chibirashka journal

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IA(情報アーキテクチャ)とUX(ユーザーエクスペリエンス)の認知度

火曜日, 4月 20th, 2010

先日、コンセントのサイトで、IAとUXの認知度調査の結果を公開しました。

調査自体を実施したのは2009年の夏で、ちょっと時間が経ってしまっているのですが…(すみません。。『IA100』とかにうつつを抜かしてました。それにしても遅すぎなんだけど…)

単なるWeb閲覧とかではなく「業務でWebに関与している人」をスクリーニングして実施しました。「Webに関わっている人」というセグメントは相当ニッチらしく、利用したネットリサーチ会社でも属性として持っていなかったので、どんな設問で聞いたら抽出できるのか、けっこう悩みました。

調査自体は、めちゃ面白い結果というのは得られませんでしたが(だいたい想定範囲というか…)、主な結果として

  • Web業務に携わる人でも「IA」や「UX」について知らない人が約7割
  • 「IA」「UX」の認知時期はここ1年が圧倒的

というものが出ました。

>>コンセント:情報アーキテクチャ(IA)/ユーザーエクスペリエンス(UX)の認知度調査

また、2月に「IA2010」というイベントがあり、長谷川さんが基調講演を行い、終了後には、参加者の方にコンセントが独自でアンケートをとらせてもらいました。さすがにイベントタイトルに「IA」を冠しているだけあって、参加者は基本的には何らかの形で「IA」を知っていたと考えられますが、イベント前の段階で「IA」と聞いてイメージしていたものとして、「サイトマップ」「ワイヤーフレーム」といった、実態として見えるものを挙げる人が多くいました。

ちなみに、今回公開していない資料の中に、『IA100』を読んでいた人とそうでない人の、IAに対するイメージの違いについて調べたものがあるのですが、『IA100』を読んでいた人の方が、そうでない人よりも、「サイトマップ」「ワイヤーフレーム」という回答が少なく、「Webガバナンス」「ブランド戦略」を挙げる人が多くいました。

>>コンセント:「IA2010」出席者アンケート(抜粋)

どちらの調査も母集団が多くないので、絶対的な指標とは言えませんが、傾向把握できるのではないでしょうか。

ちなみに、今朝、福岡にいる稲本さん(evenina)が、福岡でのHTML5勉強会の様子をメールしてくれました。彼はそこでIAについてプレゼンテーションを行ったそうです。20名ぐらいの参加者中「IAなんて初めて聞いた」という方が半数、「IAはなんとなく聞いたことがある」という人も含めると、7割程度の方は、まだそれほど意識していないようだった、と教えてくれました。

>>稲本さんのブログ:[HTML5]勉強会にいってきた4 〜IAについて話した〜

多分、言葉として知らなくても、デザイナーやディレクターは無意識のうちにできているのでしょうし、言葉の認知が重要というわけではありません。

でも、そういう言葉で定義されてるものなんだ、ってことが分かると、すでに世の中(海外とかも)で実践され蓄積されているノウハウやツールを、簡単に取り出すことができ、利用することができるので、便利なのではないかなと思います。

どうやったらIAの認知をスムーズに進めるかっていうのが課題なんだけど、なんとなく最近思っていることは、外の世界からIAを語らないとダメなんだろうなーということ。あんまりアイディアがまとまっていないので、細かく書けないけど…。

IA Stencil(Site-it!)

土曜日, 4月 10th, 2010

情報アーキテクチャ関連のイベントやセミナーに持って行くと、みなさんに興味を持ってもらい、「欲しい!欲しい!」コールが巻き起こる(言い過ぎ?)Site-it! ことIA Stencil

IA Stencil

これまでは、OmniGraffle用ステンシルのみ、コンセントのサイトで提供していましたが、OmniGraffleを使っていない人も多いので、先日から汎用的な各種フォーマットで提供しはじめましたよ。入手できるフォーマットは次の通りです。

  • OmniGraffle用ステンシル
  • Illustratorファイル(.aiフォーマット、1種類1ファイルの7ファイルセット)
  • PDFファイル(1種類1ファイルの7ファイルセット)
  • EXCELファイル

設計ドキュメントに使うも良し、印刷して使うも良し、みなさまの情報アーキテクチャライフを快適に♪(違)

ファイルのダウンロードは、コンセントLABSからどうぞ〜。

『IA100』スペシャルサイト

木曜日, 12月 17th, 2009

書籍『IA100 ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計』が出版されてから、もうすぐ2ヶ月が経ちますが、あちこちから反響があって嬉しい限りです。

日経ビジネスオンラインでも、花王の本間さんにご紹介いただきました。(ありがとうございます)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nmg/20091201/211055/

『IA100』の編集に直接関わっていたのは社内でも、著者の長谷川さんと私の2人だけだったのですが、本が刊行されるなんてなかなかない機会です。(そんなにおおっぴらに表情には出さなくても)社内では出版のお祝いムードっていうのが実はあって、スペシャルサイトを作ろう!ってことになりました。

コンセントは出版社ではないので、正直、本のプロモーションそのものには、それほど義務はありません。(もちろん、広報的にとか営業的には、『IA100』が売れて、認知が上がることで、IAを啓蒙して市場を広げるとか、コンセントのことを知ってもらうとか、できたらいいなとは思います。)

だから、スペシャルサイトという発想は、本の販促のためのプロモーションサイト、というわけではなく、あくまで「長谷川さん、おめでとう!という気持ちを伝えたい」「確かにIAは抽象的で小難しい感じはするけれど、もうちょっと親しみを感じてもらいたい」「クライアントプロジェクトではなかなかできないようなことを、何かやってみたい」みたいなところから出てきました。

たまたま何人か集まってだべってたソファの辺りで、雑談からなんとなくの企画が生まれ、社内のいろんな人を集めてブレスト、要素の抽出・類型化、設計、アートディレクション(世界観定義)、デザイン、撮影…ってことを、勢いでガーッとやり、最初の1-2週間でプロト完成。

その後、ブラッシュアップ、テスト、ブラッシュアップ…とやってきて、ちょっとゴニョゴニョっとしたことがあり(謎)、しばらく寝かせる期間もあったので、結局は着手してからずいぶんと経ってしまったのですが、やっと本日、IA100スペシャルサイト「IA100: Itsudemo Atsushi 100%」をロンチしました。

>>ニュースリリース「コンセント:『IA100』スペシャルサイトを公開」

ia100_screenshot

どちらかといえば、長谷川さんをリアルに知ってる人が見た方が面白いコンテンツなのですが、単純に、『IA100』に出てくるキーワードの復習という風にも使えるので、ぜひ見てみてください。

みんな、クライアントプロジェクトが恐ろしく忙しい中で、「講演とかでは見せない、普段の長谷川さんを見て欲しい!」という思いだけを拠り所に(ほんとか?)、試行錯誤しながら作りました。

私は今の業務ではクライアントプロジェクトを持っていないので、夜中までみんなで議論したり、課題をクリアするためにアイディアを出し合って磨き上げるようなことって、けっこう久しぶりで楽しかったな。(自社サイトリニューアル以来というか…)

「IA100: Itsudemo Atsushi 100%」
http://www.concentinc.jp/ia100/

[IA100 Special Site Project]
D: 足立邦登、河内尚子
PM: 足立邦登
AD: 小原千寿
De/Ph: 此谷内遙介
TD/Fl: 計良拓行
HT: 平木聡子

Site-it! のステンシル

金曜日, 12月 4th, 2009

株式会社コンセントが開発した、サイトストラクチャ検討ツールSite-it!

IAについてよく分かる書籍『IA100』をコンセントのサイトで購入すると、Site-it! がもらえるキャンペーンをやっているのですが、Site-it! が非売品なだけに、ご好評です。

Site-it! は、Webページの7種のパターンがあらかじめプリントされた付箋紙で、ワークショップ型でサイトストラクチャの検討を行うときに使うことができるのですが、「このページって、こうだよね」っていう共通理解を得るために使います。

しかし、ワークショップのような場面だけでなく、サイトマップを書いたりするときにも、こうした共通理解があった方がいいわけです。もちろん、サイトの全体感をざっくり捉えることが目的のサイトマップであれば、メニュー名やページ名が入っていれば十分かもしれません。でも、もう少し踏み込んだ目的のものであれば、「あれ、このページって、リスト型の一覧ページだと思ってたー」「いやいや、画像入りの詳細ページだよ。だから、画像素材と原稿を用意しておかないとね」というところまで把握できた方が便利です。

そんな時に使えるのが、今回コンセントラボで公開を開始したSite-it! のOmniGraffle用ステンシル

OmniGraffleでSite-it! ステンシルを使って、簡易サイトマップを書いてみたとこです

OmniGraffleでSite-it! ステンシルを使って、簡易サイトマップを書いてみたとこです

このステンシルは、クリエイティブコモンズライセンス「表示-非営利-改変禁止 2.1 日本」(※)の条件のもと公開してますので、ぜひ、みなさん使ってみてください。

Site-it! についての詳しい解説は、『IA100』の69番目のトピックを読んでみましょう。

※Site-it! はコンセントの登録商標です。

IA100:ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計

日曜日, 10月 11th, 2009

IA100

ついに!ついに!ついに、出ますよ!『IA100

Myボス長谷川さんが、睡眠を削りながら、執筆した一冊が。

自身のこれまでの知識、経験を惜しげもなく詰め込んでます。

情報アーキテクチャは、Webに関わる人であれば身につけておかなければいけないスキルの一つ。それを「情報アーキテクチャ」「IA」として認知しているかどうかは別として、むしろ実践していなければ、特に大規模サイトなんかは作るのが困難と思われます。

でも、抽象度の高いエリアでもあるので、勉強するにもとっかかりを掴みにくい分野とも言えるかもしれません。私も、IAについて知りたいと思って、どうやったら学べるんだろうと思って、過去に大学院を探したぐらい。結果的にコンセントに入って今に至るので、大学院には行かなかったけど。

他のスキルもそうだと思うけど、実践だったり、周りで実践している人のやり方を見て学ぶとか、そういうのが結局は学ぶための近道な気がする。とはいえ、やはり前提としてある一定の知識は必要だし、そうした知識はできるだけ体系だてて学ぶのが理想的だと思う。

IA100:ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計』は、これだけは知っておきたい100個の項目を、見開きで1トピックずつ丁寧に解説してます。本の作りとしては、「Design rule index—デザイン、新・100の法則」みたいな感じです。

「で、結局、IAの検討をドキュメントに落とすときは、どんな体裁になるのよ?」みたいな疑問だけが残ってしまわないように、実際のドキュメントサンプルなんかも図版としてふんだんに掲載してます。

書店に並ぶのは10月末ですが、予約受付が始まっています。

刊行キャンペーンとして、コンセントのサイトで『IA100』を予約/購入すると、コンセントが開発したSite-it! (IAプロトタイピングツール)がもれなく貰えますので、ぜひぜひお見逃しなく〜。(キャンペーンは12月20日までの期間限定です)

■書名:IA100:ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計
■著者:長谷川敦士株式会社コンセント
■出版社:株式会社ビー・エヌ・エヌ新社
■版型:A4変形 224ページ
■定価:3,360円(税込み)
■刊行:2009年10月27日

企業のブランド戦略を促進するWebサイト設計の要点

木曜日, 9月 17th, 2009

Myボス長谷川さんがWeb担当者Forumに執筆している連載記事「IA視点のWebプロジェクト」の最新記事がアップされています。

第5回:「企業のブランド戦略を促進するWebサイト設計の要点」

先日のCSS Nite, LP7(IAスペシャル)のおさらいであると同時に、あの時、関心が高かったEIAとブランド戦略(カネボウ化粧品さんの事例で紹介)のことについて、より詳しく説明している記事です。

ボスと一緒に、3月のIA Summitでポスター発表してきた「EIA as Brand Strategy」を解説している感じかな。

コーポレートサイトのみならず、製品サイトやらマーケサイトやらブランドサイトやら、企業が複数のサイトを持つケースは少なくないわけですが、各サービスや製品のブランドをどのように展開するか、ということについては、ブランドポートフォリオ戦略が重要です。ブランドポートフォリオ戦略については、David. A. AakerのBrand Portfolio Strategy: Creating Relevance, Differentiation, Energy, Leverage, and Clarityに詳しいです。

顧客は、製品/サービス自体、カスタマーサポートの対応など通じてブランドを認知し、印象を受け取ります。Webサイトもブランドを伝えるものの1つです。ブランドポートフォリオ戦略が練られていても、それが顧客に正しく伝わらなければ、効果は発揮できません。そのため、Webサイトはブランド構造を反映したものになっているべきです。特に、サイトトップページやメインメニューには注意を払う必要があります。なぜならサイト利用者は、トップページやメインメニューから、サイトの主題やブランドを認識し、またそのサイトが自分向けであるかどうかを感じるからです。どんなユーザー体験をさせるか、ということは、ブランド体験にも影響します。(って、つい真面目モードで書いちゃったよ・・・)

でもそれ以前に、サイトの読み込みが遅いとか、やたらとプロモーションがうざいとか、構造以外のところで、イヤな経験をしてしまって、ブランドのイメージが悪くなる、とかはありえる。まさに、こないだShangri-La hotel Tokyoの宿泊とスパの予約をした時がそう!

と、話がそれたけど、そんなような話が書いてあるので、ぜひWeb担の記事読んでね!というお知らせ。

Brand Portfolio Strategyの日本語版は、これっぽい。