Burberry The Cape Reimagined exhibition

本日20日から始まるバーバリーのクチュールケープエキシビション「ケープ リイマジンド」を、昨晩(19日)、一足早く見てきましたー。

ケープ、ポンチョ、マント好きな私には夢のような空間。
Burberryだけでもケープ、ポンチョを3つは持っているな…。

というわけでチラ見せ。


このエキシビションでは、2月のFebruary showで発表されたクチュールケープたちのうち20点が展示されている。

遠目ではファーに見えていたケープが、実際に近づいて見てみると、ディスク型のスパンコールを生地に対して垂直に立つようにあしらわれており、渦巻きを描いていたこちらのケープは、10人の職人が560時間以上かけて刺繍!

会場入って最初に目に飛び込むこちらのスパンコールでキラキラしたコは鳥の羽のようにも見えるティアード状のケープ。


確かお値段も一番高くて200万円ぐらい。しかし、職人がこれだけの仕事をしていて、なおかつ一番高いと言っても200万円というところがバーバリーの可愛いところ。シャネルやディオールじゃ、そうはいかない。

次のこの子は、コーネリー刺繍のテクニックを使っているそう。

一枚一枚のパネルは、一筆書きのようにして、デコラティブな一本のテープで模様が描かれてるそうな。それにしてもハイネック高いね。顔埋もれるね。

ほかにもロープを編んで立体化してるコや、繊細なレースを幾重にも重ねたコ、ウールの大小さまざまなポンポンを組み合わせたコなどなど。

February showはヘンリー・ムーアの造形がインスピレーションソースとなっているので、ヘンリー・ムーアの作品を想像しながら鑑賞すると、また楽しいかも。

この日のコーディネート

さてこの日は、私は靴とベルト以外は全部Burberryでコーディネートしていきました。

秋冬に買ったラフカラーチュールトップスに、この春夏で買ったワイドチノパン。

そしてFebruary showで使用されたケープのイベントと聞いてたので、February showの時に買った、やはりヘンリー・ムーアのケープ。そして、前年のロンドンでのFebruary Showにご招待いただいた時の世界に一つしかないバッグ。

一応オープニングイベント的な感じだったけど、コーディネートとしては地味めだったので、リップとベルトだけ真っ赤に。

それにしても、まさか夏にケープ着るとは思わなかった…
暑いし、ちょっとハズシで、ケープは片方の肩にだけひっかけました。

会場に来ていた人たち

なんといっても、一番目についたのはアジアからの招待客。ゴージャス!

見るからに、絶対富裕層間違いなし!という、「これはスペシャルピースなのでは?」というアイテムを身に着けた人たちが10名ぐらい、いやもっといただろうか。あとあと話しかけてみたら、タイやシンガポールからBurberryの招待で来ているとのことだった。

私はこの日、入り口で、スタイリストのKaz Ijimaさんと待ち合わせて一緒に会場に入ったんだけど、すれ違う人、すれ違う人、みんなKazさんに挨拶してるという感じだった。
いろんな雑誌の編集長やスタイリスト、PRの方々かな。

その後も、彼と彼のアシスタントとずっと一緒にいたんだけど、アジアからのゲストの一人に「お二人の写真撮らせてもらっていいですか?」と言って写真を撮ってくれた人がいた。

あとでその人に話しかけたら、シンガポールベースのファッションディレクターで、富裕層向けメディアやハイブランドなんかで、ブランドコンサルやスタイリングしてる人だった。どうりで、普通では選べないようなジャケットを着こなしてるわけだ…。

Desmond Lim氏
http://themonkie.net/index.html

先日の、La Cigaleのポップアップショップにも来てくださった、ファッションジャーナリストの宮田理江さんにも再会!嬉しい♪

バーバリー友達にも♪

実はここには展示されてないケープがある

ちなみに、これだけケープにフォーカスしているエキシビションだけれども、ここに展示されていないケープというのが何点かある。それは表参道のBurberryに展示されている、February Showのフィナーレに登場しなかったというケープ達!

このエキシビションプレビューの後、家帰ろうと思って表参道ストアの前を通りかかったので、ショーウィンドウにディスプレイされていたケープの写真を撮っていたら、たまたま、馴染みのスタッフが外に出てきたので、閉店後だったけど、店内のケープもチラ見させてもらっちゃった。

何この、フェザー付きのレースのケープは!!超可愛い!!

転換期のバーバリー

バーバリーというと「トレンチコート」のイメージが強いだろうし、英国の老舗ブランドということもあって、堅実でクラフトマンシップが表に出ている、逆にいえば、ラグジュアリーブランドとしてはちょっと地味かつ、モードよりもトラディショナルなブランドとして認知されているんじゃないかと思う。

ま、バーバリー顧客としては毎シーズン「マジか!?」というアイテムが出てくるのを見ているので「意外と頑張ってるじゃん!」とか思うのだが…。

でも、これからバーバリーはこれまでのコンサバな殻から脱皮して、よりモードな方向にシフトしていくのだという。本国のマネジメントレイヤーの人材の入れ替えなども進んでいるようだし、今回のFeburuary Showの時にはまだそこまで追いついていなかったそうだけれども、そうは言っても、今回のこのエキシビションに展示されているケープ達を見ていると、アート作品とも言えるようなものが多く転換期であることを感じさせる。

今度のSeptember Showの時には、モード感がより強く現れることになると言われているので、それをちょっとだけ先取りできるこのイベントは、ケープに興味がある人も、トレンチコートのバーバリーしか知らない人にも驚きがあるかもしれない。

今日から7月30日まで、入場無料で誰でも入れるし、オーダーもできるので(アポイントを入れれば、2人がかりでこの高価なケープ達を試着することだってできるって!)、ぜひ覗いてみるといいですよ!

THE CAPE REIMAGINED(ケープリイマジンド)
2017年7月20日(木)〜7月30日(日)
会場:CASE B(渋谷区神宮前6-16-26)
入場料金:無料
オープン時間:11:00〜19:00(※最終日は17:00)

Burberry
https://jp.burberry.com/



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