Archive for 8月, 2011

Hofbräuhaus München

Posted in Munich, カフェ・レストラン on 8月 12th, 2011 by chibirashka – 1 Comment

ケンピンスキーホテルにチェックインして、アンパックなどした後、ミュンヘンに来たらここに行かないわけにはいかない、という有名なビアホールHofbräuhaus München(ホーフブロイハウス・ミュンヘン)へ。

ケンピンスキーからだと5分ぐらいかな。マキシミリアン通りのDiorがある角の路地を入り、二股にわかれたところを右手に入っていくとすぐ。

ホーフブロイハウスの正面

ホーフブロイハウスは超大衆的なお店なので、テーブルに案内もしてくれない。最初、お店の表にテーブルがあったからそこにしようかと思ったけど、店内にでかいテラスがあってそっちにしろ、とそっけなく言われたので、言われるままに店内へ。

建物に取り囲まれるようにして中央にテラスがあって、建物の壁側の席にはサンシェードがある。私たちはサンシェードがある席に座った。もちろん、相席的な感じ。

なんとなくすっきりしない天気だったんだけど、そのうちぽつりぽつりと降ってきた。完全なテラス席の人達は、気にせずにそのまま飲んでる人もいれば、なんと傘さしながら飲み始める人も。

ホーフブロイハウスのテラス席

そうこうしながら、お腹が空いてた私達はいっぱい注文。

ソーセージのプレート、シーザーサラダ、ロールキャベツ、ポークのローストなどなど。ビアガーデンだけど、私そんなにビール飲めないし食べるのが専門だからいっぱい頼んだら、めちゃ笑われた…。確かにすごい量だったけど、ほぼ完食。

ホーフブロイハウスのコースター

ロールキャベツやローストポーク、ソーセージなどなどいっぱい

ほとんど食べ終わる頃には嵐に。傘なんてひっくり返って飛んでいっちゃうような風に、猛烈な雨。中央テラス席の人達は完全に撤収。

大雨でテラス席から撤収

サンシェードがある私達の席でさえ、テーブルクロスは飛んで行くわ、横殴りの雨がガンガン来るわで、結局、建物の中に撤収。

ビールの味とかより嵐の印象が強すぎて、それ以外ほとんど覚えてないなー。

それにしても、さすがビアグラスがいっぱい!

大量のビアグラス

雨宿りも兼ねて避難してからしばらくは店内にいたけど、30分か1時間もしたら雨もやんだのでチェックしてお店を出た。近くのスーパーで色々買い出し。海外にしては珍しく(?)、缶のアイスコーヒーが売っていたな…(夫の必需品)。

Hofbräuhaus München
http://www.hofbraeuhaus.de/

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Hotel Vier Jahreszeiten Kempinski Muenchen

Posted in Munich, ホテル, ホテル on 8月 12th, 2011 by chibirashka – 1 Comment

ベルヒテスガーデンへのショートトリップとザルツブルクへのショートトリップが無事に最初の2日で終わったので、翌日からは中央駅周辺にいる必要もなくなり、格式がより高そうなホテルに移ることにした。

それが、このMaximilianstr.(マクシミリアン通り)沿いにある、フィアー・ヤーレスツァイテン・ケンピンスキーホテル。Rocco Forte The Charles Hotelからはタクシーでピューっと。

ちなみに、Roccoでは、チェックアウト前に、先日の救急搬送に伴う保険のやり取りの残りを終わらせるべく、海外にFAXを送ってもらったりしたんだけど、このあたりもとてもスムーズでテキパキと的確にやってくれた。Nice!

Roccoのエントランスがどちらかというと天井が高くて全体的に白くモダンな印象だったのとは対照的に、ケンピンスキーはロビーの雰囲気からしてすでに格調高い。色で言うと、ダークブラウンとかエンジとかそんな感じ。

午前中のうちに移動してきたので、お部屋の準備が終わっておらず、とりあえずチェックインだけして荷物を預かってもらい、お部屋の準備が出来次第電話してもらうことにして、一旦ホテルを出て、周りを歩いてみることに。

ちょっと観光していたら1時間後ぐらいには電話がかかってチェックインできると言われたので、キリのいいところでホテルに戻りお部屋に行ってみることに。

こちらもデラックスジュニアスイートだったかなー。#214というお部屋。入口を入ると正面がバスルームで、右手の部屋がリビングルーム左手の部屋がベッドルームだった。リビングルームとベッドルームの間にバスルームがあるわけだけど、、バスルームとベッドルームはガラス窓なので、お互いに見えてしまう(もちろんカーテンはある)。

リビングルーム

リビングルーム

ベッドルーム

バスルーム。バスタブはなくシャワーだけ。

バスルーム。洗面台の反対側。

ベッドルームから見たシャワー室

リビングルームにはお花が飾ってあって、ラルフローレンのリラックスキャンドルも。

しばらくするとウェルカムフルーツやお手紙などなどが運ばれてきた。

お花とキャンドル

キャンドルはラルフローレンでグラスもかわいい

ウェルカムフルーツ

ゲストへのお手紙。サインだけじゃなく全部が手書きです。

リビングルームはマクシミリアン通りに面していて、目の前にはイブ・サンローラン、HERMES、Cartierが。

ケンピンスキーホテルのジュニアスイートから見たマクシミリアン通り。ちょうどCartierでは何かのレセプションをしていた。

マクシミリアン通りは東京で言えば表参道、Parisで言えばモンテーニュ大通り、NYで言えば 5th Aveといった感じだろうか。(NYは行ったことないからイメージ)

アメニティはMOLTON BROWNだった。けっこういいブランドとは思うんだけど、なんとなーくオムっぽいんだよねー。香りとか。シャンプーもいまいち私の髪には合わないし…。

ケンピンスキーのアメニティはモルトンブラウン

このホテルのアメニティで一番気に入ったのはスリッパ!サイズが私にピッタリで、しかもブラックで、その上、フワフワで超履き心地がいい。持って帰ってこようかと思うぐらい。去年だか一昨年に行った、ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパのスリッパ並かそれ以上。

ケンピンスキーホテルのスリッパ

Bayerische Staatsoper(バイエルン州立歌劇場)もすぐそばなので、「この人達オペラとか見にいくのかしら」という感じに着飾った人たちをロビーで見かけることも多かった。

Hotel Vier Jahreszeiten Kempinski Muenchen
http://www.kempinski.com/en/munich/Pages/Welcome.aspx

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München Hauptbahnhof(ミュンヘン中央駅)とsushi.wrap

Posted in Munich, ショップ on 8月 12th, 2011 by chibirashka – 1 Comment

ザルツブルクへのショートトリップからミュンヘンに帰ったらクタクタだったので、観光バス停留所目の前のミュンヘン中央駅で夜ご飯を調達してホテルで食べることに。

ホテルからもすぐだけど、中央駅に入ってみたのは初めて。

München Hauptbahnhof

日本みたいに階段の登り降りとかなしに、いきなり電車が並んでるんだねー。映画みたい。

München Hauptbahnhof

駅には各種ファーストフードのお店や、キオスク、デリのようなお店がたくさん。サブウェイとかバーガーキングとかあったような…。でも、なんとなく醤油っぽい味が食べたくて、うろうろしてたら、sushi.wrapという巻きずしのテイクアウトを発見。

2本買おうと思ったら、3本買うとお得、みたいなことを言われ、3本ゲット。中身はなんだか忘れた。アボカドときゅうり、とか、サーモンとか、そんなだったかなー。

それにしても、斬新。

紙袋に、そのまま巻きずし3本が入れられている。

sushi.wrapの紙袋

sushi.wrap

そして、よくお弁当についているような、お魚型のプラスチックのケースに入った醤油が大量に一緒に入れられている。ちなみに箸はない。

この旅行中に日本食を食べる可能性は低く、日本食が恋しくなった時のためのインスタント食品とかも持ってきてないので、この大量の醤油を取っておくことにした。万が一和食の味が恋しくなった時にはチュパチュパ吸えるように(謎)

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Short trip to Salzburg and Salzkammergut(ザルツブルク& ザルツカンマーグートへのショートトリップ)

Posted in Salzburg on 8月 12th, 2011 by chibirashka – 1 Comment

出発時のハプニング

ベルヒテスガーデンの翌日(7月12日)は、これまたGraylineのツアーで、ザルツブルクと湖水地方に行った。この日のガイドは、前日キムゼイレイクのガイドだったエレン。

ツアーバス乗り場で最初のハプニング。ザルツブルク行きのメンバーのほぼ全員がバスに乗り終え、そろそろ出発かな、というあたりで、1家族がギリギリで乗り込んできた。けど、既に満席で座る場所がない。路線バスではないし、長距離旅行になるので立ったままというのはありえない。なにやら手違いでバスの大きさを間違えたらしい。

そんなわけで、シートベルトもしめてスタンバイOK状態の全員が一旦バスを降り、別のツアーのダブルデッカーバスと交換。

せっかく写真撮ったけど結局使ったのはこのバスじゃないという…

せっかく写真撮ったけど結局使ったのはこのバスじゃないという…

ザルツブルクへの道

数十分遅れでツアー出発。まずはザルツブルクへ。昨日のベルヒテスガーデンに行くのと途中まで多分同じルートだったと思う。

道中、昨日も聞いたのと一部同じ説明などをしてくれた。フェアリーテイルキングと呼ばれたルートヴィッヒ2世の話しとか、Bavariaの説明。南東バーバリアは農業と観光が主要産業で美しいエリアだよとか、安くてハイクオリティな牛乳を飲むべし、とか。ベルヒテスガーデンの辺もザルツブルクも、塩坑があり、「white gold」と呼ばれた塩のおかげでとても豊かであったとか。

ザルツブルクに行く道中ではあるけど、ザルツブルクの説明はできないのだと言っていた。ドイツのガイドはオーストリアにあるザルツブルクのガイドをすることを法律で禁じられているということで。バスの中ではザルツブルクの地図が配布され、その地図の説明が中心となった。

ちなみにSalzburg(ザルツブルク)とは「塩の城」という意味。へぇ〜。

ザルツブルク観光

ザルツブルクでは、旧市街南東のバス停でみんなでバスを降り、中心地のモーツァルト像のあたり(Mozartplatz)までエレンがガイドしていってくれた。その後は2時間半ほどフリータイム。

バスを降りたところから見た城塞

バスを降りたところから見た城塞

そうそう、この界隈ではやたらSPARを見かけた

そうそう、この界隈ではやたらSPARを見かけた

モーツァルトの銅像。Meeting Pointとしても便利。

モーツァルトの銅像。Meeting Pointとしても便利。

ザルツブルクはざっくり言って、ザルツァッハ川を挟んで旧市街と新市街に分かれている。

2時間半しかないし、あまり調べずに行ったので、我が家は旧市街だけ見て回った。まずはだらだらとなんとなく歩いてみる。Getreidegasseという商店街というかお店がぎっしりと並んだ通り。お店もおみやげ屋さん的なものからどの都市にもあるようなアパレルのお店、飲食店など色々。

マクドナルドもスワロフスキーも

マクドナルドもスワロフスキーも

めっちゃモーツァルト

めっちゃモーツァルト

等身大(?)モーツァルト

等身大(?)モーツァルト

その後Residenzplatzに出たので、Dom(大聖堂)に入ってみた。丸天井から光が入ってくるので内部は明るい。モーツァルトが洗礼を受けたのはここらしい。

DOMの中

DOM(大聖堂)の中

立派なパイプオルガンも

立派なパイプオルガンも

ちなみに、ザルツブルクでは観光馬車みたいなのが走ってるんだけど、それの停留所というか乗り場というかドックが、このDomのあたりにある。

ザルツブルクを走る観光馬車

ザルツブルクを走る観光馬車

ケーブルカーでホーエンザルツブルク城塞へ

Domを出た後は適当にDomの裏側というか城塞方向に歩いていった。Kapitelplatzにはこのよく分からない金の巨大なボールのオブジェみたいなものがある。

巨大な金の球体の上には人形が。写真で見ると本物の人みたい!

巨大な金の球体の上には人形が。写真で見ると本物の人みたい!

そこを通り過ぎて細い坂道を適当に登っていってみたら、ケーブルカーはこちら、というようなサインがあり、それに従っていくと、ケーブルカー(Festungsbahn)乗り場があった。

ケーブルカー乗り場

ケーブルカー乗り場

ケーブルカーに乗ると城塞に行けるらしいことは分かったんだけど、料金体系がどうなってるんだかよく分からない。料金表も英語版が確かなくて、チケット売り場もどこなんだか一瞬「?」と思い、人々がどうやっているのかしばらく様子を見ていた。結局、よく分からないけど、人の流れに乗って、窓口っぽいところで、「大人2枚」などと言ったら質問をされることもなくチケットが買えた。

ケーブルカーのチケット

ケーブルカーのチケット

しばらくするとケーブルカーが来たので、それに乗ってFestung Hohensalzburg(ホーエンザルツブルク城塞)へ。

ノリノリでケーブルカーに乗り込む

ノリノリでケーブルカーに乗り込む

城塞に上ると見晴らしがよく風が気持ちいい。

ホーエンザルツブルク城塞

ホーエンザルツブルク城塞

城塞からの眺め

城塞からの眺め

この日は天気もよく、バスの中の温度計では30度ぐらいになることもあってベアトップを着ててちょうどいいことがほとんどだったけど、城塞の上の方では持っていたカーディガンを羽織ることもあった。

ツアーの集合時間までにランチも済ませなくてはいけなかったけどすでに1時間を切っていたので、オーディオガイドを借りたりガイドツアーの見学などはせず、サラサラっと歩いただけ。でも、大砲があったり、チャペルがあったりとそれらしい雰囲気は満喫。神聖ローマ帝国皇帝とローマ教皇の叙任権闘争の時、教皇側についていたザルツブルク大司教が1077年に築き始めた城塞なのだそうだ。ゆっくり中を見てみたかった。

城塞の中は町のよう

城塞の中は町のよう

広場も

広場も

建物の中には砲台

建物の中には砲台

ランチは、城塞にあったテラスレストランに入った。

ずーっと、ボケーっとしていたいロケーション。城塞にあるレストラン。

ずーっと、ボケーっとしていたいロケーション。城塞にあるレストラン。

ザルツブルク風シュニッツェルを食べた。きのこなどが入ったクリームソースのかかったシュニッツェルがご飯の上に乗っているような料理。もろに観光客相手のお店だから美味しいとまでは言えないけど、好きな味だったな。

ザルツブルク風シュニッツェル

ザルツブルク風シュニッツェル

急いでチェックして、ケーブルカーに乗った。

ケーブルカーで急いで下界へ

ケーブルカーで急いで下界へ

思ったより早くケーブルカーで降りることができたので、待ち合わせ場所まで歩きながらアイスクリームも買って食べた。

そうそう、よく分からないけど、このケーブルカー乗り場のとこに「ヨーロッパ最大の琥珀販売店」とかいうような日本語の看板のかかった、琥珀屋さんがあったな。

湖水地方 St. Wolfgangへ

ザルツブルクを後にして、次は湖畔の町、St. Wolfgang(ザンクト・ヴォルフガング)へと向かった。

オーストリア湖水地方へ

オーストリア湖水地方へ

ここではヴォルフガング湖のボートライドの予定があったんだけど、乗船まで少し時間があったので、エレンのおすすめだというPfarrkirche St. Wolfgang(教区教会)へ。

湖畔に建つザンクト・ヴォルフガングの教区教会

湖畔に建つザンクト・ヴォルフガングの教区教会

ピルグリムチャーチで、エレンは「very very holy place」と何度も言っていた。個人的に思い入れの強い教会らしかった。湖畔に建つこじんまりとした教会で、中に一歩入ると、湖と空の青くて爽やかな外とは一転、厳かな空気が漂う。なんというか、重々しいんだよね。ノートルダムの厳粛さを、規模の小さいこの教会に凝縮したぐらいの感じで、なんとなく苦しくて私はすぐ外に出てしまった。(写真撮影禁止だったので写真はない)

教会の外はすぐこの景色

教会の外はすぐこの景色

教会を出た後は、船着場すぐ隣にあるHotel im Weissen Ross(ホテル・イム・ヴァイセン・レッスル、英語で言うとWhite Horse Inn)で、ザッハトルテを食べてみた。濃くて美味しい。でも乗船のための集合時間までまであと3分、という感じだったので途中までしか食べれず…。

Hotel im Weissen Ross

Hotel im Weissen Ross

Cafe入り口にはスワロフスキーのショップも

Cafe入り口にはスワロフスキーのショップも

ザッハトルテ

ザッハトルテ

16:00に乗船。

こじんまりとしたボート

こじんまりとしたボート

天気はいいし、風は気持ちいいし湖だから潮臭い感じもないし、最高!
スイミングを楽しんでる人達もボートライドしてる私たちに手を振ってくれる。

絵のような景色!

絵のような景色!

途中巨大な岩が右手に見え、よく見ると、ロッククライミングしている人も。
湖畔でバカンスってなんかとてもステキ!別荘欲しくなるー!!

写真だともはや見つけられないけどロッククライマーがいた

写真だともはや見つけられないけどロッククライマーがいた

ボートを降りてからは、バスが待っている駐車場まで歩く。人によってはトイレ行ったりしていたけど、時間にそんなに余裕があるわけでもなくさっさとバスに乗る、そんな感じ。

帰途につく時に2回目のハプニング

が、しかしここでこの日2回目のハプニングが。
女性2人組がバスに戻らなかった。船に乗ったタイミングまではちゃんといたらしいけど、バスでエレンが何度も人数数えても、2人足りない。10分待ち、20分待ち、結局30分ぐらい待ったけど来なかった。だいぶ時間も押していたので、結局仕方なく置いていくことに。ボート降りてからバス停まで迷うような距離も道もないし、なぜだか分からないけど、まぁ、バスの中での注意事項で時間を守るように、というのは何度もエレンが言っていたのだし仕方ない。

結局ミュンヘンに戻ったのは予定時刻の1時間後で8時頃。
とはいえ、8時ならまだまだ明るいんだけど。

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Short trip to Berchtesgaden(ベルヒテスガーデンへのショートトリップ)

Posted in Munich on 8月 12th, 2011 by chibirashka – 1 Comment

Eagles Nestへの道

今回の旅の一番の目的がこれ。夫が「一生に一度絶対に行きたい!」と言っていた、ベルヒテスガーデンへのツアー。こんなマニアックな商品をメインにした日本からのパッケージツアーはないので、Alan1でオプショナルツアーを手配。

ベルヒテスガーデンへのツアーはいくつかあるんだけど、夫は英語ができないし、そんなに行きたいところなのだったらちゃんとした説明を聞けた方がいいと思って、ベルヒテスガーデン&ヒトラーの山荘1日観光ツアー<6~9月/日本語ガイド/ミュンヘン発>というのにした。英語ガイドだったら47ユーロでツアーがあったけど、この日本語ツアーは195ユーロもする。高い!!

しかも結論から言って、全然日本語ガイド意味なかった。

基本的にはGraylineなどがやっている英語ツアーバスに普通に乗ってみんなで一緒に行くんだけど、バス内でのガイドは英語で行われ、一緒に同伴する日本語ガイドが隣に座ってくれるとかでもない限り、日本語の説明を聞くことはできない。現地について、英語ガイドの人が、集合時間とか、そこでの過ごし方などを説明してくれるんだけど、それを日本語に訳してくれるぐらいの話。しかも、それもかなり端折った説明だから英語ガイドにくっついていた方がよほどためになるというか…。無駄なお金だった…。

ツアーは、ミュンヘン中央駅前のカールシュタットというデパート前の観光バス乗り場から出発する。同じぐらいの時間に出発するツアーがいくつかあり、観光バス乗り場はとても混雑するので、「観光バス乗り場がわからなかったらどうしよう!」なんていう不安は不要。人がワラワラいればそこがツアー出発エリア。

そのうち、各ツアーのガイドが、「◯◯行きの人はこっちですー」などと案内をしてくれる。ドイツ語ができなくても全然OK。説明は全部聞き取りやすい英語。(逆にいえば、ドイツ国内のツアーにもかかわらず、英語ができないドイツ人だったら参加しても意味が分からないのかもしれない)

ベルヒテスガーデン行きのバスに乗り込んだけど、ツアー人数の関係で、キムゼイレイク+お城ツアー(Royal Castle of Herrenchiemsee)の人達と混載(?)になった。よって、ガイドも2人乗った。

私達のベルヒテスガーデンツアーのガイドはグンターさんというおじいちゃん。キムゼイレイクの方のガイドはエレンという女性。まずバスは、キムゼイレイクでそのツアーの客を降ろし、それからベルヒテスガーデンに向かった。

バスの中では、エレンがしゃべる時はキムゼイレイクの説明。グンターがしゃべる時はベルヒテスガーデンの説明。わかりやすいように、グンターは自分のチームを「Happy Group」と名づけ、事あるごとに、陽気な調子で「Happy Group!」と叫んでいた。

キムゼイレイクの話の方が私は面白くてそっちに行きたかったなー。ルートヴィッヒ2世というバイエルン王の話が大半だった。彼はノイシュヴァンシュタイン城やヘレンキムゼイ城(ヴェルサイユ宮殿チックらしい)、そしてリンダーホーフ城という3つのドリームキャッスルを作ったことで知られていて、フェアリーテイルキング(日本語だと「メルヘン王」らしい)と呼ばれている。

ミュンヘンからのハイウェイは途中までは、遠くに時々山が見えるのを除いては、アメリカのI-80のよう。コーンなどの畑が広がり、サイロが見える。でも、街ごとに見える教会の形を見るとやはり、Bavaria(バイエルン地方)だなと思う。

Bavarian style Church

Bavarian style Church

さて、キムゼイレイクのツアー客をおろして、私たち「Happy Group」一行はベルヒテスガーデンに向かった。ベルヒテスガーデンは、美しい湖などもあって、景色のステキな観光地・保養地として人気の街らしいんだけど、グンターはそこはスルー。

ベルヒテスガーデンの手前らへんかなー

ベルヒテスガーデンのあたり

私たちが向かったのは、Dokumentation Center(ガイドはそう呼んでいた) – Dokumentation Obersalzberg(オーバーザルツベルク資料展示館)。同じ会社が出しているツアーでも、ガイドによって、あるいはその日によって、ツアー内容がけっこう変わるらしい。

ここでは、ヒトラー、ナチスにまつわる写真やパネルの展示などなど。

Dokumentation Center内のヒトラーのパネル

私はいまいち楽しくなかったなー。楽しくないというか、キャプションとか説明とかが全部ドイツ語なのね。読む気が起きるかどうかは別としてせめて英語だったら少しは「へぇ」と思うところもあったかもしれないけど、全部ドイツ語となると、私に分かるのは、「あ、このおっさん、ヒトラーだな」とか「なんて残虐な写真なの!」ぐらいで、それが一体どういう状況かとか背景は分からない。

トイレに行こうと思って地下にいったらたまたま、地下の防空壕跡(?)があるのを見つけたので、そこもちょっと行ってみた。防毒ガスホニャララといったサインなんかがあった。地下に入ると寒いぐらい。

Dokumentation Center地下の防空壕後みたいなとこ

Dokumentation Center地下の防空壕後みたいなとこ

Dokumentation Obersalzbergを出た後は、グンターが10分か20分ぐらいでちょっと別のとこも見学できるけど行きたい人は一緒に行きましょうというので、ちょっと山道を入って、ヒトラーが買い上げて党員のために作った住居があったエリアを見に行った(そういう説明であってるかわからん。もうすっかり忘れてしまった)。ガイドによると、そこは第二の政府所在地だったのだそう。ま、何があるってわけでもないんだけど。

第二の政府所在地と呼ばれたヒトラーにまつわる場所

見学後、Eagles Nestに移動する前にランチ。Dokumentation Centerすぐ近くにあるレストラン(Berggasthof Obersalzverg)へ。レストランは1件しかない。ガイドによると、Eagles Nestのレストランよりもこっちの方が、サービスも早いし、そこそこ美味しくていいのだそう。

Berggasthof Obersalzverg restaurant

Berggasthof Obersalzvergでシュニッツェルを食べた。

シュニッツェル

食事のあと、Eagles Nestへ移動するため専用バスに乗り換える。そのため、またHappy Groupは、帽子を振りサインを出しているグンターの元にみんなで集まって、バス停に移動した。

かなり狭く急な山道をバスで上る。ヘアピンカーブもしょっちゅう。こんなとこよく運転できるね、というようなところで、ちょっとでも踏み外したら転落まちがいなし、みたいな道。

Eagles Nestへの道

バスを降りたら、帽子を振りかざし「Happy Group!」と声をあげているグンターを取り囲んで、みんなで暗くジメっとしたトンネルを進んでいく。

帽子を振りかざし「Happy Group!」と声をあげているグンター

Eagles Nestの入口部分の全体像

標高がかなり高く、しかも天気も悪かったのですごく寒い。

エレベーターに続くトンネル

私は薄手の長袖のTシャツにアウトドアジャケット(ソフトシェル)を着ていたけど、それでも寒かったので念のため持っていたインナーダウンジャケットを中に着込んだ。トンネルの先にはエレベーターがあり、その金ピカのエレベーターで124m登って、ヒトラーの別荘Kehlsteinhaus、通称「Eagles Nest」へ。

そこは山頂で絶景のはずだけれども、ガスで真っ白で、全く何も見えなかった。

山頂は真っ白で景色が全然見えない

でも、そのうち少しガスが切れて湖が遠くに見えたり、山肌も見えたり。

ガスがきれて少し景色が見える

景色見てるだけでも楽しかったけど、やっとここで日本語ガイドが出てきて、山荘の中に入りましょうというので入った。最初にエバ・ブラウン(ヒトラーの愛人)の部屋を見た。特に何があるわけでもない。「あ〜、こんな人だったんだなー」と何かを偲ばせるようなものはなかった。

ヒトラーの愛人、エバ・ブラウンの部屋

そしてそこから続くカンファレンスルーム(今は食堂風?)へ。カンファレンスルームには、ムッソリーニがヒトラーに贈ったという暖炉が。日本語の説明はたったそれだけ。(えーっ!)

ムッソリーニがヒトラーに贈った暖炉

また外にでて少し景色とかみながらうろうろ。やはりEagles Nestといえばこの光景でしょう。霞んでてあんまり見えないけど。

Eagles Nest

Happy Groupの待ち合わせ時間になったので、またまた金ピカエレベーターで下山。ちなみにこの金ピカエレベーターはヒトラーの当時からのオリジナル。何も変わっていないとのこと。そして、エレベーター内は撮影禁止。なぜだ…。

しかし寒い。

専用バスにのってさきほどのDokumentation Centerのバス停まで戻って、それからツアーバスに乗り換えて、ミュンヘンへの帰路について。途中ではもちろん、キムゼイレイク組もピックアップしていった。

真夏でもこれだけ涼しく、そしてかなり険しい山岳地帯にあることもあって、Eagles Nestのツアーは4月から10月中旬までしかやっていない。そしてミュンヘンから出発するGraylineのツアーは月曜日と金曜日しかやっていない。なので、多少天気は悪かったものの、大雨で中止とかにならなくてよかった。雰囲気だけは十分に感じられたし。

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ミュンヘンで救急搬送

Posted in Munich on 8月 12th, 2011 by chibirashka – 1 Comment

夫がホテルで倒れる

ミュンヘン到着日、Rocco Forte The Charles Hotelにチェックインし、ホテルの周りを一回りした頃にはもう19時頃だった。

疲れていたから、夜ご飯は簡単にルームサービスで済ませようといって、チキンブレストののったシーザーサラダと、キッズメニューの中からチキンナゲット&フレンチフライのプレート、そしてドイツビールを注文した。注文の電話のあたりから、夫がお腹が痛いといったバスルームにしばらくいたけど、注文した料理が届く頃になっても出てこないので、どうしたのかと思ってみにいったら、バスルームに大の字になって転がっていた。

うちの夫は全然汗をかかない人なんだけど、バスタブで溺れたのかと思うぐらい、Tシャツとかもびしょびしょになるぐらい大汗をかいていて、しかも、お腹より今度は頭痛がひどいと訴えていた。

頭痛持ちでもない夫が頭痛くて転げまわるほどだなんてよっぽどだ。しかも、ちょっと吐いたというようなことも言っていた。頭がいたくて嘔吐となると最悪じゃないか!脳卒中とか脳梗塞とかそういう病気だったら困ると思って、医療手配することにした。(中略)

救急隊による処置

救急隊がホテルの人と一緒に部屋にやってきた。救急隊は女の子2人と男の子1人という編成。オレンジの鮮やかな色のパンツに白のポロシャツというユニフォーム。手には心拍とか色々モニターできるような機材などなど。

とりあえず脈だの血圧だの測りはじめていたけど、救急隊でさえも驚きの、血圧200オーバーを叩き出した(うぉいっ!)

彼らも、「ありえない!」といった様子で、時間を置きながら何度も測っていたけど、200を下回ることはなく、血圧が高いことが原因で頭痛につながっていると言う。

この高血圧が続くのは危ないし、実際のところ、検査してみないと頭痛のほんとの原因も分からないから、やはり病院に行きましょうということになって、夫は点滴を打たれつつ担架に乗せられた。私も、とりあえず身分証明だの、夫の靴だの、最悪病院に宿泊かもと思い、上着などなどを持って夫と一緒に救急車に乗り込んだ。

「夜中にこんな迷惑かけてごめんね」と伝えながら部屋を出たけど、ホテルの人もとても心配そうに見送ってくれた。

救急車で病院へ

救急車に乗ると、1年半ほど前、これまた夫が肺気胸で救急搬送された時のことがよぎる。

救急車の中でも、保険関連の手続き(救急車の支払いと病院の支払いは別っぽい)、問診みたいなことなどが続き、英語でやり取りしてるんだけど、うっかりすると、救急隊の子も私にドイツ語で色々話しかけてきて、「あ、ドイツ語分からないんだったね」とはたと気付いて、みんなでクスクス笑ったり、そんな和んだ瞬間もあったり。私が分かるドイツ語は、「こんにちは」「ありがとう」「ダックスフント」「ビール2つください」それだけ。救急車で使えるワードが「ありがとう」しかないww

担架や同伴者が乗るエリアと運転席のエリアの境にある窓の所には、エンジェルのぬいぐるみが。

大学の病院に連れていくとかいうようなことを言われた。
病院には10分とかからずにすぐついて夜間救急的なところに連れていかれる。

病院でのやりとり

院内は暗く陰鬱な感じ。救急隊とはそこでバイバイ。あとは先生から「ドクターほにゃららです。宜しく。」と挨拶を受け、夫はベッドに寝かされ、またまた心電図とったり、血圧を再度図ったり。その頃には頭痛も多少和らいでいたようだけど、完全に治ったわけでもなさそうで、結局CT取ることになった。

しかし厄介だったのが英語。英語というかやり取り。救急隊もドクターたちも、(私も含め)誰一人英語が第一言語(あるいは流暢)の人はいなく、お互いなんとか知ってる英語でやりとりする感じで、もどかしさとかもあって、説明にラチがあかないとお互い笑っちゃうみたいな、そんな感じ。

状況的には笑ってちゃダメなんだろうけど、人間、ほんとよくわからんという状況の時には笑ってしまうのだ。前に、フランス語のお試しレッスンを受けにいった時もそうだった。

持病はあるかとか、入院したことはあるかとか色々聞かれるんだけど「肺気胸って英語でなんていうんだっけな」とかって感じで、病名を伝えられない。

「肺に穴があいて、空気がもれて、肺が半分ぐらいに潰れちゃって、救急搬送されたことがある」というようにめちゃ説明的にしか言えないというか。ま、それでも「oh, I see, I see.」とかわかってもらえるんだけど。

CT撮るのにけっこう待たされ、その間夫はベッドで寝ていたけど、私はベッド脇にある、キャスター付きの簡易的な丸椅子に座って様子を見ていた。成田からの長距離移動ですっかり疲れて眠いのに、寄りかかる壁もなく、キャスター椅子だから、うっかりどこかに寄りかかろうとしたら、椅子転がって自分も落ちそうになるので、全く油断できない。

病院のトイレ

トイレに行きたいと思っていると、夫が寝ているベッドのある簡易部屋と受付チックなカウンターのそばにトイレっぽい入り口を発見。「Frei」とサインがかかっていた。Freiってなんだ?トイレのことか?と思いつつ、iPhoneにドイツ語会話だか辞書だかのアプリを入れていたのを思い出し調べたら「無料の」という意味だと分かった。

海外だと有料のトイレも多いから、それに対しての「無料」なんだろうか。いや、でも病院のトイレまで有料だとは思えないから「無料」っていうとちょっと不自然。それとも、freeというか、自由に使って良しという意味なんだろうか。ちょうどその時スタッフが通りかかったので、トイレ借りて良いか聞いて入ってみた。すると、カギがない。もう一度外に出て別のスタッフを捕まえて、これってどうやってカギかけるの?と聞いたら、カギはないと言う。「ふーん。」まー、いいや。とりあえず入った。

となると、「Frei」は「Vacant」みたいな意味だったのかなー。反対にひっくり返すと「Occupied」みたいな意味の事が書いてあったりしたんだろうか。

今となっては調べようもないけど、気になる。

CT検査

しばらくしてCTを撮れることになって部屋を移動。腎臓に病気はあるか、肝臓はどうか、などなど、CTを受ける時にもまた別のドクターとアシスタントから質問と説明を受ける。

このドクターがほとんど英語ができない人だったので、アシスタントみたいな男の子がなんとか助けてくれたんだけど、救急隊の時よりもさらに英語が困難、みたいな。

「CT撮るためにContrast Mediaを入れるけど、これを入れると熱くなったように感じる。でもそれは普通のことだから心配しなくて良い。でもCTに入ると人によっては具合悪くなったりするので、異常を感じたら教えるように。」などなど。

相手も英語できないけど、私の夫はさらに英語が全くダメ。しかしCT撮る時、私は退室しなくてはならないので、夫に今の状況とこれから起きることを説明し、何か異常を感じたらドクターに伝えるようにと指示を出して、部屋を出た。

そもそもContrast Mediaってなんだろ。よくわからんものについてよく説明できたもんだ(謎)。

※Contrast Mediaを今調べてみた。造影剤らしい。へぇ〜。私もCTやったことあるけど、そんなの入れたっけなー。

とりあえずCTは無事に終わり、その結果が出るまでまたしばらく待たされる。夫はベッドでまたガン寝。私はほとほと丸椅子が嫌になったので、部屋を出て廊下に並んでいるプラスチックの椅子3席ほどを陣取って横になってみた。隣の席には、チンピラ風な若い男の子達がギャーギャーやっててちょっと怖かった。けど、怖いより眠い方が勝って、しばらく横に。

そのうち、アシスタント君みたいな子が結果が出たよと呼びにきてくれた。

結果は、なんともなかった。血液検査もCTも何の異常もなし。
やはり異常な高血圧が原因のようだった。痛み止めの点滴を打ったりもしていたし、少し眠ったのも良かったのか、その頃には夫もすっきりした感じになっていて、ドクターが言うことに関して私に全部通訳を求めるぐらいうざくなっていた(謎)

とりあえずドイツ語だけれども診断書とCTや血液検査、心電図の結果など一式もらって、クレジットカード付帯の医療サービスのスタッフともやり取りして保険の手続きもやった。

このやり取りがまたおかしかった。

ホテルで医療手配する時に入手した、Parisの医療サービスデスク的なところに病院から国際電話をかけさせてもらった。

私がその電話をしている間に、病院のスタッフは別の電話の対応をしていた。

そのうち私の電話の相手が「病院の人に代わって」と言う。だから、別の電話で対応中の病院スタッフの彼に「なんか、電話代わってって言われてるんだけど」と言ったら、その男の子も「実は僕の電話の相手も君に代わってとか言ってるんだよね」と言うので、なんかよく分からないけど、可笑しくて2人でクスクス笑いながら、謎の電話交換をした。

とりあえず手続きは大丈夫そうだったので、お互いの電話が終わった後、その彼にタクシーを呼んでもらって、ホテルに帰ることにした。

入院不要でホテルへ

旅行初日の救急搬送だったので、せっかく来たけど、すぐ緊急帰国になるかもなーと覚悟もしていた。翌日からの旅行についてドクターと話したら、高血圧はどうせすぐに治るものでもないし、頭痛が治っているなら、普通に過ごして大丈夫だから、旅行もしてよいと言われたので、若干肩透かしを食らったような感じ。

夜の街を見ながらタクシーでホテルへ。着いたのは多分02:00AMとか。

ほんとに予定通り旅行を続行するなら、5:30AMには起きて7:30AMにはベルヒテスガーデンへのツアーに行かなくてはいけない。さすがにそれは無理だろ、と思ったけど、当の夫が行く気満点だったので、結局気合でなんとかすることにした。

すっかりシナシナになったサラダのレタスのかけらと、覚めてしまったナゲットをちょっとだけつまんでベッドに入った。

すっかり冷めたルームサービス

それにしても、日本でも救急搬送なんて滅多にないのに、旅行でこんな経験ができるなんてある意味ではオイシイではないかとちょっと思った。そして、救急隊や機材、病院、その他サイン類などなど、全部写真撮りたいー!とずっと思っていたけど、夫がそんな状況の時まで写真撮ってたら、「ジャパニーズはやっぱり変だ」とか思われそうで我慢して撮らなかった。残念だ…。

唯一撮った、救急搬送の断片達。救急隊がホテルの部屋に残していった、何かのパッケージ。

救急隊がホテルの部屋に残していった何かのパッケージ

ちなみに連れていってもらった病院は、

Medizinische Klinik
KLINIKUM DER UNIVERSITAT MUNCHEN


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Rocco Forte The Charles Hotel

Posted in Munich, ホテル, ホテル on 8月 12th, 2011 by chibirashka – 1 Comment

Rocco Forte the Charles Hotel

ミュンヘンで最初に泊まったのがRocco Forte The Charles Hotel。

ミュンヘンにはマンダリンオリエンタルとかマリオットもあるけど、夫が、ドイツの格式高いホテルに泊まりたいというので、最初、Hotel Vier Jahreszeiten Kempinski Muenchenを予約していた。

でも、到着翌日早朝からベルヒテスガーデンへのツアー、その翌日はザルツブルクへのツアーなどを入れていて、それらのツアーバス(Graylineとか)の発着は中央駅前からだったので、ケンピンスキーからだと徒歩で15-20分ぐらい見ておかないといけなそうだったし、地理がわからんのに、翌日の早朝から迷子になるのも嫌だったので、中央駅付近のラグジュアリーホテルということで探して、このRocco Forte The Charles Hotelにした。

空港からタクシーでホテルに到着する頃には大雨。ちなみに、元々はThe Charles Hotelというホテルだったのか、「Rocco Forte…」とタクシードライバーに伝えてもうまく伝わらず、The Charlesといったら即伝わった。

チェックインとか事務的な空気が全然なくてフレンドリーでずっと笑顔の対応で気持ちがいい。しかもレセプションの人達、美男美女!

さてお部屋は#302のJunior Suite。お部屋も広々していて落ち着いたトーン。入るとずっと音楽がかかっていた。

Junior Suite #302

Junior Suite #302

ウェルカムギフトはプリッツェルやラディッシュ。そしてお手紙。

ウェルカムギフト

バスルームも広い。シャワールーム、ビデ付きのトイレ、バスタブ。

Junior Suite #302 of Rocco Forte The Charles Hotel, Bathroom

Junior Suite #302 of Rocco Forte The Charles Hotel, Bathroom

ラゲージも届いてアンパックも多少やって、それから、ホテルの周りをちょっと歩きにいった。翌朝のツアーバス乗り場を確認しがてら。

ミュンヘン中央駅までは目と鼻の先。そしてホテルの前には植物園もあった。
なんといっても、このよくわからんオブジェが目印。

ホテル前にあった「O」のオブジェ

チェックアウトして別のホテルに移った後に知ったんだけど、このホテル実はかなり伝統のあるホテルらしかった。シティツアーバスでたまたまこのホテル前を通りかかった時、そんなようなアナウンスがあった。へぇ。

ま、それはそうと、このホテルにチェックインした日の夜に大変なことが起きたので、それは別記事ってことで。

Rocco Forte The Charles Hotel
http://www.charleshotel.de/


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Lufthansaファーストクラス

Posted in Munich, フライト・エアライン・空港, フライト(ファーストクラス) on 8月 12th, 2011 by chibirashka – 6 Comments

Lufthansa first class ticket

ファーストクラス専用チェックイン

今回、ビジネスクラスが全然取れなかったので、ファーストクラスで行ってみることにした。

1タミ南ウィング入ってすぐ、いつものようにビジネスクラスやファーストクラスのチェックインカウンターに向かって歩いてたんだけど、チェックインカウンター手前の所に係員の人がいて、「ビジネスクラスですか?ファーストクラスですか?」と聞かれる。

「ファーストクラスです」というと、「お待ちしておりました、河内さま。ファーストクラス専用のお部屋にご案内いたします」といって、サブウェイ近くの換金所隣の部屋に連れて行かれた。ファーストクラスってチェックインエリアも違うのか!こんなとこに部屋があったとは!

そんなことよりパスポートも書類も見せる前から「河内さま」ってなぜ知ってるのじゃ!すげー。

NRT check-in area

広くはないけどシックな内装のお部屋で、チェックインを済ませ、セキュリティチェックのプライオリティパスみたいなカードをもらって、成田ショッピングに出かける。持ってくるのを忘れたルームウェアとかをユニクロで買ったり、機内で読む用の本をTSUTAYAで買ったり。

買い物を終え、さきほどのチェックインの部屋近く(Meeting Pointの大画面TVの裏らへん)の優先セキュリティチェック専用エリアから、セキュリティチェックを受ける。人が少ないのでスイスイだし、通常のセキュリティエリアより若干丁寧。出国も自動化ゲートでスルっと抜けて、第二次成田ショッピング。現地で使う化粧品類やもうすぐなくなっちゃう普段使いの化粧品、夫の場合はタバコなどを買う。

ファーストクラス専用ラウンジ

普段ならここで、ユナイテッド航空のRed Carpetラウンジ(またはANAのビジネスラウンジ)に行くんだけど、ファーストクラス専用ラウンジがあるというので、そっちに行ってみた。

フロアが違う。ファーストラウンジ(ANA)に行ってみたけど、お料理も充実してるし、ヌードルバーもあるけど、それだったらANAのビジネスラウンジとの差はほとんどない気がする。唯一良い点としては、ビジネスクラスラウンジよりも空いてることぐらいかなー。

機内

ま、そうこうしてボーディングの時間になったので搭乗。A380でなかったのが残念。それ考えると、ミュンヘンじゃなくフランクフルトに行けばよかったと思ってしまう。

機内に入ってからもそれこそファーストクラスのおもてなし。1-2-1の配列で、私たちは最前列の2席の並び席だったんだけど、そのフライトではファーストクラス客が私達だけだったので、好きな席を自由に使って良いと言われ、CAの方のおすすめにしたがって2列目に移った。そちらの方が足元がより広く、自由に使えるスペースが多かった。

シャンパンサービスからスタート。これはビジネスクラスと変わらない。でも、アミューズとかも出てきたなー。アメニティやパジャマ、スリッパなどを持ってきてくれた。とにかく、常に世話をしてくれている、そんな感じ。

離陸し、安定飛行に入ってからはお食事の用意が始まる。これもほっといたら全部やってくれるんだけど、驚いたのは、ビートル(車)みたいに試験管みたいな花器に入った一輪挿しを挿す部分が各席のひじかけエリアについていること。お食事、フライト中ずっとお花がそばにあるってステキ!

lufthansa firstclass interior

ひじかけもでかいので、ちょっとした軽食はそこで済ませることができる。

ピローには、不織布ではないちゃんとしたらファブリックのピローケースに入った羽根枕。ブランケットはUAビジネスクラスの薄い羽根布団ではなかったけど、しっかりした作りのキルティングっぽい感じのブランケット。

壁にはHOTSPOTのサインもあった。日本ーミュンヘンでは多分サービス提供されてないんだよね。アメリカーヨーロッパ線では多分ネットができるんだと思う。聞かなかったけど。

食事

私はずっと和食を選んだけど、クオリティ高い!普段、都内にいるときも、けっこうそれなりのお店で美味しいものをいただくことが多いので、多少のことじゃ驚かないけど、出てきたお料理は飛行機の中で提供されるものとしてはかなり力が入っていると思う。

スナックやデザートには、ありとあらゆるチーズにケーキ、プディング、フルーツなどなど。

ファーストクラスが我が家で貸切というのもあって、和食か洋食かを選ぶといっても、結局は両方を食べてもよくて、私も和食メニューにないものも、ちょっともらった気がする。(すでにあまり覚えてないけど)

多分、アミューズ

多分、アミューズ

キャビアとレモン、白身と黄身が別々になってサワークリームが添えられたやつ

キャビアとレモン、白身と黄身が別々になってサワークリームが添えられたやつ

和食のランチ

和食のランチ

和食のランチ続き

和食のランチ続き

和食のランチ続き

和食のランチ続き

デザート。確か、選択肢としてはおまんじゅうとかもあったような…。

デザート。確か、選択肢としてはおまんじゅうとかもあったような…。

好きなチョコを選ぶ。1個だけにした。機体がけっこう揺れてた時のコーヒー。ギリ!

好きなチョコを選ぶ。1個だけにした。機体がけっこう揺れてた時のコーヒー。ギリ!

スナックの時間かなー。ケーキとかもあったはず。お腹いっぱいすぎてフルーツを選択。

スナックの時間かなー。ケーキとかもあったはず。お腹いっぱいすぎてフルーツを選択。

到着前のランチかな。和食選んだけど、洋食もおいしそうだったから左のお皿は多分洋食のやつ。

到着前のランチかな。和食選んだけど、洋食もおいしそうだったから左のお皿は多分洋食のやつ。

和食の続き

和食の続き

デザート

デザート

アメニティ

Lufthansa firstclass amenity

Lufthansa firstclass amenity

前述の通り、ファーストクラスではアメニティとして色々出てくる。まずはポーチに入ったアメニティ。ビジネスクラスでもその類のポーチはもらえるんだけど、今回のルフトハンザのファーストクラスではBOGENのポーチに入ったものだった。そして男女でポーチが違う。どっちも可愛い!(しかし、夫はいらないといって置いてきたので、男性用ポーチに何が入っていたかはよく分からない)

そしてパジャマ。ルフトハンザのファーストクラスのパジャマというのを、以前ある人からもらったことがあったので、パジャマがあるのは知ってた。機内で着なかったので、一旦返してしまい、でもランディング後にやっぱりちょうだいといってもらってみた。その時にゲットしたものがXLサイズのでかいやつだったので、やはり女性物のパジャマがどんな風だったのかもはや分からないんだけど、それなりにいい素材のパジャマ。

トイレにもアメニティが色々。まず、ここでも生花が飾られている。
そして、カゴの中に、メイク落としシート(ビオレのとは違ってローションがひたひたになったガーゼみたいな素材)や髭剃り、ボディ洗浄タオルなどなど。

CAさんの対応

ファーストクラスではベテランの乗務員が配されている。当然だけど言葉遣いや立ち居振る舞い、気遣いなどなど、見ていて不安になるところが全くない。もちろん丁寧だけど、でも丁寧すぎて硬い感じはなく、初対面でもすーっとやり取りできるようなフレンドリーな雰囲気も同時に持ちあわせている。

機内に入ってすぐ、ちょっと寒いなと思ってブランケットください、といったときも、ブランケットを持ってきてくれるのはもちろん、空調をすぐに変えてくれたり、ほんとは就寝時間であっても、私も夫も本読んだりしていれば、私たちにあわせて室内の照明を明るくしてくれたり、細やかに配慮してくれる。

フライト中けっこう揺れることがあって、CAさんが「揺れが続いて申し訳ございません」と言いにきた。外を見たらモクモク雲がたくさんあったから「積乱雲ですかね」と言ったら、わざわざ機長に確認した上で「機長に確認したところ、積乱雲とのことでした。」と教えてくれた。

また、揺れが続く時は、飲み物がこぼれそうになったりするので、コーヒーなどもカップ半分ぐらいまでわざわざ減らして注ぎ替えてきてくれたり。

着陸に向け最終下降を始める頃には、搭乗のお礼などなど、改めて丁寧にご挨拶に来てくれる。

成田ーミュンヘンはそれなりに長いフライトだけど、「あー、もう着いちゃうよ」って思っちゃうぐらい快適で心地良いフライトだった。

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