Airbnbを使ってみた

airbnb top

先日ハワイに行ったときに初めてAirbnbを使ってみた。
というか、むしろ2013年中に一度ぐらいAirbnb使ってみたいなー、というのがハワイに行く目的の一つと言っても過言ではないぐらい。

Airbnbというのは世界最大の空部屋シェアサイト。要は、部屋なり家なりを貸したい貸主と、部屋なり家なりを借りたい借主のマッチングするサービス。

今回はこのAirbnbがどうだったか、ということについて。


いつもハワイに行く時はロイヤルハワイアンホテルに泊まる。

ロイヤルハワイアンに泊まったときの記事

それはなんといってもワイキキビーチにあってオーシャンフロントの部屋からの眺めが素晴らしいということと、喫煙に関する法律が厳しい米国にあって一部喫煙可能な部屋を持つそれなりのラグジュアリーホテルがごく限られるからということがある。なので、夫と行く時にはロイヤルハワイアンしか選択肢がない。


しかし今回は一人旅。

であれば取れる選択肢は

  • 普段だったら絶対に泊まれない完全禁煙のラグジュアリーホテルに奮発して泊まるか
  • 潔癖な夫がOKということが永遠にないであろう人様の家を借りるか

の二つ。

選択肢として2つあっても、夫がいかないということはお金もないので、後者に決定。もちろんAirbnb。

Honoluluで検索してどんな部屋なのかをチェック。

漠然と探し始めたのでけっこうたくさん選択肢がある。

1人で行くし、ハワイはゴキブリもけっこういると聞くので、一軒家は候補から外す。

そして、1人で行くということは喋る相手もいないということなので、ここはルームシェアの方が楽しいんじゃないだろうか?という気がして、同年代ぐらいの女性がオーナーで楽しいシェア滞在が楽しめそう、かつ、手頃な価格の部屋を探す。

アラモアナにほど近いところに「お、これはいいのでは!!」と思った部屋があったけれど、チェックイン/アウトの日程を入れると、その日程は埋まっているからNGという結果が表示されて、断念。しかもミニマム泊数が2泊とのことだった。

気を取り直して探し始める。

結局、KUHIO沿いにあるコンドの一室にして、シェアはやめることにした。

最終的な決め手は、

  • ロイヤルハワイアンのようにとは行かないまでも、部屋からギリ海が見える
  • KUHIO沿いということはワイキキの中心地でどこに行くにも便利
  • スーパーも近い
  • トロリーはじめさまざまな路線の市バスのルート沿い
  • 貸主への利用者レビューの多さ

など。

そのコンドの情報をみていると、1泊◯◯◯◯円〜となっていて、「これならいいかもね」って感じだったんだけど、チェックイン/アウトのスケジュールを入れたら、週末料金に引っかかるのか、表示価格がグンと跳ね上がってしまった。

うーん、せっかくワイキキ行くなら海が見える部屋がいいけど、この部屋を逃すと海が見える物件は100ドル以上も跳ね上がってしまう…。

借りるにしてもどうせオーナーに連絡取らなくちゃいけないんだし…ということで、メッセージを送ってみた。「予算より数十ドル高くて悩んでるんだけど…」という感じで。

そしたら「普段だったらいくら、いくらで貸してるから、◯◯ドルディスカウントしてあげるよ。」とあっさり回答が来た。しかも、返信がメチャ早い。他にもいくつか確認したいことがあって、2、3回やり取りしたけど、いつでも対応が早かったので、その物件を借りることにして交渉成立。

空港からコンドまで

空港からはシャトルバスでワイキキに入ろうと思っていた。で、シャトルバスってホテル名を伝えればそこで降ろしてもらえるはずなので、あらかじめこのコンドの貸主にも「このコンドに一番近いホテルはどこ?シャトルバスに乗ったらそこで降ろしてもらおうと思うんだけど」と質問を送ったところ、「◯◯だよ。というか、このコンドはそもそもその◯◯の一部なのさ」というような回答。なので、「ホテルからコンドまで歩く必要もなく、直接コンドまで来れるのね、便利。」と思っていた。

ところで、成田でユナイテッドカウンターでのチェックインの際、米国滞在中の住所(あるいはホテル名)の入力を求められ、貸主に教わった通り、そのホテル名を入れてみた。大抵、フライトチェックイン時のそうした入力では、インクリメンタルサーチのようになっていて、ざっくりホテル名入れてもヒットする。でも、何度入力してもそのホテルはないと言われてしまう。仕方なく住所を入力する、ということがあった。

ホノルル国際空港に到着し、シャトルバスの担当の人に「◯◯ってホテルまで」と伝えると、その人が持っていたタブレットの予約端末で調べてくれたけど、その時もそんな名前のホテルはなかった。「もしかしてAQUA◯◯かね」とか言われつつ、「おやおや〜???」と思ったけど、まぁ、ワイキキは何度も行っていて土地勘もあるし、ハイアットリージェンシーとか有名なホテルで降ろしてもらえれば、そこからどうせ1ブロックぐらいだし、いいや、と思って、まぁ、あまり心配することもなくシャトルバスに乗った。

そのシャトルバスは私で満席になり、私のドロップオフが一番最後になったので、ドライバーとダラダラと喋りながら、結果的には「多分ここだ!」ってことで、ちゃんと目的地の目の前までたどり着くことができた。

鍵の受け渡し

そもそも、アパートをまるっと借りることにしたので、シェアの場合のようにピンポーンと訪問して誰かが家から出てきてくれる、というわけにはいかない。鍵の受け渡しはどうしたらいいんだろう?と思っていたんだけど、そのコンドの場合は、コンドの建物1Fに、数字のコンビネーションで解錠できる鍵のかかるボックスがあり、その中に鍵を入れておいてくれるとのことだった。

そもそもホノルル便は到着が朝早い。朝8時には空港を出て9時前にはコンドについてしまった。

シャトルバスで到着するとすぐコンドの中に入ってロックボックスを探す。すると、奥の方にやっと発見。

言われたボックスを探し、指示された番号で解錠。無事に鍵をゲット。

事前のやり取りで部屋番号も分かっていたので、エレベーターで8Fへ。

と思ったら、エレベーターのボタンを押してもうんともすんとも言わない。

ルームキーがないとそのフロアに止まらないエレベーターというのはよくあるけど、そもそもエレベーターを呼ぶ「↑」「↓」ボタンすら反応してくれない。

住人の乗り降りのどさくさに紛れてエレベーターには乗ってみたものの、やっぱり8Fまで辿りつけない。

仕方なく1Fに戻って、管理人室と思しきオフィスにいた男性に事情を話してみるも「個人のコンドについては管理外だから残念だけど何もしてあげられない」と言われてしまった。

他に手段もないので、貸主のケータイに電話してみたら「あー、ごめんごめん。鍵違ってた?家近いし、僕のオフィスもそのコンドにあって今から出勤するから30分ぐらいで行くよ、待ってて」と。

コンド1階でベンチ的なところに座りながら、同じく1階に入っているコインランドリーを出入りする人たちの様子をボーっとみながら過ごした。結局45分ぐらい待つことに。

待っていると貸主が現れ、一緒にオフィスに来てくれ、という。

オフィスはKUHIO通り沿いに面していて、オフィスの鍵開けにも立ち会って中に入る。

手に入れた鍵を彼に渡しつつ状況を説明すると「あー、これセンサーついてない鍵だから違うね。どこの鍵だろう。で、君の部屋は何号室って伝えたっけ?」というので、「交渉成立時のメールを見せつつ、810号室って言われましたよ」と伝えると部屋貸出表みたいなものを見ながら「おやー、810号室は◯日先まで別の人が泊まってるなー。もしかしたらこのコンドじゃなくて隣の別のコンドかも」とか言い始める。

「えーーーーーーーっ!」

と思いつつも、いやいや、でもAirbnbに掲載されてた物件名の最初の2文字は、コンド(建物)名のイニシャルなんだよ、という説明も聞いていたので、それも伝えると、「もう一回その物件ページ見せて」というので見せた。すると、「あー、建物はここであってるけど、部屋が8Fじゃなくて10Fなんだ。10Fのほうが眺めがいいから良かったね。」とか言われつつ、10Fに案内してもらった。

なんだろう、この超楽天的な感じは。

まぁ、いいけど。

部屋の様子

部屋に入ってみると、Airbnbに掲載されてた写真のほうがきれいだな、と正直思ってしまった。

もっと広そうに見えたし、ベッドとかソファの質感ももう少しちゃんとしてそうに見えた。

airbnb - room

かといって「えー、これはないでしょー!!」というほどでもなく、何より玄関のドアをあけたらちゃんと海も見えたし、ま、いっか。という感じ。

condo on kuhio

キッチンのない部屋だったけど、冷蔵庫、電気コンロや電気ケトル、コーヒーメーカー、食器、鍋などひと通り揃っていて、自炊もしようと思えばできる感じ。でも、カトラリーとかコップとか、いざ使おうと思ったらあまりきれいではなく、ゆすいではいるだろうけど洗剤とスポンジで洗ったりはしてないんだろうなーという感じ。実際、部屋にスポンジや食器洗い洗剤などは見当たらなかった。

airbnb - room

お風呂もバスタブのあるシャワーだったけど、なんとなくかび臭かったりシャワーカーテンもあまりきれいではなかったから、やはり潔癖症な夫とかが一緒だったら、100%ありえないだろうなと思った。

あまり細かいことが気にならない私は全然平気だったけど。エアコンもちゃんとついたし、洗面台のタップがいろんな意味で微妙だったけど、一応水もお湯も出たし、トイレもちゃんと流れたし。周りの家に変な人がいるとか騒々しいとかそういうこともなく、市バスの停留所もほんとすぐ近くていろんな路線が通っていて便利だったし。


Airbnbをまた使うか?

多分、機会があれば使うと思う。便利だし面白い。

現地の人とのルームシェアだったらもっと楽しいのかもしれないな。

鍵の受け渡しとか多少のトラブルはあったものの「すごく困った!」ということは起きなかったし、ワイキキのこの物件でいえば、このエリアにしては比較的リーズナブルに宿泊できたと思うし。

でも、たまたまワイキキは土地勘があって、このへんの物件だったら便利かも…とか、最悪何かあったらここのホテルに移ろうとか、色々自分のなかで算段が立っていたところもある。

ハイアットとかマリオットとか、あるいはその土地の最高級ホテルと呼ばれているようなところであれば、基本的には(観光やビジネスするのに)立地がよく治安も悪くないところにあるはずなので、あまり悩まずとも済むはずだけど、一般の人のお家となるとエリアの選択肢が途端に増えてしまう。行ったこともない土地で部屋を借りるとなると、よほど強い予算の制約でもなければ、まずどのエリアを選ぶべきかからだいぶ悩むことになりそう。そして、地図からは知ることができないような状況に直面することもあるかも。

実際、私が泊まったこのコンド。エレベーターホールに指名手配犯のポスターが貼ってあった。チラッと見かけただけで読まなかったから詳しく分からないけど、このコンド内のどこかの部屋、あるいは近隣での強盗か殺人といった犯罪の容疑者らしく、コンドのセキュリティカメラから撮影した写真のようだった。

そして、チェックインして無事に部屋に荷物を入れ終わった後、外出しようと部屋からエレベーターで降りるとき、途中の階でホノルル警察の人が3人と、コンドの貸主がチェックインの時に「この建物の主、キングだよ」と紹介してくれたおじいちゃんが、何かの状況を説明するような感じで話しながら乗り込んできて、すぐ次の階で降りていった。

「おぉ!!Hawaii Five-0みたいじゃないか!」などと一瞬思ったけど、そんなこと思うの私ぐらいか…。

定期点検といった感じでもなかったから、何かあったんだろう。

KUHIO沿いのあの辺が危険地域かと言われたら感覚的にはそんなことはないから、たまたまだろうけど、それでもやはり、高級ホテルのように守られている感じは薄いので、そのあたりも気になる人は気になるだろうな。

あとは、最低限、英語ができないとAirbnb使うのは厳しいかもな、というのも正直思った。

ウェブサイトのインターフェースは日本語だけど、借りる前の交渉や、私のようにトラブルがあったときのやり取りは多分基本的には全部英語になる(オーナーが日本語しゃべれるなら問題ないか…)。

メール英語だけじゃなくて電話での英語も最低限できないと、何かあったときにはちょっとしんどいかもね。

でも、そのあたりさえクリアだったら利用価値は大きいような気がする。友達とか何人かと、大豪邸を借り切るっていうのも楽しいだろうし。

余談:空港からのシャトルバス

それから、ホノルル国際空港からは、いつもなら夫とタクシーでワイキキ入りするんだけど、今回は節約、節約!ということで、Speedi Shuttleというシャトルバスを利用した。

Speedi Shuttle
http://www.speedishuttle.com/

普段、全く気にしたこともなく「そんなサービスあったんだ?」って感じだったけど、ハワイから成田に帰るときにドライバーに聞いてみたら、98年に開業、2年前から空港と契約を結んで運行しているとのこと。へぇ。

ハワイのエアポートシャトルといえばRoberts Hawaiiをよく見かけるけど、Robertsの方は超大型バスを使っていて、多分空港から人をできるだけいっぱい載せて、満席になったら出発、という感じなんじゃないかと思う。一方Speedi Shuttleの方は7〜8人乗リぐらいのバンを使っているので、あっという間に7〜8人なんて埋まるし、その分早く空港を出発できるというわけなのね。

行き先のホテルを伝え、メールアドレスも伝える。帰国時も利用するかを聞かれ、ピックアップ場所や日時なども伝える。そうするとスタッフがタブレット端末でそれらの情報を打ち込んでいってくれて、入力完了すると控えのレシートをくれる。

speedishuttle

と同時に、伝えたメールアドレス宛に同じ内容がメールでも送られてくる。便利。

気になる料金は、空港からホテルが$14.55、ホテルから空港が$12.24でした。多分、ホテルの場所などによって値段が違うのかも。
※今回Airbnb使ってコンドに2泊した後、1泊だけモアナサーフライダーに泊まったので、帰りはモアナサーフライダーでのピックアップ。


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