ユナイテッド航空がiPadをフライトバッグ代わりに

こないだのヨーロッパ旅行日記(?)がまだ書き終わってないけど、気になったことを先にポスト。

United Airlines Deploying 11,000 iPads to Pilots as Electronic Flight Bags
(ユナイテッド航空が電子版フライトバッグとしてパイロットに11,000台のiPadを配備)
http://topicfire.com/share/United-Airlines-Deploying-11-000-iPads-to-Pilots-as-Electronic-Flight-Bags-18119902.html

何が驚きって、iPadが導入されることでもなく、配備されるiPadの数でもなく、元々の、パイロットのフライトバッグがそんなに重かったのか!ということ。

iPadが1.5lB(ポンド)以下なのに対し、フライトバッグはなんと38lB!!

オペレーションマニュアルやら、ナビゲーションチャートやら、チェックリストやら、平均で12,000ページにも及ぶ資料があるってすごい!

それだけの重量があったら、確かにジェット燃料の節約にも、紙の原料の木材の保護にも役立ちそうだ。

何より、検索性とか考えてもエレクトリックデバイスの方がむいてるような…。

航空機は、ちょっとボタン間違えたからといって「あ、間違えちゃった」で済まされる家電なんかと違うので、想定外のことが起きた時にその現象に合わせた処理方法を適切に探せるかどうかとか、何はどの手順より優先させて掲出するか、みたいな、ドキュメント内のナビゲーションが重要に違いない。

ナショジオの「メーデー!:航空機事故の真実と真相」とかでたまにマニュアルチックなものがちらっと映ったりするけれど、テクニカルコミュニケーション観点で、ぜひそのマニュアルを見てみたい。

ファーストクラスとか乗ると、機長が挨拶に来てくれたりするんだけど、次回ファーストクラスに乗ることがあったら、このEFB(iPad)を見せてってお願いしたら見せてもらえるんだろうか。保安上の理由とか言って、やっぱダメなんだろうなー。

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