モンテネグロ1日ツアー(A short trip to Motenegro)
2012年9月18日にドゥブロヴニクから、隣国のモンテネグロへ1日ツアーへ出かけた。
Verigeを経由して最初の目的地まで車で約3時間のドライブ。
プライベートツアーを手配しておいたので、モンテネグロへの道すがら、クロアチア人のガイドさんに色んな話を聞くことができて、それまで全然知らなかったことを知る機会になった。
ガイドさんに聞いた話やモンテネグロで回ったスポットを紹介。
前日、ヴェネツィアからドゥブロヴニクに入り、ホテルにチェックインしたあとはどこにも出かけなかったので、お買い物をする機会もなく、朝になるまでクロアチアの通貨がユーロじゃないことに気づかなかった。
ホテルのフロントでユーロから、クロアチアの通貨クーナ(Croatian Kuna、KnはHRKと略す。1Kn=15円ぐらい)に換金。
9:00にホテルのフロントに、予約していたプライベートツアーのガイドさん、Sandraが迎えに来てくれた。一緒にエレベーターで道路まで出ると黒のメルセデスのセダンと共にドライバーのMarojeがいた。我が家2人に、ガイドとドライバーもつくという至れり尽くせりなツアー。
モンテネグロまではロングドライブ。ホテルを出てすぐ、近所のスーパーに寄ってもらって、ペットボトルのお水を買った。4.79kn。
車のなかではSandraが聞き取りやすい英語で、クロアチアの地理や戦争の影響など、色んなことについて話してくれた。あまり調べずに行ったから、私にとっては初めて知る話が多く、とてもためになった。
クロアチアの国境に近づくにつれ、道路は未舗装になっていき、砂埃をあげながら進んでいく。
クロアチアの国境
クロアチア国境を出てからモンテネグロの国境に入るまでは2Kmもあった。
詳しくは、
そして、モンテネグロでは、いくつかの観光スポットを巡ったんだけど、それぞれに長いので、以下の記事で詳しくどうぞ。
⇒ Bastion: Seafood restaurant in Kotor(コトルのシーフードレストラン)
⇒ ブドヴァ(Budva)とスヴェティ・ステファン(sveti Stefan)
ブドヴァを出たあとは、コトル湾にある(多分)PerastというOld townから、車ごとフェリーに乗って30分ぐらい分をショートカット。
プライベートガイドを雇う代金のなかに含まれていたのか、自分でチケット買ってないから幾らだったのかわからないけど、10分ぐらいの短い遊覧。
その後、ドゥブロヴニクにむけて車を走らせる。
モンテネグロの国境に差し掛かると、隣のレーンにいるキッズたちの乗る車がオフィサー達によって身ぐるみはがされてinspectionされていた。
自分たちの入国審査(?)の番がくるまで、車をゆっくり進めながら隣のレーンで起こっていることをずっと見ていた。最終的には荷物全部を車の外に出されるだけでなく、シート(助手席とか)まで外されて、ほんとにひどいことになっていたので、「こんなこと頻繁に起きるの?一般的な検査なの?」とガイドのSandraに聞いてみたところ、アルバニアかコソボからの子達なんじゃないかと言っていた。なんでもそのエリアの人たちはここを通過する時に、色んなものを密輸することが多いので、そのエリアのパスポートだと厳しく取締されることが多いとのこと。
私たちの車はクロアチアのパスポート2冊(SandraとMarojeの)と日本のパスポート2冊(我が家)を見せて、さくっと通過。
隣のレーンの子達が密輸していたか、単に不運だったかはわからないけど、日本のパスポートの力をこんなところでも感じるのでした。
モンテネグロの国境通過後、今度はクロアチアの国境へ。来年(いや、もう今年になっちゃった。2013年)7月にはクロアチアもEUに加盟するので、そうするとクロアチア側の国境検問所はなくなるとのこと。
ちなみに(というか全然余談だけど)、このショートトリップ中、Sandraと色んな話をしながら、日本とかアジアの国に来たことがあるかとか、ヨーロッパの国々を旅行したりするのか聞いてみた。すると「行ってみたいけど、とてもそんな経済的な余裕はなくていけない。日本はおろか、ヨーロッパ内もほとんど旅行したことがない。」とのこと。失礼かなと思いつつこのエリアのツアーガイドの平均月収がどれぐらいなのか聞いてみると、€300〜700とのことだった。
このエリアの観光シーズンはイースターの時期から11月ぐらい。その春夏の間の8か月は1日の休みもなしに朝から晩まで働き続ける。でも、オフシーズンは雇用してくれるところがないので、4か月ほどは休みになってしまう。だから、どんなに観光シーズン中に働き詰めで頑張っても、冬の生活費を何とか稼ぐことで精一杯なんだと言っていた。
ツアーガイドの仕事のサラリーが他の業種に比べて高いのか低いのかまで聞かなかったけど、こんなに観光客をちゃんとアテンドしてくれる誠実なツアーガイドが、自分自身の行きたいところにもなかなか旅行にいけないなんて皮肉というか悲しいことだなと思った。こういうギャップを埋めるような仕組みを何か作れないものかしらと考えたり…。
Sandraはすごくステキな女性でツアーガイドとしても優秀で、またいつか会ってみたいなと思った。
⇒ かかった費用やこの旅行の日程、見どころについて書いた記事一覧
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