみて美味しかったら、けっこうポイント高いかも〜ww

本自体はけっこう前に紹介してもらったのに、IA Summit以降1ヶ月間ずーーーーーーーーーーーーーーーーっと、風邪なのか何なのかよく分からない体調不良に悩まされてたため、スイーツを取り寄せよう!という気になれずにいたんだけど、最近になってようやく治って来たので、今度こそ絶対取り寄せるー!

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[book]六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座

Posted in Book on 3月 2nd, 2009 by chibirashka – Be the first to comment

会社にあったので読んでみました。

六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座

法律って、本当は身近な問題に直結していたりするのに、何となくとっつきにくく難しいと思って敬遠しがち。条文とかも「は?日本語で言ってよ!」って思うぐらいややこしいし・・・(って思ってるのは私だけ!?)

この本は、本格的に法律をかじったことがある人にとっては全く物足りないだろうけど、「六法で身につける」とタイトルにもあるように、六法全体を浅〜くカバーしているので、教養の一種としてなんとなく法律を眺めてみようかなって人にはおすすめの一冊。

ちなみに六法とは、憲法、刑法、民法、商法、、刑事訴訟法、民事訴訟法の6つ。

この本によれば、

  • 法律力とは、法的思考力と法解釈力を併せたもので、ビジネス・パーソンとして最低限必要なスキル
  • 法律力を身につけると、利益対立をバランスよく解決し、論理的に説明することができる。初めて見る法律であっても、その趣旨を正確に読み取ることができる

とのこと。

まぁ、この一冊を読んだからって、初めて見る法律の趣旨を正確に読み取れるようになるかっていうとビミョーと思うけど、そんな難しいことはさておき、文体が口語調で、例題として挙げられている事件のケースとかも、かなりゆるい感じで、読み物としても面白い。

この本の中で何度も何度も登場するんだけど、全ての法律の大原則として

「個人の権利は最大限尊重されるべきものであり、各個人は他者の権利を害さない限り、いかなることをも行う自由を有する」

というのがある。これはとても尊い基本原則だと思うし、そりゃそうだよね、と思ったりするけど、結局法律の何が難しいって、自分が何かを自由に行うことが、他人にとっての迷惑になるようなせめぎ合いの時の、利害対立の解決方法だよ。どちらか一方、あるいはどちらもが、釈然としないままになることもあって、結局法律でスパッと決めれるもんでもないのよね、例えば、何年か前の私の泥沼離婚裁判とかさ・・・とか思うわけね。

そういうわけで、法律って色々よく考えられて作られてるな〜・・・と思う一方、これだけ色んな条件文に対する決めごとがあるにも関わらず、日々ニュースを見ていると、みなが法律に 救われてるわけでもなさそうで、結局は、人間は不完全であるがゆえ、完全な解釈なんてないのよね、という途方もない結論に落ち着いてしまう。。

ま、とりあえず、新しく始まる裁判員制度の裁判員に選ばれてしまった人がもしいたら、必ず読みましょう。

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