2014年のエールフランスのストライキによる影響

air france

2014年の9月にベルリンとバスク地方に旅行に行った時、エールフランスのストライキの影響をもろに受け、大変な目に会いました。

2014年9月に行ったバスク旅行

バスク旅行の記事を書こうと思ったけれど、まず先に、ストライキにより我が家が旅行中被った甚大な(!!)被害について、イライラ解消のためにまとめておきますw



ちなみに、ストライキがどんなものだったかという背景についてはこのあたりを。

エールフランス航空からのお知らせ
http://www.airfrance-japan.jp/info_sep2014/info_ja.htm

Naverまとめ
http://matome.naver.jp/odai/2141084986216815601



フライトにフォーカスすると私たちのプランはこんな感じでした。
※ 基本的にはすべてビジネスクラス(国内線など小型旅客機でビジネスクラスの設定がないものはエコノミー)。

【参考】
空港コード:
NRT=成田、CDG=シャルル・ド・ゴール(パリ)、TXL=ベルリン、ORY=オルリー(パリ)、BIQ=ビアリッツ(フランスバスク)、FRA=フランクフルト、BIO=ビルバオ(スペインバスク)

エアラインコード:
NH=全日空、AF=エールフランス、LH=ルフトハンザ、A=HOP BRIT AIR

◎当初のフライトプラン

9月15日
NRT(13:55)⇒ CDG(19:25)(ANA205)
※ CDG到着後、(夜間にちょうどいいフライトがなく)ベルリン移動が困難だったため空港直結のホテルに宿泊

9月16日
CDG(10:10)⇒ TXL(11:50)(AF1734)

9月18日
TXL(10:05)⇒ CDG(11:50)(AF1435)
CDG ⇒ ORY(パリ市内でバスかタクシーで移動)
ORY(19:00)⇒ BIQ(20:15)(AF7488)

9月23日
BIQ(10:40)⇒ ORY(12:00)(AF7483)
ORY ⇒ CDG(パリ市内でバスかタクシーで移動)
CDG(18:05)⇒ FRA(19:20)(NH6016)
FRA(20:45)⇒ NRT(14:55 +1day)(NH224)

※帰りはCDGから成田までの長距離路線のビジネスクラスがスタッガードで取れなかったので(乗り継ぎにちょうどいい時間帯のフライトがなかったか、あるいは満席だったか)、フランクフルト経由にした。結果的にはフランクフルト経由にしていたことが幸いしたのだけど…。

まぁ、ストレートにこの通りいったとしてもずいぶんとややこしい旅程です。
で、これが、エールフランスの大規模ストライキにより最終的にどうなったかというと、

◎ストライキの影響を受けた結果のフライトプラン

9月15日

NRT(13:55)⇒ CDG(19:25)(NH205)

◎イライラポイント

シャルル・ド・ゴールに到着後、ストライキで翌日乗る予定の便は飛ばないという留守電に気づき、空港内のシェラトンにチェックインして部屋から電話をかけるも営業時間外でつながらず。荷物を置いた後、再度空港内のエールフランスカウンターで聞くも、そこでは分からないと言われ、恐ろしく長蛇の列になっている、エールフランスのインフォメーションカウンターに並んで、振り替えの交渉をすることに。

9月16日

CDG(15:30) – TXL(17:10) (AF1834)

◎イライラポイント

  • お昼から観光できるはずが夕方着になりこの日は観光できなくなった
  • いっそ最初からこの便だと分かっていれば、前夜CDGではなくパリ泊にしてパリの夜と朝を楽しむこともできたのに…

9月17日

◎イライラポイント

15日にCDGでチケット振り替えた時には18日のフライトには影響がないはずだったのに、18日の便も飛ばないというメールを受信。ベルリン観光中もケータイで何時間も交渉することに。夜はホテルの部屋に張り付いてローカルコールできるけど、日中の観光中は移動しながらケータイでの交渉なので、電話代(国際電話)だけで3万円ぐらいかかった。しかも、電話中もめちゃ待たされる(5分、10分ではなく30分といった単位で)。そのうえ、一旦切ってしまうと、次、いつつながるか分からないため、切るに切れない。

9月18日

2014/9/18 TXL(06:25) – MUC(07:35) (LH2053)
2014/9/18 MUC(09:25) – CDG(10:55) (LH2228)
CDG ⇒ ORY(パリ市内でバスかタクシーで移動)
2014/9/18 ORY(13:45) – LYS(14:45) (AF7414/Britair)
2014/9/18 LYS(15:25) – BIQ(16:40) (A54086/HOP!)

◎イライラポイント

  • 出張でもないのに超早朝便への変更でホテル滞在の楽しみが奪われる
  • いちいち経由便なので時間が無駄
  • 1日に4回も飛行機に乗るはめに

9月22日

◎イライラポイント

ストライキは当初、21日ぐらいで終了と言われていたので、帰りの便は安心♪ と思ったところ、「ストライキを延長することになりました」とエールフランスからのメール。続けて、翌日乗る予定の便がストライキでキャンセルになったとのメール。また、急遽、方々に電話をかけ、交渉し、結局は自分で諸々手配するはめに。

9月23日

BIQ ⇒ BIO(専属ドライバーで移動)
BIO (14:20)- FRA (16:30(LH1143)
FRA(20:45)⇒ NRT(14:55 +1day)(NH224)

◎イライラポイント

  • エールフランス側が自社便で適切な振り替えをすることができなかった
  • エールフランスが帰国便(成田行き)に間に合う他社便を自社手配することができなかった
  • 自腹でビルバオからフランクフルトまでのビジネスクラス便を新規購入することに
  • フランスからスペインまで自腹で雇った専属ドライバーの運転で移動(2-3時間の移動。10万円程度。
  • CDGからFRAまでのビジネスクラス航空券を捨てることに

とまぁ、フライトには本当に泣かされました。

フライトが単に変更になるだけでなく、滞在中、ずーーーーーーーーーっとこの件で、毎日1-2時間ずつ、航空会社と英語でバトルしながら航空券取り直し手配しなければならず、電話時間&フライト時間の変更によって、観光できるはずの時間は大幅に奪われ、せっかく夫婦ふたりでゆったりするはずの時間が、早朝便などへの振り替えにより、常にバタバタと忙しく時間に追われ、エールフランス職員の労働環境向上のために(かしらないけどエールフランス社の社内事情のせい)、我が家が数十万円単位の自腹を切ることになるという…。

もともと、取っていたフライトはビジネスクラスでホテルも迎賓館クラスと、決して節約を目的とした旅行ではないけど、お金をかけてゆったりと時間的にも気分的にも贅沢な旅行をしたかったのに、それがエールフランスのせいでぶち壊しです!しかも、なんでそんなエアラインのために、さらなる直接的な経済的損失=追加コストが発生するのか…。

せめて、普段とてもお世話になっているスターアライアンスの加盟航空会社のストライキだったら、自分も普段客としてサービスを受ける立場なので、航空会社職員の労働環境向上はサービスにも跳ね返ってくるであろうと納得もできるけれど、今回、ややこしい場所に行くために航空会社の選択肢が少なく、ほぼ仕方なくそのエアラインにしている(たまにしか乗らないから、従業員の待遇が変わったからといって、私にとって何のメリットもない)のに、この仕打ち。

あー、もう、思い出しただけでも腹立たしい!!
で、結論としては、スターアライアンス最高!ってことだ。はぁ…。

書いてるうちに逆にイライラしてきた!w





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