IA / UX / HCD / UI

IA Summit 2013: Day 3

Posted in IA / UX / HCD / UI, カンファレンス・勉強会・仕事 on 6月 17th, 2013 by chibirashka – 3 Comments

April 7th, 2013

カンファレンス最終日の目玉は、クロージングキーノート。来年のIAサミットまでの1年間、世界中のIA達のテンションを維持するのに十分と思われるほどにKaren McGraneの話は力強く、印象的だった。IA FOREVER!!

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IA Summit 2013: Day 2

Posted in IA / UX / HCD / UI, カンファレンス・勉強会・仕事 on 6月 17th, 2013 by chibirashka – 3 Comments

April 6th, 2013

なんといっても、この日もっとも印象に残った、むしろ今回のIAサミットを象徴するんではないかというほどにインパクトのあったキーワードとしては、The New New Hireのユニコーン!

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IA Summit 2013: Day 1

Posted in IA / UX / HCD / UI, カンファレンス・勉強会・仕事 on 6月 17th, 2013 by chibirashka – 5 Comments

April 5th, 2013

今年のキーノートは概念的すぎず、理解しやすい話だった。

キーノートの内容はカンファレンス期間通じて、エッセンスとしてあちこちに取り込まれるので、今回もキーワードとなった、Bear, Bat, Beesは、何度も出てくることになった。

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IA Summit 2013: Pre Conference Workshop

Posted in IA / UX / HCD / UI, カンファレンス・勉強会・仕事 on 6月 16th, 2013 by chibirashka – 4 Comments

April 3rd, 2013

IAサミットには何度か参加しているものの、ワークショップへの参加は初めてだった。Andreaというと、私の場合は『Pervasive IA』よりも2年前のIAサミットでの、サービスデザインに関するパネルディスカッションの印象が強く(ま、内容的にはPervasive IAなんだけれども)、彼のラウンドテーブルに参加できるというのは今回のIAサミットの楽しみの一つでもあった。

それにしても、みんなの議論のレベルが高い!英語がもっとわかればもっと面白かっただろうなー。みんな早口すぎて全然ついていけない!!

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券売機についての思い込み

Posted in IA / UX / HCD / UI, サービスデザイン on 10月 9th, 2012 by chibirashka – Be the first to comment

券売機

この調子でヨーロッパ旅行の旅行記を追加していこうと思ったんだけど、思い出したことがあるので先に紛れ込ませておく。

牛丼屋などファーストフード店でみかける券売機とそのオペレーションについてのメンタルモデルについて。

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IAとHCDとUXと旅とファッション

Posted in Design, Fashion, IA / UX / HCD / UI, Travel on 5月 11th, 2012 by chibirashka – Be the first to comment

[Summary]

I love fashion and travel. And in fact, I think I can call myself “extreme shopper” or “extreme traveler” in terms of how to buy/travel. In addition, I’ve been in web design industry and have some background of IA: Information Architecture; HCD: Human Centered Design; and UX: User Experience design.

Fashion tends to be told from culture and trend view, but clothes, shoes and other fashion items as fashion element are all products.

When I look at fashion and travel from a standpoint of IA/HCD/UX, I feel there are more what we can do, and it maybe business opportunity. IMO service design approach should be tapped into fashion and travel more.

———-

気づけば4月は一度もブログを書いていなかったんだ!Wow!

ブログを書いていない間にもほんとは色々あった。

ニューオーリンズで開催のIAサミットにも行ったし、ニューオーリンズではワニの剥製を買い、ワニを食べ、ワニを抱っこし、ワニ三昧の後はニューヨークにも行ったし、4月後半にはこれまで乗っていた(夫が)BMWにお別れして、半年待ちでようやくレンジローバーのVOGUE superchargedが納車され、そして車でワンコさん達を連れて北海道にも行ったりなど。

そういうようなこと1つ1つも書きたいのだけど、今日は「IAとHCDとUXと旅とファッション」というテーマで。

超久しぶりに書くブログのタイトルがとっても突飛。そして、書きたいことがありすぎてまとまりがないのに書き始めてしまうという無謀さ。

何を結論として言いたいのか、話の流れを考えてから書こうと思い始めて早何年って感じなんだけど、全くうまいことまとまらないので、とにかく考えていることの断片だけでもメモ的に書き連ねることにした。

なぜならば、私は今後、自分の興味がある方向にもっと舵を切っていきたいから。

その方向とは、旅とファッション。

舵を切りたいといっても、旅行業界やファッション業界に転職したいです、とかいう話でもない。(もちろん、人生何があるか分からないので、別にそういうことが起こってもいいかもしれない)

転職したいわけではないけど、旅とファッションの領域で作りたいと思っているサービスはある。企画は温めているものの、実現されたら便利なのに…と思う全体像はあまりに巨大すぎるので、ちょっと頑張ってなんとかなるものでもなさそう。

旅やファッション業界の経験がない私なんかに実現できそうもないなとも思うけど、イノベーションというのは業界外からのきっかけで起こることも少なくなかろうとも思うから、まぁ、そう考えれば何かは起こるのかもしれない。

という期待のもとに、旅とファッションについて考えていることなどをちょこちょこ書いていこうかなと思ったわけ。

業界経験のない私なんかが旅とファッションについて語っていいんだろうか、などと思ったりもしていたけど、「いや、いいはずだ」と思い直した。

なぜならば、まず第一に私はおそらく「エクストリームユーザー」あるいは「エクストリームトラベラー」「エクストリームショッパー」であるから。第二に私は少なからず、IA、HCD、UXという観点を持っているから。そういう観点で旅とかファッションを見てる人ってそんなに多いわけじゃないんじゃないかなーと思って。


エクストリームユーザー

エクストリームユーザーとは、ユーザー調査などでよく耳にする言葉だけれども、極端なユーザーのこと。ここでは用語を定義したいわけではなく、感覚的に使って書いてしまうので、正しい情報を知りたい人は検索してください。例えばこんな記事の中に出てきます。

消費者調査にエスノグラフィー手法を導入
「極端な消費者」に密着し普遍的な結論を得る

ピックアップキーワード:エクストリームユーザー

エクストリームトラベラー

ま、それはさておき、私がどのようにエクストリームかというと、旅行に関していえば私は多分旅行回数が多い方ではないかと思う。会社員として働いていて海外に頻繁に行くとしたら海外出張が多いのではないかと思うけど、私は海外出張というのは年に1-2回がせいぜいで、それ以外の旅行は基本プライベート。

最近は「弾丸海外旅行」「週末海外」といったキーワードもよく聞くから、実際には海外に頻繁に行く人は少なくないと思うけど、数だけではなく質の面でもおそらく私はエクストリームなのではないかしら。

出張だったらエコノミークラスも乗るけれどもプライベートで旅行するときはビジネスクラス、ファーストクラスが基本。ホテルに関しても1泊500-600ドルの部屋は普通、1泊1,500〜2,000ドルの部屋に泊まることも珍しくない。

「ご褒美旅行だから今回はビジネスなんだ♪ラグジュアリーホテルなんだ♪」っていうのとはちょっと違う。

また、芸能人や良家の子女的なセレブというわけでもないし、ホテル批評家とか国際線乗務員でもない、一般生活者なのにも関わらずこういう旅行をするというのがかなり特異なのではないかなと思う。


 エクストリームショッパー

ファッションに関しても多分エクストリーム。ファッションというとまた言葉が広いので、まぁ、わかりやすく絞ると洋服だの靴だのバッグだの、といった購買に関して。

私はファッション誌のエディターでもないし、ファッションブランドのプレス担当でもないし、スタイリストでもないし、もちろんモデルでもないけれども、ファッションは大好き。

だからといって、他者から「オシャレな人ねー」と認知されているわけでもないんじゃないかな。だから、ファッショニスタとかトレンドセッターとかに分類されるような一般人というわけでもないし、人前に出る機会がとても多い職種というわけでもない。

けれども、けっこう洋服とかファッション関連のものを買う。

この記事を書くために、ここ1年ほどに買ったファッション系アイテムを超ざっくり調べてみたら、トラッキングできる範囲で数えても100点あった(下着類は入っていない)。

1着5,000円のものもあれば、Chloe好きな私は1着が30万円を超えるものもあったりするので厳密に計算したわけじゃないけれども、約1年間に買った服関連だけで私の年収を超える。多分、中堅のWebディレクター(会社によってはプロデューサー)の年収ぐらいいくんじゃないだろうか。(って、今気付いてビビった)

旅行をする機会が多かったり、洋服を買う機会が多かったりするから、気づくことや言いたいことがいっぱいあるのだ。お金をたいして落としていないのにやたらとクレームをつける単なるクレーマーというのとは違う(と本人は思っている)し、モノを持っていないわけじゃないし買えないわけじゃないのにだからといって大満足というわけでもない。

だから、そういうエクストリームな私が考えていることを誰かに言うのは、もしかしたら少しは意味があるのかもしれないと思ったわけ。

さて、ここからはIA、HCD、UXの観点。
と書くとすごそうだけど、あまり大した話でもない。

話が長くなるのでとりあえず旅はおいといて、ファッション分野について。

ファッションとIA

ファッションの、ある一部分(側面)はIA的だと思う。キャミはintimates(下着)なのかトップスなのか、オールインワンはパンツに分類するのがいいのかオールインワンとしてカテゴリーを作るべきなのかといった分類の観点でも面白いし、組み合わせ(コーディネート)によって異なる意味が与えられるといったようなところが。あるいは、持っている洋服などのアイテムを可視化しようとしたときに、何のキーでソートできるのが最も便利かといった検索性とか。トップス、ボトムス、アウターといったカテゴリーが一般的だけど、実際には素材によって着れる時期が違っていたりするから、単にトップスが一覧化できても今日着れる1着かどうかの判断には情報が足りないとかね。

ま、そんなこと言ったら世の中の大半の事柄はIA的(情報構造とか考える対象として面白い粒度を持っている)って話になってしまうんだけど。

ファッションとHCD

そして、ファッションを構成する洋服や靴といったものはプロダクトなので製品を作るプロセスがあるという意味ではHCD観点でも考えられるはず。でも、実際には洋服や靴はプロダクトではあるんだけど、流行や文化の観点で語られることが圧倒的に多いと思う。

もちろん、アウトドア系の機能が要求されるような服というのもあって、モンベルなんかは社員の実際のアウトドア体験から得たことがプロダクト作りにフィードバックされていたりするわけだからそれはそれなんだけど、普通の服の場合、「このパンツは毎シーズン定番で出てるんだけど、◯◯っていう要望があったので今シーズンではこんな風になってて」とかいうフィードバックこそあれ、基本的には流行だったり、そのブランドのその年のコンセプトが反映されるのであって、ユーザー中心にデザインというわけではないことがほとんどなんじゃないかなー。

ついでに言うと服には取説がない。洗濯などのお手入れ情報とかはタグについていたりするけど、どう使ったらいいかといった説明書は洋服一つ一つにいちいちついてないよね。イマイチ考えがまとまってるわけじゃないから突っ込みどころが多いのは承知の上なのだけど、「プロダクトなのにうーん…かといって、人間中心で作って欲しいというもんでもないけど、だからといって、実は使いこなしていないんじゃないかって気がする、でも使いこなせないというのを製品(洋服)のせいにできる気もしない、デバイスのような製品とは違って。」というようなモヤモヤ感。

ファッションとUX

HCDのところで書いたモヤモヤ感ともつながるんだけど、使いこなせないということは満足度を下げると思うんだよね。ここで言う使いこなすというのは、超簡単に言えば、手持ちの洋服をどうコーディネートするか、みたいな話なんだけど、なぜそれが大事かというと、コーディネートによって周りに与える印象というのはとても変わるし、場合によってはその印象によって、他の人に自分がどう扱われるかまで変わるから。

また、もっと機能的な話もあって、ファッション的な意味でのコーディネートとしてはバッチリでも、突然の土砂降りには適していない格好であったがゆえにさんざんな思いをする、みたいなこともあり得る。

つまり、どのようなアイテム(素材の上質さや機能面などといった観点も含め)を、どのような状況で、どのように着こなすかによって、どのような体験が得られるかが全く変わるということなので、包括的な体験デザインのことにまで関係してくるなーと。

ファッションに関しては、洋服とか靴といったタンジブルなものがあるので「プロダクト」という観点もあるんだけど、実際には服単品でコト足りることはほとんどなく、必ず何かを組み合わせる「コーディネート」が必要で、そこはもう、デザイナーの手を離れたところなんだけど、実際にはそこからがユーザー体験の塊なのだからもっと色々できる余地があるだろうにと思うのよね。

話が長くなるからファッションに絞って書いたけど、旅に関しても同じようにIA的、HCD的、UX的っていうのは言えると思う。加えて旅の場合は「飛行機に乗る」「ホテルに泊まる」といった体験の積み重ねであって、わかりやすく手に取れるものではない(インタンジブル)ことが多いので「サービスデザイン」といった観点も。まぁ、洋服のコーディネート部分なんてインタンジブルだからそういう意味ではもっとサービスデザインを!ってことなのかもしれない。

…って、今日書きたかったのはもっと超具体的な、もっとライトな話のはずだったんだけど、なんか変な方向に話がいっちゃったな。ま、長すぎるから今日はここまで。

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Metro in New York

Posted in IA / UX / HCD / UI, New York on 11月 24th, 2011 by chibirashka – 1 Comment

KateのオフィスがあるLower Manhattanまでは、地下鉄で行った。

Union SquareからLine4か5の地下鉄に乗って、Bowling Greenで降りるよう言われていたので、そのように。

アメリカで地下鉄に乗るのって初めてかも!

そもそもアメリカって、地下鉄通ってる都市はそんなに多くないしな、多分。

よくわからんけど、毎回チケット買うのも面倒だし、Lower Manhattanまで行ったあと、どうせまたGreenwich Villageエリアまで地下鉄で帰ってくることになるし、短い滞在の間でもどうせ何度か乗る機会はあるだろうと思い、とりあえず$10.00分のメトロカードを買った。

ニューヨークの地下鉄の券売機はこんな風

ニューヨークの地下鉄の券売機はこんな風

「$10メトロカード一発購入ボタン」的なのが券売機のメニューにあったので、それをゲット。

「$10メトロカード一発購入ボタン」的なのが券売機のメニューにあったので、それをゲット。

Line4か5に乗ってダウンタウンへ

Line4か5に乗ってダウンタウンへ

こういうサイン(インストラクションボードというか)って気になる。

NYの地下鉄のは、「外国人」である私から見ても分かりやすいなと思った。

漢字のような画数多い文字や、さらには平仮名とも混在しているような日本語と比べて、そもそもアルファベット自体がクリアで見やすいというのもあるんだけど。

東京の地下鉄の表示は、外国人の目にはどう映っているんだろう。

"外国人"の私から見ても分かりやすい

"外国人"の私から見ても理解しやすい

そしてNYでは、エスカレーターの左側を通路として開けておくようです。
東京とは逆だね。(ってことは関西と同じってことか)

NYではエスカレーターの右側に立ちます。左側を通路に。

NYではエスカレーターの右側に立ちます。左側を通路に。

ちなみに電車の中でも、今どこにいるか、次どこに停車するか、といった路線情報が電光表示されているので、かなり親切。

座席上には路線図が。固定表示ではなく、次の停車駅が一番左に表示されて、通り過ぎた駅は表示されない。

別の路線に乗った時に撮った写真

別の路線に乗った時に撮った写真

日本では中吊り広告がかかっているところに、次の駅情報が表示される。

これも別の路線に乗った時に撮った写真

これも別の路線に乗った時に撮った写真

New Yorkまとめ記事へ

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車に求める未来

Posted in IA / UX / HCD / UI on 10月 31st, 2011 by chibirashka – Be the first to comment

たまたまFacebookでリンクを見つけて、『トヨタ未来カーライフ研究所』にあったムービーを見てみた。

トヨタ未来カーライフ研究所トップページ

よく出来てるなと思うけど、なんだか釈然としない。

我々が車(あるいは自動車メーカー)に求めてるのって、こういうことなんだろうか?

データ引っ張ってきて実行させるようなエージェント的機能であれば、iPhone OS5で搭載されたSiriのように外部デバイス&ソフトウェアで解決すればいいんだし、何も車メーカーが声高にアピールすることではないような気が…。

このムービーの中で共感できた部分は、普通なら目視できない脇道の車の存在を教えてくれるとか、一番最後の自動で駐車してくれるとか、そういうところぐらい。

何よりも、一番の違和感は、ムービー内の風景が都市っぽいんだけど、東京とかニューヨークのような都市だと、そんなに車使う必要性がそもそもないから、車の中で何でもかんでも解決しよう(レストラン予約するとか花束手配するとか、家のエネルギーマネジメントするとか)とかいうシチュエーション自体がないというか…。

もちろん都内でも日常的に車使う人はいるし、ものすごい忙しい人には便利なのかもしれない。

でも、公共交通機関が充実しているような都内で、あえて車に乗る人で、なおかつ激忙しい人って、そもそもアシスタントがいたり、ちゃんとしたコンシェルジュサービス使ってる人の層なんじゃないかと思ったり…。

自分で予約・手配しないといけない(あるいは自分でやりたい)けど、電車には乗らないって人は(例えば、ホリエモンとか)、タクシー使うでしょう。

ムービーの中の登場人物は「豊田さま」なわけで、設定も豊田市や名古屋周辺なんだろうな、と思えばシナリオにも納得できるかも!?

顧客を増やすこと、顧客でいつづけてもらうことといった利潤をきちんと追求する企業活動のほか、国力にもつながるような技術的な将来像を示すこと、グローバル企業としての持続可能な社会実現のための活動などなど、トヨタさんぐらいの大企業になるとさまざまな責任があると思うので、単にこのムービー1つ取り上げて、いいとか悪いとか、そういう話はもちろんできないんだけど、1消費者の目線で見ても、IA/UX/サービスデザインに関わる会社にいる人間という立場で見ても、今ひとつピンとこないな、というのが正直なところ。

もちろん、このムービーが訴えたいのって、コンシェルジェサービス的な部分ではなく、より身近な存在(自分のことをよく分かってくれている)としての車といったコンセプトや、エネルギーに関すること、渋滞予測やアクティブセーフティといったこと…etc、さまざまな要素が含まれた、未来を想像させるものであるはずだから、都内のシチュエーション云々で「腑に落ちない」とワーワー言うのは、筋違いだろう。

いや、でもしかし、機能ありきで物語が進んでいる気がしてならない。

車内でソフトウェアレベルで対応できる何かよりも、トヨタ車のオーナーだったら、どこいっても駐車場が無料とか、トヨタ車のオーナーだったら、どの商業施設にいってもバレーパーキングが利用できるとか、トヨタ車のオーナーだったら、高速道路で専用レーンで渋滞と無縁…とか、そういう方がユーザーとしては嬉しいんじゃなかろうか…。

そして、それぐらい社会の仕組みにまで手を入れた、包括的なサービスとプロダクトの提供ができる可能性があるのって、トヨタぐらいの企業なんじゃないだろうか。だからこそ、期待!

(もちろん、トヨタ車に限らず、どのメーカーでもいいんだけど日本勢に頑張って欲しい)

先日、サンフランシスコで開催されたサービスデザインカンファレンスに行ってきたけど、「Service Designer」という肩書きの人がたくさん来ていた。タイトルはタイトルでしかないけど、サービス全体をデザインする、包括的なユーザーエクスペリエンスをちゃんと考えることができる、そういう文化を持つ企業は多分増えている。そしてこれからますます大事になるであろう、と思っているところだったので、ちょっと食いついてしまいましたw

トヨタ未来カーライフ研究所
http://www.toyota.co.jp/toyotacarlifelab/

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Adaptive Path

Posted in IA / UX / HCD / UI, San Francisco on 10月 29th, 2011 by chibirashka – 1 Comment

せっかくサンフランシスコ行くし、IA Summitでも良く会ったりもするので、Adaptive Pathに行くことにしていて、初日の午後訪問。

Ferry Building MarketplaceのすぐそばのPier2。

Adaptive Pathの前からFerry Building Marketplaceの方を見るとこんな感じ。

fromAP

adaptive path

埠頭沿いの倉庫っぽいビルをリノベーションした感じで、中もとってもオシャレ。

写真撮っていいよと言ってもらったけど、どこまで掲載していいかよくわからないので、パブリックスペース的なところだけ控えめに掲載してみる。

ap2

でかーーーーーーーーいミーティングスペースに、でかーーーーーくて、めっちゃ可愛いキッチン。

「冷蔵庫勝手に開けて飲みたいもの飲んでいいよ」って感じだった。

そしてミーティングスペースでしゃべっている間も、Peterがお菓子出してくれたりした。

規模とか全然違うとはいえ、なんだか代々木の時のコンセントみたいだな。

フレンドリーでキッチンがあってお菓子があるところがww

それ以外にオフィスとしていいなと思ったところは、

  • プロジェクトごとにプロジェクトルームがあるところ
  • でかい可動式のホワイトボードがあるところ
  • 天井が高く、ミーティングルームもガラス張りで開放感があるところ

かしら。

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Tribute to Steve Jobs:わたしの引越し履歴とアップル製品

Posted in IA / UX / HCD / UI, iPhone / iPad / Mac on 10月 7th, 2011 by chibirashka – 1 Comment

人は誰もが大切にされたいと願っている。
大切にされるというのは、誰かとの間に「特別な結びつき」を持ち、特別だと思ってもらうことだ。

Steve Jobsが亡くなって、彼と面識があるわけでもなくとも、たくさんの人がそれぞれの想いをSNSやblogで発信している。

自分と偉大な存在との間の共通項を、何か特別な結びつきを、それぞれが探し見出したがっているかのように。

私の場合は多分こうだ…。

Steve Jobsと私の間にある「特別な結びつき」

私が生まれた1976年にSteve JobsはAppleを設立した。

私が初めて行った海外はオーストラリアのシドニー。そしてホテルの近くにあったのがボンダイビーチ。
1998年にAppleから発売された革新的な新しいMacの色が、このボンダイビーチにちなんだボンダイブルーと聞いて心踊ったのを覚えている。

iMac Bondi Blue

iMac Bondi Blue。写真はwikiから拝借。

そうして私が初めて自分で買ったのが初代のiMac。通信会社の広報室にいた時。

1995年頃短大の情報処理のクラスでHTMLを書いたりということはあったけど、HTMLやDTPといったことに興味を持ったり独学でサイト作ったりしたのは家にiMacが来てからだし、PhotoshopやIllustratorといったツールのトライアルクラスなんかも取って、結局、これは面白そうだと思って、会社まで辞めてアメリカの大学に留学してしまった。

かっこ良くいえば、「Steve JobsのAppleなくして、私は今この業界にいない」。他の多くの人と同じように。

渡米する時には、ラップトップが必要と思い、日々食べるのにも事欠くぐらいの暮らしだったのにどうやってその費用を捻出したのか謎だけど(多分、ボーナスを投入したんでしょう)、1999年末にPowerBook G3 Lombard(Bronze)を買って、連れていった。買いに行くのに付き合ってくれたのって、確か同じ広報室のガジェット好きな先輩だったと思うけど、ほんの1-2週間前にFacebookでつながり久々にお喋りできたのも感慨深い…。

Power Book G3 Lombard

Power Book G3 Lombard。古いデータCD引っ張り出して、当時の写真を発掘!

Lombardは「座布団」とか揶揄されていたな

Lombardは「座布団」とか揶揄されていたな。こちらも昔の写真を発掘。

アメリカでは色んなことがあったけど、Lombardのおかげで大学を卒業できたといっても過言ではないでしょう。学校のコンピュータラボだけで全部やろうと思ったら絶対無理だった…。最後の方は、1週間に1回ぐらいフォーマットしないと調子悪くて全然使えない!っていうぐらいだったけど、それでも好きだったなー、Lombard

最初の結婚やら離婚やらの頃は、17インチiMac G4 Flat Panel

iMac Flat Panel

iMac Flat Panel。写真はwikiから拝借。

この頃はほぼ会社に住んでいて家に帰っていなかったから、サブマシンとして使っていたパナソニックのLet’s noteの方が身近だった。Windowsと共に歩んだ暗黒時代(謎)
会社ではG3かG4のタワーだった気がする。

2006年に離婚して会社も辞めて今の旦那さまと再婚の準備などしていた頃は、白いMacBook

MacBook

MacBook。こちらもwikiから拝借。

2008年にコンセントに入って支給されたのはMacBook Air

2009年2月には、半年ほど出遅れつつもiPhone3G
2009年11月には、夫のとすり替えてiPhone3GSに。

iPhone 3Gと3GS

iPhone 3Gと3GS

2010年にはiPhone4と初代iPad

iPhone4

iPhone4

iPad

iPad

入社以来使っていたMBAは、つい最近まで使っていたけど、あまりにスローなので、半年ぐらい前に長谷川さんが買ったMBAをお下がりで融通してもらった。それが2011年8月。

そして、最新のMacBook Air(11インチ)を自宅用に買い直したのがつい先週(2011年9月)

MacBook Air 11", 13"

MacBook Air 11", 13"

もちろんこの10年ぐらいの間に、iPodは、ClassiciPod Mini 2台、iPod nanoなどを持っていた。
ほかにもShufflenanoを人にプレゼントしたり。

何かを思い出そうとする時、私の場合は「どの家に住んでいたか」「どのマシンを使っていたか」が手がかりになる。どんな携帯を使っていたかは覚えていなくてもどのマシンがそばにあったかは覚えている。それだけ1日のうちで過ごす時間が長いからということだと思うけど、これまでのマシンの大半がApple製品なので、私の20代以降の記憶はApple製品とセットになって刻まれている。

「特別な関係」がユーザーエクスペリエンス

私はここ数年、あちこちに行ったり、いいホテルに泊まったり、高額なものを買うという状況だったり、そういうことに恵まれているので、「いい体験とは何か」「富裕層向けのサービスは一体誰が作ることができるのか」といったことにとても興味を持っているのだけど、ユーザーエクスペリエンスというのは、「●●をやったことがあります」という単なる体験ではないし、あるいは、「これって使いやすいね」ということでもない。

色々と考えた結果、「自分が特別な存在として大切にされていると感じることができるかどうか」に尽きると思っている。つまりそのサービスやプロダクトとユーザーの間に「特別な関係」が築けるかどうか。

「特別だ」と感じることができるかどうかは、ユーザー側のこれまでの体験や価値観に依存するので、全く同じサービスを受けても「私って特別に扱われているわ」と思う人と、「それって普通じゃん」と思う人が出てきてしまう。

Appleのプロダクトがすごいなと思うのは、どのレイヤーのユーザーでも、自分が持っているAppleのプロダクトに対して彼らなりの愛着と満足を見つけ、特別な存在として見ていて、そのプロダクトを使っている自分が少しだけ特別に思えているように見えること。

グローバルな「特別な関係」

そしてAppleは、マクドナルドのようにグローバルでユニバーサル!

私は辺境の地のようなところには旅行しないけれども、それでも、海外でApple Storeがあれば、マクドナルドを見つけた時のようにほっとする。「言葉が通じなくてもぼったくられることもなく、何かは絶対食べれる」というマクドナルドのように、「ここに来ればWifiにつなげるし、Appleのスタッフはフレンドリーなはず」というような安心感だろうか。

Apple Storeというリアルな場ができて本当に良かった。

そして、Appleのプロダクトは、全くの他人の間にもコミュニケーションを生んだりするのだ。
南仏・ニースのマルシェでそうであったように。

「特別な関係」はコンテキストを超える

今日1日、TwitterやFacebook、CNNやBBCを見ていて、国や地域、職業、性別、年齢…etcといった、さまざまな背景を超えて、多くの人が彼の死を悼み、感謝の念を述べている様子を見ると、なんだか、世界平和でさえ実現できそうな勢いだ。

直接的にSteve Jobsと面識がなくとも、自分が特別だと感じられる、大切にされているように感じる、誇らしく思える、少なくとも感じていたいと思える、そういう関係性を、革新的な製品やライフスタイルを通じて築いたSteve Jobs

Steve Jobsが亡くなっても、身の回りのApple製品がなくなるわけではないし、世界中のApple Storeもいつも通り営業している。

今夜のアップルストア(渋谷)アップルロゴの照明は落ちていた

Apple Store(Shibuya)はたくさんの人だかりと花束。アップルロゴの照明は落ちていた

大切にしてくれる人のことは、大切にしたいと思う。
自分が特別だと感じさせてくれる人にはやはり特別な関係を感じる。

Steve Jobsが直接、ユーザーひとりひとりに「あなたは特別です」と言ってくれたわけではないにせよ、そしてそんなつもりもなかったかもしれないし、特別感を感じているのは勝手なことかもしれないけれど、それでもやはり多くの人が感じた「特別な関係」の喪失感は計り知れない。

ソフトバンクの孫さんが、Steve Jobsを「昔で言えばレオナルド・ダ・ヴィンチ」と形容していた。
現代のレオナルド・ダ・ヴィンチと同じ時代を生きたということはなんだかすごい感じがするな。

R.I.P WE LOVE Steve Jobs

"R.I.P WE LOVE Steve Jobs" taken in front of Apple Store Shibuya - TOKYO

Thank you and R.I.P Steve Jobs

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