Helga Karlson

Helga Karlson - Aphrodite in Python

こんにちはー。旅するパーソナルスタイリスト、チビラーシカです。

今日は、バッグのお話。
日本未入荷の、まだ知られていない英国のラグジュアリーバッグブランドをご紹介。

いきさつ

11月のUK出張の時、ロンドンにも数日いて帰国日は朝からMTGをした後、空港に向かう時間までの間、ノッティングヒルやポートベロー(Portobello)の辺りに行ってみることに。

Notting Hillのあたり

Notting Hillのあたり

Portobello Marketのあたり

Portobello Marketのあたり

特にアテもなく、数時間の暇をどうしよっかなー、と、とりあえずブラブラしていたところ、ちょっとよさげなお店を発見してそこに入ってみる。

看板も出ていない(むしろ、FOR RENTみたいな看板がまだかかっているような状態の)そのお店は、ショーウィンドウから推測するにヴィンテージショップかしら、というような感じで、でも明るいこじんまりとしたセレクトショップのようでもあり、なんとなくフラッと入りやすい印象。(そりゃ、そうか。ドア開いてるし…。)

POP49というヴィンテージショップ

本屋さんの左の白いお店がそのヴィンテージショップ

オーナーらしい女性と話してみると、まだオープンしたばかりで看板もショップカードもできていないとのこと。当然ガイドブックにも載っていない。でも一応お店の名前は「POP 49」だと言っていたな、確か…。

そんな偶然通りかかった、1週間前までは存在もしていなかった、そんなお店で、なんと偶然に、ちょうど欲しいと思っていた色、形、大きさのバッグと運命の出会いが!!そのコを買おうとしたところ、ちょっとしたハプニングが色々あって、結果的にそのオーナーと、そのタイミングでちょうどお店にお客さんとして来ていたKellyという素敵な女性と知り合うことになったのでした。

Kellyは数々のブランドエージェンシーを経験してきて、今はVonSellBrandsという彼女自身のブランドエージェンシーのオーナーだそう。

Kellyと一緒に

Kellyと一緒に

で、その彼女を通じて知ったのが、Helga Karlsonというバッグブランド。


Helga Karlson

このブランドはビスポークのハンドバッグやラグジュアリーアイテムを作っている。クロコダイルやワニ、パイソン、トカゲ、オーストリッチといったさまざまなレザーに、好みの色を選択して、アイテムを注文することができる。

どこかのブランドのバッグ部門デザイナーが独立した、というのではなく、Senior Public LawyerだったHelga Karlsonが始めたということ。Helgaが世界中を旅するなかで最もインスパイアされたのが南アフリカとその地のエキゾチックなレザーグッズだったそうで、弁護士のキャリアに一旦ピリオドを打ってまでも彼女の夢を駆り立ててバッグブランドを立ち上げるに至ったのだそう。

Helga Karlsonのバッグの特徴

Helga Karlsonのバッグに好感が持てるなと思ったポイントは、Helga自身が実際に旅をするなかで、彼女の夢とちょうどリンクするものを見つけた、というブランドの生い立ちもそうだし、プロダクトに大げさなブランドロゴや、ブランドの名前も入っていないというところもそう。

よくも悪くもファッションアイテムって、ブランドの栄枯盛衰に左右されるようにも思う。

形がシンプルでずっと使えそうな質のよいモノであっても、大きなロゴやブランド名が入っていたりすると、やっぱりそこに目が行ってしまうし、流行っているときはともかく、何らかの理由でそのブランドが衰退していったときに、ブランドロゴがついているばかりに、なんとなくそのアイテムそのものも古びて見えたり、気分を下げてしまうものになったりもする。

だから、私は、できるだけロゴが目立たないか、ついていないほうがありがたい。

でも、品質がいいに越したことはない!

特に、自分がアラフォーになってきたから余計にそう思うんだけど、ある程度年齢を重ねてきたらやっぱり、本物、上質なモノを持ったほうがいいなと感じる。

それは、必ずしも有名ブランドのものでなくてもいい。

Helga Kalsonのバッグは、そもそもそのブランド自体が多分有名ではないし、大げさなロゴマークなんかもついていないけれど、実はこのバッグは、エルメスやティファニー、ラルフローレンのバッグを作っているのと同じ工場で作られている。そして、一つ一つ全部手作り。

そして、レザーに関してもちゃんとライセンスを受けた、とても限られたサプライヤーからのものを使っていて大量生産もしておらず、動物保護にもエシカルな基準への配慮をしている。


シグネチャーバッグ

Helga Karlsonのシグネチャーバッグは、記事冒頭にも載せた、”Aphrodite”シリーズとのこと。冒頭の写真はPythonだけど、一番Helga Karlsonらしいのはオーストリッチ版なんだって。

Helga Karlson - Aphrodite 1

Helga KarlsonのAphrodite(オーストリッチ)

ウェブサイトで全プロダクトを見たけど、私が欲しい!と思ったのもまさにこれだった。使い勝手が良さそう。そもそも、形がタイムレスでエレガント!大人のためのバッグ!

20代の子では早すぎるな。若い子では多分バッグに負けてしまう。30代半ば以降の女性にこそふさわしい。仮に50代、60代になって持っていても、決しておかしくはないだろう。ちゃんと手入れすれば、形や素材的には20年、30年と使い続けられるんじゃないかなー。

サイトだと詳細情報が載っていないんだけど、個人的に超気になってKellyに仕様を聞いたところ、

  • 取り外しのできるショルダーストラップ
  • 底には5つの鋲
  • ゴールドのプレート部分は18K
  • 持ち手は2つ
  • トップはファスナーでの開閉
  • 表にはオープンポケット
  • 内装は大きなジッパー開閉のサイドポケットによるコンパートメント
  • その反対側には携帯や鍵などが入るような2つのオープンポケット
  • 付属品として、同一色、同一革で作られたミラーとコインケース
  • 内装はゴールドのナッパレザー(強靭で柔らかく光沢のある、クロムなめしをした牛革から作られたもの)

とのこと。使いやすそうだ…。

サイズは、W: 30cm、D:14.5cm、H:25.5cm、HH:13cmということなのでA4もバッチリ入りそう。あー、絶対これ使いやすいよ…。欲しい。

そもそも、私、こういう形のバッグ好きなのよね…。

あとは、クラッチもいい!クロコダイルのクラッチ欲しい!

Helga Karlson Athene Crocodile 2

もしも欲しい人がいたら…

現在は新しいコレクションに向けて、ビスポークはやっていないらしいのだけど、ストックしてあるいくつかのプロダクトについては購入可能とのこと。

(聞いたところによると、次のコレクションでは、イタリアの革靴デザイナーとコラボして靴も作るらしい…)

ウェブサイトにはEC機能がないので、欲しい場合には直接、ロンドンのオフィスに連絡して購入するらしい。Kelly経由でもいいとのこと。連絡先公開してもいいと言っていたので、一応のせておこう。

メールでの問い合わせ先:vonsellbrands@gmail.com

電話での問い合わせ先:(44) 07530878528

問い合わせは英語のみになるので、もし興味ある人で英語がハードルになってしまうような場合には、私が代わりに問い合わせることもできるので、その場合は、ここのブログにコメントを残してもらうか、私のメールアドレス(info[at]chibirashka.jp)までどうぞー。

ちなみに、ストック品については多少のディスカウントをしてくれる、というようなことも言っていたので、もしかしたらけっこういい買い物ができるかもしれません。(ただ、今ポンドが高いのよね…。)

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