ハワイ2日目(11/24)

この日はブラックフライデーでした。

行ったところなど

  • 観光:アリゾナ記念館、戦艦ミズーリ記念館(真珠湾)
  • ランチ:Yu Chun(読み:ゆっちゃん、冷麺とカルビが美味しいコリアン)
  • ショッピング:International Market Place(ワイキキのショッピングセンター)のSaks Fifth Ave.
  • トラブル:弟がワイキキのど真ん中でiPhoneを紛失
  • ショッピング:International Market Place(ワイキキのショッピングセンター)のTRINA TURK(日本未上陸のアパレルブランド)
  • ディナー:Mitsuwaのいなりなど

そのあたりについて書いている記事です。

23日はThanksgiving、翌24日はブラックフライデー。23日深夜からセールが始まるのでショッピングセンターなども深夜、早朝営業などしていて初売的な賑わい。

しかし、今回、弟が初ハワイなので「絶対ここに連れてこなければならない!」という謎の使命感により、そんなショッピングデーに、戦艦ミズーリ記念館とUSSアリゾナ記念館に連れて行きました。真珠湾攻撃があった12月7日(ハワイ現地時間)も近いし。

パールハーバー(真珠湾)ツアー

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パールハーバーはワイキキからちょっと距離もあるし、敷地内でシャトルボートに乗って移動したりそのためのチケットを確保しておいたり…など、色々めんどくさそうだったので、送迎付きツアーを申し込んでおいた。

ホテルに朝6時ピックアップ。この時期の6時だと外はまだ暗い。バンに乗ってH1走ってパールハーバーへ。ゲートオープンが7時からなんだけど、随分早く着いたし、中に入ってからは別の日本人グループと合流して一緒にツアー回るとのことだったので、30分以上、外で時間を潰すことに。

朝は寒いしこの日は風も強く、私は上着を着てたし、母には薄手のダウンを着せていたのでよかったけど(それでも寒い)、半袖短パンの弟は震えていた。

ゲート前にはすでに超長い列。

ゲートがあいたあとはチケットブースにシャトルボートのチケットをまず取りに行く(ツアー引率者の人が基本的には全部やるんだけど、人数確認とかのために、ツアー客も全員揃っていないといけないようだった)。

私達のボートは11:15発。

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米海軍によるシャトルボートは、アリゾナ記念館(撃沈され今も海の底に眠る戦艦アリゾナの上にクロスを切るように建てられている慰霊施設)へと向かうためのものなんだけど、出発時間前までに先に戦艦ミズーリの見学をすることになった。

戦艦ミズーリ

戦艦ミズーリへはバスで移動。米海軍の敷地内の移動ということで、バス車内での写真や映像撮影は禁止されている。

バスに到着し、少し歩いて戦艦ミズーリに乗船。

専門のガイドさんから歴史や戦艦自体のスペック、エピソードなどを色々聞く。

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通称「マイティーモー」として知られる「戦艦ミズーリ」は、アメリカにおいて最後に建造され、そして最後に退役した戦艦。

通常5-6年かかると言われる戦艦の建造だけど、真珠湾攻撃のあと急ピッチで建造が進められ、わずか3年程度でできたらしく、第二次世界大戦では硫黄島や沖縄戦にも参戦している。

また、初めて神風特攻隊の攻撃を受け、右舷甲板後方に破損がある。実際見てみたら、ごくわずかに凹みができてる程度。実際には、火災も生じたらしいのだが乗組員によってわずか3分で消し止められ大事には至らなかったそう。

この特攻隊員以外は戦艦に到達する前に撃沈されたり、故障により墜落したりしているので、唯一彼だけがミッション達成したとも言えるけど、犠牲に対する物理的ダメージの小ささって…。

もちろん、そんな自殺行為による攻撃なんて想像もしないだろうから、米兵にとっての心理的なダメージは大きかったかもしれないけど。

命を賭して突っ込んだ神風特攻隊のことを思うと、複雑な気持ちになるな…。

なお、この特攻隊員の上半身が米海軍により回収されたのち、当時の司令官の命により、なんと米海軍によって戦艦ミズーリの甲板で正式な水葬が施されたのだそう。

敵国の、そして下手したら自分たちの命を奪ったかもしれない特攻隊員に対して、いい気持ちを持っていない乗組員も多かったはずだけど、水葬のため、なんと夜を徹して日章旗を艦上で作り上げたというのだから、すごい。

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戦艦ミズーリは東京湾にて、降伏文書調印式が行われているので、第二次世界大戦終結の象徴ともなっている。戦艦ミズーリの艦種の先には、アリゾナ記念館が見えるので、戦争の始まりと終わりについて考えさせられる場所と言える。

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降伏文書のレプリカ。各国代表による調印がされる際、カナダの代表が署名する場所を間違えたため、その後署名する国が一つずつずれて、ニュージーランド代表の書くスペースがなくなるという珍事。

なお、戦艦ミズーリはその後、朝鮮戦争で活躍し、一旦退役するも、その後改修と近代化がされ復役。1991年に湾岸戦争にも行っている。

普段扉が閉まって非公開のことも多いという、近代化された指令官の部屋みたいのが見れたので、中に入ってみた。

ハープーンやトマホークミサイルの発射装置のほか、大統領直通の暗号化される電話など、映画さながらであった。

戦艦ミズーリ

左側の操作パネルにハープーンと書いてあるのが読める

右のモニター上部にはトマホークと書いてある

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正面の透明のボードは司令官が見るためのものであり、こちら側から記述すると、司令官に背を向けながら書くことになり、司令官から字が見えなくなってしまうので、トレーニングされた人がボードの反対側から鏡文字で書くのだそう。

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司令官の席。右手にある赤い電話は、通話内容がコード化され、アメリカ合衆国大統領への直接つながる電話

一般の住空間も見学できるんだけど、ベーカリーのほか、ドーナツ製造用の専用の場所があったり、パソコン部屋があったり、郵便局があったり。

3段ベッドの1番下に寝転がりながら、戦地に行く海軍の兵士たちはどんな風だったのかなーと考えてみたり。

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私自身もここ来るの10年ぶりぐらいだったから、忘れていたこともあったし、まだまだ知らなかったこともたくさんあって行ってよかった。

それにしても戦艦、でかい。

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ちなみに、アイオワ級戦艦であるミズーリの横幅は、パナマ運河をギリ通過できるよう設計され、最大幅は33m。全長は270.4m。

日本の戦艦大和は、横幅38m、全長が263mということなので、ミズーリと比べると大和はぽっちゃりという感じね。大和ではパナマ運河を通過できない。

アリゾナ記念館

戦艦ミズーリのあと、バスに乗り込んでまた園内に戻り、1時間ぐらい自由時間。

ここにも、写真パネル展示などがある建物があって見学したり、ミュージアムショップ的なものがあったりするんだけど、さすがに5時前に起きで、母も弟も疲れていそうだったので(私ももちろん疲れる)、ベンチに座ってのんびり景色を眺めていた。

シアターで真珠湾攻撃についての資料映像を見てから、11:15のシャトルボートに乗船。

(映画上映23分とシャトルボート乗船往復で約75分のツアー)

アリゾナ記念館は、真珠湾攻撃で撃沈された戦艦アリゾナの上に建てられていて、戦艦と1,177名の乗組員達の追悼施設となっている。

また、真珠湾攻撃、そして戦争の開始そのものを象徴する施設でもある。

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毎年約170万人以上が訪れるのだとか。

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900名以上だったかな、それぐらいの乗組員が未だに戦艦とともに沈んでいて、船影が水面からも見える。

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また、腐食した戦艦の壁からオイルが今でも流出している。10年前に見た時と同じように今回も海面にオイルが浮いているのが見えた。

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壁一面に、犠牲になった人たちの名前が刻まれていて、これだけたくさんの人達の人生や、その家族や周りの人達の生活が一瞬で一変したかと思うと、いたたまれない。もちろん、それは攻撃した日本側の兵士たちもそうなんだけど。

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見学した後はまたシャトルボートで戻ってきて、解散。
12:45頃送迎のバンが迎えにきてくれてツアー終了。

ツアーの要所要所で、30分や1時間の待機時間が何度もあって、色々無駄が多いなーって感じではあった。

ま、そんなボケーッとする時間には虹も見えたからいいけどね。

主要な見どころとしては、戦艦ミズーリとアリゾナ記念館なので、サクサクみたら、半分以下の時間で済む気がするけど、まぁ、何も考えず言われた通りに動いておけばいいという意味では楽だし、ツアーで参加するかどうかは別にしても、戦争のように忘れてはいけないものについて考える時間を取るのはいいことだと思うから、5時前に起きてでも参加してよかったと思う。

ちなみに、このアリゾナ記念館などは米海軍施設ということもあり、手荷物の持ち込みが禁じられている。ポーチとか小さいものであっても。

ケータイ、財布、カメラ(コンデジぐらい)はOK。

バッグなど持っていった場合は、有料ロッカーに預けることになる。…とあらかじめ知っていたので、私達はほぼ手ぶらで。

パンツやパーカのジッパー付きポケットに最低限のクレジットカードやキャッシュ、ティッシュ、リップクリームなんかだけ持っていった。

さて、バンはホテルまで送ってくれるんだけど、お腹すいたしランチ行くことにして、ホテルではなく行こうと思っていたレストランまで送ってもらうことにした。

ホテルからそんなには遠くないけど、とはいえ、歩いたら30分ぐらいはかかるし、Uberでも10ドルぐらいはかかるのでね。

Yu Chun Korean Restaurant

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ってことで、ランチはアラモアナエリアにある「Yu Chun(ユッチャン)」という韓国料理の店へ。

さっぱりとしたものが食べたい、いやしかし肉も食べたい。だが前夜にSide Street Innで食べたようなアメリカーン!な肉じゃない何か…って気分だったので、ホテルから近い韓国料理屋をチョイス。

葛冷麺(ブラックヌードル)がめちゃ美味しい。あとカルビも!
冷麺はスープがシャリシャリとみぞれのように凍っていて、食感が楽しいし、麺も細くて食べやすい。

サーブされた後、長い麺をハサミでカットしてくれる。

3人とも冷麺をそれぞれ注文して、3人で1つカルビを注文。

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で、支払いのタイミングになりAMEXを出したら「AMEXは使えない。ほかのカードない?」と言われ、冷や汗。

前述の通り、アリゾナ記念館行くのに、財布は持っておらず、とりあえずのカードとして持ってきたのがAMEX一枚。キャッシュも50ドルぐらいしかなく(お会計は100ドルぐらい)、滞在中の全費用は私が負担しようと思っていたので、母も弟も換金してないしキャッシュも持ってきてない。ホテルには別のクレジットカードとかもあってたんだけど。

うげげ…。

「ホテルにお金取りに行くから待っててもらえない?」って話をしたら、奥の人と相談した上で店員さんが戻ってきて、「ちょっと手数料もらうけど、それでもいいならAMEXでOK」とのこと。手数料が100ドルとかだったらイヤだなーと思ったら、わずか、1〜2ドルぐらいというので、そんなのOKに決まってるじゃーん!って感じで了承。

AMEXは利用手数料が高いから使いたくないんだって。
Yu Chunに行く時にはAMEXじゃないカードを持っていきましょう。

Yu Chun Korean Restaurant
http://www.yuchunrestaurant.com/

Saks Fifth Aveでお買い物

ランチのあとUberでホテルへ戻り、少し休憩してから、ワイキキへ。
前日に見たジャケットが忘れられず、International Market PlaceのSaks Fifth Aveに直行。

ブラックフライデーでちょっとでもセールになってたらいいなーと思ったけど、なってなかった。でも、一目惚れだったので、どうせこの日買わなくてもまたきっと翌日来ることになりそうだなと思ってw、買うことに。

フェザーがついてる黒のテーラードジャケット。
うふふ。

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Saks Fifth Aveが顧客の平均年齢若返りを狙って立ち上げた、ちょっとモードなプライベートブランド「Scripted」。日本にSaks Fifth Aveがないので、ScriptedもEC以外だと日本では売ってないんじゃないのかなー。

Saks Fifth Ave
https://www.saksfifthavenue.com/Entry.jsp

トラブル!弟がiPhoneを紛失!

私がジャケットを試着したりしている間、ショッピングに興味がない弟は、ショッピングセンター内のベンチで座ったり、その辺を写真撮ったりして待っていた。

可愛いジャケットを手に入れてルンルンの私は、母と一緒に弟と合流し、Kuhioからピンクラインのトロリーに乗ってホテルへ。

そのトロリーで隣に座った弟が「あれ、ケータイがない。トモ(弟)、ケータイどこやったっけ?」と言い始めた。

どこで失くしたかも全く記憶にないというので「マジかよ」と思ったけど、「iPhoneを探す」で探せばいいんじゃん?と思い、私のiPhoneから、Appleにログインさせ捜索。

が、しかし、弟のケータイは現地ではWifi以外には繋がないことにしてたので、フライトモードorz

もう、物理的に探すしかない。

落としたのは、ホテルかinternational market placeだろうとアタリをつけ、トロリーを降りずに一旦ホテルに帰ってみることに。

しかし部屋にはなく…。

もしかしてホテル前でトロリー待ってる時とか?などと思い、とにかくホテルのセキュリティオフィスへ。

防犯映像がいくつも表示されてる画面の前に座るオフィサーに(ドラマとかだと、映像がすり替えられてて悪役に殺されちゃうんだろうなぁ的な人w)、「今のところ届いていない」というし、もし見つけたら教えてねとお願いしときました。

セキュリティオフィスを出たら、ローカルの友達Christyから「Omg!!! Sweet potato from Okinawa so good」という呑気なメッセが届き、「うぉいっ!」と思ったけど、そうだ、彼女はInternational Market Placeに入ってるアパレルブランドで働いてるなと思い出し、そして芋の写真送ってきたってことは今休憩時間じゃん?と思い、急いでエマージェンシーコール。

そして、ラッキーなことに案の定彼女は休憩時間で電話を取ってくれた。

ショッピングセンター自体と、Saks Fifth Aveの両方にコンタクト取ってもらったけど、どちらも電話が話し中で全く繋がらなかったらしく、結局、両方に走ってもらってiPhoneが届いてないか確認してもらうという連携。

しばらくしたら、iPhoneの写真が届き、なんとミラクルなことにiPhone発見😲😲

IMG_7592

シカゴとかNYじゃなく、ほぼほぼ日本人観光客のワイキキだからこそ見つかったとも言えるんだけど、とにかくChristyのおかげ。

TRINA TURK

無事に弟のiPhoneが奇跡的に見つかり、ピックアップに行くことに。
来た道を戻るように、この日2回目のInternational Market Placeへww

カスタマーセンターではなく、Christyが手元に持っててくれてるってことだったので、Christyの店へ直行。

そこは「TRINA TURK」というブランドなんだけど、日本には未上陸のアメリカのブランド。ノードストロームやバーニーズでの取り扱いがあるっぽいけど、Christyがそこで働くまで私は知らなかった。

映画『SEX AND THE CITY』でもたくさん登場していたとは、ノーマークだったわ!

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デザイナーの生まれ故郷、カリフォルニアの多文化にインスピレーションを受けてるそうなので、ハッピーな感じで、セレブ好みっぽいデザインがたくさん。

フラミンゴ柄のショートパンツがめっちゃ可愛くて試着したりもしたけど、一番小さいサイズでもしっくり来なかったので、断念。

ほかにも、フライトのとき良さそうな、ネイビーのジャージ素材のパンツは私にもピッタリで、「これを買わなくてどうする!」というほど我ながら似合っていたんだけど、ネイビーのフライト用パンツ持ってるしなーと思って、買わなかった。黒だったら絶対買っていたな。

そういうわけで、私は、仕事抜けてiPhone探してくれたお礼に(という口実、そしてブラックフライデーセールだし)Christyの店で、クラッチバッグを買いました。

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TRINA TURK
https://www.trinaturk.com/

夜は「いな活」

ケータイは見つかったものの、弟はすっかり意気消沈。そして憔悴しきっていて、ついには具合が悪いようでちょっとかわいそう。

Christyからおすすめのごはん屋さんを教えてもらったりしたけど、外食して帰れる状態でもなかったし、International Market Placeには、懐かしのMitsuwa(日系スーパー、旧ヤオハン)があるので、そこでお買い物して、ホテルへ。

というわけで、夜ご飯は、まさかのハワイで「いな活」。
いなり寿司普及に努める、いなリーヌとしては本望です(謎)

一般社団法人 全日本いなり寿司協会
http://www.inarizushi.org/

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