男子専科倶楽部&CA+主催「大人の夜会 ピンクナイト」へ
ギリシャへのゴージャス旅の続きも、京都で巡ったところも、10月に2回行った台湾のことも記事書きたいんだが、とりあえずこっちを先に。
昨晩、パレスホテルで開催された、男子専科倶楽部&CA+主催「大人の夜会 ピンクナイト」に行ってきました。日本最古の男性ファッション誌で、現在は富裕層向けに直送されているメディア『男子専科』の社長、山崎さんにお誘いいただいて。
ドレスコードはsomething pink
「女性はフルレングスのドレスや着物など、男性はスマート・カジュアルからタキシードまで是非ドレスアップしてご参加ください!」とのことで、一体何を着ようかな…と思ったけど、結局一番分かりやすいかと、ピンクの附下げでお伺いすることに。
ホテルに入ると、「ご飯食べるのにちょっときれいな格好をしてきた」という感じではなく、タキシードの男性やロングドレスの女性がたくさん。
後からたまたまパーティー会場での色んな方との会話中にチラホラ聞いた話だと、この日パレスホテルでは、宮家(皇族の方)の何かしらのパーティーがあったそうで。パーティー終わった後にタクシー乗り場付近にいたら、いわゆるトーク帽をかぶった皇族スタイルの女性が歩いていて「おぉ!」と思ったのでした。
さて、夜会。
こちらも全員が全員タキシード、フルレングスドレスというわけでもなかったけど、一定数そういう装いの方や華やかなお着物の方がいて、日本では(少なくとも私の生活のなかでは)ここまでドレスアップするタイプのパーティーが多くないので、かなりエレガントな空気に浸ることができてウットリ。
女性はドレス自体がピンクの人も多くて華やか。ほかには、ピアスや服のパーツの一部がピンクという人もいたし、男性は、シャツやネクタイ、ポケットチーフがピンクという人が多かった。ジャケットのピンストライプ部分がピンクといった感じの人もいたかな。
ドレスコードがピンクといっても、林家ペーパーみたいなことになってないとこがポイントw
会は、男子専科社長山崎さんや、同じく主催者の一人でおもてなしコンシェルジュの黒岩友美さんの挨拶に続いて、TV番組「情熱大陸」で葉加瀬太郎氏とも共演したというバイオリニスト高雄敦子さんによる生演奏、それからパレスホテル総料理長からのご挨拶…と続きました。
総料理長が「レストランの雰囲気というのはお客様がつくる。ここのレストランがこんなにエレガントな装いの方でいっぱいなのは見たことがない」とおっしゃっていたのが印象的。
パーソナルスタイリストとしても常々思うけど、服を着た人間は公共物の一部、建築の一部、インテリアの一部。その場の格を上げるも下げるも、そこにいる人次第なのよね…。
お料理
立食スタイルだけどさすがパレス!これだけのお料理が並んだらしい…。
- キャビアのブリニ
- ブロシェット:炙りマグロとアボカド
- ブロシェット:海老とブロッコリーのトマトクーリ
- スモークサーモンとサワークリームのミルフィユ
- 鶏白レバームースとレーズンのマリネ
- トリュフと鱈のブランダード
- チキンカレーライス
- ズワイ蟹のキッシュ
- 天使の海老と帆立貝のプランチャ焼き/トリュフ、豆苗のサルサベルデ
- 金目鯛のソテー/ムール貝のエキュム、ほうれん草
- 鴨胸肉のロースト/長ネギのグリル
- 仔牛フィレ肉のロースト/トリュフ風味のポテトピューレ、トリュフソース
- 彩りフルーツのピンチョス
- いちじくのコンポートとミックスベリーのジュレ
- ホワイトチョコレートといちごのプティガトー
- アイスクリーム&シャーベット
- マカロン&チョコレート
- コーヒー
すごく美味しそうでした…と、他人事のように書いてしまうのは、色んな人とおしゃべりしてるとなかなか食べれないから…。
私の口に入ったのは、
鴨胸肉のロースト、仔牛フィレ肉のロースト、チキンカレーライス、コーヒーのみ(涙)
ほかのも食べてみたかったなー。
参加していた方々
会の中盤〜後半にかけては、ベストドレッサー賞が発表。
その間も私は誰かに話しかけられておしゃべりしていたんだけど、男性受賞者が司会者からコメントされたり挨拶してるのをチラッとみたら驚いた。同じデザイン業界にいる随分以前からの知り合いだった!こんなところでお会いするとはびっくり!(ご本人的に写真のアップがちょっとNGぽいので、差し控えます)
隠れ家レストランオーナーの知り合いの男性にもバッタリお会いしたり、初めてお会いする方々も、ツイードランに毎年参加されてる洒落者や、弁護士の方々、インキュベーターの方、キャリア系会社の方、うちの会社のクライアント社の方など色んな方がいて面白い会だった。
夜会のお土産
お土産は『男子専科 Premium』Vol. 1と、骨董通りにある一日わずか数時間しかオープンしていない個数限定販売のプレミアムビターキャラメルバー「GENDY」。葉巻のようなルックスがカッコイイ。私は今年のバレンタインになんとかこれらを山崎さんルートで確保したのだが、自分の口にはなかなか入らないので嬉しい。
パレスホテルツアー
ところでパレスホテルといえば、『MEN’S CLUB』元編集長の戸賀さんコミュニティーでお会いする田代さん!バンケット担当の方で、夏に「戸賀さんを囲む会@広尾「つき味」」以来お会いしていなかったので、連絡してみた。
そしたら、夜会の前に館内ツアーをしてくださって、クラブラウンジや皇居が一望できるテラス、スパ、ジム、夜景のすばらしいバーや高い評価のレストラン、またもう一回結婚したくなるような(?)チャペルなどを見学させていただきました。
会場のパレスホテルには、リニューアル後一度も足を運んだことがなかったので、タクシーで遠目からみていても、すっかり生まれ変わった姿に驚いたし、実際入ってみると、「The Leading Hotels of the World」にリストされているホテルらしさが随所に感じられ、ホッとする空間。
しかし今思えば、宮さまのパーティーなども開催されていたのだから、ホテルスタッフの方々はさぞお忙しかったに違いないのだが、ちょっと夜会にお伺いしただけの私なんかでも案内してくださるなんて、田代さんのホスピタリティーには頭が下がるばかりです。本当にありがとうございました。
何を着ていったか
冒頭でも書いた通り、ドレスコードは「Something pink」。
今回は着物スタイルにしました。
いつもカジュアル着として(?)テキトーに楽しんでいる着物。
イブニングドレスやタキシードレベルの場所に着ていくには、遊び着というわけにも行かず、持っているもののなかから、ドレスコードのピンクで、なおかつなんとか一番格が高くなるようにスタイリングで揃えてみました。
- 部分的に絞りになっているピンク色の附下げ
- ゴールドとグレーっぽい色の袋帯
- ふっくらした半襟
- 紫の伊達襟
- 白〜薄紫のぼかしになった帯揚げ
- うっすらよくみると金糸の入った薄紫の帯締め
- 白足袋
- 白のフォーマル草履
- バッグはDiorの白のLady Dior
- ヘアはクラシカルなシニヨン
普段着物は自分で着ちゃうけど、袋帯は自分でやったことがなかったし、伊達襟というのも使ってみたかったけどこちらも経験がなかったので、今回は、恵比寿のkusakanmuri近くにある「奥和屋」さんという老舗(明治23年創業)の呉服やさんで伊達襟やフォーマル用の草履などを買い足し、着付けもお願いしました。
ちなみに、着物は何年か前に表参道の「くるり」で買ったリサイクル着物、帯も今年前半に「くるり」で買ったもの、ふっくらとした半襟は今回「くるり」で買ったもの、帯揚げと帯締めは今年初夏頃に「銀座もとじ」さんで買っておいたもの。
ヘアセットは恵比寿アトレのアトリエはるか。
あぁ、やはり着物はいい。楽しい。毎日着物着たい。
同伴者
こういうエレガントで色んな人が集まる世界、世界から洗練されたゲストが集まるホテルを見せるべく、デザイン会社から、勘のいい、活きがいい若い男の子を連れていったんだけど、デザイン業界の知り合いがベストドレッサー賞を受賞したこともあり、そしてクライアント社にいるような方々でもこういうところに出入りしている人がいるのを目の当たりにし、色々刺激になったようでよかった。
特に、ドレスコードが設定されている(しかもおもしろ系ではなくフォーマル)会の場数を踏む経験は、ファッションリテラシーを上げ、良い物を見抜く目を養う意味でも重要だし、いざという時に困らない自信もつくしね。
あとは、南青山のご近所さんのあやかちゃんも連れていった。外資系金融にお勤めの彼女はどこに連れてっても安心なお嬢さんだし、私より全然若いけど、頭の回転がよくて、テンポがいいから一緒に話していてとても楽しい。家の目の前まで一緒に帰ってこれるしねーww
結局パーティーではあまり食べれずお腹すいたので、西麻布のよくお店「the ringo」に彼女と一緒に立ち寄って、フォアグラプリンとか砂肝のサラダとか、間違いなしの赤のサングリアなんかを食べて飲んで、西麻布から冷たい夜風にあたりながら南青山まで歩いて帰宅。
エレガントで楽しい夜でした。
パレスホテル東京
http://www.palacehoteltokyo.com/
GENDY
https://gendy.jp/
the ringo
http://the-ringo.jp/
奥和屋
150-0021
東京都渋谷区恵比寿西2-3-12
03-5784-2951
着物屋くるり
http://kururi.net/
銀座もとじ
http://www.motoji.co.jp/
アトリエはるか
http://www.haruka.co.jp/