フィットネスモニター(睡眠・活動量計)「Misfit」各製品のレビュー

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スマートウォッチ、ウェアラブルガジェット祭りな昨今、私自身は去年7月頃から断続的に、最近では日常的・継続的にMisfitを使っている。

断続的とか日常的・継続的とか言ってるのは、使い続けるつもりだったのに壊れたとかなくしたとか、さまざまな理由で1つをずーっと使い続けることができなかったから。

Misfitには複数プロダクトがあるんだけど、結果的にほぼ全プロダクト(4種類)をここ1年ほどで使ってきているのでご紹介。

Misfitのなかのどの製品がいいかなーと思っている人や、フィットネスモニターを使おうと思ってるけど、他社製品とMisfitどっちがいいかなーと持っている人などの参考になれば…。そしてあわよくばMisfitの今後の製品改善にもつなげていただけると嬉しいな。



1. Misfitの製品概要、私の使用履歴、機能概要

いまのところMisfitには主に4機種ある。

Misfit4製品

(左からFlash、Shine、Shine2、Ray。Shineは本体がなくなってしまったので大きさ比較のみ。)

Misfit主要4製品の私の主観的特徴

  • Misfit Flash:時計型のカジュアルなエントリーモデル
  • Misfit Shine:時計型のファッション性高くシンプルなモデル
  • Misfit Shine2:時計型のファッション性高く機能も充実のモデル
  • Misfit Ray:ブレスレット型のファッション性追求モデル

私のMisfit使用履歴

  • Flash(ブルー):2015年7月初旬〜8月
  • Shine(コーラル):2015年12月末〜2016年2月下旬
  • Shine2(ローズゴールド):2016年2月下旬〜4月中下旬
  • Ray(ローズゴールド):2016年4月中下旬〜現在

これまで使ったMisfit4製品に共通するなかなか良い特徴

  • 電池駆動で充電が不要(バッテリーで4〜6ヶ月ぐらいもつ)
  • 防水なので、シャワーやお風呂、プールでさえもOK
  • アプリが共通(デバイス変わっても追加、選択するだけ)

Misfitの機能(ざっくり)

  • 睡眠記録(何時間寝たかとか時間帯ごとの眠りの深さとか)
  • 歩数記録
  • 消費カロリー記録
  • 移動距離記録
  • 一日の活動目標達成度表示
  • SNSの友達との達成ポイント比較
  • 体重記録(手動入力)

機種によってできる機能(ざっくり)

  • 5分単位(誤差)の腕時計機能
  • 目覚まし機能(バイブ)
  • 運動リマインダー(活動してないとバイブでアラートしてくれる)
  • LINKアプリとの連携で着信通知やテキスト受信通知、音楽再生コントロール、シャッターなどリモコン的機能

フィットネスモニターならできて欲しいけどMisfitではできないこと

  • 移動経路のマップ表示
  • 心拍の測定
  • ストップウォッチ
  • 食事の記録

※ レコード登録画面には「FOOD」という項目が見えるのに機能はしない(写真も撮れないし、カメラロールから選択することもできない)
※ LINKに類するアプリとの連携によりできる機能もあるのかもしれない
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2. Misfitを使いはじめたきっかけとそれぞれの使用感

私は女性にしては比較的ガジェット好きな部類に入ると思うし、デザイン会社で働いているゆえ、社内にはあらゆるガジェットがあってスマートウォッチもウェアラブルも身近といえば身近なんだけど、自分で身につけようと思うほどには心惹かれるプロダクトもなく、しかもフィットネスにも特に興味がなかったから、特にフィットネスモニターを比較検討の上でMisfitを手にしたというわけではない。

では、なんで結果的にMisftを4つも使ったのかという、機種ごとの使いはじめのきっかけとそれぞれの使用感を一応書いておく。

2-1. Flash編:
たまたま知人に招待され、Misfitのジャパンロンチパーティに行ってFlashをおみやげでいただいたのがきっかけで使い始めたのが去年の7月。
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フィットネスに興味がないだけに、面倒なプロダクトだったら無料でもらったとしても多分使わなかったと思うけど、日々の充電もいらないし、シャワー浴びるときも身につけたままで大丈夫だし、アプリもシンプルでややこしさが一切なかったので、しばらく使っていた。
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とはいえ、元々運動が好きなわけでもないし、通勤にはタクシーを使っていて歩く機会すらほとんどなかったから、Misfitつけてても活動量をチェックするのが楽しくなるほどにログがたまるというわけでもなく、まぁ、面倒もないし一応つけておくか…といった感じ。
そもそも日々の目標設定も600ポイントぐらいとかなり低く設定。それすらも到達しない日々。
よって、Misfitによって運動を意識するようになったとか、痩せたとかいうこともなかった。まぁ、空気みたいな存在。

強いていえば、タップ操作で5分刻み程度にはLEDによる表示で時間が分かるというのが便利で、「腕時計ってけっこう便利だったのね、最近スマホでしか時間確認してなかったけど…」という、ある意味新たな発見。

Misfitをつけはじめて1ヶ月ぐらいした頃、ハワイに行ったんだけど、普段ハワイに行っても海にも行かなければアウトドア遊びをしない私が、この時は珍しくワイキキからカピオラニコミュニティ・カレッジ経由で歩いてダイヤモンドヘッドまで行き、しかもそこからダイヤモンドヘッドを登るという、かなりの運動をした。
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「これはかなりの活動量に違いない!ついにMisfitのログを見るのが楽しいかもしれない瞬間がやってきた!」と思ったのに、そういう時に限ってなぜかMisfitは壊れ、タップしてもなにしてもうんともすんとも言わない。
ログは取れておらず、電池切れかとも思って電池も変えてみたけど何も変わらずそのままお亡くなりになった。
「いざというときに全然ダメじゃん!」という感想だけが残り、Misfitへの興味が全くなくなってしまった。よって、(やり取りの手間の方がかかると思ったので)カスタマーサポートとかにもコンタクト取らなかったし、そのまま放置。

2-2. Shine編
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Flash死亡から数ヶ月。

今までタクシー通勤だった私がなぜだか歩くことに目覚めた。
海外に頻繁に行く私。海外ではめちゃ歩くし、歩くと町並みやお店の様子など発見とかあって面白いと思うのに、そういやなんだかんだ家の近所はそんな歩いたことなくて知らないな…と突然思ったのだ。
というわけで、晩秋からやたら歩く生活へ。
青山の自宅から恵比寿のオフィスまで歩いて通勤とか、青山界隈、渋谷界隈を無駄に散歩したりとか…。iPhoneにデフォルトで入ってる「Health」という万歩計的なアプリで見ても日々8kmとか10kmとか歩いてる様子が見てとれ、こんなに歩くならちゃんとログ取ろうかなーと再び思い立ち、そこで「あ、そういえばMisfit」と思ったわけ。

歩くようになったといってもフィットネスに目覚めたというほどでもなく、そんなに高いモチベーションもなかったので、機種選定の意欲も低く、特にMisfit以外の他の製品と比べようとも思わなかったけど、Flashはカジュアルすぎるなーと思っていたので、もう少しファッション性の高いShineの方を量販店で購入。買ったその足ですぐカフェに入ってバッテリー入れたり、アプリ設定したりして、そこからの動きを測定開始。
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そもそもけっこう歩く生活が浸透していたということもあり、日々の目標設定には1,000ポイントを設定。
けっこう余裕で毎日クリア。日によっては3,000ポイントをクリアするぐらいで、かつ、歩くことがすでに習慣化していたのもあるし、なんとなくShineがガイドとなって、「あー、あと200ポイントぐらい足りないからもうちょい遠回りして帰るか…」といった意識の変化も。

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基本、寝正月の私が、大晦日も元旦もそんな調子でけっこう歩き、50日連続1,000ポイント以上をクリアするといったような継続性も。
Shineによって歩くことが完全に習慣化し、基礎体力もついてきたのか疲れにくくなったり、すごくいっぱい食べてるのにそんなにすごく太るということもなく、「健康的」と実感するように。

そんな意識変化があったことや、尊敬し信頼している友達にすすめられたのもあって、今まで乗馬以外の運動に全く興味もなく運動の習慣がなかった私が1月下旬からジム通い。なぜか唐突に筋トレにはまりだした。
Misfitは心拍などが取れないので、筋トレなど移動距離があまり変わらないけど負荷が高いみたいな運動は多分そんなにデータが取れないんじゃないかと思われる。ので、直接的にShineがジムでの運動のモチベーションをあげているということはないんだけど、自宅とオフィスの間にあるジムへの最も効率のよい移動手段が歩きかタクシーしかないという状況ゆえ、ウォーキングが加速。

南青山の自宅⇒(25〜30分歩き)⇒代官山のジム(1時間弱の筋トレ)⇒(20分ぐらい歩き)⇒恵比寿のオフィス
というのが日課。

いい感じで自分のリズムもできてたのだけど、2月下旬、久しぶりに海外へ。バーバリーに招待を受けてロンドンでのファッションショーに行くため。

ここでけっこうリズムが崩れる。

まずフライト。自宅からUberで空港に行き、チェックインしたあと、空港内を多少歩きまわってもたかが知れてるし、機上の人となってしまうとそれこそ歩かない。十数時間のフライトを経て現地についてホテルの周りを多少歩いても、まぁ、そこまで大した距離にならない…。仮にすごくいっぱい歩いたとしても、時差もあるので、自分のなかでは1日なんだけど、時計的には24時間を過ぎていて、1日の記録には多分なっていない。
(iPhoneとシンクすることでMisfitデバイス側の時計が現地時間に修正されるんじゃないかと思うんだけど、どうだろう…)

というわけで、それまで連続数十日の目標達成を維持していたけど、あっさりと記録が途切れる…。
そもそもそこまでの興味もないので、それはそれでよいのだけど、そんなことよりも、ロンドン滞在中にShineの本体をなくしてしまった。致命的。ロンドンでバーバリー社のコーディネートの旅程をこなし、現地での最後の夜、メイフェアにあるThe Arts Clubという会員制クラブでのバーバリーの役員などとの懇親ディナーの席で、途中までは腕についてるの確認したのを覚えてるんだけど、ホテルの部屋に戻ってきたらバンドだけが残り本体がいなくなっていた。
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ロンドン滞在中はショーファーカーでの移動だったので、ドライバーにも確認し、ホテルエントランスのベル担当にも確認し、UK最古のエレベーターにはエレベーターボーイ(おじさん)が常にいるのでそのおじさんにも確認し、翌日には再度会員制クラブにも立ち寄って確認したけど結局見つからず。

さようなら、Shine。

2-3. Shine2編
そういうわけで、Shine、気に入っていたのになくなってしまったのでどうにもならず。
しかし私のフィットネス意識を高めることにも一役買っていたし、なくてはならない存在というぐらいのデバイスになっていたので「ないと超困る!」と思って、ロンドンを経つ前にAmazonでShine2をポチっとしておいた。

「あと数週間待てばShine2が発売になるんだよなー」というタイミングで年末にShineを買ったこともあるので、迷わず最新機種ということでShine2。米国ではRayもすでに販売されているように見えて、そっちがスタイリッシュでいいなーと思ったけど、日本ではまだ手に入らないようだったし、選択肢がShine2ぐらいしかなく。

翌日帰国して家についたらすでにAmazonからShine2が届いていた。
アプリ側にまたデバイスを追加登録して、利用スタート。

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Shine2になったら、LEDの色が1色ではなくカラフルに光るようになった。あとはバイブレーションでのフィードバックやLINKアプリでの各種連携機能が追加になってた。

また本体がなくなったらイヤだなーと思っていたところ、外れやすいというクレームが多かったのかは知らないけれども、本体とバンド以外にスリップ防止用と思われるアタッチメントが新たに追加されていて、改善努力はみられた。

で、そのまま使っていたんだけど、今まで以上にむしろよく外れて落ちるようになった。特にジムで。
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手首を曲げるときに負荷がかかってポロッと落ちる、ということは何度もあり、何かの弾みで外れて落としたことに気づかない(でもなんとかたまたま見つかった)ということも何度かあり、「あー、この子もいつかはいなくなってしまうのね…」という不安と共に過ごすことに。

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2-4. Ray編
そんな不安を抱えていたところ、4月中下旬に知人からMisfitの新製品であるRayの提供オファーをいただいたので、喜んで受けることに。多分まだ日本での正式ロンチ、発売前じゃないかな。
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受け取ってすぐに装着。まだShine2も使っていたので二つつけた状態で写真撮ったりとか。

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その日早速ジムにもつけていった。

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これまでのMisftはバンドに開いた輪っか状の穴部分に本体をはめ込むような形状。また本体はバンドから取り外して、別のクリップを使って、腕以外にもつけることができるといったものだったんだけど、Rayは本体にバンドをねじ込むような作りで、別クリップにはめるというようなものでもなく、むしろバンドと一体化した構造になるので、もう落とす心配もなさげ。そして今まで以上に小型。私そもそも普段、Cartierのラブブレスをかれこれ10年ぐらい腕につけっぱなしなんだけど、それと同じぐらいつけてることを全く意識しなくていいし、細いのでファッションの邪魔にもなりにくいし、肌への密着面積が狭いから蒸れにくいというか不快感がない。あとはベルトにピッチが細かく刻まれていて、手首の太さによりフィットしやすくなったのもいいところ。

なので、これまでのどの機種よりも快適で安心。といった感じで現在に至る。

3. Misfitのファッション性

私に言わせると、Flash、Shine、Shine2が形状からしても、また実際に時間が分かるという機能性からしても時計の延長であったのに対し、Rayはブレスレット

それはどういうことかといえば、普段腕時計を使っている人であればMisfitの製品群からフィットネスモニターを選ぶのであれば選択肢はRayしかないよ、ということでもある。
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だって、腕時計2つつけてたら変!(仮に、どちらかの腕にそれぞれ時計とMisfitつけるにせよ…)

冬なら長袖の袖口で隠すこともできるだろうけど、夏はアクセサリーやジュエリ―が主役の季節。両腕が見える状況のなか、左手に腕時計、右腕に時計形状のフィットネスモニターってなんか変な気がする。
もちろん、時計形状のFlash、Shine、Shine2はクリップや別売り付属アクセサリーもあるので腕につけるのがイヤな人は、腰まわりにつけるとか、ペンダントで身につけるとか手段はあるけれど、あんまり現実的じゃないんじゃないのかなぁ。

4機種ともAppleWatchのようなスマートウォッチなど高機能のものと比べれば圧倒的に軽量だし、使ったことはないけどサイトなどで見る限りFitbitなどのフィットネスモニターとくらべて薄型で着替えなどの時にも邪魔になりにくいのはいいなと思う。
そしてFlashはともかく、Shine、Shine2、Rayに関しては割と高級感のある品のよいメタル素材なので、Fitbitなど「え?シリコン?ゴム?」みたいな素材のものと比べると、ビジネスシーンの装いとの相性も悪くはない。付属のバンドはTPU(熱可塑性ポリウレタン)であっても、そこまでカジュアル度が高くなりすぎないのは薄さのおかげだと思われる。

4. Misfitの致命的な問題点

バンドと本体がほぼ一体化しているRayを除く3プロダクト(Flash、Shine、Shine2)に共通する致命的な問題は、バンドから本体が外れやすいことである。

ファッション性が高いプロダクトとはいえ、Misfitを身につける目的はファッションアイテムとしての装着ではなくデータの取得、ログの蓄積である。よって、データを取るためのセンサーが埋め込まれた本体がなくなってしまうと元も子もない。では、どのように外れやすいのか。製品ごとの所感と共に書いてみよう。

4-1. Flash
Flashは、バンドに対して本体を下から上に押し込むスタイルで装着する。
活動量をLEDで表示・確認するとき、Flashはタップではなくクリックの必要がある。
クリックは当然のことながら、上から下に押し込む動作であるゆえ、下から上にハマっている本体を、いわばバンドから押し出すことになってしまう。通常、腕に装着しているとして、バンドが腕にかなりきつく巻いてあれば、バンドと腕の間に隙間はできないので、仮にバンドから本体が押し出されても、床に落ちてしまうほどにはならないだろうけれど、暑い夏、腕とバンドとの間に少し余裕を持たせて巻いておきたいな…という時には、クリック時に間違いなくぽろりと本体が外れて落ちてしまう。

4-2. Shine
Flashと比べ、本体もバンドもかなり薄型化している。
本体側面に掘られた溝にバンドの輪っか部分を沿わせるようにして装着する。
Flashとは異なり、LEDによる表示・確認はタップで行うので、押しこむような動きをする必要はないけれども、そもそも、本体の溝がそれほど深いわけでもないし、シリコンの伸縮性で伸ばしながらはめ込んでいるだけなので、外すのも(外れるのも)同様に簡単である。

どんなときに外れるのかといえば、経験上では、長袖の服を着替えるとき、ロンググローブを付け外しするとき、バッグのなかからモノを取り出すときなど。ただ、外れるまさにその瞬間を目撃したことはなく、気づいたらバンドからなくなって床やバッグの中におちていた、という感じなので、どのように外れるのかはよく分からない。

4-3. Shine2
Shine2はバンドに受け皿的アタッチメントが付くようになった。
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落下対策としての改善だと思うのだけど、思ったほど機能していない。なぜかというと、外れるときは下からポロリではなく、上にスポーンだから。
基本的な構造はShineと同じだけど、まず受け皿に本体をのせつつ、本体側面に掘られた溝にバンドの輪っか部分を沿わせて装着。
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Shine同様タップによる操作であって、Flashのようにクリックで押し込むということはないのだけど、タップも強いていえば、上から下に圧を加える動作ではあるので、バンドと腕の間に受け皿アタッチメントがあるのは、まぁ、理解できる。

Shineは外れる瞬間を見たことがなかったけど、Shine2は予期せずにバンドから落ちる瞬間というのを何度も目撃した。気付かずに本体がなくなっているということも何度かあったけど、それは多分Shine同様、着替えやバッグをゴソゴソといった時だったと思われる。

ポロリと外れる瞬間を目撃したのはいずれも、手首を直角に曲げている時。椅子に座っていて手首でちょっと支えるとか、一番多いのはジムで筋トレしてる時で、プッシュアップ(腕立て)してる時やルーマニアンデッドリフトでバーを握っている時とか。つまり手首がこうなってる時。
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どう外れるのかというと、下から上に向かってスポーン、あるいはスルリと外れてしまうのである。要は水平にした状態での上下方向の圧力ではなくて、左右方向からの力がかかると、バンドの下方向から上に向かって飛び出すようにポロリと外れてしまうのですねぇ。

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Shine使ってた時もジムで同じような運動はしていたのに、Shine2の方が外れやすくなってしまったのは、大きさも関係があるんじゃないかなと思う。

ShineよりShine2の方が、本体の大きさ(円の直径)がかなり大きい。
本体が大きいということはその分、どこかに引っかかる可能性が高くなるということでもある(多分)。特に手首を直角に曲げるときには引っかかりも大きくなるので外れやすくなるんじゃないのかな…。

4-4. Ray
Rayについてはバンドと本体が取れてしまうという不安はないものの、バッテリー交換やバンドの付け外しがけっこう複雑というのが、難点といえば難点かな。特に、マメみたいなサイズの電池を3つ入れて使うんだけど、こんなサイズの電池、コンビニで売ってたかなぁ。手に入るのか問題がちょっと気になる。

4-5. 全製品
本体がバンドから外れやすい問題のほかにも実は問題がある。
それは、ログが取れたり取れなかったりすることがあったり、タップしてもLEDの反応がないときがあったりするということ。ハードもソフトもなんだか不安定と感じさせてしまうあたり。
これは機種問わず、4製品どれを使ってても感じる。
Flashに至っては、使い始めて1ヶ月ぐらいで、突然うんともすんとも言わなくなるという風に故障したし。

Misfitのいいところの一つとして、電池駆動のため充電がいらず、4ヶ月とか6ヶ月とか使い続けられるということがあげられるのだけど、そもそも故障とか紛失とかにより、それだけバッテリー寿命が長いという特徴のすごさの恩恵を受けられぬまま、機種の寿命を終えてしまう的な感覚がある。それはすごく残念。

5. Misfitに期待すること

ウェアラブルガジェットやフィットネスモニターは世の中にいっぱいあって、正直選ぶのが難しい。
「興味はあっても選ぶのめんどくさいから使わない」という人も一定数いるだろうし、私も知り合いからのパーティへのお誘いとかがなかったら、Misfitとの接点もなかったわけで、そうなると数あるプロダクトのなかでMisfitを選んでいたかどうかはちょっと分からない。

「フィットネス意識低い=フィットネスモニターにあまり興味ないという層」(以前の私)に対しては、フィットネス文脈ではなくそれ以外での差別化・訴求はいいと思う。Misfitの場合でいうファッション性とか。

ただ、Misfitのおかげもあって、「フィットネスモニターを使ううちにフィットネス意識があがってきた層」(今の私)に対しては、機能面でちょっと物足りなさもあるかもしれない。機能面というのは、着信通知だとかアプリ類のリモート・コントロールだとかそういうことではなく、心拍測定とか食事管理とかそういう機能。

まぁ、でもその辺りはあえてターゲットユーザーから外してるんだろうなー。

とはいえ、「じゃー、高機能なものに乗り換えるか…」と思っても、またプロダクトの比較とかがめんどくさいのと、次から次に新しいのが出てくるので、目移りしてしまう間にも時間はすぎ、また、ファッション性の観点で、他のプロダクトは「つい飛びついちゃった」というほどのものがなく…。結局そのままRayを使ってるという感じなんだけど。

MisfitのInstagramとか見ててもファッション性のアピールが強く、それは差別化要素だからいいし、高機能版がないということが直接的に不満足につながっているわけではないんだけど、まずはフィットネスモニターである以上は、少なくとも、きちんとログが取れることは当たり前であってほしいし、置き忘れとかならともかく、構造上の欠陥で本体がなくなるといったことは起きてほしくないので、デザインでどうにかそこを解決して欲しいと願うばかり。

あと、どうでもいい願いとしては、着信通知やテキストメッセージ通知よりもLINEの通知を教えて欲しいなと。まぁ、それはMisfitというよりもIFTTTがLINEに対応してくれたらいいのに…という話なんだけど〜。

Misfit
http://jp.misfit.com/

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