Livescribe 3

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先日、とある紳士に頂いたデジタルガジェットが神すぎる。

いわゆるスマートペンなんだけど、この手のものって昔からあったの知ってたけどいつの間にこんなに進化していたのか!

ノートにペンで書いたそばから、iPhone側にもほぼリアルタイムでデジタル化されていく。昨日から会社でも使ってるけど、もはやこれなしにはもう無理かもしらん。ノート上のプリントされたアイコンをボールペンでタッチするだけで音声録音もできちゃう。仕組みが分かってはいても、もうほとんど魔法!

議事録的なものとか口述筆記的なことは最初からEvernoteでいいんだけど、なにかしら図とか書く時はなんだかんだ紙とペンな人なので、紙とペンで書いたものがその場でどんどんEvernoteに放り込まれていくというだけで、かなりウキウキ。

というわけで、今日はこのLivescribe 3 Smartpenについて。



Livescribeを使うには大まかに、

  • Livescribeスマートペン
  • Livescribe専用ノート
  • iPhoneやiPadに専用アプリ

が必要です。

で、だいたいざっくり何ができるかっていうと、

  • 紙のノート上の内容をデジタルデータに変換できる
  • 手書き文字がデジタル化され検索可能になる
  • ノートにメモをとりつつ、録音もできる

って感じだろうか。

ま、ビデオ見てもらうのが一番わかりやすいかも。

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Livescribe 3 Smart Pen Pro Editionを開封

Amazonとか見てると、色んなパターンで売ってるっぽいのですが、私はこのパッケージでいただきました。
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万年筆ぐらいの太さのボールペン。
なぜこんなに太いかといえば、もちろん、カメラがついているからですね。
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ボールペンのほか、立派なカバー付き専用ノート、スマートペンを充電するためのケーブル、ボールペンの替芯が入っていました。ハイテクなガジェットなのに、替芯というアナログ感がなんともたまらん!
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ノートはこんな風。

写真だと分からないけど、無地に見えるノートもよくよーーーく目を凝らすと、ものすごい細かいドットが入っています。そして、各ページの左右上下にいくつかのアイコンがついてます。
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スマートペン本体。ペン中央のちょっとギザギザしたリングを回すと、ボールペンの軸が出てくると同時に電源がONになります。

電源が入るだけだとペンの頭部分に緑色のランプがつき、アプリも立ち上げてBluetoothで通信可能状態になるとブルーに点灯します。
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ちなみにボールペンの頭部分はペコペコした蓋になっていて、蓋をあけるとUSBをつなぐことができ、またペコペコした部分自体はスタイラスとして使えます。

ボールペン自体の書き味

ボールペンの書き味はというと、いわゆる普通のボールペンです。

私は普段、本体も替え芯も大量に買いだめするほどにSignoの極細0.38を愛用しているのですが(おしゃれじゃないし大人なんだからいいボールペン使いなさい!と言われようとも)、Signoと比べると太い。
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というか、私が普通のボールペンに慣れてないだけです、はい。
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上の「Good clothes open all doors.」はLivescribeスマートペンで書いた方。
下の「Life is short, Eat dessert first!!」はSignoの0.38で書いた方。Livescribe3_9

Livescribe専用ノートとはいっても、普通に紙なので、当然ながらスマートペンだけでなく、鉛筆でもハイテクじゃない普通のペンでも書くことはできます。

ですが、例えばこんな風に書いたこのページをiPhoneのアプリ側で見ると…
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こうなります。
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ノートには書いたのにアプリでは見れない。
Life is short …の文章と、WAO(WOWだろ…というつっこみはありつつ)の絵はSignoで書いたからですね。

Livescribeでは録音もできちゃう

ちなみに、記事冒頭にも書いたけれど、録音もできます。

その方法が面白い。
ノート左下にある、「● record」「|| pause」「■ stop」を、ボールペンでタッチするだけ。
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ノートに何かメモとりながら、「あ、ここは!!」という時に、録音機材やらスマホのアプリやらを立ち上げなくとも、ボールペン(スマートペン)で、印刷されたアイコンにチョンと触れるだけで、録音開始、停止などがコントロールできちゃう。

しかも、これがすごいと思ったのは、録音状態のままで、また普通にメモを撮り続けていると、どのメモの時にどこの部分を録音していたかが分かるのです。つまり、書いているものと録音しているもののタイムスタンプを取っている。

ノート上(アプリ)では、録音時にメモした部分はボールペンとは違う色(緑)で表示され、また音声ファイル再生時には、ノート上のその緑のところをタップするだけで、その該当部分を頭出ししてくれるという天才!

アプリではどう見えるのか

アプリ側には大きく

  • Page
  • Feed
  • Pencast

という3つのビューがあります。

それぞれチラッと紹介。



《Page
ノートの各ページごとにサムネで表示
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サムネをタッチしてどれかを選ぶと各ページが表示。

ちなみに、さっき、「録音ができて、ノート上では色が変わって見える」と説明した部分は、下の写真でいうと、緑色の文字になっている部分。
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絵を描いてる最中は録音はしておらず、絵を書き終わってから録音をスタート。独り言を言いながら、何も書かずにいて、途中からは喋りながら「今、レコード中 recording now♪」と書き、録音をストップ。

で、それをどう使えるのか…については、Pencastビューのところで補足します。

《Feed
書いた部分ごとに表示。これについては面白いので、あとで詳しく。
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《Pencast
録音データを再生できる。
さっき書いた通りで、録音時にメモしたところは緑色になっている。
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再生ボタンをおすと、私の独り言がスタートするんだけど、メモと連動したところだけ聞きたい場合は、ノート上に緑色で表示された「今、レコード中 recording now♪」部分をタップします。

そうすると、音声ファイルのうち、「今、レコード中 recording now♪」と書いた時に喋ってた部分を頭出ししてくれます。すごーい!

文章ごとにデジタイズ

で、またちょっと話を戻して、Feedビューの補足。

書いた部分ごとに表示されるFeedは、手書き文字をデジタル文字に変えてくれます。

手書きのFeedはこうですが、
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各行をスライドすると、デジタル化された文字に変換されてます。
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ノート上は、言葉を丸で囲んだりしていたので、デジタル化された時には「◯」だの「の」だの入っちゃったのかなと思います。しかし、この汚い字でよく変換できたなぁ…。感動。

もちろん、デジタル化されているので、自動変換が気に入らなければ自分で打ち直すことも可能。

さらに、特定の行を長押ししてると、機能のオプションも。
例えば、「リマインダーで開く」なんていうのが出てきたりとか。
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ちなみに、メモのなかに、日付と思しき記述があれば、デジタル変換時にちゃんと日付として認識されてその部分は選択可能になり、長押しすると、「Create Event(予定をつくる)」とか」「Show in Calendar(カレンダーで開く)」というオプションも出てきます。賢い!

で、もちろん、デジタル化された文字の行単位、あるいはページ単位、あるいはノートまるっと全部をEvernoteなどに転送することも可能。
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チビラーシカはどう使うのか

まだ、使い始めて1日ぐらいだから、そんなに使いこなしてるわけじゃないけど、もうこれなしには過ごせない気がする。(とかいってて、三日坊主だったりしてww)

特に、仕事ではもちろんなんだけど、特に旅の時にすっごい使う予感。

出張のとき
海外カンファレンスに行く時って、私パソコンとかiPadではメモとらなくて完全にアナログノートなんだけど、そうすると、帰ってきてからのアウトプットがけっこうめんどくさかった。ノートにガーガー書くにしても、Livescribeだったら同時にデジタイズしてくれるので便利そう。

街歩きのとき
あと、普通に旅行の時、大抵はミニサイズのモレスキンを常に持ち歩いてて、街歩きしながらも気になったことを書き留めたり、ガイドや現地の人に聞いたことなどをメモ取ったりする。あとは、気温が何度で何を着ていて、一日のうちでも、どんな状況に合わせて何に着替えたか、みたいなこともメモっておくことが多い。それらも後々参照したい時に「あーん、Evernoteに入れてなかったじゃん!」となって探せなくなることがけっこうある。なので、ミニサイズのLivescribeノートを買えばそのあたりが解決しそうだなーと。

ペンがでかいのが玉に瑕だけど、むしろイケてるハイテク機器感が全くないので、iPhone持ってるだけでも盗まれるんじゃないかとひやひやしそうなとこでも大丈夫そう(そんなとこそんなに行かないけど、Parisの地下鉄とかはあり得る!?)。

飛行機に乗ってるとき
私、飛行機のなかでパソコン引っ張り出して仕事するのが無理な人なのよね。でも、飛行機に乗ってる時にこそ、案外ひらめいたりする。で、これまた、The back of the Napkinじゃないけど、ほんとにナプキンの裏だったり、レシートの裏紙だったり、ま、前述の旅ノートだったり、バラバラと書いてしまったりして、一応取っておくことは取っておいても、あとあと使える状態になってないことが多い。

BluetoothでiPhoneと通信しながら使えばリアルタイムでデジタル化できるけど、そうじゃなくても、通信しない状態でメモして、通信可能な環境で吐き出すこともできるので、これはなかなかいいんじゃないかな…と。

使い方が達人になって、これはすごいいい使い方だ!というのを発見したら、またブログにでも書こうと思いまーす。

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【追記 2015/1/28】
この記事を読んだ友人などが「ちょっとどんな感じだか知りたいから使わせてー」というので、使ってみてもらったところ、「確かに!」と思う感想やアイディアがあったので、以下に挙げておきます。

  • ノートは、モレスキンサイズじゃなくてロディアくらいサイズバリエーションがあると嬉しいですね
  • 他の色で、更にマーカー的なのも使えるともっと良いかもですね。にしても目の前で実演してもらうとホント魔法のようです!
  • タイムラグが気にならないほどのリアルタイムなシンクロができてるのがすごい。
  • 鍵付きノートなどで発売して子どもに日記帳として与えたら、親はこっそりデジタルで読めそう。



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