サルデーニャでゴルフコースデビュー!?
サルデーニャ最終日の9月19日。
ヘリを飛ばしてコルシカに行こうかとも思ったけど、ホテルの近くのゴルフ場にレッスンを受けに行き、うっかり、プチコースデビューを果たしたので、そんな話を。
先日ボートでマッダレーナ諸島に行ったあたりから、毎日風が強くなってる。気温が多少低くても日差しが強いせいか暑いと感じるほどだけど、この日は日差しがあっても風の強さの方が上回り、外に出ていても寒い。
ところで、去年行ったコルシカは良かった。ボニファシオの景色は素晴らしいし、ポルトヴェッキオの小さな町も可愛らしく、ちょっとした街歩きにはピッタリだった。サルデーニャからコルシカは近い。
こないだ行ったマッダレーナ諸島のちょい先ぐらいだし、またボートをチャーターしていけば良さそうと思いコンシェルジュに色々聞いてみた。すると、この風の強さではボートで行くのは危ないという。ボートと言ったってこないだ借りたのもそれなりに大きな船。クルーザー。
マッダレーナ諸島のあたりは海峡になっていてより風が強く波が荒れるらしい場所では、ゴムボートみたいな小舟でなくとも危険なのだそうだ。
「コルシカ行きたいならボートじゃなくてヘリにしなさい」という。風が強くてもボートよりヘリの方が安全なのだとか。しかもボートだとボニファシオまで3時間かもっとかかるけど、ヘリなら20分。
値段は片道1500ユーロ。往復でも3000ユーロだから、先日、クルーザーやクルーをチャーターしたのと極端に変わることもない。なにより時間の節約になる。
というわけで「ヘリだなんて、超いいアイディアじゃないか!」と思ったのもつかの間、「ヘリ怖いからイヤだ」と夫。
それでも、コルシカには行きたい様子でしばらく長いこと悩んでいたけど、結局恐怖に打ち勝つことはできなかった。
ま、私もヘリって乗ったことないので、怖いのか怖くないのかよく分からないけど、ドラマ「コードブルー」や「Hawaii FIVE-O」の影響で(?)、ちょっと乗ってみたいなと思ったぐらいで。
というわけで、ヘリでコルシカ案はボツに。
エメラルド海岸のあたりは、美しいビーチの景色を眺めたり、透き通るエメラルドの海に入って遊ぶところなだけに、暴風に低い気温となると途端にやることがなくなってしまう。
実際、10月に入れば、Cala do Volpeはじめ、この辺りのホテルなどは春までクローズになるような場所で、賑わっていた夏ももうほとんど終わりなのだ。
そんなわけで、この日できそうなものでホテルのオススメといえば、ゴルフ。ということで、急遽、ゴルフのレッスン受けてみることにした。
超初心者だし、コースには未だ出たこともないけど、「旅の恥はかき捨て」である。ワハハ。
コンシェルジュのジョバンニに、ゴルフ場行くときのドレスコード聞いたら、「そんなに気にしなくていいよ。短すぎないパンツかスカートに、できたら襟のついたシャツみたいのがあるといいんじゃない?」とのことで、とりあえずスーツケースに入ってる服の中からゴルフ風な服着て行くことに。
- Burberryのヘンリームーアのコレクションのオシャレポロシャツ(たくさんの金ボタンにワッペンがついてて可愛い)
- 遺跡とか考古学的な場所巡りするときにでも着ようかと思ってたAIGLEのアウトドアスカート
- 前日の乗馬の時にも履いた乗馬ソックス
- new balanceのスニーカー
14:30からの予約。Pevero Golf Clubへはホテルの車で送ってもらった。車で5分ぐらい。
ゴルフ場についてレセプションへ。
「ホテルで予約してもらったレッスンの予約なんだけど」と伝えたら、「あー、はいはい。ここで待っててね」というのでしばらく待ってたら、おじさんがやってきた。ルチアーノと名乗るその彼がレッスンをしてくれるんだと。
ふむふむ。
「初心者だから、ドライビングレンジで練習だと思うけどコース出たことないから、ちょっとだけリアルな芝とかでもお試ししてみたいなー💕」とリクエストしたら、まぁ、通常そんなレッスンプランはなく前例ないけど、とにかくレベルもわからないからドライビングレンジで練習したあとに考えましょう、ということになった。
そんな勝手なリクエスト入れといてなんだけど、ゴルフ用グローブを日本から持ってきてなかったので、まずは買うところから。
何着か試しにはめてみたけど、でかい。プロショップの女性店員が「バンビーノ、バンビーノ」言いながら別のを出してくれた。バンビーノってキッズ用ってことかね?
その出してくれたバンビーノをはめてもでかい。さらにもう一つ小さいサイズを試したら、今度は微妙にきつい気がしたけど、ルチアーノが「これがベスト」ということだったので、それを購入。
ちなみに、ドライビングレンジはいいとして仮にコースに出る場合、靴はnew balanceのスニーカーでいいのかしら…と思ったけど、「いいよ、いいよ。どうせお試しぐらいなんだし。」と言ってくれて見逃してもらいました。
ドライビングレンジへ
ルチアーノとクラブラウンジを通過。
クラブラウンジにはお金持ちそうなマダムやジェントルマンたちがハイソな感じでくつろいでいらっしゃいました
カートに乗って、ドライビングレンジへ。
オフィシャルパートナーのHUBLOTの時計がドーン!
で、早速練習。
下手くそすぎる…。ボールには普通にあたるし、多少は飛ぶけど、フォームがダメすぎる。というわけで、けっこう長いことここで特訓。
打席からの眺め。
やはり神宮外苑とはぜんぜん違う。
神宮外苑の早朝レッスンでの教え方と違うので、微妙に戸惑いつつも、ルチアーノの言う通りにやったら、それなりに結果につながるから、まぁ、そういうものなのか。
脱・ドライビングレンジ
アイアンのあとちょっとだけウッドやって、「まぁ、せっかくだしコース出てみる?」と言ってくれて、カートに乗ってコースへ。
あ、その前に、パターもちょっとやったな。
パターって初めてやった。短い距離なら簡単でしょとか思ってたら大間違いであった。力加減もわからないし…。
ま、とにかく何度かカップインする練習したあと、カートに乗って4番あたりに出た。
もう4時ぐらいだったけど、けっこうまだまだみんなプレイしている。
「普通はテストに合格しないとコースには出れないんだよ」とのこと。
お試しとはいえ、初めてのコースデビュー(?)がサルデーニャとは!
海が見えるコースなんてステキー!泊まってるホテルも見える。
そしてなんとここは、コースの途中に、ジェームズボンドに捧げられた見晴台のあるゴルフクラブ。
「This viewpoint is dedicated to me. My name is Bond, James Bond. I have been here in the summer of ’76 for “The Spy Who Loved Me”」って書いてあるー!
かっこよすぎる。
それにしても暴風。時々、風で飛ばされそうになる。ボールじゃなく、私が。
そしてコースってやっぱりドライビングレンジとは全然違うのね。そもそもボールを置く場所自体もまっすぐじゃないし、芝は邪魔だし(?)、飛ばす先も平坦じゃないし、こんなに複雑だとは!
ドライビングレンジとほんとのコースだとこんなにも違うのか。
普通にコースに出れるようになるのに一体何年かかるのか。
ともかく練習量増やさないことには話にならないということが十分にわかりました(汗)
てっきりゴルフ場のレッスンプログラムだと思っていたから、レセプションでクレジットカードで支払いを済ませるのかと思いきや、ルチアーノさん、フリーランスのプロということでカートを降りる時に、キャッシュでお支払いとのこと。
「やばい、キャッシュが足りない。どうしましょ?」と思ってたら「あー、よくあることだよ。ジョバンニの紹介で来たんでしょ。いいよ、いいよ。あとでジョバンニに持ってこさせるよ。」ってことで、済んじゃった。
ジョバンニ、ありがとう。
「明日も練習においでよ」「明日早朝にギリシャに行くから今日が最終日なの…」
ルチアーノさん、ありがとう。
サルデーニャ最終日、なかなかいい体験ができました。
そして、記念に、このコースブックみたいなやつもらいました。
Pevero Golf Club
http://www.peverogolfclub.com/