The minimum personal items in emergency: 超ミニマム非常持出し品
まずは、この度の東北地方太平洋沖地震により被災されました方々に、心よりのお見舞いを申し上げます。
岩手は私が生まれ、幼稚園年少組までいたところ、仙台は幼稚園の時に1年住んだところで、親族もたくさんいます。
一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
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巨大地震が来る、来ると言われて久しいけれど、やはり、忙しい日常ではついそのことを忘れてしまう。今回の地震もまさにそう。先日NZ・クライストチャーチで大きな地震が起きたばかりだったにも関わらずだ。
この地震の時、私は仕事で、日本橋のマンダリンオリエンタルホテルが入ってるビルに同僚たちと共にいてMTG中だった。突然来た激しい揺れは立っていられないほど。免震技術が取り入れられた最新ビルだから、揺れることでエネルギーを逃がしていたんだろうけれど、それにしてもすごい揺れだった。目の前の高層ビルもグラングラン揺れていて、ポキっと折れるじゃないかと思うほど。
揺れは30分ぐらい続き、一旦収まったかと思うと、「5秒後に強い揺れがきます。」というような予測アナウンスが流れ、また強い余震が何度もくる。それの繰り返し。ビルはフロア移動制限があり、階段で移動することもできず、MTG終了後も2時間ぐらいビルに閉じ込められる羽目に。
それでも、適切に誘導してもらえたし、暖かい室内にいることもでき、階段も十数階降りるだけで済んだ。
iモードやiPhoneメール、電話はなかなかつながらなかったけど、twitterで状況を知ることができ、情報が手に入るだけでずいぶん安心できる。それがGood Newsでないとしても。
それもこれも、手元にiPhoneやMacBookAir+通信環境があったからこそ。
女性の場合iPhoneが入るようなでかいポケットがある服を着てることの方が少ないし、私はオフィスで席を離れるとき、ケータイ類をおいてきてしまうことが多いので、今回のようなでかい地震を機に、せめてもの災害時対策としてケータイ類を持っておこうと思ったのと同時に、防災セットを点検することにした。
以前、名古屋でのサイボーグ時代にひとりで暮らしてた時期、なんだか大きめの地震が続いてたことがあった。その頃にはいつも持ち歩いてたのに、ここ数年は「毎日持ち歩くには重いし…」という理由で持ち歩いてなかったものも含め、ミニマム非常持出しセットを作った。昨日だか一昨日ぐらいから持ち歩いている。
どこまでやっても十分とは言えないだろうし、やりすぎても重すぎて続けられないので、とりあえず私がセレクトしたものをご紹介。
1. キーとかツール類
家の鍵類とは別セット。マグライトの中はエネループ。アーミーナイフはハイエンドじゃなく比較的軽いやつ。車は私は基本運転しないんだけど、万が一の時に使えるかもしれないから。チェブは数年前に持ち歩いてたホイッスルにそのままついてたから。
2. 袋類
封のしまる防水物は何かと役立つんじゃないかと。iPhoneの水没を防ぐとか、飲料水を入れるとか。細かなものを収納するとか…という理由で、ジップロックバッグ。
あとは、サージカルマスク。防塵用。あ、そうだ防塵用といえば、あとでサランラップも追加しておこう。サランラップはこんな風に目を覆うことができるので。
3. ティッシュ類
普段からティッシュは欠かせないので、今回追加したのはウェットティッシュ。トイレに流せるタイプ。
4. フード類
お腹が一杯になるとは思えないけど、ある程度のエネルギーを確保できるコンパクトなもので、家にあるものだったので。わざわざ買うなら、カロリーメイトとか?ほんとはキャンディとかチョコがあった方がいいのかな。
5. 衛生用品
この辺は大体いつも持ち歩いてる。
6. 常備薬
これもいつも持ち歩いてる。風邪薬2回分と、鎮痛剤2〜3回分。
7. 粘着テープ
これ、意味不明かもしんないんだけど、ガムテは最悪傷口止めるとか、メモを壁に貼るとか、けっこう使えると思われるので、一応携行。布タイプのやつ。アメリカで売ってるようなダクトテープは見つからなかった。ちなみに、通常も、紙タイプの安いガムテはぐるぐる巻きにして持ち歩いてる。それは洋服の埃取り用。
8. バッテリー系
だいぶ心許ないラインナップだけど、今持ってるもので、一番コンパクトにまとめられそうなもの。iPhone用ケーブル(+AC)、iChargeというミニソーラーチャージャー本体とそれのケーブルとアダプタ類(iPhoneとガラケー用)
※iChargeは、コンセントから、USBから、太陽からの3種類で充電できるんだけど、私が買ったのがだいぶ古く、iPhone4の口に合わなかった。で、iPhone4対応のiCharge買おうと思ったら、ケータイのバッテリー周辺機器はだいぶ売り切れで、手に入らず。仕方なく、iChargeのガラケーアダプタに接続できるiPhoneアダプタを買ってみたけど、口のサイズの問題ではなく根本的に充電できない模様。。残念。
よって、上記持ち歩きセットでは、iPhoneはコンセントからしか充電できない。ガラケーは現時点で充電されてるiChargeから1回分+必要に応じてソーラー等で充電ができる。ってことになる。
9. クリーム類
多分、女子からはブーイングが起きると思うんだけど、私普段、口紅以外の化粧直しの道具を持ち歩かないので、ある意味では非常時も通常も変わらないんだけど、どっちにしても、エルバビーバは便利。もともとは赤ちゃん用。赤ちゃんのほっぺとかにも使える。
10. 飲料水
いつもはペットボトル買えばいいやと思ってるけど、なんとなくここ数日は少量だとしても水を持ち歩くようにしている。普段は会社用やコーヒー屋用に使ってるTHERMOSケータイマグを持ち歩き用に。
11. 通信機器
もちろん、iPhoneとガラケーは外せない。iPhoneだけでもいいかもしれないけど、キャリアが複数あった方が、通話・通信可能性が高まるんじゃないかと。iPhoneには今回「ゆれくる」という地震速報系アプリを入れてみました。warningがなる時には揺れず、実際に揺れるときにはwarningは来ず、どれぐらい実用的といえるのかは不明。
まとめ:
全部を、無印良品で買ったバッグインバッグに入れてます。THERMOSはサイズ比較のために外に出したけど、まぁ、横にすればバッグに入らないこともない。
バッグインバッグというぐらいなので、そんなに大きいバッグじゃありません。
上記アイテムの他に、お財布、目薬、口紅も入ってます。あと、写真載せるまでもないので載せなかったけど、生理用品も最悪、止血とかに使えるらしいので、一応持ち歩くことに。
無印のバッグに思い入れはないんだけど、手頃な大きさで、適度なポケットとか適度なジッパーとか、機能的で値段的にもリーズナブルなものがすぐに見つけられなかったからとりあえず。予算に余裕がある(またはかっこ良くしたい!)とかなら、porterのショルダーバッグとかゲラルディーニとかがいいんじゃないでしょうか。
使わないに越したことないし、これ持ってたからといって大丈夫ってこともないけど、まぁ、気休めにはなるかなと。
(みなさんのアイディアも教えてください)
–追記–
ヒモ類がないなーと思い直し、そして再使用可能な結束バンドを以前ある人からもらったことを思い出し、追加しました。
Millepede Mille TieというReusable Cable Tie(再使用可能な結束バンド)です。ほんとは本数があった方がいいかもしれない。
また、この超ミニマム非常持出しバッグは、先日の都内のように一晩帰宅が困難になるとか、オフィスから歩いて帰らないといけないとか、その程度を想定したもので、数日にわたる避難所生活とかのための緊急持ち出しバッグは想定してません。
リュックサックに入れてる非常持出しには、包帯とか三角巾とか、Tシャツとかタオルとかトイレットペーパーとかも少しずつ入れてるけど。
そして、サバイバル用(?)にはこんなものを揃えてます。そもそも、持ち出せる状況にあればラッキーで、それ以前の問題かもしれないけど。買ったのが数年前だから、中身は今売ってるものの方がアップデートされてると思う。あと、アマゾンで見つからなかったけど、同じLOGOSの同じような形状のプラスチックバケツ型の簡易トイレも。あと、2-3年持つ非常食やお水を少し。でも、多分非常食の一部は賞味期限過ぎてそうだなー。
[…] ちょうど、超ミニマム非常持出し品のとこに書いたような、マシンやiPhoneの周辺機器やケーブルを収納できる小さめのバッグを探してたとこだったので、ピッタリ使えそう! Share/Save Page […]