風呂敷: Japanese magical wrapping cloth

[SUMMARY]

I had a wrapping lesson today. In this lesson we used cloth called “Furoshiki” which is nearly square shape cloth and on which patterns printed – most of them are lucky symbols. With just one piece of cloth, you can wrap anything. There are many wrapping techniques and you can use it according to the shapes of objects that you want to wrap. I learned some of them. I would say some parts are Japanese manner rather than technique. This article includes those information as my memo record.

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今日はクリスマスイブであり誕生日でもあるけど、特に用事もなかったしショッピングよりはもう少し身になることをしたいと思い、地味だけど「風呂敷包み方&渡し方レッスン」というのに行ってみた。

風呂敷って身近なようで意外と使わないからマナーがあるんだかないんだかもよく知らないし、でも布切れ一枚でモノを包めるから知ってると便利なんじゃないかと思って。何より、私旅人ですからね。ま、パッキング用品は色々持ってるので特に不足はないんだけど、知っておくに越したことないかなと思い受講。

今日習った、風呂敷の概要と包み方テクニックのいくつかを備忘録的に書いておく。

風呂敷って何?

そもそも風呂敷とは何なのか。

素材や形状、模様などによって「正式な風呂敷」と「邪道な風呂敷」があるんだろうか。

風呂敷とはWikiによると、「風呂敷(ふろしき)は物を包み持ち運んだり収納したりする為の正方形に近い形の布。」となっている。

レッスンの中でも質問してみたけど、風呂敷って「この要件を満たしてないと風呂敷ではありません」的な定義はなさそうだった。

そもそも風呂敷には大きさが色々ある。

小さいものでいえば、ご祝儀袋などを包むふくさとして使える45cm四方程度のものから、布団や引越しに使うような230cm四方のものまで。

風呂敷のサイズ:

  • 約45cm(中幅):祝儀袋など包むふくさ的に
  • 約50cm(尺三幅):お弁当包んだりとか
  • 約68cm(二幅):菓子折りやワイン
  • 約75cm(二尺幅):二幅と同じ感じ
  • 約90cm(二四幅):一升瓶やワイン2本、風呂敷バッグ
  • 約105cm(三幅):テーブルクロスとして
  • 約130cm(四幅):座布団2枚、テーブルクロスとして
  • 約175cm(五幅):座布団5枚、こたつ上掛けとして
  • 約200cm(六幅):布団一組、ソファーカバーとして
  • 約230cm(七幅):布団など

サイズも用途もこれほど色々。

素材は正絹、レーヨン、綿、ポリエステルといったものがあるとのこと。前者2つは水に弱く洗濯に不向き。

そして柄も色々。

着物と同じように吉祥文様(宝尽くしやツルカメ、松竹梅など)、花鳥風月(季節の草花など)、有職文様(公家の装束に使われた菱などの模様)、小紋(鮫小紋や縞、七宝など江戸小紋など)もあるし、外国人デザイナーによるデザインもある。シビラとかマリメッコとかも出してるのかね。

私のこれまでのイメージでは、風呂敷とは「70cm四方ぐらいで正絹でできたおめでたい感じの柄の布」だったのだが、上記のことから、風呂敷ってサイズも色も模様も素材も色々なので、「これは風呂敷だ!」と呼べば風呂敷だし「これはテーブルクロスだ!」と呼べばテーブルクロスだし…ってぐらい適当っぽい。

(ま、ちゃんとした歴史はあると思うので、知りたい人は調べましょう)

風呂敷ラッピング例

というわけで、レッスンは風呂敷の概要を経て、実際のラッピングワークショップへ。

いくつか習いましたよ。

  1. のし袋包み
  2. 平包み
  3. ふくさ包み
  4. おつかい包み
  5. 隠し包み
  6. 二つ結び
  7. ワイン衣
  8. バッグをつくる
  9. バッグカバー

では、順番に。

っと、その前に

風呂敷の基本

家紋は外から見えても良いが、名前を入れてもらっている風呂敷の場合、名前は外から見えないようにすること

1. のし袋包み

要はご祝儀袋や不祝儀袋などの包み方。

おめでたいご祝儀袋は折り目を上向きに、不祝儀袋なその逆に…など、それぞれの袋にマナーがあるように、風呂敷の包み方も逆になる。基本的にはそれぞれの袋のマナー+着物の着付けの向きと同じと覚えてればOK。

◆ご祝儀袋の時

自分の前に、風呂敷を菱形になるように配置し、中央にご祝儀袋を置く。

この時、紋は右側、名前は左側に来るようにする。

1-左、2-上、3-下(手前)、4-右、の順に、祝儀袋を包む。

写真は、2-上までたたんだところ。次のステップ(3-下)で、紙のご祝儀袋のように下から上に折り上げる感じになる。

4-右までたたみ終わると、下の写真のような感じ。

お花模様じゃなく3文字の漢字があるんだけど、これを紋に見立ててます。

着物と同じで右前になる。

◆不祝儀袋の時

自分の前に、風呂敷を菱形になるように配置し、中央にご祝儀袋を置く。

この時、紋は左側、名前は右側に来るようにする。

1-右、2-下(手前)、3-上、4-左、の順に、祝儀袋を包む。

写真は、2-下までたたんだところ。次のステップ(3-上)で、紙の不祝儀袋のように上から下に折り下げる感じになる。

4-左までたたみ終わると、下の写真のような感じ。

ロゴみたいなやつを紋に見立ててます。

亡くなった方に着物を着せる時のように左前になる。

※手持ちで適当なやつがなかったから、この布を使ったけど、不祝儀の時は地味〜なやつじゃないとダメ。

紫色はご祝儀にも不祝儀にも使えるので便利。

一応、ポンチ絵も添付しておきましょう。

2. 平包み

のし袋包みよりも大きめの風呂敷を使って、菓子折りなどを包む方法。結ばずにただ布を巻くだけ。

結んでしまうと、菓子折りなどを持っていった先で結び目を解くことになり、(縁を解消する的な意味で)あまりいいこととされていないらしい。この平包みが最も正式な包み方。

さて、包み方。

自分の前に、風呂敷を菱形になるように配置し、中央にお菓子の箱などを置く。

この時、紋は自分から一番遠いところに来るようにする

1-下(手前)、2-左、3-右、4-上、の順に、箱を包む。

写真は、包み終わったところ。紋(に見立てた3文字の漢字のロゴ)が見えるようになってます。

3. ふくさ包み

これは2. 平包みのバリエーション。平包みの最後のステップまでたたんだら、最後のピラピラを、ステップ2、3でできた袋部分に折り込みます。

平包みとふくさ包みのポンチ絵も貼っときます。

4. おつかい包み

自分の前に、風呂敷を菱形になるように配置し、中央にお菓子の箱などを置く。

この時、紋は自分から一番遠いところに来るようにする

1-下(手前)、2-上、3-左、4-右、の順に、箱を包む。

包むと言いつつ、左右の布で真一文字に結びます(真結び)。

真結びでは、左上、右下になるようにするんだけど(着物の時と同じ)、言葉で説明しづらいのでYouTubeとかで検索しましょう。

5. 隠し包み

おつかい包みのバリエーション。

おつかい包みを最後のステップまでやったら、下の写真のように箱の上部(自分から遠い側)から布を引き抜きます。

で、引きぬいた布を結び目を隠すようにかぶせながら手前に持ってきます。

おつかい包みと隠し包みのポンチ絵はこれ。

6. 二つ結び

細長い箱を包む方法。結び目が2つできるので、二つ結びです。

自分の前に、風呂敷を菱形になるように配置し、中央に箱などを置く。

1-下(手前)の角は自分から遠い方へ渡す

2-上の角は手前へ持ってくる

3-向こう側に渡した1の角と右の角を真結びする

4-手前に持ってきた2の角と左の角を真結びする

一つ目の結び目が右側、二つ目の結び目が左側にできる。

※細長い適当な箱がなかったので、普通の箱で。

7. ワイン衣

ワインをおしゃれに包む時の方法。先にできあがり図。シャンパンを包んでみました。

自分の前に、風呂敷を菱形になるように配置し、中央にボトルを立てる。

1-下(手前)の角をボトル側にやや折る。折りながらボトルの口から1cmほど下のあたりまで布を持っていく。

2- 1を、ボトルの口のあたりでプリーツをつくる。

3-プリーツを留めるために輪ゴムでおさえる

4-ボトルの反対側も同じ要領で、1〜3をする。(3の輪ゴムに最後一緒に留める)

5- プリーツはフワッとフリルにすると可愛い

6-左右の布はボトルの後ろで交差させてから前に持ってきて、ボトル正面の首あたりで真結び

※写真で見やすいように、黒のヘアゴムを使ったけど、普通の文具用輪ゴムを使いましょう。

では、ふたつ結びとワイン衣のポンチ絵。

8. バッグをつくる

風呂敷1枚持ってると、なんとバッグも作れるんです!すごーい!

1-対角線上に折って三角にする、2-三角の底辺の角をそれぞれ一つ結びにする、3-三角の頂点をほどよく真結びにして持ち手をつくる。

面倒なので作例はなし。ポンチ絵のみ。

9. バッグカバー

いいバッグ(高価なバッグともいう)を持って歩いてる時に限って、急に雨が降ったりするわけだが、そんな時も風呂敷1枚あればブルーにならずに済む。

さて、やり方。

風呂敷を正方形に配置し、真ん中にバッグを置く。

1-手前の左右の角をそれぞれ、バッグの手前のハンドルの内側から外側に向かってくぐらせる

2-くぐらせたら左右の角を真結びする。

3-同じ要領でバッグの反対側も。

※かなりでかい風呂敷が必要。あー、エルメスのグランカレ(140cm四方)とかいいかもしれない。でも、グランカレ自体が十数万円もするから、バッグとカレとどっちが高価かを天秤か?

PORTERのトートを風呂敷で包んでみましょう。全くもって高価でもなんでもないけど、PORTER×タイトーのインベーダーのコラボモデルという希少品です(謎)

上記の要領で風呂敷で包むと、こんな風になります。

紺色のバッグがなーんと赤いバッグに!!(@@;

バッグに対して、風呂敷の大きさがちょっと足りなかったからキューキューなんだけど。

これを応用して、夏用のカゴバッグを、ウール素材などの布で覆ったら冬対応になって可愛いかもしれないねー。

最後にポンチ絵。

あー、こんな記事書いてたら、誕生日が終わっちゃったよ。

でも、一つ賢くなった誕生日なのでヨシとしよう。

ちなみに、今日私が教えてもらった先生は、須田直美さんというラッピングコーディネーター。ご自宅でラッピングのレッスンもされているそうです。

須田直美さんオフィシャルブログ
http://ameblo.jp/tsutsumi-musubi/ 

あと、ラッピング系が好きな人は、コンセントのグループ会社BNNからも色々本出てますので、こちらもよろしくね★

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