カタラン語圏の街アルゲーロ(Alghero)へ
9月17日は、島の北西にあるAlghero(アルゲーロ)という街へ行ってみることにした。
私達が滞在しているエメラルド海岸のあたりには、オルビアという空港があり、このアルゲーロのあたりにはアルゲーロ空港があるぐらいなので、そんなに近いわけじゃない。
うちの夫は公共交通機関が好きではなく、「ゆっくり休暇で来てるのになんで、そんなわざわざ電車とかバス乗り継ぐとかしないといけないわけ?」という感じの人なので、この日も、リムジンとドライバーを手配。
エメラルド海岸のあたりからは車で2時間ぐらいかかる。
アルゲーロは、スペインのカタラン語が話される街として有名らしい。スペインのアラゴン家が率いるカタラン人によって占拠されていたのだとか。アラゴンって、あの、コルシカのボニファシオのアラゴン王の階段のアラゴンか?
「小さなバルセロナ」と呼ばれるように(実際はそんなにバルセロナ感はない)、イタリアのなかでもスペイン文化寄りな地域。
さて、アルゲーロは、城壁に囲まれた街で、旧市街は昔の面影を残しつつも、そこで生活している人たちの様子も伺える。
そうは言っても、ヨーロッパではよく見かけるよくある感じの旧市街とも言える。
石畳で凸凹としてるので、歩き慣れていない人は靴を気をつけた方がいいかもね。
「Cave(洞窟)に行けるからアルゲーロはいいよ」とおすすめされたんだけど、そして実際、港には、「Grotta di Nettuno(ネプチューンの洞窟)」行きの観光船の看板や船がたくさん出ていたけど、行くと往復で2.5時間以上かかりそうだし、まぁ、なんとなくめんどくさい気がして行かなかった。
その時点でアルゲーロ来た意味ないー!と思わなくもないけど、まぁ、ぶらぶらと小さな街を歩くのは楽しい。
ぶらぶらにも限度があり、結局は街角のオープンエアのリストランテに入って、ワインやビール飲みながらランチして、大体の時間が終わってしまうのだけど。
Ristorante Regina Margheritaというお店に入りました。
シーフードが美味しい。
サルデーニャはサンゴの街
サルデーニャはサンゴ(コーラル)の産地らしく、アルゲーロの旧市街には真っ赤な血のような色のサンゴのジュエリー屋がひしめいている。
サンゴってなんとなくおばさんくさい感じがして、ジュエリーとして使うの難しい感じがするんだけど、血=生命力と考えられているらしく、パワーストーンとしては、災難や病気から身を守ってくれる魔除け、旅行のお守り、身体を強く維持し、想像力と実行力を高める効果があるらしい。
アルゲーロのジュエリー屋さんでは、それこそ価格のピンきり。ちょっとしたブレスレットなら数千円程度でもあるし、ゴールドとの組み合わせた素敵なものになってくると、それこそ何十万になってくる。
トロピカルな軽い素材のワンピとかに合わせるサンゴは、可愛らしい。旅のお土産によさそう。
アルゲーロで気になったあれこれ
町中で気になったものといえばこれ。
パイレーツ(海賊)のフィギュアが表に出ているこの店は、キャンディー屋さん。マッダレーナ島でも見かけた気がする。
そしてこれ。暗くて見えないかもしれないけど、街のところどころにこんな感じのものがある。24時間やってます、的なことが書いてるように見えるけど、なかには自販機。コンビニ代わりなのかしらね?
私達は乗らなかったけど、アルゲーロには、観光馬車や、観光トロリー的な(電車型のバス)なんかもいた。
夏シーズンのリゾート地という感じで、道を走ってるとアパートみたいなのがチラホラあったので、長期休暇をここで過ごすというのもいいのかもねー。
おまけ
土産物屋の入り口にいた看板犬
あとから通りかかったらいなくなってた。
どんな店なのか、なんとなくお店の中に入って商品を見てると何かがゴソゴソ。
売り物の敷物の上で、看板犬がマッタリしてた。
フリーダム!!