情報デザインフォーラム
IA Summitへ行ったりして、色々書かなくてはいけないことがたまっているのだけど、書きやすいところで、こちらから。
3月27日の金曜日、「情報デザインフォーラム」に出席するため、津田沼にある千葉工大まで行って来た。
予定より1日遅れでアメリカから帰国し、しかも帰りの飛行機で風邪をもらってきてしまい、翌日は会社を休ませてもらったので、病み上がりのまま参加。立つとふらふらする感じだったので、途中で倒れたらどうしようかと思ったけど、案外平気なもんだ。
情報デザインフォーラムは、
- 基調講演
- パネルディスカッション
- ポスター発表+懇親会
という構成。
基調講演は増井俊之氏による「ユビキタス時代のユーザーインタフェース」というタイトルだったので、とても楽しみにしていった。
過去、テレマティクスのプロジェクトに関わっていたこともあり、私はユビキタスとか、家電連携とか、そういうキーワードに弱いの(謎)。
増井氏は、シャープ、ソニー、産総研、アップルなどを渡り歩いた方で、テキスト入力時の予測インターフェースを最初に作った方。そうした実績を買われアップルのiPhoneの開発に呼ばれたとのこと。
基調講演の中では、増井さんが個人的に提供/運用しているWebサービスの紹介が中心だったけど、本棚.orgが増井さんのサービスだったとは、この講演で初めて気づいた・・。本棚.org以外にも、増井さんはさまざまなサービスを展開していて、なぜWebサービスとしてやるのか?ということに対する答えとして、次のような点を挙げていました。
- インストール不要でどこでも(ケータイでも)使える
- 実運用でユーザテストができる
- 集合知、情報共有、全世界の情報・・情報を一元管理できる
- 既存サービスとのマッシュアップが容易
- 流行れば大もうけ(今のとこはまだ大流行してないから儲かってない)
また、Webサービスとして成功するための要素の1つとして、ユーザーがそのサービスを通して何かを「自慢」できるかどうかも挙げていた。これはまさに私がここ1年ぐらい妄想し、立ち上げたいと思っているとあるサービスでも重要な軸だと考えていたことなので、ちょっと後押しをもらった気分。
その他、記憶に残ったキーワードとしては
- 「ユビキタス=ユニバーサルデザイン」
直感的な操作を可能にし、人間の能力を強化する - ユーザーの要求を待つのではなく、要求は自分たちが作り出すのだ
の2点かな。
基調講演後のパネルディスカッションは、増井さんの講演に対する、アサインメンバーの質問大会という感じ。
最後のポスターではコンセントからはSite-it! の発表を行いました。私が風邪で倒れたばかりに、大判印刷のちゃんとしたポスターを持っていくことができず、A3の紙を貼付けただけのものになってしまいましたが、現物のSite-it! やチラシを持っていったので、それなりに興味を持ってもらえたようでした。
そうそう、前からお会いしたいと思っていた田附さんにもやっとお会いできました。
津田沼は遠かったけど、行って良かった!
[design][event][report]第3回情報デザインフォーラムを振り返って
第3回情報デザインフォーラムが去る3月27日に開催されました。 既にレポートや感想記事は出尽くしていますが、今更ながら私なりに振り返ってみたいと思います。 関連記事 kamihira_log DES…
[…] chibirashka journal […]