iPhone 3GSでテキスト入力⇒強制終了 のバグ
Posted in iPhone / iPad / Mac, ソリューション on 2月 23rd, 2010 by chibirashka – 22 Comments症状:
iPhone 3GSでテキスト入力が突然できなくなり、アプリケーションが強制終了してしまう
(どのアプリでもテキスト入力ができない、入力途中で毎回アプリがおちる)
原因:
(私には)原因は分かりませんが、これはiPhone 3GSで、数カ月前から報告されているバグの1つだそうで、基本的には最新のソフトウェア(今日段階では、OS3.1.3)で修正されるはずとのこと。ただし、なかには、最新verのソフトウェアでも不具合が直らないものもあり、その場合は次の手段が有効とのこと。
解決方法:
iPhoneホーム画面の「設定」⇒「一般」⇒「リセット」⇒「キーボードの変換学習をリセット」を実行。
補足事項:
その名の通り、キーボードの変換学習はリセットされるので、自分好みになるよう、再度iPhoneちゃんを育てていく必要はあるんだけど、「復元」とか「工場出荷時状態に戻し、新規iPhoneとして認識する」という状況を回避できる可能性が高い。また、この不具合が出る端末に関しては、同じ現象が今後も出る可能性が高いため、都度、この対応を取る必要があるとのこと。
多分、最も近しいと思われる記事:
>>iPhone and iPod touch:「は」という文字を入力すると、アプリケーションが予期せず終了する(アップルのサポートサイト)
以下、ご参考までにどんな状況でその不具合が発生し、その後、私なりにどんな風に対応し、最終的にどうやって上記解決方法にたどり着いたのか…について。
【経緯】
土曜日、ふとiPhoneにメールが来たので、確認して返信しようとしたら、何の予兆もなくいきなりテキスト入力ができなくなっていた。1-2文字入力しただけで、いきなりアプリケーションが落ちてしまう。特定の言葉というわけでもなく、どの文字でも。
あまりにいきなりすぎて「は?」と思い、気を取り直して、メールを立ち上げ直し、該当メールを開いて、返信の入力モードにするも、やはりダメ。
通常、当然ながら単語を入れたら同時に変換予測の候補が表示されるのだけど、数文字入れても候補は現れず、「なにやらおかしいぞ?」と思っていると、またアプリケーションダウン。
メールがいかんのか?と思い、Google検索のキーワード入力や、メモ帳や、twitterや、いろんなアプリケーションで試してもダメ。
日本語入力がダメなのかもと思い、英字キーボードでトライしてみるもやはりダメ。
私の見えないとこで、実はこっそりいっぱいアプリが立ち上がっていて、メモリが足りないのか!?とか色々考え、再起動したり、できそうなことを全部やるも状況は変わらず…。
ソフトウェアアップデートしてなかったかしら、とか思い、マシンとつないでアップデートやらシンクやらしてみるも、ソフトは最新になってるし、やはりダメ。
でも不具合らしい不具合は、テキスト入力ができないことぐらいで、ブラウジングには何の問題もないし、文字入力を必要としない機能はすべて使える。
Googleで軽く検索してみる限り、行き当たるソリューションとしては、「復元を試してみなさい」というものばかり。
うーん、復元か。考えるだけでもめんどい。手順自体は難しくないんだけど、できれば避けたい。そう思っているところに、ProCareという素敵な制度があることを思い出した。以前、MacBookAirの修理の時に、Heaven! なエクスペリエンスをしたので、今回もまた!と、意気揚々と渋谷のアップルストアへ。
でも、残念ながら、なんとiPhoneはProCareの対象外で(涙)、いくらカードを見せようが当日に見てもらうことはできなかった。
そういうわけで、今日の夜の予約を取ったんだけど、GeniusBarで見てもらった結果「復元しかないですね」とか言われても時間もったいないし、いずれにしろ、見てもらうまでの今日の日中だって困っちゃう。
なので、昨日のうちに、意を決して「復元」を実行。
「復元」したら、またメールとかWifiの設定とかやり直さないといけないし、メールボックスの中身もなくなっちゃうし、めんどくさいこと極まりない!と思う気持ちと、仕方ないと思う気持ちと半分半分で。
iTunesから、手順通りに「復元」を実行。ウィザード通りに進めるので、私オリジナルの手順とか入る余地もなく、間違えることもなくあっさり終わる。(ま、データ量のせいか、時間はかかる)
で、設定でもするか、と思い、メールを立ち上げてみると、なぜか、受信箱には全部のメールが残っていて、設定したメールアカウントも全部登録されたままになっていた。
もちろん、「復元に失敗」というメッセージにも遭遇していないし、iPhone側でも要所要所で、「復元」の形跡も見られる。謎だ…。
でも、そんな謎に驚いてる暇はなく、テキスト入力ができるのか、トライ。
すると、なんとびっくり、相変わらずテキスト入力ができない…。(絶句)
そうなると、復元データの中に、よろしくない壊れたデータとかがあるのかもしれないってことなので、これまでのバックアップも虚しく、工場出荷時状態に戻すしか術がないのかもしれない…もはやこれまでか…と、相当落ち込みながら、GeniusBarへ。
そしたら、冒頭の解決方法を提示してくれた。チャンチャン。
Geniusは、ヒジョーに申し訳なさそうに「根本的な解決でもないし、これまでの学習がクリアされてしまうので、本意ではないのですが…」と言っていたけど、とんでもない!キーボードの変換学習リセットのみで済むなら、こんなありがたいことない!
で、実際にリセットしてみたら、これまで通り(いや、これまで以上に)サクサクとテキスト入力ができるようになった。
でも、「復元」実行したのに、メーラーの設定が失われず、受信箱にもメールが残ったまま、という現象については、聞いたこともない、と言っていた。
となると、あれは幻だったのか!?と思ってしまうのだが、iPhoneを専用ツールでスキャンしてもらったところ、ちゃんと復元のヒストリーも残り、復元に関するエラーも起きておらず、記録に残っているのは、テキスト入力にまつわるアプリケーションのエラーだけだった。
不思議すぎる…。
ま、ともかくiPhoneで突然テキスト入力ができなくなったら、ややこしいことにトライする前に、ぜひ、キーボードの変換学習リセットをお試しください。
ついでに(まだあんのかよ)、備忘録。
iPhone 3GSのアプリの再起動について。iPhone 3Gは、アプリの再起動をする時はホームボタン長押しだったけど、3GSではホームボタン長押しで、音声コントロールが起動してしまう。一体、どうやって再起動するのじゃ?と思っていたので、ついでに聞いてきた。
iPhone 3GSのアプリの再起動:
スリープボタン長押し⇒「電源オフ」画面が表示されたら、スリープボタンから手を離す⇒電源オフはせずに、今度はホームボタン長押し