Grand Hotel Et De Milan
(この記事は2013年9月中旬にスイスのイタリア語圏ルガーノからイタリアのミラノに行った時のものです)
ルガーノ滞在中にミラノにいきなり行くことに決めて、ミラノのGrand Hotel Et De Milan(グランドホテル エ・デ・ミラン、グランドホテル エト・デ・ミラン、グランドホテル エ・デュ・ミランなどの表記がありどれが正しいのか分からない)に泊まった。
Grand Hotel Et De Milanは1863年創業でミラノ最古のホテルと言われている。
今気づいたけど、私たちが泊まった2013年は150周年だったんだ!ルガーノの前にいたウィーンで泊まったインペリアルも140周年だったし、すごい!
ハイブランドが並ぶファッションストリート、モンテ・ナポレオーネ通りの出発点にあたるような場所にあり、ミラノの最大の観光名所ドゥオーモ(Duomo)も徒歩ですぐという便利な立地。
また、スカラ座と同じ通りに面していることもあって、スカラ座にゆかりのあるような人たちや芸術家などの定宿として親しまれてきた。創業からの歴史的なゲストのなかにはジュセッペ・ヴェルディ、ルキノ・ヴィスコンティ、アーネスト・ヘミングウェイ、マリア・カラスといった名前も。
特にヴェルディ(作曲家)はこのホテルで暮らし、オペラを書いていたというのは有名な話。
というわけで、泊まったジュニアスイートのお部屋などを写真で紹介。
フロントデスク周辺
ラウンジエリア
調度品とかすべて本物のアンティーク。
ジュニアスイートのお部屋
#318という部屋だったけど、ここはCarmelo Beneというイタリアの俳優、劇作家、演出家の部屋(?)で、彼にまつわるアイテムが飾られているお部屋でした。
《リビング》
こじんまりと落ち着いた作り。
ちょっとした書斎エリアも。
ウェルカムフルーツや手書きのメッセージ、ファッション・ショッピングの町らしくお買い物マップ的な雑誌なども。
《ベッドルーム》
とても広々としたベッドルーム。天井も高い。
個人的にはこの大きなクローゼットがちょっとお気に入り。鏡も大きいし。
ベッドの向かいにはサイドボードとミニバーも。
テレビがスタンドタイプだった。
《バスルーム・アメニティ》
なんかちょっと面白いつくりだったな。洗面エリアとトイレが屏風みたいなスクリーンで仕切られているというか。そしてこのスクリーンがどこかレトロな中国を匂わせるような感じもするけど、同時に古い劇場の倉庫に眠ってそうな感じのするものでもあり…。
トイレは普通にトイレだけど。
シャワーブースとバスタブ。
アメニティはルガーノで泊まりっぱなしになってるGrand Hotel Edenと同じくETROなんだけどパッケージが全然違う。そして、ひとつひとつがでかい。
ちなみにスリッパもこのアメニティと色があってた。
レストラン
《Don Carlos》
日中、ちょっとビール飲みにカフェみたいなとこに立ち寄っては、出てくるオリーブだのクリスプだのつまんでいたからそんなにお腹がすいていなくて、レストラン調べるのもめんどくさいしなーと思い、着いた日の夜、ホテルのなかのレストランで簡単に済ませた。
滞在してるホテルだし…とか思って、メインダイニングってつもりで超適当に入ってみたDon Carlosは、今調べてみたら実は一流店だったガ━━(;゚Д゚)━━ン!! よく考えればそりゃそうだよね。スカラ座も近いわけだし…。適当な服着ていってごめんなさい!でも、入れてくれてありがとう。しかも予約もしてなかったのに…。そのうえお腹空いてなかったからあんまりたくさん頼まなかったし、ワインのボトルもあけなかったし…、ほんと申し訳ございません。
1杯目はグラスのシャンパン飲んだはずだけど、この写真見るとその後ずっと水しか頼まなかったっぽいし。夫は多分ビール。
もはや何を食べたのか覚えてないけれども。
写真見る限りだと3品ぐらい頼んでそれを夫と二人でシェアして食べたようだ。
タリアテッレが美味しかったのは覚えてるぞ!
今度行った時にはちゃんとドレスアップして行って、ワインなどもいただこうと思いますm(_ _)m
《Caruso》
朝ごはんを食べにいったんだけど、ショボーンって感じ。
ホテルってなにげに朝ごはんがちょっと楽しみなのと、私のなかではホテルのクラスと朝ごはんの質は比例してると思っていたんだけど、これまでの私のなかでの定説をがっつり打ち砕いてくれたのがここだった。なんか、ハムとかチーズとかのコールドカットがほとんどなかったんだよねー。ま、フルーツが食べれたからよかったけど。
おまけ:ファッション・ウィーク
適当にルガーノから来てみたミラノだったけど、ついた当日はFASHION’S NIGHT OUTで、翌日からはミラノコレクションが始まるというすごいタイミング。
泊まったこのGrand Hotel Et De Milanも、どこかのブランドのコレクション会場になっていたようで、到着翌日にはラウンジエリアが撤収され、ランウェイ設置のための準備が進んでいた。
そして明らかにこれモデルさんだよね、という同じ人間とは思えない等身の美女達がエレベーターから続々と降りてその会場へと入っていく場面に遭遇。
あー、いいホテルだったな。またミラノに行った時にはぜひ泊まりたい。
Grand Hotel Et De Milan
http://www.grandhoteletdemilan.it/