王侯貴族のリゾート、Biarritz(ビアリッツ)
2014年9月にバスク旅行をした時の話。
この記事ではフランスバスクのビアリッツという街について。
海辺のリゾート地であるビアリッツは、貴族たちの避暑地だっただけあって街全体がなんだか気品にあふれている。実際、私たちが泊まったHotel du Palais(オテル・デュ・パレ)にもモロッコ(だったかな?)のプリンセスご一行様が滞在中だったよう。
ホテルからGrande Plage(グランドプラージュ)と呼ばれる砂浜を抜けて遊歩道を歩いていくと、岬の先にRocher de la Vierge(処女の岩)がある。
ビアリッツの観光名所は、この処女の岩ぐらいなもので、それもわりとあっという間に見終わってしまうけれど、そばには水族館(musee de la mer aquariam)もある。強い日差しをかけてクーラーのきいた館内に涼みに行くつもりで中にも入ってみた。
一方では、小さな漁村のような雰囲気をもつエリアもあって気取らない食堂の屋外席で、潮の香りに包まれながら新鮮なシーフードを食べることができたりもする。夜ご飯を食べに行ってみた。
そして、ビアリッツの海岸は実はサーフィンのメッカでもある。サーファーたちの短期滞在用とみられるようなカジュアルなアパートやホテルもあって若い人たちも多い。
バスクらしい建築様式も取り入れられた豪邸を見ながら歩いていくと灯台にたどり着いて海岸全体を見渡すこともできる。ホテルのあたりから灯台までは上り坂だけれど、散歩にはちょうどよく、私達のほかにもブラブラ歩いている人を時折みかけた。
灯台の周りには駐車場やちょっとした広場もあってベンチもあるので、ぼーっと海を眺めるのもいいかもね。私が行った日はどんよりしていたけど。
海岸を歩けばリードを外して犬を自由に遊ばせている家族や、釣りのエサ用に何かを岩場で採っている人を見かけたりもする。
ガブリエル・シャネルが最初のクチュールハウスをオープンしたのも、ここビアリッツ。
小さい街だけれど、これみよがしではない佇まいで高級店も立ち並び、ショッピングも楽しめる。
お土産やさんや食材などを扱う雑貨店が並ぶエリアも、ウィンドウデザインやおいてある商品が洗練されているせいか、思ったほどごちゃごちゃしていない。
行かなかったけど、カジノもある。
特別何があるというわけではないけど、大人がぶらりと歩くのに楽しい街で、すっかり気に入ってしまった。
【関連リンク】
⇒ 2014年9月に行ったバスク旅行全体の旅程
⇒ Shopping in Biarritz(ビアリッツでショッピング)
⇒ ビアリッツで泊まったホテル|The Hôtel du Palais(オテル・デュ・パレ)
新品価格 |
新品価格 |