Archive for 5月 29th, 2011

大人の社会科見学:昼から飲む町 京成立石

Posted in Diary, カフェ・レストラン on 5月 29th, 2011 by chibirashka – Be the first to comment

「土曜日にやさぐれ飲み会やるんだけど、なおちゃんもくるー?」と日経の高橋さん(誰)に誘われ、「やさぐれ」という言葉になんとなく魅力を感じてのっかることに。

飲み会なのに集合は午前11:50。そして場所は京成立石。
京成立石ってどこ?と思いつつ、前日夜まで放置。ジョルダンで乗り換え検索をしてみたら、原宿からなんと1時間ぐらいかかる!

「やさぐれ」=なげやりで、ぶーたれた感じのはずなのに、むしろ、早起きして、きっちり出かけないと到着できないではないか!

そんな矛盾を感じつつ、京成立石へ。
メンバーは、高橋さん、以前、紅葉鑑賞会の後のお食事会でご一緒した某編集長のお兄さま、今回初めてお会いした某編集委員のお兄さま、以前、お好み焼き屋さんでのたけのこ会でご一緒した某銀行広報の美女。

京成立石。聞いたこともない地名だったけど、そこはセンベロ族(※1)の聖地らしい。

目指すは名店「宇ち多”(うちだ)」

12時の開店と同時に満席になってしまうお店ということで、高橋さんからは「遅刻厳禁」と念を押され、且つ、このお店には暗黙の了解というか「掟」もあるので、あらかじめこのサイトを読め、といったお達しも出され、遅刻魔の私も緊張しながら11:45頃には到着!

…にも関わらず、名店への壁は高かった。
「宇ち多”」の前にはすでに大行列。開店10分前集合では甘かった…。そういうわけで、「宇ち入り」(※2)失敗。

uchida

※1: 千円でべろべろに酔うの意
※2: 宇ち多”に行くことをセンベロ族の間では「討ち入り」ならぬ「宇ち入り」と呼ぶそうだ

しかし、そこはさすが高橋さん。プランBが用意されていた。気をとりなおして、宇ち多”を通り過ぎ、おすすめだという「二毛作」さんへ。

nimosaku

ラッキーなことにみんなで席につくことができた。それにしても、缶ビールがメニューにあるなんてびっくり!

nimosaku-menu

もつ煮もおでんも美味しい!正午からグレープフルーツハイやら「どぶ」とか飲んじゃった。

わんこさんの散歩で外苑前とかのカフェやレストランで昼間っからビールやシャンパン飲むのとはまた全然違う「ダメ人間」満喫感!

このお店だけでももちろん満足だったけれども、やはりもう少し京成立石を探検したい!ということで、商店街を抜けて、「ゑびす屋食堂」さんへ。

shotengai

yebisuya
ここも年季の入った、ザ・昭和!みたいな大衆食堂。ぶっきらぼうで無愛想な感じのおばちゃん(しかし記憶力がいいところはプロである)っていうのも期待を裏切らない感じ。

玉こんにゃくや、フキの煮付け、ウィンナー炒め、普段行くお店ではなかなか見かけないメニューのラインナップに、テンション↑↑。やはりここはホッピー。

hoppy

ではそろそろお土産でも買って帰ろうかといった雰囲気で、このお店を出たのが確か15時頃。

線路を渡って、これまた高橋さんおすすめの「鳥房(とりふさ)」にお土産を買いにいく。

torifusa

食堂もあるらしいけど、店先のでっかい鍋で丸ごと素揚げされている鶏を注文。すると、できあがりまで2時間以上かかるとのこと(それだけ注文がたくさん入っている様子)。でも、せっかくなので注文はそのまま入れて、「仕方なく(素敵な言い訳♪)」近所の立ち食い寿司屋さんに入ってみることに。

入ったのは駅前にある「栄寿司」さん。

sakaesushi

立ち食い寿司って初めて入ったけど、お寿司屋さんというのはそもそも立ち食いだったんだよ、などと教えてもらう。ネタも色々。それにしても恐ろしく安い!毎日でも行きたい!

sushi

鶏が揚がるまでの暇つぶしに入ったものの、さすがに立ち食い屋さんで2時間以上を潰すのは困難。「どうする?」と話してると、高橋さんがおもむろに銭湯マップをバッグから取り出した。なんでそんなの持ち歩いてるんだー!というのはさておき、近くに銭湯があることはありそう。一瞬盛り上がったのち、やっぱめんどい…とテンションが下がって、結局、お茶でもしよう!ということに決め、栄寿司さんを後にして商店街をうろうろ。

…と、さきほど宇ち入りに失敗した、「宇ち多”」のあたりを見てみたら行列がなくなっていて、「お、入れるんじゃない?」という期待とともに近くまで行ってみたら、すでに閉店していた。飲み屋なのに、昼間しかやっていない、夕方前には閉店してしまう、恐るべし「宇ち多”」。

そして今気づいた驚愕の事実!食べログみてみたら、「宇ち多”」はなんとTOP5000に入っているではないか…。やはり美味しいものというのは値段ではないのだねぇ~。

諦めて、甘味処を探し歩き、これまた高橋さんの記憶を頼りにたどり着いたのが「舟和」。舟和といえば、芋ようかんだけど、舟和って立石だっけ?と疑問に思いつつ入ってみる。メニューにはまさに芋ようかんもばっちりあったけど、私は白玉クリームあんみつ頼んだ。

funawa

もうさすがに満腹。

今、食べログを見てみたら、この舟和は、浅草の舟和ののれん分けらしい…。なるほど。

甘いものも食べ、お兄さま方とディープな話をしているうちに18時頃となったので、お店を出て、鳥房へ戻る。

無事にチキンをピックアップ。領収書や引換券もなしで料金前払いだったんだけど、何の問題もなく受け取りができるってある意味すごい。ちなみに鶏は確か1つ600円ぐらいだったと思う。同じ大きさのモモ肉をスーパーで買ったって600円ぐらいしそうなものだが、素揚げ料金まで入ってこの値段って、頑張ってるなー。

正午前に京成立石に到着して、せいぜい2-3時間飲んで終わりかと思っていたけど、思いのほか充実したやさぐれ飲み会。揚げたてホカホカの鶏をぶら下げ、京成立石を後にした。

以前、三菱電機の粕谷さんと、ワンパクの阿部さんに連れてってもらった、丸の内の丸三横丁を凌ぐインパクトだったなー。

普段、自宅のある原宿・表参道付近、会社がある恵比寿付近、買い物やら仕事やらで頑張って行く六本木や銀座、あたりが私の行動範囲なので、そこをちょっと離れるだけで、なんだか海外に行くのと同じぐらいの体験があるなー。時々は遠足に行こう。

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