Art / Book / Entertainment

ルーブル美術館

Posted in Art / Book / Entertainment, Paris, 建築物・造形物 on 6月 26th, 2011 by chibirashka – 2 Comments

去年は、ルーブル宮を何度も通りかかったけれども、美術館の中には一度も入らずじまいだった。今年こそ!

雨が降りはじめ、風もあって、ものすごい寒い!そんな中オープン前に到着してしまい、30分以上も待つ羽目に。そして既に行列。

ルーブル美術館の行列

デザインの会社にいながらにして、私はあまりアートに関心がある方ではないし、うちの夫も基本、ほとんど興味ない人なので、とりあえず「モナリザ」だけ見よう!というつもりで行った。

入り口はこのガラスのピラミッド部分なんだけど、ピラミッドの入り口部分で、空港のセキュリティチェックにあるような荷物検査機がある。だから入場に余計時間がかかる。

ガラスのピラミッドから入場するルーブル美術館

ここから入ってエスカレーターで下ると、Infoがあって、フロアガイドなどが手に入る。

ルーブル美術館の館内

ルーブルはすごく広いというし、フロアガイド見ても迷子になったらどうしようー!などと思っていたけど、モナリザ見るだけなら簡単。そこここに、「モナリザはこちら」というような表示が、モナリザの写真入りで貼ってある。

ルーブル美術館内の「モナリザはこちら」の表示

ほとんど脇目もふらず、モナリザへ。

ほとんどの絵や彫刻といった美術品はすぐ触れるところにあるけれど、モナリザだけは厳重だ。防弾ガラスケースに納められ、一定以上近づけなくなっている。そして、朝イチだったけれど、それでもそれなりの人だかり。

レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザ

モナリザ初めてみたけど、第一印象は「けっこう小さいんだなー」と。周りにある絵がでかすぎるからなんだけどさ。

モナリザの近くには、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」も。

ドラクロワの民衆を導く自由の女神

そんなことより、私はこの部屋が好き。適当に歩いてたからこれがどこなのかわからん。モナリザの近くだけど。赤い部屋可愛い!

ルーブル美術館の中の赤い部屋

モナリザのついでに一応見ておいたミロのヴィーナス。そして、一応半ケツも収めておきました。
ミロのヴィーナス

ミロのヴィーナスの後ろ姿

イケメンもいた。「誰だか知らないけどイケメンが…」とInstagramとかtwitterにつぶやいてたら、色々な人が、それはボルゲーゼのアレスでは?と教えてくれました。

ボルゲーゼのアレス

そんなに有名人だったのか…。適当に置いてあったし、人だかりも特になかったから、別に大したものじゃないのかなと思いました。しかしこれには、アートに全く興味のない夫にすら「大したものじゃないとか言うな、一応ルーブルにあるんだぞ!」と言われました。まぁ、確かに…。

Share

Denver Museum of Nature and Science

Posted in Art / Book / Entertainment, Denver on 5月 2nd, 2011 by chibirashka – Be the first to comment

デンバー2日目は1日フリーだったので、観光にあてた。

朝ごはんは16th streetのThe corner bakeryへ。LAで行って以来。
the corner bakery in denver
Anaheim Scrumblerというアボカドとかベーコンの入ったオムレツのプレートをチョイス。
Breakfast at the corner bakery

腹ごしらえをしてタクシー捕まえて、博物館へ。
2-3時間で回るのにちょうどいいこなれた規模感。
Denver Museum of Nature and Science

デンバーって自然がいっぱいで、恐竜の化石などもたくさん発掘されているエリアらしく、博物館も恐竜の化石に力を入れている様子。学芸員の人に色々説明してもらって、聞いてる時は「へぇ!すごい!」って思ったことがたくさんあったのに、どんな話だかもうすっかり忘れてしまった。

大きく3エリアを中心に見た。

Prehistoric Journeyは主に恐竜の化石やエデュケーショナルなパネルなどの展示。

45億年の地球の歴史を1年分のカレンダーにあてはめてみたら…というナイスなインフォグラフィックス

45億年の地球の歴史を1年分のカレンダーにあてはめてみたら…というナイスなインフォグラフィックス

prehistoric journey at the denver museum of nature and science

prehistoric journey at the denver museum of nature and science

North American Indian culturesではNative Americanの文化や歴史の展示。

North American Indian cultures at the denver museum of nature and science

North American Indian cultures at the denver museum of nature and science

Space Odysseyは宇宙に関する展示。
ちょうど3.11の震災後ということもあって、4つのプロジェクターでプロジェクションされた地球には、地震の規模や津波の全地球への波及具合などが表現されていた。

Space Odyssey at the denver museum of nature and science

Space Odyssey at the denver museum of nature and science

しかし、実は博物館のどの展示よりも最も印象に残ったのは博物館裏手の美しい公園。

beautiful park in the denver museum of nature and science

なんて広くてきれいなのー!絵を見ているようだった。こんなに空がひらけた開放的な公園がすぐ近くにあるなんてデンバーに別荘があってもいいような気がする、とすら思った、そんな場所だった。

>> Denver Museum of Nature and Science

Share

美ナビ展

Posted in Art / Book / Entertainment on 3月 17th, 2010 by chibirashka – Be the first to comment

今、六本木ヒルズ内の森アーツセンターギャラリーでは、「美ナビ展」が開催されている。

先週行われたオープニングレセプションは、夫の手術前だったので私は行けなかったんだけど、月曜日にTVの取材が入り、審査員を務めた理佳ちゃんがインタビューを受けることになったので、私もついていくことに。

美ナビ展っていうのは、就職を希望する美大や芸大を中心とした学生と企業の出会いの場を目的とした展覧会。予想以上にたくさんの作品の応募があり、理佳ちゃん達審査員はかなり大変だった模様。

毎日ニュースをつければ、新卒の内定率が低いとか、失業率が…とか、就職難にまつわる話題で溢れかえってるだけにあちこちから注目を集めているようで、オープンからわずか2-3日で、来場者はすでに4,000人を数えているとのこと。

実際行ってみたら、そのレベルの高さに驚いた。着眼点が面白いものもあったし、実際その作品を作った学生さんに話を聞いてみても、なぜそれをやろうと思ったか、なぜその手法じゃないといけなかったのか、どんな工夫があったのか、ということをスラスラと答えてくれて、そのしっかり加減にもびっくりした。

ケント紙で作られた工具箱。This is really impressive!

ケント紙で作られた工具箱。This is really impressive!

各作品の説明はDSで見聞きすることができる

各作品の説明はDSで見聞きすることができる

この展覧会を通じて、既にある企業から採用が出たり、海外のギャラリストからのオファーがあったり、実を結んでもいるらしい。

あ、ちなみに、取材を受けた理佳ちゃんのインタビューは、今朝の「スッキリ!!」(日テレ)で放送されたよ。主催側の担当の人や学生さんとしゃべっていたら、私までうっかり画面の端っこに入ってしまった…。

理佳ちゃんが撮影されてるとこ

理佳ちゃんが撮影されてるとこ

コンセントのグループ会社のBNN新社もメディアスポンサーをしていて、アートやデザイン関連書籍の特別販売コーナーも設置予定〜。

会期中には、隣接する森美術館で「六本木クロッシング2010展」(3月20日〜7月4日)や、「六本木アートナイト」(3月27日)も開催されるので、お時間ある方はぜひぜひ。

「美ナビ展」

開催期間:2010年3月12日〜28日

場所:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ)

入館料:一般・学生1,000円

詳細:美ナビ展公式サイト

Share

レンピッカ展

Posted in Art / Book / Entertainment on 3月 10th, 2010 by chibirashka – Be the first to comment

レンピッカ展

Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されている、レンピッカ展に行ってきた。With Leoさん。

私はミュージアムとかアートな人じゃないので、あまり頻繁には展覧会に足を運ばない。アーティストもその時代背景とかも全く詳しくないし。ただ、時々、アピールしてくるなぁと感じるものがあって、そういうのだけ行く。レンピッカもそんな感じ。ネイルサロンで、ボーっとネイルチップサンプルを見てる時、1つか2つのチップだけが妙にアピーリングなのと同じ感じとでも言おうか。

レンピッカは「本能に生きた伝説の画家」だそうで、パンフレットにも「誰よりも激しく、誰よりもクールに、そして誰よりも自分らしく生きたい。時代を駆け抜けた美貌の画家・レンピッカ。」とある。女性が社会に進出し始めた頃に活動を始めた彼女は、作品にも彼女自身を投影していて、カッコいい作品がたくさんある。時代によって作品のトーンがガラリと変わるんだけど、彼女の心の中を覗いているようで、ものすごく心を揺さぶられる。レンピッカ本人の写真もたくさん展示されてたんだけど、若い頃の美しさは言うまでもなく、晩年の姿も凛としていて、タバコなんて吸っちゃったりしてて、超かっこいい。数年前に亡くなった、歳の離れた私の友達みたいなかっこよさだ。

ま、作品は人それぞれ感じ方が違うと思うので、どうでもいいとして、今日の収穫は、私がずっと謎だと思っていたことは、私だけの謎じゃなかったのね、ということ。

謎というのは、なんで(日本の)美術館は静かなの?ということ。なんで「これ、超変じゃね?」「あはは」みたいに、感想や感情とかをシェアしないんだろう…。ということ。美術館とか行くと、あまりにひっそりとしすぎていることに驚かされる。

前述の通り、私はアートな人じゃないので、正直、美術鑑賞の仕方が分からない。ま、そもそも、好き好きに見ればいいのであって、お作法なんてないんじゃないの?と思ってるものの、一人で静かにじーーーっと作品に見入っている人が多数を占めていると、「この人みたいに美術の知識がいっぱいありそうな人しか来ちゃダメな気がするな。こういう風に”あたし色々知ってます”風に鑑賞しないといけないんだろうな」みたいな気にさせられる。

アメリカでComputer Graphicsやってるとき、デッサンのクラスで美術館行って、色々鑑賞して、あーでもない、こーでもない、とさんざん意見交換したり、作品をこきおろしたり、ジョークを飛ばしたりワイワイやって、それから半日ぐらい、作品の前の床に座り込んで、模写(?)したり、ということをやったことがあったんだけど、そういう美術館での過ごし方はすごいthat makes sense! な印象を持った。ただ、私がいたのが、ど田舎の超小さい大学だったこともあって、そういうのがアメリカでもスタンダードなのかがわからなかったし、今さら誰にも「なんで、みんな喋らないの?」と聞けないでいた。

けど、同じような疑問をLeoさんが鑑賞中に言ってたので、「おー!ここにもいた!!」と思い、嬉しくなった。

単に私が行く展覧会の数が圧倒的に少なすぎて、たまたま、超静かなやつにしか行ったことがないって話なのかもしんないんだけど、ともかく、謎が共有できただけで、すっきり。

そして、少なくとも、今日は感想やしょーもない事をシェアする相手がいたので、なかなか面白かった。

メトロセクシャルな友達、ばんざーい!

Share

AVATAR

Posted in Art / Book / Entertainment on 1月 22nd, 2010 by chibirashka – 3 Comments

『AVATAR』公式サイトのスクリーンショット

デザインチームが3D体験しに(?)映画『AVATAR』を観に行くというので、一緒についていった。

昨日。わざわざ川崎まで。

世界中の良いものが何でも揃ってるはずのTOKYOではなく、なぜ川崎!?

3Dにも色々と上映方式があるようで、『AVATAR』を観るにはIMAX3Dがベストらしいということから、それが観れる109シネマズ川崎に行くことにしたのだという。ふむふむ。

3Dといえば、私のイメージは相当古くて、「青と赤のフィルムのメガネかけて観る、飛び出るやつでしょ」ぐらいの感覚だった。だからみんながTwitterやブログやあちこちで、「AVATARすげー!」って言ってても、全然スルー。

ところが、映画が始まって一瞬であっさりと固定観念がひっくり返った。土下座して謝るとしても仕方ないっていうぐらい感服。もう衝撃。

「え!?飛び出るとかじゃなく、自分がその中に入っちゃうんだ!?」みたいな。

これはとても言葉では表せない。

一緒に行ったメンバーの中には、別方式で上映している『AVATAR』を既に見ていた人もいたけど、圧倒的にIMAX3Dの方が良いと言っていた。

騙されたと思って、行ってみて。絶対!

こんなすごい映像と技術に囲まれて育つ若い世代が大人になったら、どんな風になっちゃうんだろ。

すっごい入り込めて面白かったけど、目には相当負担になる気がする。レーシック手術受けて1週間以内とかだったら絶対無理だ…。

Share

だらしない人ほどうまくいく

Posted in Book on 1月 20th, 2010 by chibirashka – Be the first to comment

新しい本ではないんだけど、たまたま見つけて、「なんて素敵なタイトル!」と思い、読んだ。

だらしない人ほどうまくいく

この本の中では、「だらしな系」と「きっちり系」に大きく分類されていて、文字から感じられる通り、例えば「だらしな系」は、机の上に書類が山積みになって雑然としている人たち、「きっちり系」は、色ラベルをつけてファイリングしているような人たちだったりする。

しかし、単純に、Aさんは「だらしな系」だとか、Bさんは「きっちり系」だとか分類することもできなそう。「だらしない」とか「きっちり」とかは同じ人であっても、状況や度合にもよって変わる。ある側面では「だらしな系」だけど、別の側面では「きっちり系」であったりするし、また同じ「だらしな系」だとしても、ある人はベッドルームが雑然としていることは良しとしてるが、キッチンが雑然としていることには耐えられないとか、別の人はその逆であったり。

というわけで、机の上が散らかってしまい片付けられない「だらしな系」の私が優れていて、家の中なのにいちいちラベルをつけてファイリングしている几帳面な夫が優れている、という話ではなかった。(残念…謎)

どういう話かっていうと、

  • 「きっちり」するにはそれなりに管理コストがかかるので、生産性という観点では必ずしも「きっちり」が優れているわけではない
  • 「だらしない」方が、より柔軟に、素早く、劇的に状況に対応することができ、融通が効く
  • 「きっちり」であると異質なものや不測の事態が苦手であるが、「だらしな系」は、予期せず色々なものに触れ、いろんな変化が(偶然にしろ)起こることで、問題が明らかになったり、問題への解決策が導かれたりする

とか、そういう話。

少しだけシステム開発を例に挙げた章があるんだけど、そこを読んでいると、「だらしな系」が、プロトタイピングとか観察といった、デザインのプロセスにも通じるところがあって面白かった。

また、会社全体の意思決定やマネジメントにも、自然と取り入れられているなーと思うところも多かった。

もちろん、なにごとにも限度というものがあり、あるレベルを超えるとデメリットがメリットを上回るので、結局はバランス、ということなんだけど、要は何でもかんでも「きっちり」すればいいってもんではないし、もしそれをする必要があるのであれば、それで達成したいことがなんなのか、目的を明確にしないと、「きっちり」することで「きっちり」している気になるだけってことだな。

Share

主婦の掟

Posted in Book on 1月 17th, 2010 by chibirashka – 1 Comment

梅田みかさんの『主婦の掟』を読んだ。

梅田みかさんといえば、色々な著作があるようなのだけど、私が知っているのは唯一『愛人の掟』だけ。しかも、知っているといっても、若い頃、本屋さんに行くと、やたらと目に止まるのがその本だっただけというか。当時のウブな私は(ウブって…w)、「愛人」とか「不倫」とかいうキーワードにはどちらかといえば嫌悪感を持つタイプだったので、すごく興味があるような気はするものの、実際買って読もうとまでは思えなかった気がする。

しかし、色々なことをやらかした20代を経て、だいたい何でも許容できる価値観を身につけ、たいがいのことには驚かない今となっては、読んでみたい気もする。

なぜ今、梅田みかさんか、といえば、理佳ちゃんが最近みかさんに会う機会があったようで、最新刊として『主婦の掟』を紹介してもらったから。

これは早速読みたい。
主婦の掟』がいかなるものかを知りたいというよりも、私なりに考えていることと似たような価値観がそこにはあるんじゃないか、というなんの根拠もない期待があったから。そして読み終えてみて、とても清々しい。

私は仕事を持っているけど主婦でもあるし、以前サイボーグのように働いていたときと比べると、今は比較的、家庭を大事にするような働き方をチョイスしている。

ありがたい事に、夫のおかげで何不自由なく生活をさせてもらっているし、正直、生活のためには働く必要はないのだけど、私なりのポリシーがあるから外で仕事を持つことにしている。言葉にするほど立派なものでもないんだけど、そのポリシーというのは「批評家にはならない」ということ。

状況に対して不平、不満を言うのは簡単だし、誰かの言動や価値観を批判、否定するのは、私に限らず、誰でもやってしまうことだと思う。でも、そういうのって、自分に自信がない時とか、思い通りの充実感が得られないような時に、出てくる悪い癖な気がしている。もっというと、想像力を働かせる力が欠けている時に起きがちというか。

「知っている」からといって「実際にできる」とは限らない。でも、クローズドな環境にいると、そのことをつい忘れてしまう。

単純作業の要素が強い仕事だと話は別かもしれないけど、ある程度自分に裁量を任される仕事であれば、自分の能力よりも高いことや、経験したことがない何かを求められることもあるから、常に一定の緊張感があるし、「自分が思ってるほど、自分はできないんだな」といい意味で無力感を味わうこともある。こういう環境を持てることは、私にとって「批評家にならない」でいるための方法の1つだ。。

もちろん、専業主婦として家の中にいるということが、必ずしもクローズドになるわけではないんだと思う。心がけ次第で。たまたま私の場合は、外に仕事を持っている方がベターというだけだ。

もう一つ「批評家にならない」ために私にとって必要なのが、自分なりの基準やスタイルを持つということ。それがあると、極端な話、他人がどうであろうと、あまり気にならなくなるから。

「基準」や「スタイル」の中には、ファッションなんかもあるんだけど、状況に合わせたコーディネートを考えたり、マンネリにならないよう何か必ず工夫をする努力をすると、感覚を研ぎ澄ませることにつながる。何か少しでもいつもと違う、そういう小さな変化を作ることが、適度な緊張を保つのにいい気がする。
※実際には、私はあまり根っからのおしゃれではないので、努力はしていても、正しいメッセージとして外部に伝わっているかどうかは分からない。

いつだったか、私が洋服を買ったり、コーディネートしたりしているのを見て、夫が「そんなのどこに着て行くの?仕事行くだけじゃん。」というようなことを言った。それは違う。私に言わせれば、むしろ、「素敵なお洋服を着る機会を作るために仕事に行ってんのよ!」だ。

※広報担当でもあるので、一応名誉のために言っておくと、全般的に「働きに出る」ということについては、毎日それなりの身なりで外出したい、という上記のようなことを含むモチベーションが働いているけど、働き先としてコンセントを選んでいるというところには、もちろん、ちゃんとした理由がある。

私はあまりちゃんとした人間ではないので、専業主婦だったら多分、絶対に毎日ジャージで過ごしてしまう。そうすると、体型が変わっても気づかないような気がするし、野暮ったい人になりそうではないか。そんな人と一緒に暮らすのは、夫にとっても良くなかろう、というわけで、「奥さんには、お洋服を買ってあげた方がいいよ」という風にすりこんであるし(謎)、夫も洋服好きなので、デートがてら一緒にショッピングにでかける。実際には、私もお給料をもらっている身なので、自分のものは自分で買うことも多いし、「貢いでもらってばかりいる」みたいなことではないんだけど。

では、そもそもなぜ「批評家にならない」でいる必要があるかというと、家庭内にネガティブな空気が漂うのが嫌だから。ウジウジと批判的なことを言ってる人がいたら誰でも嫌に違いない。特に仕事から疲れて帰って来て、そんな話を延々と聞かされるなんて、まっぴらごめんと、世の旦那さんたちは思うはずだ。なんの解決策も提示しない、ただの批判は、本当に無駄。それに、他人を批判することでしか、自分の幸せを感じられないとしたら、それこそ不幸。

家庭内に限らず、これは友達関係の中においても良い効果があるようで、「批評家にならない」ようにと、なんとなく無意識に行っている事柄や判断が、友人達から見ると「面白い」とか「魅力的」とかに見えるようなのだから興味深い。そして、一石二鳥だ。

そしてもう一つ、「批評家にならない」ために外との接点を持っていることの良さとして、夫のことを理解できるということもある。私と夫は仕事内容は違うから、本当の意味で分かってるわけではないけど、私自身が仕事を持っていることで、帰りが遅くなるとか、時には休日にも仕事の必要があるとか、そういう状況を理解してあげられる。プラス、私は私で別に関心事を持っているので、極度に彼のことだけにとらわれることもないし、お互い干渉しすぎずに適度な距離感を保てる。これが、関心の対象が夫だけとかだったら、息がつまるに違いない。(1回目の結婚の時はそんなところがあった)

…と、やたら長文になったけど、『主婦の掟』を読みながら、共感すると同時に考えていたのがそんなようなことだった。

「主婦の掟」
それは、結婚で幸せになるための掟

まさにそういうことだ。
結婚が幸せにしてくれるわけではない。
結婚で幸せになるための、「何か」(この本で言うところの「掟」)が絶対に必要なのだ。

結婚観は人それぞれだし、夫婦ごとにも違うだろうから、必ずしも、書かれている「掟」がその通り全部正しいとは言い切れないんだろうと思うけど、私が心がけていることとか、無意識のうちに行動していたことと、結果的に似ている、と思うところがたくさんあった。

結婚している人も、まだしていない人にも、何らかの形で「結婚」に興味がある人は読んでみるといいかもしれない。

Share

デザイン本

Posted in Book on 12月 22nd, 2009 by chibirashka – Be the first to comment

あまり知られていないのですが(そんなことない?)、コンセントにはいくつかのグループ会社があります。

BNNは『IA100』の出版社でもあります。このBNNがグループ会社社員向けにクリスマスセールなるものをやっていたので、デザイン本を安く購入することができました。(これって、オフレコってことないよね?)

注文書に記入して申込むというスタイルだったんだけど、すっかり忘れて締切日時のぎりぎりに急いで記入したので、何を買ったのかイマイチ覚えてなかった。届いたのはこんな本でした。

BNNのデザイン本

ヘルベチカとポールランドは前から買おうと思っていて買っていなかったのでちょうど良かった。

ショップアイデンティティシリーズは、デザイン本っていうか、いろんなショップそのものやショップカードの事例集なので、ボケーっと見るのに楽しい。「ボケーッと見るのに楽しい」つながりでいくと、2×4のIT IS WHAT IT ISもそうだけど。

ま、とりあえずは、先週Amazonで買った、フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略を読むことにします。本の厚さに萎え気味なんだけど、みんな読んでるみたいだし…。

Share

Art Day

Posted in Art / Book / Entertainment on 12月 13th, 2009 by chibirashka – Be the first to comment

12/9(水)、招待状を戴いていたので、The Six という美術大学総合展覧会のレセプションに行ってきた。理佳ちゃんの車で行ったのだけど、閑静な住宅街にある会場だったので、駐車場探しにも手間取り、けっこう遅れて到着。

絵もあれば、オブジェみたいなものもあれば、作品の種類は色々。

コンビニのレシートで作られたドレス

コンビニのレシートで作られたドレス

さらりと会場の作品を見渡していると、理佳ちゃんが「アライアンスポートの山辺さんの展覧会も今日までだよ。」って教えてくれた。おー!なんと。日経新聞の新社屋ビルのイベントスペースで開催するっていう話は前から聞いてて気になっていたのに、まだ行っていなかった。それは行かなくちゃ!

で、時間を見るとかなり時間ギリギリ。The Sixの会場を急いであとにして、大手町に移動。

日経のビルに着いたのが、展覧会終了の10分前ぐらい。スムーズに駐車できれば5分前ぐらいに、ギリで入れるかなーという感じだったんだけど、日経のビルの駐車場はとってもいじわるで(泣)、一般車は機械式に入れるんだけど、理佳ちゃんの車だとそれが無理だったので、ほんの10分ぐらいだから平置きさせてくれと頼んでも、ダメの一点張りで、仕方なくビルを出て、サンケイプラザのビルに駐車。

展覧会終了時間過ぎていて、もはや関係者しかいないって感じだったけど、入れてもらえた。

活字ルネッサンス
「タイポロジック−文字で遊ぶ、探る、創る展覧会」

山辺さんの作品「Fractal Type」だけは無事に見ることができた。ユーザーとのインタラクションはないんだけど、縦組のタイポデザインが、かなりサクサク動いて楽しい作品。前から、その仕組みが気になっていたんだけど、制作者本人から説明聞けるなんてぜいたく〜♪ でも、ここでうまく説明できないので、「Fractal Type」の詳しい説明を見てください。

Fractal Type(AP社のページから画像拝借)

Fractal Type(AP社のページから画像拝借)

展覧会の会場にはタリーズが併設されているんだけど、そこで関係者の簡単なお疲れ様会があり、どさくさ紛れで、私も理佳ちゃんも、ドリンクをご馳走になりました。新聞というメディアがなくなると、縦書きって、なくなってしまうのではないか、というような話が面白かった。

たまたまだけど、平日にアートイベント2本ハシゴっていうのも珍しいので、私にしては、「Art Day」ってことで。

Share

2×4 “IT IS WHAT IT IS” exhibition

Posted in Book, パーティ・レセプション・展覧会 on 10月 16th, 2009 by chibirashka – 1 Comment

そうそう、MOLESKINE Detore Tokyoを見た後、会場を出て、エスカレーターで降りようと思ったら、隣のブースというか部屋で、2×4 “IT IS WHAT IT IS” exhibitionというのをやっていた。

2x4 "IT IS WHAT IT IS" exhibition

壁にブォワァーっと、写真やグラフィックスが貼られていて、部屋の中央にはカラフルな分厚い本が積み重ねられていてきれいだったので、USM Hallerショールームオープニングレセプションに行く前に、ちらっと寄った。

説明書きを見てみると、

プラダ、MTV、ナイキ、MoMA、Vitra、MALIN+GOEZなど錚々たる顔ぶれをクライアントに持つデザイン事務所、2×4。15年の歴史を1000もの作品で辿ることができるというから、これを見ておけばデザインの現在を見たといっても過言ではない。

だそうです。

で、あまり時間もなかったのでパパッとみたんだけど、ブックがとても良かったので、分厚くて重いのについ衝動買い。だったら、さっきのMOLESKINEで、ARCHITECTの本買えば良かったじゃん!的な・・・・。色んな色があったけど、黄色にしてみた。

2x4

2x4

なんだか、パンフレットに書いてあったサイトはhttp://www.iiwii.org/で、本もここで買えるっぽいんだけど、んー、サイト自体はなんだかなぁ〜。

2×4のサイトは、多分これ。

2×4, Inc.

Share