Amanzoeからヘリを飛ばしてアテネまで
9月23日、エピダヴロス遺跡もミケーネ遺跡もそれなりに満喫したんだけど、実は衝撃の事実が!
どちらの博物館でも色々見たし学んだけど、なんと重要なもののほとんどがアテネにある国立考古学博物館に収められていて、このエピダヴロスやミケーネにあるものはレプリカなのだとか!
ミケーネの円形墓地から発掘されたアガメムノンの黄金のマスクですら、発掘された現地ではなくアテネにあるのだそう。
なんだって!!
今回の旅行はそもそも、考古学に興味があってきたわけでもなく、アマンリゾートでゆっくりのんびりしにくることが一番の目的だったからギリシャに来てもアテネなど行く予定は全くなかった。
エピダヴロス遺跡やミケーネ遺跡へのエクスカージョンも、まぁ、毎日部屋やビーチやプールにいるのも飽きるだろうし、多少は観光もするか、といった感じでブックしただけで、下調べゼロ。
しかし、こうやって遺跡に足を運んでみると、そしていろんな話を聞いてみると、「ここまできてオリジナルが見れないなんて!」そんな馬鹿な!という気分になってくる。
そうはいっても、アテネ空港からアマンリゾートまでは車で3時間ほどもかかる距離でとても遠い。車で行くと往復で 6時間も無駄になる。
しかしアテネには行くべきだろう。
というわけで、「金より時間だな」という夫の一声で、ドライバーのヤニスに「明日アテネまでヘリ飛ばしたいんだけど…」と伝え、その場で、アマンに連絡を入れてもらって、ヘリを手配。
ついでに、アテネ現地でのドライバーやガイド(結果的にコリーナさんw)もアレンジしてもらった。
そういうわけで、ヘリでアテネに飛んだ話。
出発は9時。アマンからヘリポートへは車で5分かそこら。SUVで送ってもらう。ドライバーは前日と同じヤニス。
パイロットに挨拶して、「ヘリ乗るの初めてなんだー」と言うと、写真撮る時間を作ってくれた。
乗ってみると、4人がけっぽい。
ヘッドセットの付け方やパイロットと話したい時の方法など教わる。
シートベルトは飛行機と同じで腰でしめるだけなのね。
飛行機のときみたいに、非常時のセーフティーインストラクションなどはないけど、インフォメーションシートが置いてある。
スマホとかフライトモードにする?って聞いたら、「したかったらしてもいいけど(別にしなくてもいい)…。」だって。お水はクーラーボックスに入ってるから自由にどうぞと。
ヘリって、割と色々あっさりなのね。まぁ、乗客が我々しかいないからというのもあるけど。
で、気づけば離陸。
風力発電のウィンドタービンを上から眺めるなんて面白い。
ヘリって揺れるのかと思ってたけど全然そんなことなく、むしろ、セスナ機なんかより全然怖くない。水平に離着陸する分、飛行機より安定してるというか怖くないかも。
上空からみていたらどこかの島にパルテノン神殿みたいな立派な神殿が見えた。
しかしアテネのあるアッティカ半島より手前のなんかの島にあったから、パルテノンではないんだろう。どこなんだ、あれ。
そのうち、大都市が見え、港にあるヘリポートに到着。
このあとは一体どうするんだろ。相変わらず、アマンからは何も聞かされてないけど、まぁ、なんとかなるようになってるんだろう。
プロペラが止まると、パイロットがドライバーがいるかどうかを見にいってくれた。ヘリポートは港から少しだけ高くなったところにあって、階段を降りたところにドライバーがいるのを見つけて戻って来た。
なんかちょっと怖そうな感じのドライバーとメルセデス。
行き先も分からないまま、言われるままに乗り込む。
それにしても久しぶりに現代的な都市を見た。サルデーニャからずっと、山や海ばかりでオリーブ畑が続くようなそんな景色のなかにいたからビルらしいビル見るの久しぶり。
そのうち、アクロポリスに着いて、前日もガイドをしてくれたコリーナさんと合流。この日はアクロポリスからスタートするのか。