ITOYA110 ペンジャケットシリーズ
昨日、ぺんてる x 伊東屋のブロガーイベントがあり、今日(9/13)から発売の「ITOYA110 ペンジャケットシリーズ」という新商品をみてきたので、備忘録も兼ねてご紹介。
ITOYA110 ペンジャケットシリーズとは
ITOYA110(イトーヤワンテン)ペンジャケットは、ぺんてるの3つのロングライフ商品ブランドそれぞれに装着できる伊東屋オリジナルのペンジャケット。ボディは真鍮で色は「赤」「黒」「白」「紺」。いずれも価格は5,000円。
そもそも、
ぺんてるのロングライフ商品3つとは
のこと。
![]() |
ぺんてる:サインペン 10本入 細字(0.8mm) 【インク色:黒】 S520XAD 60023 新品価格 |
![]() |
ぺんてる ボールPentel 水性ボールペン 0.6mm 黒 [1本] B100-AD 新品価格 |
![]() |
ぺんてる サインペン プラマン JM20-AD 10本セット 黒 新品価格 |
どれもこれも何十年も使われてきている筆記具で、誰もが「見たことある!」というペンたち。そのなかでも、自分が普段持ち歩くペンのなかには含まれないものの、サインペンは私にとってはとても身近。
コンセントのようなデザイン会社では、社内やクライアントプロジェクトで日常的にブレストやワークショップが行われる。そこに欠かせないのがこのサインペンとポストイットだからね。
でも1963年に発売されたこのペンにストーリーが色々あるのは知らなかった。
たとえば、それまで使われていたフェルトなどの代わりにペン先にアクリル繊維を用いて細いペン先を実現させていること、重力ではなく毛細管現象を用いたスムーズなインクの吐出により宇宙空間でも書けるペンとして1965年のジェミニ計画にも宇宙飛行士が持っていったこと、アメリカの大統領が気に入って大人買いしたこと…とか。
どの商品も長く使われてきたのは、ぺんてるの3つのこだわり、
つまり
- 「先っぽ」の技術にこだわる
- 「色」にこだわる
- 「どこでも、だれでも使い易く」にこだわる
という技術やものづくりへの姿勢に、
- 高品質、唯一無二の書き味
- 手頃な価格
- どこでも入手可能
が加わっているからだと思う。
サインペンもボールぺんてるもプラマンも使い捨て事務用筆記具なので、替芯などはなくインクがでなくなったら捨てるもの。ペンの形状をしてるだけに捨てるの忍びない…って感じもするけど、この新商品「ITOYA110」を使う場合、ペン自体が替芯というかレフィルになる。
3種のペンはそれぞれ長さが違うため、それぞれ用のジャケットとして販売されるものの、別売り300円の調整リングを使うと、3商品全部を横断して使えるようになる。サインペン用に買ったペンジャケットもプラマン用として使えるといったように。
なんというか、メタ的だなぁ〜。
「ぺんてる」×「伊東屋」のコラボでどんな価値が?
正直なところ、私が普段愛用しているペンは、「FRIXION BALL SLIM 0.38」「ユニボールシグノ極細0.38mmブルーブラック」で、ぺんてるでも伊東屋オリジナル商品でもない。
なので、今使ってるペンに装着できるものではないんだけど、でも「欲しい!」と思うほど刺さったのは、共感したからかも!
最近はもっぱらフリクションばかりだけど、シグノは何年にもわたって使ってきて、どちらも替芯を常に買い置きしている。スリムで持ちやすく書き味がよいし、小さい字が書けるのが気に入ってるんだけど、唯一微妙だなーと思うのが見た目。
普段オフィスワークとかカンファレンスの時にメモ取るとかは全然いいんだけど、何か契約書にサインするとか、ちょっとかしこまったような席で取り出すにはカジュアルすぎて、微妙に貧乏くさい。
歳相応かつ、職業上の多くの場面で必要になるペンに求めたいものを優先すると書き味に満足できず、書き味優先すると見た目を妥協するしかない。
まぁ、でもそんなもんなんだろう…と思っていたところもある。
それなのに、「そんなもんなんだろう」としないで「こういう価値ってあるよね」「もっとこうできるよね」という風に考えた人がいて、それを商品化したのがこの「ITOYA110 ペンジャケット」。
だから、昨日新商品発表会でこの商品をみたときに「そうきたかっ!」と思ったのよね。
単なる「きせかえ(お好みにあわせてスキンチェンジできて可愛いよ)」ということではなく、「確かにそういう状況って今まであって困っていたよね」に応えている感じが。
「主婦目線で見ると5,000円は高い」という発言もあったけれど「そもそもマス商品ではない」という回答があった通りだと思う。
極端な話、「5,000円のボールペンでも50,000円の万年筆でも買えるけど、機能仕様と感情価値が一致するものがなくて買えなかった」という人は一定数いそうな気がする。
クリエイターやデザイナーって文具好きな人多いと思うし、それぞれにこだわりのアイテムをもっていたりする。すごい贅沢な生活とか送ってなくても、それなりの値段の万年筆使っていたりする。
何か想像を形にするとか、アイディアを書き留めるとか、クリエイターやクリエイティブワークをする人にとってはその相棒となるペンは重要だし。
こんな時に使いたい
デザイン会社の広報担当、kusakanmuriというフラワーショップのPR担当、そして旅するパーソナルスタイリストという3つの顔をもつ私が考える、このプロダクトを使うとよさげなシーンとして具体的に想像したのは主に3つ。
1. 広報担当として動くとき
- 社員のセミナー・イベント登壇への同行やイベント運営時のオペレーション備品として
- 著者である社員やボスたちが書籍即売会時にサインする時のサイン用として
◎ポイント
- デザイン会社なのでデザイン性高いペンをささっと出せたら素敵♡
- 大企業向け企業内セミナーなどビジネス寄りなシチュエーションも多いので、カジュアルすぎないと素敵
2. 海外出張や海外滞在時
- カンファレンス、アンカンファレンスでのワークのとき
- 訪問先企業でのディスカッションのとき
- 訪問先でお世話になる企業やコーディネーター、知人などへのお土産として
◎ポイント
- レフィルとなるペンが世界中で入手可能なのでインク切れでも安心
- ジャパンプロダクトのクオリティをちゃっかりアピール
3. クリエイティブワークをするとき
- パーソナルスタイリストとしてファションカウンセリング中にメモを取るとき
- デザイン会社(ワークショップ、共創文化のある会社)の社員として、社内のブレストなどに参加するとき
◎ポイント
- 年齢相応、自分のキャラクターが持ち物にもきちんと反映される
- 思考が邪魔されない(考えてることがストレートに手に伝わる)
ちなみに、昨日ブロガーイベントで実際の商品を触ってかき心地も試してみたけれど、ジャケットを装着してるのとしていないのとでは、全然違う。
ジャケットに適度な重さがあるので、軸が安定してバランスが取りやすくなるのねー。
色に関しては、黒がマットで、それ以外の3色は光沢がある。見た目の高級感と指への吸い付き感などから私はマットな黒が一番いいかなー。でも、赤も青も白もそれぞれに可愛い。迷う。
「ITOYA110 ペンジャケットシリーズ」は本日(2016年9月13日)から、銀座G. ItoyaのB1と3Fで先行販売し、全国展開は10月からとのこと。名入れもできるといってたからギフトにも良さそう。
欲しいな〜♡
—-《追記 2016/10/1》—-
昨日からは、支店やオンラインでも購入できるようになったようですよ!
http://store.ito-ya.co.jp/tokushu/ITOYA110_PENJACKET.html