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イベント「偏愛トラベラー vol. 3 世界のワークスペースから」を開催しました

Posted in 未分類 on 6月 21st, 2016 by chibirashka – Be the first to comment
偏愛トラベラーvol.3 世界のワークスペースから


先日、ストックホルム&ヘルシンキから帰ってきました。
そして帰国早々、6月17日(金)に「偏愛トラベラー」を開催。
4月から始めたこのイベントも気づけば開催3回目。早いなぁ〜。
今回のゲストはコクヨ株式会社、『WORKSIGHT』編集長の山下正太郎さん。

今日はその様子を少しご紹介します。

偏愛トラベラーvol.3 世界のワークスペースから

イベントの詳細は告知ページ
【旅する草冠の学校meet up】偏愛トラベラーvol.03「世界のワークスペースから」
の方でご覧いただくとして…

「偏愛トラベラー」の企画をなんとなく思いついた時に、最初にゲストとして思い浮かんだのが実は山下さん!

山下さんが編集長を務めていらっしゃる『WORKSIGHT』は “働くしくみと空間をつくるマガジン”。
http://www.worksight.jp/

このメディア自体が旅に繋がるというわけではないのですが、山下さんは取材クルーと共に世界のあちこちの企業を訪問し、先進的なワークスタイルやオフィス環境事例などを取材していて、Facebookなどから垣間見える山下さんの様子は、いつも世界のどこかに行っているイメージ。かつ、お仕事とはいえ、オフィス環境への興味・関心度合いが異常に(?)高く、オフィスやワークスペースへの偏った愛を勝手に感じていたのでした。

諸事情でゲストにお招きするのが初回ではなく今回になってしまったのですが、ついにお話を聞くことができ、そしてまさに、偏愛ぶりをご紹介いただいて大満足!

山下さんはこれまで海外の50ヶ所ほどのオフィスを見てこられて、また国内を含めるとその数は200〜300にも及ぶということで、この分野では間違いなく一番の情報通!
また、コクヨといえば文房具というイメージを持つ人が多いと思うけれど、「働き方をつくる会社」として、空間ビジネスの分野でオフィススペースや働き方の提案をしているといいます。

ワークスペースとワークスタイルって切っても切れないもの。
ちょうど先日、私自身がパラレルキャリアのイベントでお話させていただく機会があり、(⇒「パラレルキャリアセミナーでお話してきました」)私の働き方もちょっと特殊なんだなと改めて認識したところでもあるので、冒頭で少しだけ私からもライトに話題(小ネタ)提供してみました。

私のパートでは

  • 出張で私自身も海外の企業を訪問しオフィスを見る機会がある
  • kusakanmuriのPR担当なだけに訪問先ではグリーンの使われ方が気になったりする。(西海岸のスタートアップ系では白と緑の草花が取り入れられているケースが多く、kusakanmuri、時代に乗ってるぞ!)
  • プライベートな旅でも仕事につながったり、そんな仕事の話やきっかけは必ずしもオフィスで起きているわけでもなく、場所や時間にとらわれない働き方を実感している
  • 先日の北欧では移動式コーヒー屋さんのおじさんがいたけど、そのおじさんにとっては広場に止めたチャリがワークスペースだよね(この記事の冒頭の写真がそれ)
緑と白の草花が飾られている西海岸の企業のオフィス風景

といった話を紹介しました。

ま、そんな前段はいいとして、山下さんのお話。

これまでの2回は、写真をスライドショーで見せながら、フリートークを繰り広げるといった感じだったけれど、今回は章立てのされたプレゼンテーションスライドで、ビジネスセミナーにも耐えうる貴重で充実したもの!

ワークスペースやワークスタイルということで、冒頭では、

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山下さんのパートでは、

偏愛トラベラーvol.3世界のワークスペースから|山下正太郎さん(WORKSIGHT編集長)のお話
  • テクノロジーによってオフィスの役割がどのように変わってきているかといった背景
  • それに伴ってコミュニケーション濃度を高めるためオフィスに取り入れられているオフィスデザインの例
  • 競争激化した人材獲得などのためコアバリューを感じさせるアジール(自由領域、聖域)について
  • 単に新市場獲得のためではなく、より刺激的で面白い環境を求めたグローバル進出の例や、企業が地域に融け合って都市と共に成長することによるエコシステム

といったところにまで話が及びました。

偏愛トラベラーvol.3世界のワークスペースから|山下正太郎さん(WORKSIGHT編集長)のお話

パッとみると硬そうに見えるかもしれないけど、実際にはワークスペースやワークスタイルといったテーマに馴染みがない人もすっかり引き込まれてしまうほど、わかりやすくお話していただきました。

出張は別として、海外旅行だと現地企業のオフィスを見て回る機会は普通の人にはそれほど多くないし、出張でオフィス訪問する機会があるとしても、特徴的なオフィスに遭遇するチャンスもめったにない。だから、こんなにバラエティに富んだオフィス環境を紹介してもらい、多様な働き方の可能性があるということを知ってびっくり!参加者の方にランダムにお話を聞くと、そんな反応が返ってきました。

偏愛トラベラーvol.3世界のワークスペースから|山下正太郎さん(WORKSIGHT編集長)のお話

私個人としては、聞いたトピック、事例、すべてが面白かったのですが、特に興味深かったのが「面白い会社のオフィスほど、あえてチープさを出していたり、ボロかったり、作りこんでなかったりする」と山下さんがおっしゃっていたこと。また、社員自らが空間を好きなように再構成できることを「Hackable」と呼んでいたりしたこと。

旅するパーソナルスタイリストとしてホストしていたので、なんとなくファッションにも通じるなぁと思って聞いていた部分です。

チープさ、ボロさ、作りこんでいない、というオフィス環境からは「揃えなくていいや」というメッセージを受け取る。つまり、適度な不揃い感が自由な発想を喚起するというようなこと。逆に、椅子の種類も色もすべてがきれいに整いすぎていると、緊張感が伝わり関与できる余地のなさを伝えてしまうということ。

これはファッションでいうとこのミックス&マッチ、ハイ&ローみたいだなと思ったわけです。

同じテイストでガチガチに固めすぎると、変な威圧感を与えてしまったり、まとまりすぎて逆にダサくなってしまうところを、テイストミックスしたり、あるいはハイブランドにあえてチープなものをあわせて、「ハズシ」とか「ヌケ」をつくることで「こなれ感」を出すといったような。

ガードが硬そうな人とはフレンドリーなコミュニケーション取りづらかったりするし、コミュニケーションが発生しないことには面白いこともなかなか起き得ない、という意味で近いんじゃないかなーと。

前にもどこかで書いたり喋ったりしているけれど、私は、オフィスで働く人々もオフィス環境をつくる要素だと思っています。洋服を着た人間も都市の一部でありオフィスの一部、環境の一部ということ。

言葉を選ばずにぶっちゃけ言えば、オシャレなオフィス家具が置かれたオシャレなデザインのオフィスであっても、働いてる人たちが着ているものに無頓着であったり、自分たち自身の仕事の内容や業界のトンマナを反映していなかったりすると、残念ながらちぐはぐになってしまって、トータルでは素敵なワークスペース、素敵な会社(組織)には見えないだろうと思っているのです。

あー、ワークスペースに、ワークスタイル、ファッション…。
パッと見、テーマとして遠そうなのに、意外と共通項が見えてきそうな気がする…。

このテーマでの第2回もやってみたい。

ところで、山下さんの旅スタイルについても少しだけ。

イベントが始まる前に打ち合わせ(という名の雑談?)をしていて、旅の相棒として欠かせないものとして山下さんが挙げていらっしゃったのが、Bose ノイズキャンセリングイヤホン QuietComfort 20でした。

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私もこないだアトランタ出張後にゲットして、今回の北欧行きでもかなり重宝した代物。旅行の時でなくてもわりと日常的に使っています。その良さと必要性に激しく同意!Boseの回し者ではないけれど、つい会場でもご紹介してしまったw

機内で長時間を過ごすときに映画を見るなり、ノイズやギャン泣き赤ちゃんに思考を遮られることなく仕事に集中するなり、とにかく世の中から隔絶された感が得られるのが最高!(我ながら根暗だ…)

みなさまも旅のお供にどうぞ。

あと、今回の「偏愛トラベラー」でものすごい印象的だったのが、山下さんのモテっぷり!

1年半か2年前ぐらいに仕事で初めてお会いした時から、知的で穏やかな印象のすごく素敵な方だな〜と思っていましたが、山下さん、知る人ぞ知る(てか、みんな知ってるのか?)、有名人のお兄さんでいらっしゃいまして、その有名人というのも、ちょっと売れてる芸人とかのレベルではなく、今をときめく★★★な方ということもあり、そして山下さんご本人も弟さんと一緒にメディアに出たりもしているようで、イケメン兄弟としてファンの間でも有名なのだそう。

今回の「偏愛トラベラー」の会場にはファンの女の子たちが来ていたり、会場にお花が届いたりしていました。会の終了後は撮影大会。(衝撃!)

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山下さん、本当にありがとうございました。
世界のオフィスを訪問する機会はあっても、分析的にみたことがなかったので、私自身すごく勉強になりました。

偏愛トラベラーvol.3世界のワークスペースから|山下正太郎さん(WORKSIGHT編集長)と旅するパーソナルスタイリスト河内尚子

プロジェクションされた文字が顔に入ってる方がカッコイイと聞いて(謎)

なお、このイベントでご紹介いただいた世界のワークスペース事例などは、『WORKSIGHT』でも読むことができます。写真がとっても素敵なので、ぜひご覧ください。

ちなみに、『WORKSIGHT』には私の本業でのボスをインタビューしていただいた時の記事

顧客に提供するすべては「サービス」。企業の使命はその価値を最大化すること|長谷川敦士(株式会社コンセント 代表取締役、インフォメーションアーキテクト)

ですとか

顧客の価値観を洗い出しそれを元に事業を再編する|長谷川敦士(株式会社コンセント 代表取締役、インフォメーションアーキテクト)

ですとか、私が1月から最近まで広報窓口的に仲介(?)/コーディネーターをしていた

ステークホルダーとの共創で生み出すGEのインダストリアル・インターネット|カトリーヌ・ラウ(GE シニアUXリサーチャー)

コ・クリエーションを成功に導く5つの原則と実践法|カトリーヌ・ラウ(GE シニアUXリサーチャー)

といった記事も掲載されています。

ぜひぜひご覧ください!(偏愛トラベラーと関係ないけども!)

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イベント「偏愛トラベラー vol.02 服とカメラと建築と」を開催しました

Posted in 未分類 on 5月 24th, 2016 by chibirashka – Be the first to comment
偏愛トラベラーvol.2

5月17日の夜、私がホストするとトークイベントシリーズ「偏愛トラベラー」の第二弾「服とカメラと建築と」を恵比寿のamuで開催しました。

今日はそれについて簡単に少し。

イベントの詳細は

【旅する草冠の学校meet up】偏愛トラベラーvol.02 「服とカメラと建築と」

をご覧いただくとして…。

タイトルの通り今回は、大きくテーマが3本立てとなっていて、

  • 服(装い):旅するパーソナルスタイリスト河内尚子
  • カメラ(写真):ロフトワークの石川真弓さん
  • 建築(都市デザイン):ziba tokyoの山田理湖さん

という担当で話題提供しつつ、会場のみなさんとインタラクティブに対話を楽しみました。

最初に私から会の趣旨など説明して、本題は、タイトルとは順を変え、カメラ⇒建築⇒服という風に持ち回りでお話。

◎マユミンのカメラの話

マユミンは、会社を辞めて夫婦で3ヶ月の世界一周旅行にでかけた経験があることから、どんな経路で旅をしたのかを話してもらいつつ、旅先の風景写真をふんだんに紹介してもらいました。

また、彼女はHDR写真の魅力をたっぷり伝える書籍『HDR写真 魔法のかけ方レシピ ~撮ったあと生まれ変わる、写真のあたらしい楽しみ方』の著者でもあるので、HDRで撮ったものとそうでないものの写真を比較しながら、素敵な写真を撮るコツとあわせて紹介してくれました。

HDR写真ってiPhoneカメラの基本機能にもあってそちらは普段使っているけど、ミラーレスとかで撮影するときにもこれからはちゃんとRAWでも撮っておこうと思いました。

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◎理湖さんの建築の話

理湖さんもヨーロッパ各地を旅した経験があり、印象に残っている都市やそこでの風景写真、アート、人々の様子を紹介してもらうとともに、さらに貴重な経験である、デンマークのフォルケホイスコーレという教育制度(全寮制の学校)への留学についても話してもらいました。彼女は元々建築や都市デザインなどに興味があり、旅の出発点は『シビックプライド―都市のコミュニケーションをデザインする (宣伝会議Business Books)』という一冊の本だったそうです。そこで扱われている事例の都市をめぐるため、長くヨーロッパに滞在する方法としてホイスコーレへ。本人は貧乏旅行と言ってましたが、一般的な旅行では得られない人生の財産だなーと思える経験談でした。

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◎私からの服の話

私からはトラベルワードローブへの偏愛の話。

偏愛トラベラーvol.2

私の旅先でのクローゼット写真を見せながら会場のみなさんに「旅先で服はクローゼットにかけますか?スーツケースから都度着るものを取り出しますか?」と聞いたら、数名をのぞいてほとんど全員がスーツケースから取り出す派でした。びっくり。私はぜーんぶアンパックしてホテルのクローゼットを私物化してしまうので。

前提として少しTPPOSの話をしたり、

  • 装いは相手への思いやりでありギフト
  • 服を着た人間も環境や都市の一部=公共物

ということについて話しました。

それから私の旅服選びのコンセプト「Feel Safe, Fail Safe」についても紹介。

トラベルワードローブを考えるときの私なりのコツはいくつかあるのですが、その一部として必ず検討している要素は

  • 気候
  • 街の特徴
  • 旅の目的
  • クラス感
  • 一つで二役、三役になるかどうか

ということがあります。

それらを簡単に説明したあとに、各国、都市を訪問した時、どういう考え方でどういう服を選んだのか、という説明とともに事例を紹介しました。主にはその都市の特徴をどう捉えたかとか、時間帯やドレスコードなどとあわせた相対的なコーディネートということですが。理湖さんの話でもあったけれど、やっぱり都市によって、建築物や人々の様子、街の熱量って全然違います。だから同じビーチリゾートでもトロピカルが似合う街もあれば、洗練方向が似合う街もあるというように違いがあると思っています。そういうことを風景写真とその場所で着ていた服写真を合わせて紹介しました。

トラベルワードローブというと軽量化や荷物を減らす方向性の記事、ライフハック的なものが多く、実際そのほうが合理的でもあるし、私自身もそういう話は嫌いじゃないんだけど、このイベントではあえてのアンチテーゼ的な話題提供にしてみました。

だって、旅先に行くと日本人ってすぐわかっちゃうんだもん。旅のTPPOSに合っていなかったりドレスコードをちゃんと理解していなそうな装いであることから…。

合理性、機能性だけを追求したら、アウトドアブランドのトラベルラインで揃えるのが一番です!でも、そうじゃない旅服の楽しみ方もあるよ、ということをオプションの一つとしてぜひ知って欲しいな…と思って。

若干時代に逆行している考え方でもあるので、来てくださる方々にドン引きされたらどうしようと思いましたが、

  • 「ファッションを通して街と調和するという旅の新しい楽しみ方を発見できた」
  • 「自分もその国に住んでるような、その街と一緒に呼吸してる気になれる。次の旅ではもっといろんな服を持っていって着ようと思った」
  • 「おしゃれしたいなとワクワクした。もっと旅服も楽しもうと思います!」

といったコメントももらえて一安心。

旅服や装い、まだまだ話したいことがたくさんあるけれど、まぁ、今後にとっておこう。

マユミン、理湖さん、来てくださったみなさん、どうもありがとう!

前回も参加してくださった方がリピーターとして来てくださったり、今回はじめて来て下さった方も、今後ぜひゲストスピーカーにお迎えしたいなーと思えるほど色んな旅・現地経験をお持ちだったり…と、やってみたらどんどん広がる「偏愛トラベラー」。面白い。

偏愛トラベラーvol.2

次回の「偏愛トラベラー」は6月17日に開催予定です!

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イベント「偏愛トラベラー vol.01北欧に魅せられて」を開催しました

Posted in 未分類 on 5月 1st, 2016 by chibirashka – Be the first to comment
偏愛トラベラーvol.01 北欧に魅せられて


4月27日の夜、恵比寿にあるamuというイベントスペースで、フラワーショップkusakanmuriが提供しているトラベルブランド「草冠の学校」主催で、イベントを開催しました。

「偏愛トラベラー」というトークイベントシリーズの初回。
ホストは、旅するパーソナルスタイリストの私。
ゲストは、Nordic Lifestyle Design/自由大学クリエイティブチームの岩井謙介さん。

今日はその様子をほんのすこしだけ。

kusakanmuri

イベント会場amuはkusakanmuriと同じ敷地内にあるので、通りから入り口へ抜ける小道はお花がいっぱい。特にいまの時期は母の日ギフトの受付中でもあり、ギフトにも喜ばれそうな白いあじさいがモコモコと咲いていました。

このイベントの概要については、以前ポストした告知の記事をご覧いただくとして、イベント当日は20名ぐらいの方にご参加いただきました。

はじめに私から、主催であるフラワーショップ「kusakanmuri」、そしてイベントタイトルのショルダーにもつけている「草冠の学校」や「旅する草冠の学校」についてご紹介。

flowershop kusakanmuri

kusakanmuriは白と緑の草花だけを扱う特徴的なフラワーショップ。恵比寿にリアルショップがあります。もちろんオンラインショップも。

草冠の学校

そのkusakanmuriでもう一つ特徴的なのが、レッスン事業「草冠の学校」をやっていること。フラワーショップらしく、フラワーアレンジメントのレッスンなどもありますが、日本茶のレッスンやヨガ、アロマ、などなど色々あります。

そして、その「草冠の学校」の課外授業的位置づけとしてトラベル事業「旅する草冠の学校」を昨年からスタート。第一弾では、11月に小豆島にオリーブ三昧の旅に行きました。

旅する草冠の学校

⇒ 小豆島に行った時のファッションについての記事はこちら|「みんなのごはん」Powered by ぐるなびに掲載

旅する草冠の学校「1年で最も太陽のパワーが高まる本物の夏至に逢いにいくフィンランドの旅6日間」

そして、この「旅する草冠の学校」の第二弾として、6月22日出発のフィンランドツアーが予定されています。テーマは夏至!日本の6月というと梅雨の時期で太陽のことなんて忘れがちだけど、ヨーロッパでは夏至のお祭りが盛んな国がたくさんあります。
特にこの夏至の日にはけっこう、愛とか恋にまつわるようなストーリーもあったりしてちょっとロマンチック。

⇒ 旅する草冠の学校 1年で最も太陽のパワーが高まる「本物の夏至」に逢いにいくフィンランドの旅6日間

そんなフィンランドツアー企画のあたりから、北欧についてちょっと色々感度高くしていたところ、今回のゲストとなる岩井さんと出会って今回のイベントが実現したわけですね。

「偏愛トラベラー」の背景

ちなみに、偏愛トラベラーについて少し補足すると、月並みではあるけれど、旅のスタイルって今までになくパーソナライズされていると思うわけです。その要因としては例えば

  • LCCの登場や羽田の国際化なんかで誰でもが比較的容易に海外にも行きやすくなった
  • PinterestやTripitなど、何かを計画したりするためのツールが充実
  • AirbnbやUber、Yelpなど現地に行ってからもローカルな人たちと同じような過ごし方ができるような、特別な欲求に応えられるプラットフォームもできてきた
  • Selfie文化やFacebook、InstagramなどSNSに見られる、興味関心ベースの共有文化の浸透
  • ノマドワークやパラレルキャリアなど柔軟性のある働き方による余暇の持ち方の多様化
  • 不快で面倒なことがついてまわるアウトドアも、サービス事業者の登場でグランピングなど快適でラグジュアリーなものへと昇華

などがあるかと。

偏愛トラベラー

ま、そんなこんなでありきたりではなく自分らしい、あるいは「興味関心ベース」ということが重要になってきたことで、旅というのは一層、個々の価値観を強く反映するようになってきたんだろうと思うわけです。そして、その興味関心というのは当人にとっては至極当たり前のことなのだろうけど、他人からみると妙なこだわりに見えたり、今まで考えたこともなかったような驚きとして映ったりするんじゃないかな。

そしてそういうのを見聞きすると、自分の刺激になって、次の旅へのヒントになったり、自分の「こだわり」がさらに研ぎ澄まされることにもつながるのではないかなーと考えて、こんなイベントの開催に至ったわけです。

「偏愛トラベラー」は、誰か先生が偉そうに講義を展開するというものではなくて、みんなで経験を持ち寄ってお話するスタイルを目指しています。一応ゲストや私から話題提供をしたりもするけれど、参加者の方の方が詳しいトピックがあれば飛び入りでそれについて話してもらうと面白いかと思っていて、今回もそんな感じで進められるように、最初に参加者のみなさんで、近くに座ってる方々と簡単に自己紹介なんかしてもらいました。

偏愛トラベラー

ちょっとした自己紹介タイムをやってみたら、「へぇ、この人こんなところに行ったことあるんだー!」とか「わ、この人、北欧に住んでたんだー!」「えー、この人前から会いたかった人だ!」なんてことがわかったりして、思いの外びっくりが飛び出す時間になりました。

北欧のはなし

ここからは岩井さんにバトンタッチして、北欧の話。

岩井さんと北欧の出会いって実は『北欧流ブランディング50の秘密 現代のバイキングたちの世界戦略』という一冊の本。

偏愛トラベラー

就職活動中に、マーケティングのこととか勉強した方がいいかしら…って感じでたまたま書店で手に取った一冊の本がその後の彼の人生を変えてしまうというね。

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まずは就職先決めて就活終わらせて、いても立っていられないといった感じで、学生時代のうちに最初にフィンランドに向かったそう。初めての飛行機、初めての海外がフィンランド。

降り立ったフィンランドで右も左も分からないといった状況の時に、現地の方に親切にしてもらったり、その後の滞在中も人のあたたかさに触れてすっかり北欧にはまってしまったのだとか。

その後も休みごとに北欧各地を旅して、ネットワークも広げてきたそう。

もともと現地に知り合いや友達がいたわけではなく、人づてに紹介してもらったそう。特にカフェやバーなどは情報が集まる場所なので、「今一番おもしろいところはどこ?」って色んな人に聞いていくと、いい情報に出会えることが多いとのこと。確かに!

岩井さんが2月に行ってきた北欧の写真をスライドショー形式でみながら、その場その場で会場の参加者にも話を振りつつ進めたんだけど、色んなトピックが出て面白かった。

北欧のイメージは?という質問とそれに続く対話のなかからは

  • 税金が高い
  • 北欧とひとまとめにされがちだけど国ごとに全然キャラクターが違う。デンマークはちょっとラテンぽいとか
  • 美に溢れてる(細部にわたってデザインされてる)
  • 美男美女が多い
  • 人がとても優しい
  • 日本人とフィンランド人は似てる気がする
  • 日本とフィンランドのデザインは、木をふんだんに使っていたり、色使いが派手に見えても自然からインスピレーションを得ているせいかしっくり馴染む
  • 北欧は起業するということにマイナスなイメージがない(セーフティネットがあるからかもしれない)
  • 外国人でも比較的起業しやすい
  • 他国と比べて人種差別が少ない
  • 店が商品を売る場ではなく体験の場になっていってる
  • Nomaの成功で注目されてるノルディック料理で、最近流行ってるのはHöst。食を体験させてる。
  • 日本ではサードウェーブコーヒーが熱いけど、北欧では4th waveと言えるようなコーヒーのムーブメントが起きている気がする。

などなど、色んなコメントやトピックが出てきてました。

偏愛トラベラー

岩井さんからは「旅は学び。いつまでも終わらない。何度行っても学ぶことがある。」という締めの言葉が印象的でした。

私もそう思う!

会場では岩井さんが作っているZINE「a quiet day」も販売。企画、編集、取材、撮影、執筆、デザイン、販売までとにかく全部やってるというのがすごい!クオリティ高くてびっくり。

a quiet day

最近ではこの「a quiet day」と、国連大学のファーマーズマーケットで開催される「Nordic Lifestyle Market」の編集テーマをリンクさせるということもしているそうで、来週からの北欧取材旅行の内容は、次回ZINEと、6月25、26日に開催されるNordic Lifestyle Market| Season03:Summer 2016に反映されるようで、こちらも楽しみですね!

北欧に興味がある方はぜひ岩井さんのサイトも要チェックですよ!

Nordic Lifestyle Design
http://nordiclifestyledesign.com/

24/7kiosk konjiki
24/7kiosk

あと、この日は代官山にある、24/7kioskという、私がよく行くコーヒー屋さんの「金色(konjiki)」という中煎りコーヒーと焼き菓子をご用意してみました。


日中にも飲んだけれど、やはり美味しい。
ポットサービスもしているので近隣にお住まいの方、オフィスの方、オススメですよ。

24/7 KIOSK(トゥエンティフォーセブン キオスク)
http://commercial-art.net/wp/tokyo/247-kiosk/

偏愛服

偏愛トラベラー

今回はあまり私の偏愛対象の服について話をしなかったので、ここでちょこっと、この日に着てた服について。

まぁ、紹介するほどでもないけれど、北欧、特に岩井さんが最初にかなりの影響を受けたのがフィンランドということもあり、また次回「旅する草冠の学校」の行き先がフィンランドということもあり、国旗カラーのブルーと白を取り入れることにしました。

でも、一般的に北欧というとスウェーデンの印象も強いのではないかと。スウェーデンとなるとブルーとイエロー。なので、この3色を基本パレットにしました。デンマークとノルウェーを入れ始めると赤も…となっちゃうんだけど、今回はなんとなく入れずに。

ブルーのは実は変形カーディガンなんだけど、スカートに左右に突っ込んでカシュクール風にしてみました。

そしてスカーフ。旅に限らずある意味私のトレードマーク的でもあるし、旅行の時にスカーフは欠かせないものだから。

何年か前にヘルシンキに行った時、marimekko本店で買い求めていた、「Helsinki」って書いてあるコットンの水色のスカーフを頭にヘッドバンドとして巻いてみました。森と湖が豊かなフィンランド。自然に囲まれてお花なんか摘みながらお散歩するときはなんとなくスカーフをこんな風に使ってみたい。シルク素材じゃなくてコットンが似合う。

サングラスは日常にも旅にも欠かせない、これまた私のMUSTアイテム。まぁ、この日の服に合わせるつもりなかったんだけど、イベント開催前にバタバタしてて、日中付けてそのまま胸にさしてたのをすっかり忘れてそのままになっていた(汗)

あー、ジャムとパンの入ったバスケットとか持ってればよかったなー。

着てたものリスト

  • カーディガン:DOLCE & GABBANA
  • インナーに着たイエローのリブタンク:UNIQLO AND LEMAIRE
  • 白のプリーツスカート:Interscape by FREE’S SHOP
  • スカーフ:marimekko
  • 白のオックスフォードシューズ:Luca Grossi
  • サングラス:MARC JACOBS
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「アスレジャー」にみるライフスタイルのファッション化

Posted in 未分類 on 4月 17th, 2016 by chibirashka – Be the first to comment
workout

近年のファッショントレンドのなかには「スポーティ」「スポーツミックス」というキーワードがあります。

「究極の普通」を追求した「ノームコア」というトレンドも去年、一昨年あたりはかなり盛り上がって、そのなかにはモノトーンのパーカーやスウェット、Tシャツ、スニーカーなど、気楽でアスレチックなアイテムが多数見られましたね。

そして今年は「アスレジャー(Athleisure)」というトレンドワードが見られるようになってきました。

今日はそんな「アスレジャー」に注目してみたいと思います。

「アスレジャー」とは「アスレチック(Athletic:運動)」+「レジャー(Leisure:余暇)」の造語です。ざっくりいえば、普段着として着つつも休憩中などには運動もできちゃうようなジャンルの服ということで、すでにWikipediaにもページがあります。

ここでも、ジムでの運動だけではなく、ジムの外でも、なんならオフィスやショッピング、その他でも着られるというようなことが書いてあります。

周りを見てもほんとスニーカー祭り。すれ違う人すれ違う人、みなNew BalanceかAdidasのスタンスミスなんじゃないかと思うほどです。

オフィス環境で考えてみても、クリエイティブ業界やスタートアップなどは元々服装がカジュアルであるところも多く、トレンドかどうかに関わらずスウェットやTシャツ、短パン、スニーカーで出勤なんてところも少なくないと思いますが、そうでない業界でも、世の中全体の傾向として、ライフスタイルのなかにランやヨガなど運動を取り入れる人や、ヘルシーな食生活を心がける人も増えているからか、特に米国ではカジュアル傾向が強まっているように感じます。

4月6日〜8日まで東京ビッグサイトで開催された「ファッションワールド東京」での、BEAMSの社長室 上席執行役員/クリエイティブディレクター窪浩志氏の基調講演では「衣食住すべてが今はファッション。ライフスタイル提案型のセレクトショップも増加している。」といった話がありました。

私自身、表参道というファッション感度高めなトレンドの中心地に住んでいることもあり、新たにオープンするショップのジャンルや品揃え、アパレルショップのディスプレイ、行き交う人々を見ていても実際そう感じます。青山界隈で人気のカフェやベーカリー、コーヒーショップの多くがよくよく見てみるとアパレル会社の運営だということも偶然ではないでしょう。

ライフスタイルがファッションと切り離されたものではなく、いっそう融合していくとなれば、この「アスレジャー」も単にファッショントレンドということでもなく、コモディティ化していくというか、当たり前のスタイルとして市民権を得ていくと思われます。

しかし、逆に言えば、それはすなわちライフスタイルもそうなって(ヘルシーでアスレチック)いなければフィットしない(ちぐはぐに見えてしまう)ということでもあります。

例えば花柄やフリルの流行とか単なるファッショントレンドであれば取り入れるのは比較的簡単です。でもライフスタイルの体現となってしまうと、今の自分のライフスタイルが時代性にマッチしていることが求められます。

ランやヨガなどを生活に取り入れている人が増えているからこそ、このファッショントレンドがあるとも言えるのですが、そういう生活をしていない人にとってはハードルが高いということでもあるのです。

実際、「アスレジャー」的コーディネートを考えてみると、スポーツタイツ(レギンス)、スウェットやジョガーパンツ、スニーカーやリュックなどなど、一見すると「ラクちんそうでいいじゃーん!」と思えるアイテムたちが目立ちますが、カラダのラインを拾いやすい素材感やアイテムが多く、これらがファッションのトレンドスタイルとしてカッコよく見えるよう成立させるためには、きちんとカラダがメンテナンスされ鍛えられていることが絶対条件といえるのです。さもないと、トレンドだからとアイテムだけを取り入れても、ただのズボラな格好になってしまい、印象としても「今っぽい」「素敵!」には仕上がらないでしょう。

例外は、鍛えていなくとも、モデル並に等身バランスがとれてスタイルが良いことです。

ところで、パーソナルスタイリングは、それぞれの人がもつ個性や長所を引き立てて、一層魅力的に見える装いを実現していくものです。

そのなかには、内面的な性格や価値観が反映されることや、今やっている仕事や置かれている立場などが適切に伝わるようにすること、また外見的にも身体的特徴のなかで長所だと思うところをより引き立て、短所はカバーするというようなことが含まれます。

私自身は150cmと日本人のなかでも小柄で、また、残念ながらバストやヒップなどもグラマラスではなくメリハリがある体つきではないため、洋服を着るにはあまり恵まれた体型とは言えません。

それでも、背の低さをカバーするようなバランスメイクを心がけている時はたいてい実際の身長より高く見られます。例えばたとえばハットを被ったり高めのヒールを履いてカサ増しするとか、トップスをコンパクトにして重心をあげるとか、アクセサリーなどで視線が上に集まるようにするなどなどですね。

逆にバランスメイク以外を優先したスタイリングの時に「こんなに背が低いと思わなかった!」と驚かれることも多かったりします。

また、全体的には細身な方ですが、上半身の細身具合や身長に比べると腰回りや腿が張り出していたり、引き締まった肉感でもないという、自分にとっては短所と思うところもあります。スキニーなど履くとさらに強調されるので、細い部分だけが見えるようにトップスをチュニック丈にするとか、あるいはそもそもワイドパンツなどで足のラインが見えないものを選んでカバーすることもあります。

というわけで、装いで体型のバランスを整えて見せることは一定の効果があるのですが、それはあくまで「めくらまし」でしかありません。

装いでなんとかすることもできますが限度があります。
そこで今年は肉体改造でもしてみようかと思い、1月後半からジムに通い始めました。

私はこれまで、どちらかといえば運動嫌いで学生時代を含めてもスポーツとはほぼ無縁。

運動らしい運動で強いていえば一時期通っていて、今はごくたまに乗りに行く乗馬ぐらい。唯一興味が持てる運動が乗馬だったわけですがその理由としては、大好きな動物と触れ合えるからということと、「ジョッパーズ(パンツ)」「ジョッキーブーツ」「サイドベンツ」「ハッキングポケット」など乗馬由来アイテムやディテールがファッションに多く見られること、そしてその手の乗馬ファッションがなぜか昔から好きだったからということだけです。

これまでもジムやヨガに通ったことがないわけではないのですが、それほど熱心に通ったわけでも、続いた記憶もありません。むしろ「月会費を払って満足…」だったことも。

でも、今回はけっこう真面目に通っています。
頻度でいえば、週に最低でも2回、平均では3回、多い時は4回、先週は月曜〜金曜まで5日間毎日!!

冒頭でアスレジャーの話をしておきながらアレですが、通い始めた理由は、特にいまフィットネスが流行っているからとか、アスレジャーにトライしたいからということでもなく、またダイエットしたかったからでもありません。

友達にジムに誘われたということと、別の友達がそのジムに関わっていたという、どちらかといえば社交上の理由です。

他にも無理やり理由を挙げるならば、乗馬するにしても基礎体力もうちょっとあったほうがいいかも!?と思ったことと、洋服をきれいに着たいということでしょうか。通うことにしたからには、まぁ肉体改造できたら面白いな…という具合で、後付けです。

そんな全く気合の入っていない理由から始めたにも関わらず、今のところ飽きることもなく、苦痛でもなく、徐々にカラダを動かすことが習慣化してきました。

続いている理由の一つは時々パーソナルトレーナーをつけて、カラダのコンディションをみてもらいながら、無理なく自分にとって必要な種目を適切な量で指導してもらっていることが挙げられます(多分)。

たかだか3ヶ月弱しか通っていない初心者(しかもアラフォー)でも、それなりに感じられるメリットがいくつかあります。
たとえば

  • 姿勢が少しずつよくなっている
  • 肉が少しだけ引き締まってきた
  • 食事が自然と健康志向に
  • なんとなく気分がポジティブ
  • 疲れにくくなった

といったこと。

さすがにジムで肉体改造といっても背は高くなりません。でも、姿勢がよければ多少はスタイルがよく見えるはずです。

ジムでは筋トレ中心にやっていますが、ごく僅かながら筋肉量が増えてるからか体重自体は右肩上がり。でも体重が増えたからといってこれまで着ていた服がきつく感じるということはありません。ジム通い以前なら、「この体重になっちゃうと着るのがしんどい」という服でも、不思議とこれまで通り入ります。そして、実際それらを履いていても、今までは細い筒に無理やり肉を押し込んでいたような感覚だったのに、今は肉にファブリックを纏わせているというか、筒のなかで肉が自立しているような感覚があり、見た目で痩せたという実感は全くないものの、肉質は変わってきたのかもしれないと感じます。

また、特に食事制限などはしていませんが、運動のあとはなぜか、コッテリしたものやガッツリ系よりも、もっとシンプルでヘルシーなものが食べたくなり、頑張らずとも比較的健康的な食事を取る機会が増えました。

さらに、気分がポジティブで疲れにくくなると、外出して歩きまわったり人に会うことが億劫ではなくなります。そうすると、色んな新たな出会いがあったり、面白い話や物事に出くわしたりして、より「楽しい!」と感じることが増えたように思います。

だいたいいつも筋肉痛ということを除けば、いいことづくめ!
いいサイクルができるとそれがそのままライフスタイルになっていくのかも!?

特に私の性分的に、表面的にだけやるのってちょっと罪悪感を感じてしまうということもあるし、貧乏性というのもあるかもしれません。どうせやるならちゃんとやらないともったいないとか。

乗馬スタイルが好きだからといっても単にそういうテイストの服を着るだけではダメで、実際に乗馬をやってみて、なぜ乗馬ではそのディテールの服でないとダメなのかということを体感できないと納得感が得られないというか。そうでないと、実際、ファッションに乗馬スタイルを取り入れるときに、どの部分は外してはダメかという勘所がないままにやることになってしまいます。

何年か前にヨガウェアのlululemonが流行った時も(日本だと今が流行?)、実際lululemon着てヨガやってみたら分かることがあったりとか…。

なんにせよ腹落ち感がないと「いいね!」とは思えないのです。

ちなみにヨガ自体はあまり自分に合うと思わなかったせいか「いいね!」と声を大にして言えないんだけど、lululemonに関しては動きやすいのはもちろんスタイルもよく見えるので、ヨガ好きではないものの「いいね!」と思って超活用してます。

「アスレジャー」の流行にも見られる、ライフスタイルのファッション化(あるいはファッションのライフスタイル化?)はすなわち、パーソナルな部分(普段自分がやっていること、性格、置かれている立場、そして生き方!)のファッションにおける表現でもあり、それはすなわちパーソナルスタイリングに通じることでもあります。

表面的に一時的に流行りだから取り入れるのか、あるいは自分の生活の一部として取り入れるのか。

自分らしさや自分のスタイルって、そういうところから生まれてくるものなのではないでしょうか。

そして、自分らしいスタイルを表現できるかどうかや、世の中で流行っているとしても自分のライフスタイルとマッチしていない場合には選択しないといった判断ができることもまた、現代においては大切なスキルになっていくのかもしれません。

元々の私の性格や好きなもの似合うものなどを考慮すると、アスレジャーに代表されるようなアイテムというのは、私のトップリストには入りにくいけれど、これだけリアルにジム通ったり、一日平均8〜12kmぐらい歩くような生活をしてると、少しは似合うようになってきてもいるのかしら…と思う今日この頃。

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「みんなのごはん」Powered by ぐるなび に掲載

Posted in 未分類 on 3月 15th, 2016 by chibirashka – Be the first to comment
ぐるなび「みんなのごはん」

メディア掲載情報というほどでもないけれど…。
11月に小豆島に行ったのですが、その時に着ていた服が微妙に取り上げられたので一応…。
長い記事ですが後半の「番外編:ナオコさんのオリーブファッション」というコーナーですw

みんなのごはん Powered by ぐるなび
日本一のオリーブパラダイス!瀬戸内海「小豆島」の絶品グルメスポット【もてなし飯 第15話】
http://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/taniguchi_ma/2950

さて、せっかくなので、掲載情報だけでなく旅服についても。


記事内にも掲載してもらってるんだけど、旅服って、機能的であることはもちろん、旅先の雰囲気を壊さないことも大事な要素かなと思ってます。

今回の小豆島は、オリーブづくしの旅だったので、自然とオリーブ色やカーキっぽいもの、ナチュラルカラーのパレットになりました。また、この旅はフラワーショップkusakanmuriが企画したツアーだったのだけど、このkusakanmuriというのが、白と緑の草花だけを扱う、カラーパレットをかなり絞った展開のフラワーショップだったこともあり、全体的に、白と緑というパレットから大きくハズレないようにしようということも意識してました。(ピンクとか赤とかを意識的に排除)

ちなみにkusakanmuriはファッション誌やライフスタイル誌などでもよく取り上げられている、隠れ家的なお店で、ECサイトもあるので興味ある方はぜひみてみてください。

フラワーショップkusakanmuri
http://www.kusakanmuri.com/

旅服の話に戻って。
小豆島はオリーブが育つ比較的温暖な土地として知られているけれど、私達が訪れた11月末は都内よりも気温が低いぐらいで、確か5度とかそれぐらいだったかと…。その気温で屋外での活動も多かったので、防寒もしっかりと考える必要がありました。

shodoshima-fashion

写真の洋服について

  • カーキのダブルワッチニットキャップ
  • 伸縮性に富んだコクーンシルエットのカットソーワンピ
  • オリーブ草木染めの手まり風ネックレス
  • オリーブの木のビーズとパワーストーンの念珠ブレスレット
  • グリーンとブラックのバイカラータイツ
  • 歩きやすいエンジニアブーツ

そして写真には写っていないものとしてはアウターに

  • シアリングとナイロンのリバーシブルになったアウトドアベスト
  • ダウンフィルドジャケット内蔵のカーキ色のナイロンジャケット

補足すると、

  • ネックレスは、前日に小豆島にある草木染めのお店「木の花」さんで買ったもの(現地調達)。
  • ブレスレットは、前日に多聞寺というお寺でのワークショップで作ったもの(現地調達)。
  • ワンピは伸縮性にとても富んでいて裾を捲し上げてカットソートップスのようにして着ることもできるもの。この時は動きやすいようにひざ上丈になるように安全ピンを使って丈を調節してスタイリング。
  • 靴にブーツを選んだのは、小雨の予報もあったり寒かったり、足もとの悪いかもしれないエンジェルロード(潮の満ち引きで現れる海の中の道)やオリーブ農園などにも行く予定があったので、歩きやすく足首の隠れるものの方が、防寒や悪路歩行などの観点でも良さそうと判断。(かといって、完全なアウトドアでもないし普通のリゾートホテル泊だったのでアウトドアブーツではなく…)
  • アウトドアでの活動も多かったので、フード付き、ライナー(というか取り外せるダウン)付きのジャケット、リバーシブルに着ることで暖かさも変わるベストなど、脱ぎ着が用意でさまざまな温度変化に耐えられるアウターをチョイス。

上記、グルメ記事のなかには全部のアイテムが入ったスタイリングが載ってます。

それにしても小豆島ってすごく素敵なところでした。
オリーブオイルがびっくりするほどおいしくて、いままで使っていたオリーブオイルは一体なんだったのか!って感じだったし、昔ながらの木樽で作られたお醤油もそのストーリーとともに味わい深いものであったし、やったことないこと見たことないことが盛りだくさん。

kusakanmuriではまた小豆島ツアーをやるかもしれないっぽいので、興味ある人はウォッチしておくとよさそうですよ。レポートも載ってます。

〜旅する草冠の学校〜 小豆島ツアーレポート
http://www.kusakanmuri.com/tsushin/report/201511_shodoshima.html

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Halloween Outfit

Posted in 未分類 on 11月 10th, 2015 by chibirashka – Be the first to comment
halloween1

またまた久しぶりになってしまったブログ更新。
いつぶりだ?

…と振り返ってみたら、8月半ば以来更新が途絶えていた…。
この2ヶ月半の間には、

  • ハワイ
  • ローマ、アマルフィ、マルタ共和国、ルツェルン、ユングフラウヨッホ
  • ニューヨーク
  • 台湾
  • 軽井沢
  • ハワイ

と旅行や出張などに行き、トラベル生活だけで盛りだくさん!

ブログは更新していなかったけど、Rhythmoonに連載している旅するファッションコラムの方は3本ほど寄稿したので、ぜひ読んでみてください。

8月19日更新|「涼しさ」を演出するアクセサリー使いのコツ
http://www.rhythmoon.com/column/2015/08/post-1475.html

9月22日更新|一日にして成らず!私らしいワードローブの育て方
http://www.rhythmoon.com/column/2015/09/post-1500.html

10月30日更新|旅行のパッキングは訓練のチャンス!ワードローブを育てる力を磨く
http://www.rhythmoon.com/column/2015/10/post-1534.html

さて、11月にすでに入っていますが、今日はハロウィンについて。

みなさんはどんなふうにハロウィンを楽しみましたか?
年を追うごとにエスカレートしていく日本のハロウィン。

日本ってこんなにハロウィン文化だったかなーと思うのですが、生来の祭り好き、コスプレ好きの血が騒ぐのでしょうか。家のエクステリア中心にハロウィンの飾り付けをする欧米のそれとはちょっと違った、日本独自路線でどんどん規模が大きくなっていますね。渋谷のスクランブル交差点の人混みの様子や翌日のゴミで散らかった街の様子、そのゴミ拾いもまた仮装で行う様子…と色々ニュースにもなり、賛否両論あるところだと思います。

本来のハロウィンで仮装する理由からすっかり離れてしまって、仮装だけが一人歩きしている感がありますが、それでも、普段とは違うものを着てみようと思えたり、何かを表現するために服やコスチューム選びをする機会になっているとすれば、私はすごくいいことだと思います。

忙しい日常では、朝の着替え以外で服について考える時間ってそれほどあるわけではありませんが、服について考えたり、何を着ようか悩む機会が多いほど感覚が磨かれていくからです。それに、コスチュームやハロウィン用に選んだ服を着ていると、相手をほめたり、このルックはなんだろう?って聞いてみたり、絶対コミュニケーションが活発になる!そんな風に思います。

ハンズやドン・キホーテ、オンラインショップなどでパッケージになったコスチュームセットも売っているので、手軽に試してみることができますね。

でも、大人にぜひトライしてもらいたいのは、ただ買ってきたハロウィンコスチュームを着るだけではなく、自分なりに手持ちのアイテムを使って、変身してみること。コスチュームとしてではなく、ファッションの延長として楽しむということ。

私は今年は、10月30日(金)に、仕事でお付き合いのある年上のお姉さま方とシャンパン女子会の予定が入っていて、特にハロウィンパーティとして企画されたものではなかったのですが、当日になって参加者の一人から「大人ハロウィンもいいなー」という声があがり、暗黙に何かを期待されているように感じたため(笑)、急遽ハロウィン仕様で参加しました。

平日のこの日、日中は来客対応などもあったので、会社にはブレザーにブラウスと普通のオフィス着で出社しました(しかし、ハットを被っていたせいか、ブローチをつけていたからなのか、家を出る時に夫に「今日はマイケル・ジャクソンみたいな格好で行くんだね」などと言われましたが…)。

ほぼ定時で仕事をあがり、一旦帰宅して、クローゼットにある使えそうなものをかき集め、急ごしらえしたハロウィンルックがこちら。

1920年代のフラッパースタイルです。

halloween2
halloween3

1920年代のフラッパーと言われても「?」という方は、映画「グレート・ギャッツビー」を想像していただくと、あー、ああいうのか…と想像しやすいかと。

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この時代のルックの特徴といえば、コルセットからの開放であり、脚を強調するようなミニ丈であり、シャネルの影響も受けてコスチュームジュエリーをジャラジャラつけるようなスタイリングであったり…と色んな要素があります。グレート・ギャッツビーの衣装などを見ていると、ヘッドアクセサリーも多様でインパクトがあります。

そんなことを意識しつつ、使った材料(服たち)はこんな感じ。

  • ストンと落ちたようなシルエットのビジューとラメが入ったようなミニ丈のワンピース
  • 黒のエナメルのストラップシューズ(T字ストラップだったらもっと良かったのに!)
  • パールのチョーカー
  • パールの2連ネックレス
  • パールのロングネックレス
  • レザーのロンググローブ
  • フェザーモチーフのゴールドのヘアバンド(※)
  • コサージュ(※)
  • フェザーのついたネックレス(※)
  • 60年代のヴィンテージのミンクのケープ
  • 60年代のヴィンテージのバッグ
  • 白っぽいストッキング

※ コサージュとネックレスはヘアバンドにくっつけて全体で一つのヘッドアクセサリーに見えるようにしてみました。

髪の毛は去年か一昨年ぐらいにベリーショートだった時なら良かったけど、今は中途半端な長さのボブなので、一旦コテで巻いてから、コンパクトになるように襟足のあたりでコンパクトにまとめておきました。

私達のテーブルの隣には、外国人のグループが座っていたのですが、私が少し遅れて到着すると「Oh, Daisy!(※)」と言われたので、グレート・ギャッツビー感は出せたようです。

※ Daisyはグレート・ギャッツビーに出てくる、キャリー・マリガン演じる女性の名前です。

ハロウィン終わったばかりだけど、コスチュームセット頼みになってしまう人は、来年に向けて手持ちの服を使ってどんな風に変身できそうか、妄想してみてもいいかもしれませんねー。

【ちなみに、これまでのハロウィン】
手軽にコスチュームを着たバージョン

halloween4
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手持ちのリトルブラックドレスに白と黒のボーダーTシャツ、同じく白と黒のリボン型ヘッドバンド、クビにはオレンジのリボンを巻いて、雰囲気だけハロウィン風。

halloween6

オフィス仕様のハロウィンスタイル。かぼちゃを思わせるような色と形のトップスに黒のタイトスカート。Trick or Treatのお菓子(キャンディ)を思わせるようなアンバーのネックレス。

halloween7

2年ほど前、ハロウィン時期にパーソナルスタイリストの学校で一緒だったメンバーと一緒に。ドラキュラ伯爵がダンディ!大人の男性がここまでやる、そしてそれがカッコイイ!というのがすごい!

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涼しさを目で楽しむファッション

Posted in 未分類 on 8月 12th, 2015 by chibirashka – Be the first to comment
ワイキキビーチ

夏真っ盛り!35度以上の猛暑日が何日も続いたりして、こんなに暑いと何を着たらいいのか、本当に困ってしまいますね。

ところで先日、浴衣を着てタクシーに乗っていたところ、運転手さんに「涼しげでとてもいいですね」と言われました。浴衣を着たことがある方は同じような体験をしたことがあるかもしれませんが、着ている方としては決して涼しくはないですよね。

でも確かに、風鈴を見たり、浴衣姿の人を見るとなんだか涼しげに感じることってあります。風鈴や浴衣がそばにあるからといって気温や湿度が下がるわけでもなく、扇風機のように直接的に涼しさを与えてくれるものではありません。

それでも、なんとなく涼しく感じるのは、風鈴の場合は、少し揺れていると風の存在を感じることができるからかもしれませんし、また浴衣の場合は、洋服以上に体を覆う面積が多い分、うなじ(首)や手首、足首といった覆われていない部分がよく目立ち、そこに「隙間」を感じるからかもしれません。適度に肌が見えると軽やかに見える、洋服のスタイリングで言うところのいわゆる「抜け感」にも近いかもしれませんね。

そんな風に、視覚から得られる涼というのがあると思います。

今日は、目で見る涼しさをコーディネートのなかに取り入れるためのアクセサリー使いについて考えてみましょう。

秋冬と違ってレイヤード(重ね着ファッション)しづらい季節だからこそ、コーディネートにアクセントをつけるのにもアクセサリーは重宝しますよ。

どうやって涼しさを演出するか

さきほどの、身の回りにあるなんとなく涼しさを感じさせるものからヒントをもらいましょう。

風鈴や浴衣の例で言えば、「風が感じられる」「隙間がある」ことで涼しさが感じられるという話をさきほどしました。ほかにも、金魚鉢は直接的に「水を感じさせる」ものですし、ゼリーなんかもやはり涼しげな「透明感」があります。貝殻やシーグラスからは海を連想させ「波音が聞こえてきそう」です。

そうやって考えていくと「涼しそう」を作る要素は色々ありますね。
5つほど次のようなキーワードを挙げてご紹介していくことにします。

  1. 揺れる
  2. 隙間がある
  3. 線が細い(華奢)
  4. 透明感がある
  5. 海を感じさせる

早速、みていきましょう。

1. 揺れる

写真は、スリーピングビューティと呼ばれるアリゾナの鉱山で産出されたターコイズを使った揺れるピアス。ターコイズって12月の誕生石なのに夏のイメージが強いですよね。夏の空や海を連想させるからでしょうか。

さて、ピアスやイヤリングはサイズで言えば小さなアイテムですが、コーディネートのなかで果たす役割は意外と大きいものです。極端に大きなものを選ばなくても、顔の近くにあるために人の注目を集めるからです。

風が吹かなくとも、歩くと自然に揺れるピアス。髪の毛をまとめておけば、より、ピアスの動きが強調されますね。

ターコイズの揺れるピアス
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2. 隙間がある

これはゴールドのラリエットです。ラリエットはネックレスのように使える、輪になっていないひも状のアクセサリーです。写真のように首に巻きつけるようにして使うことも、胸元で一結びして使うことも、あるいはデザインによってはベルトとしてウェストマークに使うこともできます。写真のラリエットでは、房のようになっている先端はもちろん、格子状に接合された細い金属の集合によっても隙間が作られています。一枚のベタっとした太ベルトのようになっているよりも、「抜け」ができることで軽さが出ると思いませんか?

ラリエット
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3. 線が細い(華奢)

ゴールドとターコイズの細いチェーンネックレス、そしてゴールドの細いチェーンネックレスです。

面積が大きいと肌にまとわりつきそうな印象で、ともすると暑苦しさを感じてしまいますが、これぐらい細いと密着感があまり出ず、見た目にはサラサラしています。

ターコイズステーションネックレス
ゴールドステーションネックレス

ちなみに、この2つのネックレスはステーションネックレスと呼ばれるタイプのものです。ターコイズの方がわかりやすいのですが、ターコイズの粒と粒の間にチェーンがあります。駅と駅とが線路で結ばれているようにも見えますね。そして、粒同士は数珠つなぎのようにはなっていません。つまり、このネックレスたちには、2で触れた「隙間がある」の要素も持っていると言えます。

また、下の写真(ゴールドの細いチェーン)のネックレスは、ロングネックレスなので、首からさげた時に、お腹のあたりまで垂れ下がることになり、歩く度に揺れます。ですから、1で触れた「揺れる」の要素も持っています。

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4. 透明感がある

最初の写真は、透明の樹脂でドライフラワーを閉じ込めたイヤリングです。水に丸い形を与えたかのような透明度で、触ったらなんだかひんやりしそう。ビー玉のようでもありますね。

2つめのピアスはベネチアングラスでできたピアスです。写真では少しわかりにくいですが、柔らかい黄色とのマーブル模様のように絵付けが施されているので、1つめの樹脂のものほど透明度はありませんが、ガラスならではの透明感があります。

どちらも浴衣にも合わせやすそうです。お気づきの通り、2つめのピアスは1の「揺れる」の要素があり、風鈴のようですね。

透明樹脂のイヤリング
ベネチアングラスのピアス
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5. 海を感じさせる

夏といえば海。太陽が照りつける海をイメージしてしまうと余計に暑くなってしまいますが、ここではやはり波の音や波が引いていくひんやりした砂浜の方をイメージしたいところ。そんな海を感じさせるアイテムといえば、筆頭はやはりシェル(貝)ではないでしょうか。海を感じさせる素材を使ったアクセサリーも涼しい要素をもっています。

1枚目の写真のピアスは真ん中の丸いパーツがシェルでできています。素材が涼しげなだけでなく、1の「揺れる」、2の「隙間がある」、3の「線が細い(華奢)」の要素も持っているので、涼しさ全開のピアスといえそうです。実際、私が持っているピアスのなかでも、夏の時期はこのピアスの出番が一番多くなります。

シェルとパールの揺れるピアス

2つめの写真は、タヒチに行った友達がお土産でくれたピアスで、ブラックパールが使われています。また南国らしい花のモチーフのパーツもついています。このピアスも1の「揺れる」要素があります。

タヒチアンブラックパールピアス

3つめに紹介するのは、シェルでできたリング。
貝の原型をとどめたパーツを組み合わせているので、なんだか波音が本当に聞こえてきそう。指輪も、結婚指輪のようなバンド型のものはすっかり指に馴染んでしまいますが、こんな風に大ぶりのものは、それだけでコーディネートのアクセントになります。

シェルでできたリング

4つめに紹介するのはガラスのピアスとネックレス。どちらも、ローマンガラスと呼ばれるもので、古代ローマの遺跡から発掘されたガラスをパーツとして使っているものです。
銀化現象も見られるので、かなり長い期間地中に埋まり、砂埃まみれのなかで掘り出されたものでしょうけれど、海岸を歩いてると見かける、波に削られて角が取れ透明感がなくなったシーグラスのようにも見えます。特に、ガラスの色がブルーなところも海っぽさを感じさせるのかもしれません。

ローマングラスのピアスとネックレス
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シェル 貝殻 マリン指輪価格:1,080円
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今日はピアスやネックレスといったアクセサリーを中心に考えてみましたが、涼しそうなイメージを構成する5つの要素は、アクセサリーだけでなく洋服のなかにも発見できますよ。

これだけ暑いと、どれだけ薄着しても肌の露出度をあげても、自分が快適と思えるほどに涼しくなるのは難しいのが現実。それならいっそ、人のために涼しさを演出する方向にしてみてはいかがでしょうか。洋服を着るということ、装うことは環境を作ることだと思います。みなさんの存在は環境を構成する一部なのです。

すれ違う誰かや、今日会う誰かが涼しさを感じられたらいいと思いませんか?
みなさんも、ぜひ、手持ちのアクセサリーや洋服のなかから「涼しそう」を作っている要素を探して、コーディネートに取り入れてみてください。

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大人のためのハンカチって

Posted in 未分類 on 6月 9th, 2015 by chibirashka – Be the first to comment
handkerchief

先日までいたスペインでは、ほとんど雨に降られることもなく、カラッとした天気に恵まれ気持よく過ごしていましたが、帰ってきてみると、関東も梅雨入りしたとみられるとの発表があり、そのギャップがなんともいえません…。

ここ数日、都内は涼しく比較的過ごしやすい日が続いていますが、ジメジメした季節が始まるかと思うと、ちょっとブルーになりますね。天気予報によると明日は梅雨の晴れ間で暑くなるとのことで、雨の心配はなさそうですが、それはそれで、カンカン照りか…と思ったり…。

さて、雨に濡れることが多いこの時期、あるいは汗をかきやすい夏は、どの季節よりも一番、ハンカチの出番が多くなる気がします。

今日は、ハンカチのお話。

ハンカチの出番が多くなるといっても、個人的には昔よりもハンカチを持ち忘れることが多いなーと感じます(女、失格ですね…汗)。

なぜかって、それはだいたいどこの化粧室に入っても、ジェットタオル(ハンドドライヤー)かペーパータオルがおいてあることが多く、手を拭くための布としてのハンカチの出番が減っていると思うから。

それに、世の中一般的には(特に欧米)洟をかむツールとしてもハンカチは使われるわけですが、そもそも鼻炎の私はハンカチごときでは間に合わないし(?)、鼻セレブがあるからハンカチは使わない。むしろ、ティッシュは必ず持ち歩いているので、ティッシュで代替できるシーンにおいてはハンカチの必要性がないとも言えます。

もちろん、基本的にはハンカチは持ち歩くようにしているけれど、食事をする時に服が汚れないように使うとか(ナプキンで代替可能)、何かこぼしてしまった時に拭くため(ティッシュで代替可能)であって、仮に持って出るのを忘れたからといってわざわざ家まで取りに途中で引き返すほどの重要性は感じられなくなってしまいました。学生の頃や若い時は、忘れたらけっこう致命的なアイテムの一つだったように思うのだけど。

とはいえ、やはり人前でさっと汗を抑えるとか、食事の時にさっと取り出すとか、短めのスカートを履いていて椅子に座った時にスカートが思いのほか腿の方までずりあがってしまいそうなときにさっと覆い隠すとか、そんな時にはティッシュではなくハンカチであってほしいもの。特にビジネス(オフィス)の場では。

ハンカチと同じような用途に使えるものとして、タオル地のミニタオルというのもあるけれど、ビジネスの場などきちんとした環境で清潔感を演出するには、コットン素材のアイロンが丁寧にあてられているハンカチの方がいいなと思います。

色や柄も、日本人ってキャラクターものが好きだけれど、やはり仕事に就いている大人の男女のハンカチであれば、特にオフィスの場では、キャラクターのものよりも、無地、抽象柄、水玉やストライプといったオーソドックスな柄、品のあるワンポイントやイニシャルなどの刺繍入りのものなど、落ち着いたものを持ち歩きたいところ。(もちろん、業種やオフィス環境、職業などによっては派手なものの方が合っていることもあるでしょうし、その人のキャラクターによるところもあるでしょう。)

それから、ハンカチをどこに入れて持ち歩くのか問題。
子どもの頃はポケットにハンカチを入れていたように思うけれど、働くみなさん、特にスーツを着る方はハンカチはスーツのポケットではなく、バッグの中にしまっておきましょう!

基本的にスーツのポケット(内ポケット以外)はモノを入れるところではありません。時々、ケータイなどをパンツのポケットに入れている男性を見かけることがありますが、ラインが美しくありません。せっかくのスーツ姿が台無しになってしまいます!

ところで、ハンカチの起源をWikipediaでちょっと調べてみたら、紀元前3000年ころのエジプト文明の頃にはすでに、身分の高い人達の持ち物として存在していたらしいことや、正方形の形状になったのはマリー・アントワネットが規格として統一させたことが始まりだとか書いてあり、面白いなと思いました。

冒頭の写真は今日、KITTEに入っているハンカチ専門店「H TOKYO」で買ったハンカチ。

H TOKYO
http://www.htokyo.com/top.html

実は、このハンカチたちシックな地色のハンカチかと思いきや、なんと写真がプリントされているのです。

写真がプリントされているエコバッグとかTシャツって、「ザ・プリントしました!」感があってチープに感じるものが多いけれど、このハンカチは全然そんなことがなく、むしろ生地そのものもシルキーな柔らかさと光沢があって、とてもしなやかで上品。

写真は、知人でもあり尊敬するフォトグラファーであるmomoko japanちゃんの作品!これが写真だなんて本当に信じられない!と思うような作品で何度見ても見入ってしまう。

(折り目を消してから写真撮ればよかったな…)

handkerchief_plant

Plantという作品

handkerchief_flower

flowerという作品

handkerchief_road

roadという作品

ハンカチという実用品でありながらアートとしても身近に持っていられるなんて幸せです!

オンラインでも購入できるので、気になる方はぜひ!
(momoko japanちゃんのハンカチは全部で4種類ありますー)

Plant
http://www.htokyo.com/62_3182.html

flower
http://www.htokyo.com/62_3177.html

road
http://www.htokyo.com/62_3183.html

building
http://www.htokyo.com/62_3181.html

ちなみに、できるビジネスマンや身だしなみに気を使う人はハンカチを2〜3枚持つそうですよ。

1枚は通常使いのハンカチ(手を拭いたり)、2枚目はいわゆる誰に見られても恥ずかしくない「勝負ハンカチ」(あるいは膝にかけたり何かを覆ったり)、3枚目は人に貸すためのハンカチ。

みなさんはいかがですか?

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6月15日までは特別な香水 Parfum “La fille de l’air”

Posted in 未分類 on 6月 7th, 2015 by chibirashka – Be the first to comment
La fille de l’air

さて、スペインのマドリードとバルセロナに行ってきました。
プラド美術館やソフィア王妃芸術センターでピカソのゲルニカなどたくさんの作品を見たり、バルをはしごしてタパスを堪能したり、サグラダファミリアをはじめとするさまざまなガウディ建築を見たり、タラゴナまで足を伸ばしてローマ時代の水道橋を見学したり…と、短期間で盛りだくさんな旅でした。

さて、今日は帰りの機内で見つけた香水“La fille de l’air”をご紹介。

普段、スターアライアンスメンバーのフライトを使うのですが、今回はエールフランス。
エールフランスといえば、どの航空会社よりもおしゃれであることが求められるという使命のもとに客室乗務員の制服がデザインされていて、イメージ戦略の一つとも捉えられています。

今の制服は確か、クリスチャン・ラクロワのデザインだったかな。

離陸前に機内で流される安全ビデオもファッショナブルな演出。
シートベルトを締めましょう、のくだりでは、ウェストマークできてステキでしょ?的なセリフがあったり…。

そんなエールフランス機内で機内誌を見ていたら、新しい香水が特別に販売されているのを発見。

それが、Courrègesの“La fille de l’air”。

「特別に販売」というのは期間や数量限定ではなく、2015年6月1日〜6月15日まではエールフランス機内とエールフランスショッピング(エールフランスのEC)のみで独占的に販売されるというもの。

Courrègesは、そう、あのクレージュ。フューチャリスティックでスポーティな印象のブランドで、トラペーズのミニスカートやミニドレスを思い出す人も多いんじゃないでしょうか。

Courrègesがユニフォームデザインを手がけたUTAという航空会社も今やエールフランスに吸収されているので、エールフランスとクレージュの関係も古いといえるのかもしれないですね。

エールフランス機内で客室乗務員の方が通りかかるたび、ふわっと香る、嗅いだことのない心地いい香りが気になり、もしかして、これがその香水なのでは!と思って、機内免税品販売で買ってみることにしました。

空港の免税店と違って、試しづけができないところがギャンブルですが、買って大正解。まさにその香り!

ベルガモットやオレンジのような爽やかな香りで、クリーンでシャープ。かといって、若い子がつけているようなオーデコロンのように軽すぎることもなく、初夏にぴったりだと感じました。そして夜よりは昼のイメージ。

自分のシグネチャーフレグランスを固定するのもいいけれど、時間帯やファッションのテイストに合わせて、香りを使いわけるのもステキだと思います。

“La fille de l’air”は、6月15日からは地上でも一般に販売されるようになるそうで、それまでは限定的に販売されているため、つけている人もまだ少なく特別な香水と言えそうです。

COURRÈGES LAUNCHES ITS NEW FRAGRANCE WITH THE COMPLICITY OF AIR FRANCE
http://corporate.airfrance.com/en/press/news/article/item/courreges-launches-its-new-fragrance-with-the-complicity-of-air-france/

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「Rhythmoon」で連載がスタート

Posted in 未分類 on 5月 27th, 2015 by chibirashka – Be the first to comment
旅するファッションコラム

Rhytmoonという「フリーランスという雇われない働き方を選び、 しなやかに、自分らしく生きる女性を応援するプラットフォームサイト」で、私のファッションコラムの連載がスタートしました。

その名も「旅するファッションコラム」。
第一回目は「コミュニケーションツールとしてファッションを考えてみよう」ということで、パーソナルスタイリストという仕事の紹介と、装いを通してたくさんの情報をやり取りしているんだよ、ということを書いてみました。
http://www.rhythmoon.com/column/2015/05/post-1408.html

不定期連載の予定ですが、タイトルに負けぬよう、旅とファッションについても今後書いていけたらいいなと思っています。

それはそうと、先日、アメリカ、そして台湾に行ってきたばかりですが、明日からはスペインに行ってきます!

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