Invitation to the Burberry Women’s Show Feb 2016

Burberry Show Invitation Card

2月下旬、ロンドンに行ってきた。

トレンチコートでお馴染みのイギリスのブランドBurberryからのご招待を受け、本国でのウィメンズファッションショーに出席するため。

海外には頻繁に行く私でも、今回はドキドキ。
著名なファッションエディターでもバイヤーでもない一般人の私がファッションショーに行くことができるなどまるで夢のよう!

あまりにもミラクルすぎて、何を書いてよいか分からず時間が経ってしまったけど、気負わず思いついたことから、ちょいちょい書いて行こうかなと。

2月20日(土)東京発、2月23日(火)現地発、翌24日(水)東京着という旅程で行き、肝心のショー自体は22日(月)にロンドンの王立公園ケンジントン・ガーデンズで行われた。

Burberry Womens Show Feb 2016

今回、単にショーへの参加チケットをいただいただけでなく、全旅程にかかる旅費はBurberryが負担してくださり、またショー以外の日程についてもすべてBurberryコーディネート。まさにブランド体験の旅!

これまでファッションショーというと、メンズとウィメンズでショーが別に開催され(今回もメンズは1月、ウィメンズは2月)、バーバリーではコレクションが年4回発表されていた(メンズSSとAW、ウィメンズSSとAW)。また、通常、そうしたショーで発表されたアイテムというのは実際に手に入れることができるのが半年とか1年も先だったりする。

このロンドンファッションウィークの前のニューヨークファッションウィークも、先日のミラノやパリコレも、今の時期にやっているコレクションというのは一般的には2016AW(2016年秋冬)となっていて、実際に市場に出回って着れるようになるのはほぼ1年後の冬。まだ2015年の秋冬シーズンが終わろうとしていて、季節的にはやっと2016SS(春夏)なのに…。

しかし、ファッション業界ではシーズンレス、ジェンダーレスが進んでいる。Burberryもそれにもれず、9月のショーからは、メンズとウィメンズという隔てなく一緒に開催されることがすでに発表されている(ショーが年2回になる)。そして、コレクション発表直後から販売できるような体制を整えるということも言われている。

実際のところは、今年1月のメンズのショーでも数名の女性モデルが混じっていたし、今回のウィメンズショーでも男性モデルが混じっていたので、少しずつ融合しているとも言えるし、以前からランウェイ直後に期間限定でコレクションアイテムの先行予約を受け付け、1年後を待たずとも数ヶ月内にデリバリーされてもいたので、徐々に体制を整え始めていたのだろう。

今回はまだ、発表直後に買って帰れる、というところまではいっていなかったけれど、リージェント・ストリートの本店ではショー当日には店内の7メートルもある巨大スクリーンでライブストリーミングがされ、また直後からは店舗内で実際のランウェイアイテムを手にとって見れるよう準備されていた。当日買って帰ることはもちろんまだできないけど、デジタルデータだけでなく実際の商品をそんなにすぐに見れるとはすごいことだ。
(私は、ショーの翌日、本店ではなくBurberryのヘッドクォーターにあるショールーム(プレスルーム)でショーアイテムを見たり、試着してみたり遊ばせてもらっちゃった♪)

まぁ、とにかく、ウィメンズショーとして開催されるのは今回が最後。
そういうわけで、いわゆるこれまでのファションショーらしい形式での開催としてはフィナーレであったという意味で大変歴史的な回となり、その回に出席できたということは、ちょうど転換期を目の当たりにする機会に恵まれたとも言える。

Burberry Womens Show Feb 2016

出張でもなく、好き勝手にできるプライベートとも違う今回のロンドン。
完全に顧客として行っておもてなしを色々受けてきたけど、CX、サービスデザインといった観点でも色々勉強になる旅だった。と同時に、ブランドからおもてなしを受けることに対する顧客側の義務や責任といったところも改めて感じるものがあった。

ショーの後、バックステージでBurberryのCEO/チーフクリエイティブオフィサーのChristopher Baileyに10月以来で再会することもできたし、ディナーではChief Customer OfficerというCX担当の役員の方ともご一緒する機会があり、ファッション業界におけるエクスペリエンスやサービスデザインといった話題でディスカッションできたのもなかなか良い経験だったな。

滞在中には、他にも色々あったので、気が向いた時にまた続きを書く。

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